41 / 611
【第二章】最臭兵器スバル編
2-12【わくわくチェック】
しおりを挟む
ゴブリンたちとの戦闘が終わって一息ついていると、完全に日が沈む。
夜になったのでマジックトーチをショートソードの先にかけて明かりを灯した。
その光で周囲の森がぼんやりと明るく照らし出される。
辺りの森は静かだった。
フクロウがホーホーと呑気に鳴いているだけである。
それにしても、まことに今回は済みませんでした。
暴力的描写や残酷的描写にチェックを入れていない作品なのに、ついつい思わず本気で戦ってしまいましたわん。
ザクッとか、ザバッとか、ブスッとか、モッチリとか、やってしまいました。
あれ、モッチリはないか?
その結果、今の俺は頭からホブゴブリンの返り血を浴びてスプラッタゾンビのようなエグい見てくれになってしまっています。
もう、ベトベトですがな。
てか、ギャグもなかったよね。
マジで本気に戦い過ぎました。
まあ、それだけ強敵だったのかな。
ホブゴブリンとゴブリンシャーマンの存在がさ。
そんなこんなで休憩を終えた俺は、ゴブリンたちの死体と山小屋内部を漁って目ぼしいアイテムをゲットする。
そして、俺がだいたい戦利品を漁り終わったころである。
その辺に転がっているゴブリンたちの死体が銀色に光出したのだ。
「あぁ……、またか」
その光たちは淡くて切なく朧気に輝くと、死体から浮き上がるように離れて、そのままユラユラと夜空に向かって飛んで行ってしまう。
「あれは、コボルトの時と一緒だな……」
おそらくゴブリンたちの魂なのだろう。
その光たちは、絡まるように戯れながら天に昇ると星々の瞬きに溶け込んで消えていった。
その光景が、俺には何やら楽しそうにも窺えた。
だから勝手に感じ取る。
「あいつら、成仏したのかな──」
俺はゴブリンたちの魂を夜空に見送ると、それから村の近くに流れている川に向かった。
水浴びと洗濯が目的である。
何せ全身返り血でドロドロだからね。
このままでは村長のところに戻れないだろう。
こんな姿で帰ったら、完全に引かれるか、下手すりゃあ悲鳴を上げられて大騒ぎになりかねない。
最悪はゾンビと間違われて討伐の冒険者を呼ばれるかも知れないしね。
俺は夜の川で洗濯をした衣類を近くの木に引っ掻けて乾かしている間に、新スキルや戦利品のチェックを始めた。
まあ、全裸でだ……。
でも、この瞬間だけは、いつもわくわくするな。
戦利品チェックってさ、冒険の醍醐味の一つだよね。
なんにしろ御褒美タイムは楽しいものである。
まずはレベルが8に上がったので新スキルのチェックからだ。
どんな新スキルを習得できたか楽しみである。
とにかく、キャラの成長も楽しいものだ。
「ステータス画面、かも~~ん!」
おっ!
今回は三つも同時に新スキルを覚えているぞ!
凄くね!!
どれどれ、どんな新スキルかな。
説明文を見てみよう。
【ショートボウスキルLv1】
小型弓の戦闘力が上がる。
【ダガー投擲スキルLv1】
短刀を投擲した際の命中率と威力が上がる。
あ~、この二つは戦闘力の基本値が上がるタイプだよね。
でも、ダガースキルを覚えてないのにダガー投擲スキルを先に覚えてしまったぞ。
なんじゃこりゃ……。
それにしても今回の戦闘は初めて弓とかダガーを使ったもんな。
やっぱり新スキル取得の種類は、行動に比例するんだね。
まあ、これで、また一つ強くなったってことだし問題はないけれどさ。
まあ、よしよしだ。
えーと、次は──。
【マラソンコストダウンLv1】
長距離を走っている間の体力消費が軽減される。
うむ、今回の旅は随分と急いだからな。
先を急ぐ余り、走りもした。
遅れを取り戻すためにだ。
そう言えば、ソドムタウンに来る前に、少女Aに追われて随分と走ったっけ……。
それでマラソン系のスキルを覚えたんだな。
これはないよりましなスキルってやつか──。
まあ、貰えるものは貰っておこう。
必ず何かの役には立つはずだからね。
さて、残りは成長したスキルだな。
【ショートソードスキルLv3】がLv4にアップして、【忍び足スキルLv1】と【気配消しスキルLv1】が各々Lv2にアップしてるぞ。
まあ、だいぶ敵の寝首を刈ってるもんな。
てか、俺のクラスって、もしかしたらアサシンなのかな?
それだと陰気なクラスだな~。
そして【魔法マジックアローLv1】と【魔法マジックトーチLv1】がLv2にアップした。
これで魔法の矢が二発撃てるぜ。
さてさて、次は戦利品だな!
お金は全部かき集めて42Gだった。
なんか少なくね?
ショボ過ぎだろ。
ゴブリンって、こんなに貧乏なモンスターなのね。
まあ、ほぼほぼ蛮族だもんな。
そもそもゴブリンが人間の通貨を持っていても使うところがないだろうしね。
これだと報酬はクエストボーナスしか期待できないってわけかい。
冒険者の収益は、クエストをクリアしたさいに貰える報酬だけなのかな?
でも、今回のゴブリンたちはマジックアイテムを持ってやがったもんね。
これも俺のハクスラスキルの恩恵だろう。
そしてマジックアイテムは、ホブゴブリンが持っていた大きな戦斧と、ゴブリンシャーマンが持っていた禍々しい杖と、動物の牙っぽい飾りのネックレスから魔力反応があった。
それと、ゴブリンシャーマンが魔法のスクロールを一枚持っていたぞ。
このスクロールの鑑定は最後の楽しみに取っておこう。
まずはゴブリンシャーマンの杖とネックレスから鑑定してみる。
杖とネックレスの鑑定結果はこうだった。
【ムーンワンド+1】
月夜の晩に魔力が大向上する。
【ウルフファングネックレス±1】
視力が向上する。ただし野外で狼の怒りを買いやすくなる。
むう~……。
どっちもどっちだな。
ムーンワンドの月夜限定ってなんだよ。
でも、魔力向上が大だな。
大向上は初めてである。
月夜のみ大魔術師な設定かよ。
まあ、いいか。
これは売り物候補だな。
さて、それと──。
ウルフファングネックレスは視力アップなのか?
文字通り、遠くが見えたり、小さな文字が読めるようになるのかな?
眼鏡の代わりか?
てか、村や町で見るからに、眼鏡を掛けた人をほとんど見ないから、この世界だと眼鏡とかは高級品なのかな?
だとすれば、目が悪くなった金持ちな老人には、高値で売れそうだぜ。
でもなに、このペナルティーみたいなの。
【ただし野外で狼の怒りを買いやすくなる】
こんなパターンもあるんだな。
てか、良く見たらプラスマイナス1って書いてあったわ。
マジで、新パターンだな。
まあ、このアイテムを使ってる人物が町から出なけりゃあ関係ないか。
そうそう町の中に狼も居ないだろう。
ほぼほぼ±1じゃあなくって+1であろうさね。
勝手な解釈だが、そう言うことにしておく。
よし、次だ──。
俺はホブゴブリンが振るっていた大きな戦斧を鑑定した。
これには大きな期待を抱いている。
派手なの来いや!
派手な効果があってこそのマジックアイテムだもんな。
そして、鑑定結果は──。
【バトルアックス+1】
装備者のみ、この斧の重量軽減効果。
んん?
また分からん説明だな。
まずは試しだ、装備してみよう。
ああ~、見た目より装備してみると軽く感じるなあ。
これが重量軽減効果ってやつかな
そして俺は、ちょっと近くの木の枝を斧で叩いてみた。
すると木の枝をサックリと軽々切り裂いてしまう。
なるほどね~。
装備した人は軽く持てるけど、食らう側は重たい一撃のままなのね。
これならパワフルな戦いができるぞ!
派手でいいじゃんか!
これはいいものだぜ!
当たりのマジックアイテムじゃんか!!
テンションが上がってきましたよ!
さてさてさて、最後はスクロールだ。
どんな魔法でもいいから、ピカソだけは無しにしてもらいたい。
ここで再びピカソが来たらトラウマになるぞ、マジで!
そんでもって鑑定結果は──。
【魔法ファイヤーシャードLv1】
攻撃力は小。火属性。射程距離10メートルの飛翔体魔法。回数は魔法レベル分だけ撃てる。
おお、攻撃魔法だぜ!
当たりだ!
よし!
これって、さっきゴブリンシャーマンが使っていた炎の飛礫攻撃だよな。
射程距離がマジックアローより少し短いけれど火属性がついているぞ。
これで遠距離魔法が撃てる回数も増えるだろう。
今はまだ一回だ。
でもマジックアローと合わせれば遠距離魔法が三回撃てる。
なんかこれで派手な戦いができそうだぜ。
もうそろそろ、土を投げつけたりとか、ダガーを投げたりとかの、苦し紛れの攻撃をしなくても済みそうだな。
何せ二種類の飛び道具魔法をゲットしたのだから。
完全に魔法戦士っぽくねえ!
やっぱり俺は陰気なアサシンなんかじゃあないぞ!
俺はド派手な魔法戦士だ!
いや……、もしかしてマジックアサシンとかかな?
まあ、どちらにしても、俺、かっこよくねえ!
よし、早速スクロールを使って習得しよう。
そして、スクロールが灰になった。
俺は一通り戦利品の整理が終わると服が乾くのを待っていた。
でも、ぜんぜん乾かない。
何せお天道様が隠れた夜だもの。
「しゃあねぇなぁ~」
俺は全裸で服と装備を持って村長の家を目指す。
暖炉の火を借りて衣類を乾かそうと考えた。
それに全裸の夜は寒いのだ。
何より水浴びが効いている。
そして、村の中を全裸で進む俺は、初めてこの異世界に転生したころを思い出していた。
服は偉大だ。
やっぱり全裸は寒いしアカンよね。
夜になったのでマジックトーチをショートソードの先にかけて明かりを灯した。
その光で周囲の森がぼんやりと明るく照らし出される。
辺りの森は静かだった。
フクロウがホーホーと呑気に鳴いているだけである。
それにしても、まことに今回は済みませんでした。
暴力的描写や残酷的描写にチェックを入れていない作品なのに、ついつい思わず本気で戦ってしまいましたわん。
ザクッとか、ザバッとか、ブスッとか、モッチリとか、やってしまいました。
あれ、モッチリはないか?
その結果、今の俺は頭からホブゴブリンの返り血を浴びてスプラッタゾンビのようなエグい見てくれになってしまっています。
もう、ベトベトですがな。
てか、ギャグもなかったよね。
マジで本気に戦い過ぎました。
まあ、それだけ強敵だったのかな。
ホブゴブリンとゴブリンシャーマンの存在がさ。
そんなこんなで休憩を終えた俺は、ゴブリンたちの死体と山小屋内部を漁って目ぼしいアイテムをゲットする。
そして、俺がだいたい戦利品を漁り終わったころである。
その辺に転がっているゴブリンたちの死体が銀色に光出したのだ。
「あぁ……、またか」
その光たちは淡くて切なく朧気に輝くと、死体から浮き上がるように離れて、そのままユラユラと夜空に向かって飛んで行ってしまう。
「あれは、コボルトの時と一緒だな……」
おそらくゴブリンたちの魂なのだろう。
その光たちは、絡まるように戯れながら天に昇ると星々の瞬きに溶け込んで消えていった。
その光景が、俺には何やら楽しそうにも窺えた。
だから勝手に感じ取る。
「あいつら、成仏したのかな──」
俺はゴブリンたちの魂を夜空に見送ると、それから村の近くに流れている川に向かった。
水浴びと洗濯が目的である。
何せ全身返り血でドロドロだからね。
このままでは村長のところに戻れないだろう。
こんな姿で帰ったら、完全に引かれるか、下手すりゃあ悲鳴を上げられて大騒ぎになりかねない。
最悪はゾンビと間違われて討伐の冒険者を呼ばれるかも知れないしね。
俺は夜の川で洗濯をした衣類を近くの木に引っ掻けて乾かしている間に、新スキルや戦利品のチェックを始めた。
まあ、全裸でだ……。
でも、この瞬間だけは、いつもわくわくするな。
戦利品チェックってさ、冒険の醍醐味の一つだよね。
なんにしろ御褒美タイムは楽しいものである。
まずはレベルが8に上がったので新スキルのチェックからだ。
どんな新スキルを習得できたか楽しみである。
とにかく、キャラの成長も楽しいものだ。
「ステータス画面、かも~~ん!」
おっ!
今回は三つも同時に新スキルを覚えているぞ!
凄くね!!
どれどれ、どんな新スキルかな。
説明文を見てみよう。
【ショートボウスキルLv1】
小型弓の戦闘力が上がる。
【ダガー投擲スキルLv1】
短刀を投擲した際の命中率と威力が上がる。
あ~、この二つは戦闘力の基本値が上がるタイプだよね。
でも、ダガースキルを覚えてないのにダガー投擲スキルを先に覚えてしまったぞ。
なんじゃこりゃ……。
それにしても今回の戦闘は初めて弓とかダガーを使ったもんな。
やっぱり新スキル取得の種類は、行動に比例するんだね。
まあ、これで、また一つ強くなったってことだし問題はないけれどさ。
まあ、よしよしだ。
えーと、次は──。
【マラソンコストダウンLv1】
長距離を走っている間の体力消費が軽減される。
うむ、今回の旅は随分と急いだからな。
先を急ぐ余り、走りもした。
遅れを取り戻すためにだ。
そう言えば、ソドムタウンに来る前に、少女Aに追われて随分と走ったっけ……。
それでマラソン系のスキルを覚えたんだな。
これはないよりましなスキルってやつか──。
まあ、貰えるものは貰っておこう。
必ず何かの役には立つはずだからね。
さて、残りは成長したスキルだな。
【ショートソードスキルLv3】がLv4にアップして、【忍び足スキルLv1】と【気配消しスキルLv1】が各々Lv2にアップしてるぞ。
まあ、だいぶ敵の寝首を刈ってるもんな。
てか、俺のクラスって、もしかしたらアサシンなのかな?
それだと陰気なクラスだな~。
そして【魔法マジックアローLv1】と【魔法マジックトーチLv1】がLv2にアップした。
これで魔法の矢が二発撃てるぜ。
さてさて、次は戦利品だな!
お金は全部かき集めて42Gだった。
なんか少なくね?
ショボ過ぎだろ。
ゴブリンって、こんなに貧乏なモンスターなのね。
まあ、ほぼほぼ蛮族だもんな。
そもそもゴブリンが人間の通貨を持っていても使うところがないだろうしね。
これだと報酬はクエストボーナスしか期待できないってわけかい。
冒険者の収益は、クエストをクリアしたさいに貰える報酬だけなのかな?
でも、今回のゴブリンたちはマジックアイテムを持ってやがったもんね。
これも俺のハクスラスキルの恩恵だろう。
そしてマジックアイテムは、ホブゴブリンが持っていた大きな戦斧と、ゴブリンシャーマンが持っていた禍々しい杖と、動物の牙っぽい飾りのネックレスから魔力反応があった。
それと、ゴブリンシャーマンが魔法のスクロールを一枚持っていたぞ。
このスクロールの鑑定は最後の楽しみに取っておこう。
まずはゴブリンシャーマンの杖とネックレスから鑑定してみる。
杖とネックレスの鑑定結果はこうだった。
【ムーンワンド+1】
月夜の晩に魔力が大向上する。
【ウルフファングネックレス±1】
視力が向上する。ただし野外で狼の怒りを買いやすくなる。
むう~……。
どっちもどっちだな。
ムーンワンドの月夜限定ってなんだよ。
でも、魔力向上が大だな。
大向上は初めてである。
月夜のみ大魔術師な設定かよ。
まあ、いいか。
これは売り物候補だな。
さて、それと──。
ウルフファングネックレスは視力アップなのか?
文字通り、遠くが見えたり、小さな文字が読めるようになるのかな?
眼鏡の代わりか?
てか、村や町で見るからに、眼鏡を掛けた人をほとんど見ないから、この世界だと眼鏡とかは高級品なのかな?
だとすれば、目が悪くなった金持ちな老人には、高値で売れそうだぜ。
でもなに、このペナルティーみたいなの。
【ただし野外で狼の怒りを買いやすくなる】
こんなパターンもあるんだな。
てか、良く見たらプラスマイナス1って書いてあったわ。
マジで、新パターンだな。
まあ、このアイテムを使ってる人物が町から出なけりゃあ関係ないか。
そうそう町の中に狼も居ないだろう。
ほぼほぼ±1じゃあなくって+1であろうさね。
勝手な解釈だが、そう言うことにしておく。
よし、次だ──。
俺はホブゴブリンが振るっていた大きな戦斧を鑑定した。
これには大きな期待を抱いている。
派手なの来いや!
派手な効果があってこそのマジックアイテムだもんな。
そして、鑑定結果は──。
【バトルアックス+1】
装備者のみ、この斧の重量軽減効果。
んん?
また分からん説明だな。
まずは試しだ、装備してみよう。
ああ~、見た目より装備してみると軽く感じるなあ。
これが重量軽減効果ってやつかな
そして俺は、ちょっと近くの木の枝を斧で叩いてみた。
すると木の枝をサックリと軽々切り裂いてしまう。
なるほどね~。
装備した人は軽く持てるけど、食らう側は重たい一撃のままなのね。
これならパワフルな戦いができるぞ!
派手でいいじゃんか!
これはいいものだぜ!
当たりのマジックアイテムじゃんか!!
テンションが上がってきましたよ!
さてさてさて、最後はスクロールだ。
どんな魔法でもいいから、ピカソだけは無しにしてもらいたい。
ここで再びピカソが来たらトラウマになるぞ、マジで!
そんでもって鑑定結果は──。
【魔法ファイヤーシャードLv1】
攻撃力は小。火属性。射程距離10メートルの飛翔体魔法。回数は魔法レベル分だけ撃てる。
おお、攻撃魔法だぜ!
当たりだ!
よし!
これって、さっきゴブリンシャーマンが使っていた炎の飛礫攻撃だよな。
射程距離がマジックアローより少し短いけれど火属性がついているぞ。
これで遠距離魔法が撃てる回数も増えるだろう。
今はまだ一回だ。
でもマジックアローと合わせれば遠距離魔法が三回撃てる。
なんかこれで派手な戦いができそうだぜ。
もうそろそろ、土を投げつけたりとか、ダガーを投げたりとかの、苦し紛れの攻撃をしなくても済みそうだな。
何せ二種類の飛び道具魔法をゲットしたのだから。
完全に魔法戦士っぽくねえ!
やっぱり俺は陰気なアサシンなんかじゃあないぞ!
俺はド派手な魔法戦士だ!
いや……、もしかしてマジックアサシンとかかな?
まあ、どちらにしても、俺、かっこよくねえ!
よし、早速スクロールを使って習得しよう。
そして、スクロールが灰になった。
俺は一通り戦利品の整理が終わると服が乾くのを待っていた。
でも、ぜんぜん乾かない。
何せお天道様が隠れた夜だもの。
「しゃあねぇなぁ~」
俺は全裸で服と装備を持って村長の家を目指す。
暖炉の火を借りて衣類を乾かそうと考えた。
それに全裸の夜は寒いのだ。
何より水浴びが効いている。
そして、村の中を全裸で進む俺は、初めてこの異世界に転生したころを思い出していた。
服は偉大だ。
やっぱり全裸は寒いしアカンよね。
10
お気に入りに追加
55
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
Lunaire
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
ハクスラ異世界に転生したから、ひたすらレベル上げしながらマジックアイテムを掘りまくって、飽きたら拾ったマジックアイテムで色々と遊んでみる物語
ヒィッツカラルド
ファンタジー
ハクスラ異世界✕ソロ冒険✕ハーレム禁止✕変態パラダイス✕脱線大暴走ストーリー=166万文字完結÷微妙に癖になる。
変態が、変態のために、変態が送る、変態的な少年のハチャメチャ変態冒険記。
ハクスラとはハックアンドスラッシュの略語である。敵と戦い、どんどんレベルアップを果たし、更に強い敵と戦いながら、より良いマジックアイテムを発掘するゲームのことを指す。
タイトルのままの世界で奮闘しながらも冒険を楽しむ少年のストーリーです。(タイトルに一部偽りアリ)
S級パーティを追放された無能扱いの魔法戦士は気ままにギルド職員としてスローライフを送る
神谷ミコト
ファンタジー
【祝!4/6HOTランキング2位獲得】
元貴族の魔法剣士カイン=ポーンは、「誰よりも強くなる。」その決意から最上階と言われる100Fを目指していた。
ついにパーティ「イグニスの槍」は全人未達の90階に迫ろうとしていたが、
理不尽なパーティ追放を機に、思いがけずギルドの職員としての生活を送ることに。
今までのS級パーティとして牽引していた経験を活かし、ギルド業務。ダンジョン攻略。新人育成。そして、学園の臨時講師までそつなくこなす。
様々な経験を糧にカインはどう成長するのか。彼にとっての最強とはなんなのか。
カインが無自覚にモテながら冒険者ギルド職員としてスローライフを送るである。
ハーレム要素多め。
※隔日更新予定です。10話前後での完結予定で構成していましたが、多くの方に見られているため10話以降も製作中です。
よければ、良いね。評価、コメントお願いします。励みになりますorz
他メディアでも掲載中。他サイトにて開始一週間でジャンル別ランキング15位。HOTランキング4位達成。応援ありがとうございます。
たくさんの誤字脱字報告ありがとうございます。すべて適応させていただきます。
物語を楽しむ邪魔をしてしまい申し訳ないですorz
今後とも応援よろしくお願い致します。
美しい姉と痩せこけた妹
サイコちゃん
ファンタジー
若き公爵は虐待を受けた姉妹を引き取ることにした。やがて訪れたのは美しい姉と痩せこけた妹だった。姉が夢中でケーキを食べる中、妹はそれがケーキだと分からない。姉がドレスのプレゼントに喜ぶ中、妹はそれがドレスだと分からない。公爵はあまりに差のある姉妹に疑念を抱いた――
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる