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【第一章】アスラン伝説編
1-1【異世界転生は当然に──】
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俺は平凡な高校生だった。
どのぐらい平凡だったかと言うと、学校の下校時に人気の少ない寂れた本屋で、店のオヤジが一人で店番をしているときだけを狙って、こっそりとエロ本を購入するぐらい純粋で平凡な男子高校生だった。
購入するエロ本は、ビニ本からエロ漫画と多彩である。
俺は小さなころからエロには差別をしない主義だった。
平等なまでに、なんでもかんでもウェルカムなのだ。
そして、たまに背伸びしてハードな大人の世界が記載されたお高いエロ本にも手を出したこともあったが、大概は後悔だけが残る淡くて切ない結果に終わることが多かった。
大人のエロスの中には、お子ちゃまな俺ではトラウマになりそうなぐらいエグくてハードな趣味も少なくない。
まだSMとかはセーフだったがス○トロとは完全にアウトだったのだ。
あれは、キツイ……
それでも俺はめげずにすべてのエロスを受け入れようと無垢なままに精進していた。
今ではひたすらにエロには寛大な立場を取っている。
とにかく、そのぐらい俺は平凡で素直な男子高校生だったのだ。
それが何故か今は、闇の中に居る。
ここは何処だろう?
真っ暗な漆黒の空間は、右を見ても左を見ても真っ暗である。
自分の姿すら確認出来ないほど暗いのだ。
ただ続くのは、闇、闇、闇、一つ飛ばしてまた闇ばかりだ。
しかし、突如である。
それは唐突だった──。
若い女性の声が何処からともなく飛んで来る。
『はいはぁ~い、私は異世界転生係の女神様ですよ~』
め、女神だと……。
俺よりは年上の声に聞こえた。
可愛い子ぶっているが、言葉の端々に若作りが露骨に感じ取れた。
それよりも、異世界転生係だと?
唐突だな……。
それにしても、何とも軽い女神様が出てきたもんだ……。
ハズレかな?
駄女神かな?
なんだかハズレの予感がプンプンと生ゴミのように臭ってくるぞ。
『なんとでもいいなさい。後がつっかえているから、ちゃちゃっと話を進めるわよ~』
なに!?
俺の心を読んでいるのか!?
『そうよ。そんなことよりも話をどんどんと進めるわよ~』
あ、はい、どうぞ……。
『まず、最初に教えておきますが、貴方は死にましたから異世界に転生されます。いいですね~』
ざっくりとした説明だな、この女神様は……。
手を抜いてないか?
それで、何で俺は死んだのですか?
『そんなことはどうでもいいでしょう』
良くねぇ~よ……。
『どうせ元の姿には戻れないし、元居た世界には戻れないのだからさ。それより転生の話を進めますね~』
うわぁ……、死亡原因ぐらい教えてくれよ……。
『えーと、貴方が転生される世界は──』
無視かよ……。
人の話を聞かないタイプだな、この女神は……。
最初の予想どおりの駄女神だぜ。
『あなたが次に転生される世界は、ファンタジーの世界です。ラッキー♡』
ラッキー♡、じゃあねえよ。
俺は何で、死・ん・だ・ん・だ・よ!?
『それで~、転生したらチートっぽい強さを獲得できますので、好きに生きてくださいね~』
この野郎!
意地でも俺の質問には答えないつもりだな!!
でも、チート能力は有り難いぞ。
それだけは有り難く貰っておこう。
『異世界転生はチート無双なので、勇者を目指すも良し、魔王になるも良しですからね。わーい、やったね♡』
やったね♡、じゃねーよ。
なんなんだ、この女神様は……。
頭のネジが数本緩んでいるだろう。
いや、緩んでいるどころかネジが外れているのかな?
『貴方が貰えるチートスキルは、鍛えれば鍛えるほどに無限に強く成れるスキルと、わんさかとマジックアイテムを拾えるスキルです。やったね♡』
いちいち語尾にハートマーク付けるなよ。
うぜーよ、マジで。
それに、そんなに可愛くねぇ~よ。
『もう、さっきから生意気ばかり言ってるとペナルティーを付けちゃうぞ、ぷんぷん!』
ぷんぷんって……、平成のバラドルかよ。
でも、ペナルティーはごめんなさい……。
それは要りません。
俺の第二の人生は、楽で怠惰な生活を送れるように宜しくお願いいたします。
出来れば複数の可愛い美少女たちに囲まれながらのんびりと青い海が見渡せる楽園のようなリゾート開発ホテルで暮らしたいわ~。
だからクソむかつくペナルティーとかは無しでお願い、美しい女神様!
『だめー、今さら媚びを売っても遅いんだから~。もう決めちゃったもんね~』
なに!?
俺が真心を込めて媚びてやったのに、それを無視するのか!?
『世界一プリティーな女神をバカにしたので、貴方にペナルティーを絶対に授けます!』
絶対だと!?
ちょっと待ってくれ、本当にご免なさい!!
冗談だよ!
だからあんたも冗談だと言っておくれよ、世界一プリティーな女神様!!
『ど、れ、に、し、よ、う、か、な、め、が、み、さ、ま、の、ゆ、う、と、お、り~』
あんた適当に選んでるな!
ペナルティーを付けるなら、せめてもっと考えて優しいのを選んでくれよな!!
『よ~し、これに決めましたわ~』
いーやー、本当にペナルティーなんて止めてください!
謝ります!
心から謝ります!
嘘だけど!
『で~わ~、貴方にはエロイことをすると死んじゃうペナルティーを与えますからね。いえ~い♡』
いえーい♡、じゃねえよ!
なんだよ、それ!?
エロイことをしたら死ぬって死刑宣告より残酷だぞ!
それで異世界転生しても楽しさ半減だろ!
いや、ほとんどの楽しみを持っていかれた感じだわ!
『じゃあ、異世界に転生させますね。バイバイキュ~ン、頑張ってね~♡』
ちょ、ちょっと待てよ!
そんな拷問的な異世界転生は嫌だぞ!
せめてペナルティーのチェンジを願う!
いや、それだけを願うわ!
これじゃあコミカルジェットコースターな展開が確定じゃあねえか!
『はーーい、飛んでけー♡』
飛んでけー♡、じゃねえよ!!
『ばいばーい♡』
うわぁぁぁああああ!!!
そして───。
次に俺が気が付いた時には、見慣れない草原のド真ん中に、つっ立って居た。
「さ、寒い……」
しかも、全裸でだ……。
服ぐらい初期アイテムで支給しやがれよな……。
糞女神が……。
この異世界転生の旅が終わったら、絶対に仕返ししてやるぞ!
【つづく】
───────────
作者からのお願い
───────────
面白かった、続きが気になる、今後どうなるの!?
……と思ったら【しおり】に加えてくださいませ!!
また、作品への応援お願いいたします。
メッセージ付きのレビューなどを頂けますと大変励みになります。
面白かった、つまらなかった、正直に感じた気持ちだけでも構いません。
是非ともコメントを!
何卒よろしくお願いいたします。
by、ヒィッツカラルド
どのぐらい平凡だったかと言うと、学校の下校時に人気の少ない寂れた本屋で、店のオヤジが一人で店番をしているときだけを狙って、こっそりとエロ本を購入するぐらい純粋で平凡な男子高校生だった。
購入するエロ本は、ビニ本からエロ漫画と多彩である。
俺は小さなころからエロには差別をしない主義だった。
平等なまでに、なんでもかんでもウェルカムなのだ。
そして、たまに背伸びしてハードな大人の世界が記載されたお高いエロ本にも手を出したこともあったが、大概は後悔だけが残る淡くて切ない結果に終わることが多かった。
大人のエロスの中には、お子ちゃまな俺ではトラウマになりそうなぐらいエグくてハードな趣味も少なくない。
まだSMとかはセーフだったがス○トロとは完全にアウトだったのだ。
あれは、キツイ……
それでも俺はめげずにすべてのエロスを受け入れようと無垢なままに精進していた。
今ではひたすらにエロには寛大な立場を取っている。
とにかく、そのぐらい俺は平凡で素直な男子高校生だったのだ。
それが何故か今は、闇の中に居る。
ここは何処だろう?
真っ暗な漆黒の空間は、右を見ても左を見ても真っ暗である。
自分の姿すら確認出来ないほど暗いのだ。
ただ続くのは、闇、闇、闇、一つ飛ばしてまた闇ばかりだ。
しかし、突如である。
それは唐突だった──。
若い女性の声が何処からともなく飛んで来る。
『はいはぁ~い、私は異世界転生係の女神様ですよ~』
め、女神だと……。
俺よりは年上の声に聞こえた。
可愛い子ぶっているが、言葉の端々に若作りが露骨に感じ取れた。
それよりも、異世界転生係だと?
唐突だな……。
それにしても、何とも軽い女神様が出てきたもんだ……。
ハズレかな?
駄女神かな?
なんだかハズレの予感がプンプンと生ゴミのように臭ってくるぞ。
『なんとでもいいなさい。後がつっかえているから、ちゃちゃっと話を進めるわよ~』
なに!?
俺の心を読んでいるのか!?
『そうよ。そんなことよりも話をどんどんと進めるわよ~』
あ、はい、どうぞ……。
『まず、最初に教えておきますが、貴方は死にましたから異世界に転生されます。いいですね~』
ざっくりとした説明だな、この女神様は……。
手を抜いてないか?
それで、何で俺は死んだのですか?
『そんなことはどうでもいいでしょう』
良くねぇ~よ……。
『どうせ元の姿には戻れないし、元居た世界には戻れないのだからさ。それより転生の話を進めますね~』
うわぁ……、死亡原因ぐらい教えてくれよ……。
『えーと、貴方が転生される世界は──』
無視かよ……。
人の話を聞かないタイプだな、この女神は……。
最初の予想どおりの駄女神だぜ。
『あなたが次に転生される世界は、ファンタジーの世界です。ラッキー♡』
ラッキー♡、じゃあねえよ。
俺は何で、死・ん・だ・ん・だ・よ!?
『それで~、転生したらチートっぽい強さを獲得できますので、好きに生きてくださいね~』
この野郎!
意地でも俺の質問には答えないつもりだな!!
でも、チート能力は有り難いぞ。
それだけは有り難く貰っておこう。
『異世界転生はチート無双なので、勇者を目指すも良し、魔王になるも良しですからね。わーい、やったね♡』
やったね♡、じゃねーよ。
なんなんだ、この女神様は……。
頭のネジが数本緩んでいるだろう。
いや、緩んでいるどころかネジが外れているのかな?
『貴方が貰えるチートスキルは、鍛えれば鍛えるほどに無限に強く成れるスキルと、わんさかとマジックアイテムを拾えるスキルです。やったね♡』
いちいち語尾にハートマーク付けるなよ。
うぜーよ、マジで。
それに、そんなに可愛くねぇ~よ。
『もう、さっきから生意気ばかり言ってるとペナルティーを付けちゃうぞ、ぷんぷん!』
ぷんぷんって……、平成のバラドルかよ。
でも、ペナルティーはごめんなさい……。
それは要りません。
俺の第二の人生は、楽で怠惰な生活を送れるように宜しくお願いいたします。
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『だめー、今さら媚びを売っても遅いんだから~。もう決めちゃったもんね~』
なに!?
俺が真心を込めて媚びてやったのに、それを無視するのか!?
『世界一プリティーな女神をバカにしたので、貴方にペナルティーを絶対に授けます!』
絶対だと!?
ちょっと待ってくれ、本当にご免なさい!!
冗談だよ!
だからあんたも冗談だと言っておくれよ、世界一プリティーな女神様!!
『ど、れ、に、し、よ、う、か、な、め、が、み、さ、ま、の、ゆ、う、と、お、り~』
あんた適当に選んでるな!
ペナルティーを付けるなら、せめてもっと考えて優しいのを選んでくれよな!!
『よ~し、これに決めましたわ~』
いーやー、本当にペナルティーなんて止めてください!
謝ります!
心から謝ります!
嘘だけど!
『で~わ~、貴方にはエロイことをすると死んじゃうペナルティーを与えますからね。いえ~い♡』
いえーい♡、じゃねえよ!
なんだよ、それ!?
エロイことをしたら死ぬって死刑宣告より残酷だぞ!
それで異世界転生しても楽しさ半減だろ!
いや、ほとんどの楽しみを持っていかれた感じだわ!
『じゃあ、異世界に転生させますね。バイバイキュ~ン、頑張ってね~♡』
ちょ、ちょっと待てよ!
そんな拷問的な異世界転生は嫌だぞ!
せめてペナルティーのチェンジを願う!
いや、それだけを願うわ!
これじゃあコミカルジェットコースターな展開が確定じゃあねえか!
『はーーい、飛んでけー♡』
飛んでけー♡、じゃねえよ!!
『ばいばーい♡』
うわぁぁぁああああ!!!
そして───。
次に俺が気が付いた時には、見慣れない草原のド真ん中に、つっ立って居た。
「さ、寒い……」
しかも、全裸でだ……。
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この異世界転生の旅が終わったら、絶対に仕返ししてやるぞ!
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by、ヒィッツカラルド
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