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60,誕生日(レナ)

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「レナ、誕生日おめでとう」



爺さんの狩場で爺さんとルナさんの知り合いフェンリルのトシモリと会う
そんな予想外の出会いから約二カ月が過ぎ、その間も領地の開発は進んでいた。


最初の領地はまだ都市とは言えないが、区別する為に俺たちの間だけだが都市と呼ぶようにした。

隣の北の領地はまだ名前がないので街と呼んでいる。

更に北のミナモト領はルナさんの領地でもあるのでルナ領で通じるようにした。

そして東の国の土地は俺はまだ確認した事がないのでどんな土地なのかもわからない。
なので『東』=旧東の国。で通じるようにした。


「ユキャールさんと話すのも久しぶりですね、僕の事忘れていたんじゃないかと思いましたよ」

俺は今テキトと話している。直接話すのは久しぶりだ。トントンと陞爵して領地が増え、子供も生まれ子育てが発生し。もう忙しくて話しする暇などなかったんだ。
今は都市はテキトに任せ、街やルナ領を俺が、東はルナさん、子供はマドーラと役割分担が整って起動に乗り始めたので余裕も出てきた。

「見てて、と言うか聞いてて知ってるだろ…俺がどれ程忙しかったか…」
「そうですね、知ってますよ。と言うかユキャールさんは色々やりすぎたんですよ」
「俺が、と言うより、レナやルナさんがって気もするんだがな…」
「それを止めるのはユキャールの仕事でしょう」
「それを言われると痛いな…」

「そういやテキトさん?」
「なんですか?」
「ルナさんから襲われていないか?」
「いや?と言うか何でそんなこと聞くんですか?」

「俺の子が生まれた時にな、女性陣が出産したいって火が吹いちゃって、それでレナは妊娠したんだけど」
「そうですね」
「ルナさんも子がほしいとなったわけだ」
「なるほど、ルナさんもレナさんの母親と言う割にはまだまだお若いですからね」
「本人は成人前にレナを産んだって言ってるからな」
「それは、よく育てられましたね…」

「そのルナさんの子の父を誰にするかって話になったわけだ」
「それでなぜ僕の名が出るんです?完全に戦力外じゃないですか?」
「テキトさんも十分戦力でしょ?その知識で今まで戦ってきたわけだし」
「まぁそう言われるとそうなりますね」

「それでルナさんの子が『俺』と言うのはマズい。じゃぁ誰にする?となったわけ」
「それで、知識を言う武器がある僕ですか… 足りない戦闘力はルナさんが補うと…」
「そう言う事。だから襲われていないか確認したわけさ」
「今の所は気付く限りでは大丈夫です。ただあの人は気付かずにその場にいたりしますから…」
「気付かない間に襲われてる可能性もある と」
「そうなります…」

「まぁもし出来たら『孕んださ』なんて言ってきそうだからすぐわかるんだけどね」
「今は東が忙しくて大丈夫だと思うけど。覚悟はしておいてくれ…」
「覚悟って父親になる覚悟ですか?」
「そう…」
「うわぁ…気付かない内にルナさんの子の父ですか…それってレナさんの義父になりますし。間接的になりますけどユキャールさんの義父になるのでは?」
「おおぅ…そういうことにもなるわけか…」

「もう大人しくユキャールさんが父親になったらどうです?」
「レナの子とレナの妹の子が俺になるんだぞ?」
「それは…」

「まぁ俺も気付かない間に襲われてるみたいだし、万が一の時は覚悟を決めるが…」
「僕も可能性があるので覚悟を決めろと…」
「そういうことだ」
「そういうことですか」
「「はははははは…」」


「ママー、今日の笑い声は元気がないね」
「そうね、何かあったのかしら…」


「レナ、誕生日おめでとう」
「あとがとですがなんか変な気分です」

今日はレナの16歳の誕生日、この世には誕生日を祝う習慣はない。

「誕生日を祝うなんて変な習慣を考えたものさね」
「これも商売の活性の1つなんですよ」
「あぁ、祝い事だから何か買おうって事に結び付けるのか」
「そう言う事です」

「俺たちの時はまだ始めたばかりなので、ちょっとだけですが夕食を豪華にしました」
「ほう、確かにそれだけでも出費になるさね」

「そして能力の確認をして自分が無事に16歳になった事に感謝する日になればいいかな。と」
「感謝とは誰にだい?」
「誰でもいいんです。無事に1年過ごした自分に、産んでくれた母に。育ててくれた親に。いつも見守ってくれる誰かさんに。など人によって色々あるはずです」
「そいつは面白そうだ。東もそういう祝い事は少ないから参考にさせてもらうさ」
「そして夜は恋人がいたら思い出のHを。ってなったら最高の日になるんじゃないですか?」
「あはは!そりゃぁいい!そうすれば宿や酒場も儲かるってわけか!」
「そういうことです」
「これは参考じゃなく決定だな!これで金がまわるさ」

「まぁ逆に恋人の誕生日を忘れた。そんな事があった日には…」
「血を見る事もあるわけか…」
「なので良い事ばかりでもないんですけどね」
「そんなの忘れる奴が悪い、大事な人と言っておきながら所詮その程度にしか思ってないってことさ」

「そういう事で俺はみんなの誕生日を知る為に教えてほしいと思うのですよ」
「ほー誕生日がいつだなんて聞かれた事がないから変な気分さね」

こうして俺はみんなの誕生日を聞き、書面に書いて保管しておくことにした。

「そんなわけで今日の夕食はいつもより豪華にしました」
「そいつはうれしいねぇ。当然酒も豪華なんだろ?」
「抜かりはありませんよ」
「よし!今日は飲もう!ほらレナあんたの誕生日だレナも飲め!」
「もうお母さん、ボクはお酒は強くないので少しだけです」

「そういやレナのお腹が結構目立ってきてるんですが、早すぎません?」
「あれ?ユキャールは知らないのか?あたしらの種族は妊娠期間が短いんだ。だからと言って育つ前に生まれるわけじゃない」
「そこらの種族と同じような赤ん坊が生まれるさ」
「それは初耳でした」
「ボクも知らなかったのです。称号にロナがいるのは知ってますが、もしかして姉さんみたいに双子?と思ってたのです」
「そうか、レナの訓練は途中で終わったからなぁ、何を教えて何がまだなのかわからないのさ」
「そうなのですね…」

「まぁ疑問に思ったら聞きな、その時は答えてやるさ」
「聞くのもいいんですけど、書物にでも残したらどうです?」
「書物か… あたしは読むのは好きなんだが書くのは苦手でね…」
「ダメなのです、ロナにも同じ事をさせるつもりですか?」
「う… バーバとしてそれはダメだってことはわかる…。善処する。とだけ言っておこう」

しかし俺とルナ・レナ親子しか話していないのでどうしたのかと思ったら、他のみんな(我が子達も)珍しい豪華な食事に夢中だった…
(スピカ… 最近落ち着いてきたと思ってたけど、まだまだ残念は直ってないんだな…)


そして夕食後、今日はレナの日と言う事で俺とレナの2人きりになる、スピカはたまにはママをしなきゃ忘れられそうだといい子供達と寝る。と言う。


レナと温泉でイチャイチャし、今はベッドの上だ…

「それにしても気付かなかったわけじゃないがお腹が目立つようになったな」
「そうですね、姉さんの時みたいに耳を当ててみますか?」
「それやりたい!」
「ふふ… はい旦那様、どうぞ…」
俺はレナのお腹に耳を当てる、特に何か聞こえるわけじゃないが幸せな気分になった…
「ロナ?パパが近くにいますよ…」

レナが声を掛けるとお腹の中にいるロナが反応した…
バン 「痛…」

「旦那様…大丈夫です?」
「シンとサチもそうだったがわかってやってるのかな?」
「もう一回やってみますか?」

俺はもう1度耳を当てる…

「ロナ?」
ばん! ばん! 「痛い…」
「ロナ!叩くのはダメです!ボクも痛いです!」
ばん! ばん! 「グォォ…」

「旦那様…これやめましょう…旦那様も痛いと思いますがボクも痛いです…」
「ロナもシンやサチみたいになるのかなぁ…」
「姉さんの血が入ってない分、炭・炭って言わなそうですが、お母さんとボクの血がはいってますからね…」
「レナ!想像するのはやめよう!」
「そ、そうですね旦那様、ロナはきっといい子に育つのです!」

もう嫌なことは考えず、レナのおっぱいに集中する事にした。

「ん…そうです… 旦那様… 今はボクのおっぱいを吸うのです…」

「これも今だけになるのかなぁ…」
シンとサチを初めて見た日、スピカの出産の日を思い出した…

「ダメです… 旦那様… もっとこっちに集中するのです…」
レナが俺の顔を抱きしめる… きもちいい… 今は俺の物だ!ロナが生まれたら少し貸してやるが、これは俺のだ!

「ん! 旦那様… 激しくなるましたが… また変な事考えてるのです? あん…」
「これは俺のだって思ってた…」

「ふふ…そうです、これは旦那様のおっぱいです… ん… はぁ…」

「ん… ん… 旦那様… もっと… もっと集中するのです… やん…」

レナのおっぱいを俺の好きなように愛撫する…

「ふふ… いつものになりましたのです… ん… ん…」

「あ! ん! はぁ… いいのです… おっぱいがいいのです…あん!」

「ふぅ… おっぱいにももっと欲しいのですが、ここにも欲しくなったのです…」

レナは俺の肉棒に振れる…

「入れるのはいつもの抱き合う形がいいのです…」

「わかった…レナ、入れるよ…」

レナのいつのも体位は対面座位だ…
入れたら、おっぱいに触れながら動くのが好きなんだ…

「あぁ…入ってくるのです… あ! あん!」

俺は抱き合た後揺れるように動く…

「あ! あん! 旦那様… ちょっと抱くのを緩めてほしいのです… お腹がちょっと苦しいのです…」
「あ、ごめんレナ…」
「いいのですよ… これでまた…あ! や! んん!」

絶頂が近くなり動きも早くなっていく…

「あ! はん! あん! いい! イく! イきそう!ああ!」
「レナ… レナ…イくぞ…」
「はい! きて! ボクの膣に! ああ!」
「んーーーーーー!!」

レナの膣奥に射精する…

「はぁはぁ… あったかいです…」

「はい… 旦那様…おっぱいですよ… あ… 」

こうして、当然一回だけでは終わらず、レナを求め続けた…


次の日レナは先に起きていて能力をみていた。

「あ、おはようです旦那様」
「おはようレナ、能力の確認か?」
「はいです、昨日見るの忘れちゃったので…」
「それなら俺も見てみるか」


名前:ユキャール(男) LV:215
年齢:16
武技:すべて(超+)
魔法:すべて(強)
スキル:異性精交(極+)、手加減 
称号:災難に巻き込まれし者+。+生還者+。女神を堕とした者。女神の揺り籠+。女神の新酒+。女神の勇者。
   女神の扉を開けし者。女神のミルク。人類の限界を突破した者+。超越者。堀師。天使を堕とした者+。
   天使のミルク。天使の勇者。天使の新酒+。天使の揺り籠++。天使の扉を開けし者+。建築士+new。
   性でも限界を越えた者。称号の効果を忘れし者。種馬車馬

LVは順調だ、それと建築士に+が付いた、最近建てるのが早く正確になってきたのはこれのおかげかな?

名前:スピカ(女) LV:210
年齢:16
スリーサイズ:B87(C) W65 H87
武技:弓術(超)、杖術(超)
魔法:すべて(超+)
スキル:魔力調整++、魔力蓄積+++
称号:勇者に尽くす者++。勇者から愛されている者+、勇者の橋に乗りし者++。
   人類の限界を突破した者+。大魔導士+。超越者。魔法先生。
   建築士。未来の大魔導士の師匠。必殺処刑人。双子の母。古代竜の炭友new 

「あれ?旦那様?姉さんの能力も出せるのですか?」
「いつのまにか出来てた、今回は比較するために表示してる」
「姉さんに知れたら怒られるかもですので報告した方がいいですね」
「そうだな…また炭にされたらシャレにならん…

「姉さんも順調ですが、なんですか?この称号…」
「どれどれ…」

古代竜の炭友:古代竜と炭に対して語り合った者 

「あの時爺さんと炭の話をして付いたっぽいな」
「なるほどです…」

名前 レナ(女) LV:212
年齢:16new 
スリーサイズ:B88(C) W63 H85
武技:短剣(刀)術(超+)、投擲(超+)
魔法:基本属性魔法(中)、身体強化(超+)、隠密魔法、回復(超)、分身魔法+、建築魔法
スキル:並行思考+
裏ステータス:LV50 (誰にも見えません)
称号:勇者から愛されている者+。勇者に尽くす者+。勇者の橋に乗りし者。 
   女神に襲われし者。慈悲深き者。勇者を襲う者。人類の限界を突破した者+。超越者。 
   勇者を惑わす者。勇者の子を宿し者+++new。勇者の御者。ロナの母。 


「ボクも順調ですね、それに称号に+が3つですか…」
「まぁ悪い称号じゃないからいいんじゃないかな?」
「悪い称号で思い出したしたが、ボクも姉さんも災難が消えました!」
「よし!これで俺が死ぬことはなくなった!!」
「そんなにうれしいものなんですか?」
「今までこれのせいで俺は何度死にかけた事か…」
「あぁ旦那様泣いちゃダメです… ほらおっぱいですよ。これで元気だしてください…」



おっぱい吸っただけで元気が出るとは単純だな俺… と思いつつレナのおっぱいに甘える事にした。
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