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【第四章】ショートシナリオ集パート①
4-3【グール】
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ゾンビの群れを撃破した俺の背後から奇襲を仕掛けてきた野郎が居た。
身長2メートルはあるだろう長身のグールだ。
片手にロングソードを構えてレザーアーマーを纏っている。
俺の前に現れた大柄のグールは頭が良いようだ。
いや、頭が良いどころではない。
ゾンビとは違い首が座っている。
背筋も伸ばして姿勢が正しい。
しかも長剣を構えるスタイルも様になっている。
尚且つ背後から武器を振るって不意打ちを仕掛けて来たのだ。
それ即ち知恵があるってことだ。
しかも武を心得ているのだろう。
腐っていても脳が生きているのだろうか?
生前の記憶が生きているように見えた。
この賢さがゾンビとグールの違いなのか。
侮れないね、グールってさ。
しかもグールの体は随分とフレッシュだ。
肉体に腐敗が少ない。
五体が満足である。
しかし、後ろから撃たれたのか喉に矢が貫通して刺さっていた。
人間なら致命傷だろう。
それがこいつの死因だろうか?
それに歯形だらけのお腹は破けて内蔵がちょっぴりだけはみ出ていた。
それがキモイかな。
ロングソードを構える目付きは勇ましい。
頭には革製のヘルムを被っていやがる。
鎧はともかくとしてヘルムは邪魔だな。
何より頭が急所なのに、身長が高いのが問題だ。
簡単に述べれば、届かねーよ。
それにこいつのロングソードは刃こぼれどころか投身がピカピカだった。
そこらに落ちている朽ちた武具とは違っている。
これ、もしかしてマジックアイテムじゃね?
たぶんそうだよね?
おっと、そんなことよりだ。
ジャイアントグールのほうから仕掛けて来たぞ。
強い一歩には訓練された脚裁きが伺えた。
滑るように間合いを詰めてからロングソードを力強く振るって来る。
グールの連続攻撃が始まった。
左右の袈裟斬り、逆水平斬り、兜割り、そして突き技で胴体だけじゃなく、脚まで狙ってくる。
しかも巨漢から繰り出される攻撃は、腕の長さが有利に変わって、リーチも長いぞ。
それらを総合すると、完全に剣技を心得た戦術的な攻撃の数々だった。
これはアンデッドを相手にしていると言うよりも、訓練された猛者を相手にしているような感じだった。
「こいつ、半端無いな!」
速くて巧みで多彩な攻撃が続いた。
少し勢いに押される。
だが、こっちだって負けてはいられない。
「マジックアロー!」
「グルルっ!?」
俺は魔法の矢でジャイアントグールの右膝を貫いた。
ジャストで膝の皿を貫いただろう。
しかしジャイアントグールはよろめくが倒れない。
痛覚がないのだろうさ。
痛みを感じる人間なら転倒してても可笑しくないダメージだ。
だが、痛みを感じないジャイアントグールはよろめいただけで平然と立っている。
それでも俺はジャイアントグールの右に右にと回り込む。
ジャイアントグールは俺を追って身体を捻るが思う通りに身体を方向転回できないでいた。
そりゃあそうさ。
何せ右足が機能していないのだ。
膝を魔法の矢で射貫かれたのだ、痛みは感じなくても動かないものは動かないはずだ。
俺は転回出来ずによろめいているジャイアントグールに飛び掛かった。
「うらっ!」
跳躍からの下段前蹴り。
俺の飛び蹴りがジャイアントグールの膝を外側から蹴り付ける。
するとミシッと言う音が俺の蹴り脚から伝わってきた。
ジャイアントグールの膝が折れたのだろう。
曲がらない方向に膝が曲がる。
だが、それでもジャイアントグールは転倒しない。
よろめく体で無理矢理にもバランスを保つ。
「ならば!」
俺は動きが更に鈍くなったジャイアントグールに次なる追撃を繰り出す。
大きくバトルアックスを頭の上まで振りかぶり、小ジャンプから力一杯ジャイアントグールの脳天に振り下ろす。
ジャイアントグールは何とかロングソードで俺の強打を受け止めた。
「まだ守れるかっ!?」
しかしジャイアントグールは魔法で貫かれ蹴飛ばされた右膝が完全に折れて片膝をついてしまう。
よし、作戦通りだぜ。
今の強打は直撃を策したものではない。
強打の衝撃で、ジャイアントグールのバランスを崩すのが目的であった。
って、ことにしておいてくださいな。
案の定、ジャイアントグールは攻撃を食らい壊れた膝が衝撃に耐えられず片膝を付いてしまったのだ。
これでジャイアントグールの機動力が死んだ。
何より、低くなった。
頭の位置がよ。
もう一度俺は大きくバトルアックスを振り上げてから、力一杯振り下ろす。
それをグールはロングソードを横にして何とか受け止めた。
俺は、今度は横にバトルアックスをフルスイングした。
その一振りで、ジャイアントグールのロングソードを持っていた右腕を肘の辺りから斬り落とす。
ザッパリとね。
そして、ロングソードを握ったままの右手が、勢い良く飛んで行き、刀身が近くの大木に突き刺さる。
「よし、これで完全に無防備&頭の高さも丁度良いぜぇ!」
俺はとどめのバトルアックスをジャイアントグールの頭に力一杯振り下ろした。
ジャイアントグールは残った左手を盾に俺の攻撃を防ごうとしたが、俺はその左腕ごと切り裂いた。
防御の腕を切り落とし、ザックリとジャイアントグールの頭をカチ割る。
それでジャイアントグールの体から力が抜けた。
そのまま後ろに倒れ込む。
俺の勝利であった。
「ふぅ~~、勝ったぜ」
流石の俺も溜め息を吐いた。
このサイズの戦士は辛いな。
大きいってだけで強いんだもの。
しかも貴重な攻撃魔法まで使ってしまったぞ。
まあ、このジャイアントグールは特別だろうさ。
いくらグールが賢いアンデットでも、こんな体格に恵まれたグールは、そうそう居ないだろう。
貴重な実弾魔法を割くだけの価値はあっただろうさ。
それにこいつが持っていたロングソードはマジックアイテムの可能性が高かったしな。
俺はゾンビたちの死体から武器や矢を回収し終わると、大木に突き刺さったロングソードの元に歩み寄る。
「魔力感知」
おお、やっぱりこのロングソードはマジックアイテムだぜ、ラッキー!
俺は柄を握ったままのグールの手を外すと、ロングソードを大木から引っこ抜いた。
すぐさまアイテム鑑定をする。
【ロングソード+2】
攻撃速度が向上する。アンデッドにダメージ特効。
おおお!
なんと+2のアイテムじゃあないか!
しかも攻撃速度の向上にアンデッド特効だよ!
当たりだね!
この森じゃあベストな武器じゃんか!
あれ……?
何でだ?
あのジャイアントグールはお腹に歯形が付いてたってことはゾンビに襲われた死体だ。
ゾンビはゾンビを襲わないし、食べない。
あいつの腹に歯形があったってことは、生きていて食われてグールになったってことだよな。
それ即ち、ゲートから沸いたアンデッドじゃなくて、余所から入って来た冒険者の死体だ。
こんないいマジックアイテムを有していた冒険者が、この森で殺られたってことか?
その辺に、合点がいかなかった。
油断でもしたのだろうか?
そう俺が悩んでいると、ロングソードを持っていた腕に激痛が走る。
まるで矢で射貫かれたような激痛だった。
「痛っ!?」
俺は突然の痛みにロングソードを手放し落としてしまう。
衝撃!?
痛み!?
熱い!?
なに!?
矢が刺さっている!?
俺の腕に矢が刺さっているだと!?
すげー痛いじゃんか!?
矢で射貫かれたような痛みではなく、 マジで矢に射貫かれていた。
それより、どこからだ!?
どこから攻撃された!?
狙撃されたのか!?
右から飛んで来たのか!?
俺は咄嗟に大木の陰に隠れる。
すると俺が立っていた位地に二発目の矢が飛んできて後方の木に突き刺さった。
「狙撃されているだと!?」
敵はアーチャーなのか!?
俺は大木の陰から顔を出して、矢が放たれたと思う方向の様子を窺った。
だが、人影は見られない。
しかし、更なる風切り音が聞こえた。
何かが飛んで来るのが感じられる。
「やばい!」
俺が頭を引っ込めると、その場所に矢が突き刺さる。
「なに!?」
これもグールの攻撃なのか!?
姿を隠して、弓で撃って来るだと?
ステルスからの精密射撃かよ!?
そんなアンデッドが居るのかよ!?
これじゃあ、ただのアーチャーじゃあねえぞ!
これはスナイパーだ!!
次の敵はスナイパーグールかよ!!
こいつはジャイアントグール以上に厄介だぞ!!
身長2メートルはあるだろう長身のグールだ。
片手にロングソードを構えてレザーアーマーを纏っている。
俺の前に現れた大柄のグールは頭が良いようだ。
いや、頭が良いどころではない。
ゾンビとは違い首が座っている。
背筋も伸ばして姿勢が正しい。
しかも長剣を構えるスタイルも様になっている。
尚且つ背後から武器を振るって不意打ちを仕掛けて来たのだ。
それ即ち知恵があるってことだ。
しかも武を心得ているのだろう。
腐っていても脳が生きているのだろうか?
生前の記憶が生きているように見えた。
この賢さがゾンビとグールの違いなのか。
侮れないね、グールってさ。
しかもグールの体は随分とフレッシュだ。
肉体に腐敗が少ない。
五体が満足である。
しかし、後ろから撃たれたのか喉に矢が貫通して刺さっていた。
人間なら致命傷だろう。
それがこいつの死因だろうか?
それに歯形だらけのお腹は破けて内蔵がちょっぴりだけはみ出ていた。
それがキモイかな。
ロングソードを構える目付きは勇ましい。
頭には革製のヘルムを被っていやがる。
鎧はともかくとしてヘルムは邪魔だな。
何より頭が急所なのに、身長が高いのが問題だ。
簡単に述べれば、届かねーよ。
それにこいつのロングソードは刃こぼれどころか投身がピカピカだった。
そこらに落ちている朽ちた武具とは違っている。
これ、もしかしてマジックアイテムじゃね?
たぶんそうだよね?
おっと、そんなことよりだ。
ジャイアントグールのほうから仕掛けて来たぞ。
強い一歩には訓練された脚裁きが伺えた。
滑るように間合いを詰めてからロングソードを力強く振るって来る。
グールの連続攻撃が始まった。
左右の袈裟斬り、逆水平斬り、兜割り、そして突き技で胴体だけじゃなく、脚まで狙ってくる。
しかも巨漢から繰り出される攻撃は、腕の長さが有利に変わって、リーチも長いぞ。
それらを総合すると、完全に剣技を心得た戦術的な攻撃の数々だった。
これはアンデッドを相手にしていると言うよりも、訓練された猛者を相手にしているような感じだった。
「こいつ、半端無いな!」
速くて巧みで多彩な攻撃が続いた。
少し勢いに押される。
だが、こっちだって負けてはいられない。
「マジックアロー!」
「グルルっ!?」
俺は魔法の矢でジャイアントグールの右膝を貫いた。
ジャストで膝の皿を貫いただろう。
しかしジャイアントグールはよろめくが倒れない。
痛覚がないのだろうさ。
痛みを感じる人間なら転倒してても可笑しくないダメージだ。
だが、痛みを感じないジャイアントグールはよろめいただけで平然と立っている。
それでも俺はジャイアントグールの右に右にと回り込む。
ジャイアントグールは俺を追って身体を捻るが思う通りに身体を方向転回できないでいた。
そりゃあそうさ。
何せ右足が機能していないのだ。
膝を魔法の矢で射貫かれたのだ、痛みは感じなくても動かないものは動かないはずだ。
俺は転回出来ずによろめいているジャイアントグールに飛び掛かった。
「うらっ!」
跳躍からの下段前蹴り。
俺の飛び蹴りがジャイアントグールの膝を外側から蹴り付ける。
するとミシッと言う音が俺の蹴り脚から伝わってきた。
ジャイアントグールの膝が折れたのだろう。
曲がらない方向に膝が曲がる。
だが、それでもジャイアントグールは転倒しない。
よろめく体で無理矢理にもバランスを保つ。
「ならば!」
俺は動きが更に鈍くなったジャイアントグールに次なる追撃を繰り出す。
大きくバトルアックスを頭の上まで振りかぶり、小ジャンプから力一杯ジャイアントグールの脳天に振り下ろす。
ジャイアントグールは何とかロングソードで俺の強打を受け止めた。
「まだ守れるかっ!?」
しかしジャイアントグールは魔法で貫かれ蹴飛ばされた右膝が完全に折れて片膝をついてしまう。
よし、作戦通りだぜ。
今の強打は直撃を策したものではない。
強打の衝撃で、ジャイアントグールのバランスを崩すのが目的であった。
って、ことにしておいてくださいな。
案の定、ジャイアントグールは攻撃を食らい壊れた膝が衝撃に耐えられず片膝を付いてしまったのだ。
これでジャイアントグールの機動力が死んだ。
何より、低くなった。
頭の位置がよ。
もう一度俺は大きくバトルアックスを振り上げてから、力一杯振り下ろす。
それをグールはロングソードを横にして何とか受け止めた。
俺は、今度は横にバトルアックスをフルスイングした。
その一振りで、ジャイアントグールのロングソードを持っていた右腕を肘の辺りから斬り落とす。
ザッパリとね。
そして、ロングソードを握ったままの右手が、勢い良く飛んで行き、刀身が近くの大木に突き刺さる。
「よし、これで完全に無防備&頭の高さも丁度良いぜぇ!」
俺はとどめのバトルアックスをジャイアントグールの頭に力一杯振り下ろした。
ジャイアントグールは残った左手を盾に俺の攻撃を防ごうとしたが、俺はその左腕ごと切り裂いた。
防御の腕を切り落とし、ザックリとジャイアントグールの頭をカチ割る。
それでジャイアントグールの体から力が抜けた。
そのまま後ろに倒れ込む。
俺の勝利であった。
「ふぅ~~、勝ったぜ」
流石の俺も溜め息を吐いた。
このサイズの戦士は辛いな。
大きいってだけで強いんだもの。
しかも貴重な攻撃魔法まで使ってしまったぞ。
まあ、このジャイアントグールは特別だろうさ。
いくらグールが賢いアンデットでも、こんな体格に恵まれたグールは、そうそう居ないだろう。
貴重な実弾魔法を割くだけの価値はあっただろうさ。
それにこいつが持っていたロングソードはマジックアイテムの可能性が高かったしな。
俺はゾンビたちの死体から武器や矢を回収し終わると、大木に突き刺さったロングソードの元に歩み寄る。
「魔力感知」
おお、やっぱりこのロングソードはマジックアイテムだぜ、ラッキー!
俺は柄を握ったままのグールの手を外すと、ロングソードを大木から引っこ抜いた。
すぐさまアイテム鑑定をする。
【ロングソード+2】
攻撃速度が向上する。アンデッドにダメージ特効。
おおお!
なんと+2のアイテムじゃあないか!
しかも攻撃速度の向上にアンデッド特効だよ!
当たりだね!
この森じゃあベストな武器じゃんか!
あれ……?
何でだ?
あのジャイアントグールはお腹に歯形が付いてたってことはゾンビに襲われた死体だ。
ゾンビはゾンビを襲わないし、食べない。
あいつの腹に歯形があったってことは、生きていて食われてグールになったってことだよな。
それ即ち、ゲートから沸いたアンデッドじゃなくて、余所から入って来た冒険者の死体だ。
こんないいマジックアイテムを有していた冒険者が、この森で殺られたってことか?
その辺に、合点がいかなかった。
油断でもしたのだろうか?
そう俺が悩んでいると、ロングソードを持っていた腕に激痛が走る。
まるで矢で射貫かれたような激痛だった。
「痛っ!?」
俺は突然の痛みにロングソードを手放し落としてしまう。
衝撃!?
痛み!?
熱い!?
なに!?
矢が刺さっている!?
俺の腕に矢が刺さっているだと!?
すげー痛いじゃんか!?
矢で射貫かれたような痛みではなく、 マジで矢に射貫かれていた。
それより、どこからだ!?
どこから攻撃された!?
狙撃されたのか!?
右から飛んで来たのか!?
俺は咄嗟に大木の陰に隠れる。
すると俺が立っていた位地に二発目の矢が飛んできて後方の木に突き刺さった。
「狙撃されているだと!?」
敵はアーチャーなのか!?
俺は大木の陰から顔を出して、矢が放たれたと思う方向の様子を窺った。
だが、人影は見られない。
しかし、更なる風切り音が聞こえた。
何かが飛んで来るのが感じられる。
「やばい!」
俺が頭を引っ込めると、その場所に矢が突き刺さる。
「なに!?」
これもグールの攻撃なのか!?
姿を隠して、弓で撃って来るだと?
ステルスからの精密射撃かよ!?
そんなアンデッドが居るのかよ!?
これじゃあ、ただのアーチャーじゃあねえぞ!
これはスナイパーだ!!
次の敵はスナイパーグールかよ!!
こいつはジャイアントグール以上に厄介だぞ!!
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