短編小説【化け猫は鳴きやまない】
無職のオッサンが公園で屯していると、猫が鳴きながらやって来た。
その鳴き猫に餌を与えたら……。
その鳴き猫に餌を与えたら……。
あなたにおすすめの小説
天上の銀の卵、雪
多々良
ライト文芸
くたびれた男が、天上へと続くリフトに揺られて上がっていく。
遥かな足元は金属の大地、上がる先は金属でできた空。
決まった時間に、その空から人工の雪が降る。
慰めとして、美しいものの代名詞として___。
じじいと娘ちゃん
狐守玲隠
ライト文芸
早瀬貴仁《ハヤセタカヒト》は56歳のどこにでもいそうなおじさんである。
そんな貴仁は、ある時、親族の葬儀に出席した。 そこで、ひとりの女の子に出会う。その女の子は虚ろで、貴仁はどうしても放っておけなかった。
「君さえよければうちの子にならないかい?」
そして始まる不器用な2人の親子生活。
温かくて、楽しくて、2人で毎日笑い合う。この幸せはずっと続いてくれる。そう思っていた__
″なぁ、じじい。もう辞めたらどうだ__″
これは、ちょっぴり不器用な2人が織りなす、でこぼこ親子の物語。
サンタはいないと気付く日に
五色ひいらぎ
ライト文芸
鷲巣忠隆(わしずただたか)は安土桃山期の武将である。
九州釜崎藩の初代藩主に仕えて武勲をあげ、死後は樅木神社(もみきじんじゃ)に神として祀られた。
時は流れて2021年。樅木神社は過疎化の波に寂れ、宮司の健さんこと白神健一郎(しらかみけんいちろう)がひとり祭祀を守っていた。
だが冬至の祈祷の最中、健さんは脳梗塞で倒れ帰らぬ人となる。
祭神である鷲巣は、健さんと最後の別れをするべく、黒猫の身体を借りて葬祭センターへと向かった。
12月24日、市中がクリスマスイブに沸く日であった……
※第7回ほっこり・じんわり大賞にエントリーしています。
※作中に登場する人名・地名・家名・施設名等はすべて架空のものです。
※表紙画像: 写真AC コロプコロ様 https://www.photo-ac.com/main/detail/2038637
菊木萬太郎の根掘り葉掘り
ポテトバサー
ライト文芸
普段なら絶対に話を聞くことが出来ない様々な「もの」をゲストに招き、インタビュアーの菊木萬太郎が根掘り葉掘りと質問をしていく架空のTV番組。
野菜や動物、金属から年号まで、この世に存在する「もの」全てがインタビュー対象になります。そのうち、リクエストも募集します!
気軽にお試しあれ!
※インタビュー形式コメディーとなりますので、文章は対談方式で書いてあります。
ゆずちゃんと博多人形
とかげのしっぽ
ライト文芸
駅をきっかけに始まった、魔法みたいな伝統人形の物語。
ゆずちゃんと博多人形職人のおじいさんが何気ない出会いをしたり、おしゃべりをしたりします。
昔書いた、短めの連載作品。