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「お待たせしました。」

俺が待ってると担当者が来てくれた。

「これがギルマスに言われた依頼全部です。でも大丈夫ですか?いくらSSランクとは言え危険な依頼もありますけど…」

大丈夫かと言われても俺は依頼内容を知らない、だから今は何とも言えないと話した。

これが一覧になります。

一覧はすべて討伐依頼だ、ただ特殊攻撃があるから気を付けるようにって事だった。まぁ敵が気付いた時に首と胴が無ければ何もできまい。

「報酬は全額で400枚になります。普段ならこの依頼1つでも2,3カ月はかかります」

俺は問題ない今日中に戻ると言いギルドを後にした。

「気を付けていってらっしゃいませ」


俺はこの前と同じように飛翔と周囲探索で近場から攻めていく。遠くても精々俺の本気で30分だ。俺はすぐに片付けた。

2時間位かかったかな?俺はギルドに戻り担当にあう。

「おかえりなさい。無事でなによりです、ではカードをお預かりします。」

この担当ギルマスから何か聞いたか?何1つ同様しなかったぞ。

「たしかに討伐の確認ができました。それと、未報告の魔物がありました。そちらも討伐依頼がありましたので報酬に入れておきますね」
そんな魔物いたかな?そういや孤児院に行くときぶつかった鳥はいたな、そいつかもしれん。

素材はありますか?もしあるようでしたらこちらで買取しますか?

素材は今持ってても使い道がないし、この前は素材を売るのを忘れたのでこの際ここで売り払う事にしよう。
「全部買い取りでお願いしますけど、結構な量なのでここで出して大丈夫ですか?」

「それでしたら、直接倉庫までお願いできますでしょうか」

俺は担当の後を付いて倉庫へ向かう。倉庫に着くと十分な広さなので俺は、今まで溜めてた魔物をすべて出した。(ただし美味い魔物は除く)
ふむ結構な量になってたようだ。

さすがにポーカーフェイスの担当もこれには驚きを隠せなかった。
だがすぐ正常に戻す。

「ユキャール様、さすがにこれは量がありますので査定には時間がかかります。素材代のお支払いは後日でもよろしいですか?」
まぁそうせざるを得ないだろう。俺は後ででもいいが、俺がここに来ることなく、カードに入れる事は可能か聞く。

「遠方から来られる冒険者様もいますので、そういった対応も可能です」
「それでは、その対応でお願いします」

担当のやり取りが終わると、2人で受付に戻る。

カードを渡し依頼の報酬金貨400枚だけ受け取る。

「ありがとうございました。機会があればまたお願いします」
担当がそう言うので俺はギルマスによろしく言ってくれと言いギルドを後にした。


俺が領地に戻ると丁度昼食の時間だった。

周囲では昼食にしている領民が目立つ。

俺は領民から挨拶され、俺も挨拶し、領主館に向かった。

向かう途中に浴場を見ると、俺が作った簡易な壁じゃなく立派な建物になっていた。
ここ数日の間にやるなぁ…

俺が領主館に着くとスピカは子供達と昼食にしていた。
よく思えばスピカと子供達だけ、子供は料理できるのだろうか… 子供が料理できないとしたら作るのはスピカ… スピカが作る料理はど… ウギュァァァッァ!!

俺はスピカの怒りの一撃を貰って吹き飛んだ…

「ただいま も言わず何失礼な事かんがえてるのよ!!」

言うのは俺もダメだと思うが… 思っただけでもダメなのか… ガクッ…


俺が目を覚ますと寝室のベッドの上だった、柔らかくもかたくもない微妙な枕… ガシ… 殴られた…

「せっかく膝枕してあげてるのに、何その微妙だって言う顔は!!」
そんなので殴らなくてもいいんじゃないか? 最近狂暴化してるぞ? そろそろ山に捨てるか?

「ごめん… ユキャール… 痛かったでしょ…」スピカがしおらしくなった。どういう心境の変化だ?

「でも膝がやわらなくないから微妙だったでしょ…」
そんな事気にしているのか。

「いいかスピカ、お前はハーフとは言えエルフだ、エルフは草食がメインだと聞いている。実際孤児院でのお前の食事も草食メインだったではないか」
「たしかにエルフの血を引いてるわたしはその血の影響で草食メインだわ」
「ここから言葉を悪くするから、気にしないように。 それで草しか食ってないお前に肉が付くと思うか?肉をつけたければ肉を食わねばならない」
「たしかに、そうね」
「ただ、これもよいことだけじゃない、自分がつけたい所にうまく肉がつくはずがない、つきたくない腹につくことだってある」
「う”…」
「おっぱいだって肉だ、スピカも思ってると思うが、体格の良い人っておっぱいが大きい人が多いだろう?」
「確かにそうだね」
「その人が瘦せようとするとおっぱいが小さくなる。当然だ肉なんだから」
「……。嫌な事聞いたわ…」
「スピカが肉を欲しければ少量にしておくんだ。そうすれば余計な所についても落としやすいだろう」
「そう…そうだよね!」

「少しはすっきりしたか?」
「うん♪」

よしいい子だ。俺はスピカの胸に埋もれた。

「どうしたのユキャール?急におっぱいに抱き着くなんて」
「俺はスピカのおっぱいが好きなんだ、こうしたいと思うのも当然だろう」
「♪」

少しの間だが、幸せなひと時だった…

俺がスピカから距離を置き、孤児院の話しになった。
「結果として温泉は完成した」
「まぁお湯を見つけたって言ってたからそうだろうとは思ってたよ」
「問題は温泉の効果だ」
「効果?」
「孤児院のお湯はここの10倍近く深く、お湯の色も少し黒っぽかったんだ」
「なるほど、出る深さでそんなことが起きるんだ」
「その湯は美肌の湯でな…」「美肌の湯!!」
スピカは俺が言い切る前に反応した… ちょっとうるさい…

「その温泉に入った院長先生は次の日、一瞬誰かわからない位変わってた」
「それは若くなってたってことよね?」
俺はそうだと頷く。

「それじゃわたしが入ったらもっとわかくなるのかな♪」
「いや、多分無理だろ…」「何でよ!!」
だから俺が言う前に叫ぶな!うるさい!!

「無理って言うのも理由がある。」
俺は理由を語りだす。
スピカは珍しく真面目に聞いてる… が目が怖い…
「ユキャール…余計な事考えてないで早く吐け…」

「スピカはまだ15だ、もうそろそろ16になるかな?」
「まぁそうだわね、ユキャールもそうでしょ」

「15の肌なんかまだ子供だ、これ以上若くなってどうする?体は大人なのに顔だけ子供になりたいのか?」
「それはそれで怖いわね…」

「まぁそんな事にはならないが、そういう理由でスピカが入っても若返らないってことだ。せいぜい荒れた肌が良くなる程度だろう」
「そっか… 世の中そんなに甘くないわけね…」
お前の世の中は甘いだろ!俺がいなかったらどうするつもりだった!!

「まぁ、孤児院では今ちょっとした騒ぎになってる。」
「院長先生が若返ったから?」
「それもあるが、他の先生にも効果があったらしい」
「他の先生も? それにらしい ってどういうこと?」
「院長先生がこのまま俺がいると騒ぎになるから早く帰れって、他の先生に会う前に帰ったんだよ」
「なるほどね~他の先生がユキャールに問い詰める姿が想像できるわ」
「それと院長先生に久しぶりに説教されたよ」
「それも珍しいわね」

『院長先生だって女だ、若返ったように見えればうれしい。しかし人は顔だけではありません。心が大事なのです。何度も教えたと思いましたが忘れてしまいましたか?』だってさ

「たしかに何十回って聞かされた言葉だわ…」
スピカは心に響いているようだ、さっき思いっきり顔の事考えてたからな…

「あと何だったかな、スピカに聞きたいことがあったんだがさっきの衝撃で忘れてしまった…」
「ユキャール。ごめんなさい…」

「あ、それとは別件だけど、お金を稼いできた」
「また?今度はいくらよ?」

「報酬だけで400まい」
「400枚って聞くまでもないけど金貨よね?」
俺は頷く

「それとその魔物の素材を全部売りに出した。それはいくらになるかわからないが、あとでカードに入る手筈になってる」

「もう前に『金がない』って言ってた頃が懐かしいね…」
たしかにそうだな、それも全部異性性交(スピカ)のおかげだな

「あ!!思い出した!!」
「びっくりした!どうしたの急に?」

「いや金がないから脱出できたのは異性性交スキルがあって、その相手にスピカがいたおかげだって思ったんだ」
「ヤダ…ユキャール… シたくなったの?」

「シたい気持ちもあるがHしたらまた忘れそうなので先に話しておく」
「そう…」
そんな残念そうな顔をしないでくれ…

「昨日孤児院の俺の部屋だった所で寝てて夢をみたんだ。子供の頃の夢だった」
「子供の頃に寝てた場所だから、子供の時の事を思っちゃったのかなぁ」
「子供の頃の俺とスピカが出てきた夢だった」
スピカは夢でも俺が出てきた事が嬉しくて顔を赤くしている。

「その時のスピカが『俺の事好きか』と聞いてきたんだ」
「ん~それだけだといつの話しかわからないね。わたしがユキャールにその事聞いたの何回もあるから」
そうだったんだ… 全然覚えてないわ…

「途中色々会話してるけど、今回は省くぞ」
「ちょっと残念だけどしかたないか」
「スピカが俺と結婚したいっていいだしてきたんだ。」
「それも何度もあるから何かわからないや」
これ覚えてないって言ったら俺生きていられるかな…

「当時のおれはごっご遊びだと思って本気で考えなかった」
「まぁユキャールはそういう子だったしね」
「それで本当にスピカと結婚したら…」
「結婚したら?」
「その時は○○○○を教えてくれるって行ったんだ。」
「あぁ~あれか~~」
「ただ夢ではその○○○○は何と言ったか聞こえなかったんだ。なのでこうやって聞いたんだよ」

「たしかに、それは結婚してからじゃないと教えられない。今はまだ婚約者でしょ?でも、その答えは聞きたいから急いで結婚はイヤだからね!」
「そこは焦っていないよ。領地がある程度落ち着いたら結婚式をしようと考えてる。」

「ユキャール…」
「?」
「シたくなっちゃった…」

「ここはベッドの上だからこのままHしようか」
「うん…」

俺たちはまだ日が高い中、欲情に耐えきれず、体を重ねた…

スイッチが入ったスピカは激しかった…

スピカが満足した時にはもう夕方であった。

「そういやスピカ?」
「どうしたの?」

「いや、今日の授業はいいのかなって今更だけど思い出した」

「ほんと今更だね、ユキャールが意識失ったあと自習って事で解散させたわよ」
俺のせい? 俺が悪いのかわからんが、子供達には悪い事をしちゃったな。

「まぁ放出系の子はしばらく繰り返しの訓練だからどこでやっても変わりないのよね」

「強化系もそんな感じだし、明日は街の今後について考えてみるか?」

スピカは政治だと思って嫌な顔をする。言葉が悪かったな。

「スピカはどこにお店屋さんがほしい?」
おれは質問の方法を変えた。

「それだと家から近い方がいいけど…」
「それだと領民は買い物しにくくない?」
「そう言われるとそうだよねぇ」

「そういう事を一緒に考えようって言いたかった」
「なるほど、よくわかった。それじゃ一緒に考えよう♪」
協力してくれるのは助かるんだが、難しい言葉からも意図を感じ取ってもらいたいな…


「そういやユキャール? ユキャールはこの家に残した最初の家をどうするつもり?」
スピカが突然真面目な話をしてきた!

「ん~あの家ってただ俺たちが初めてこの領地に来た時に初めて寝泊まり&Hした家ってだけなんだよな」
「強いて言えば思い出残しかな」

「ここも色々飾っちゃって、あの家だけが変に目立つのよね。思い出なら手を加えるわけにもいかないかぁ」
「うん、いつか子供ができた時に、パパたちはここに初めて来た時にこの家で寝たんだよって言えたらいいなぁって考えてる」
「!それいいね!! さすがにHの事は言えないけど、それで子供がどんな反応するか楽しみ!!」
「まぁそうだね、でも子供の頃の俺って無関心だったから、俺に似たら『ふ~んそうなんだ…』で終わりそうで怖い…」
「たしかにありえそうで怖いわ…」

「それなら、わたし似だと大丈夫じゃない♪」
「いや、スピカ似でも怖いよ…」
「なんでよ!!」
「例えばさ、『ママたちはここに初めて来た時にこの家で寝たんだよ』とするよ」
「うんうん」
「『パパとママはここで寝たんだ!寝ただけじゃないでしょ!Hした?したんだよね?それでわたしが出来ちゃったの?』って思いっきり質問責めされそう」
「絶対にないって言いきれないのが辛いわ…」

「この家解体しちゃおうか、ただいつでも組み直せるようにしてさ」
「うん…、何か未来を見たらそれがいいような気がしてきた…」
2人の意見が一致し解体する事になった。

「ねぇユキャール?」
「どうした?」
「わたし、今まで子供がほしくてたまらなかった。でも現実を考えると本当にほしいのかわからなくなっちゃった…」
「まぁ俺たちが子供の頃のと同じ子供だったらそうなるだろうなぁ…」
「子育て以前に子作りって難しいね…」
「その子作りがHなんだけどね…」

俺は暗い未来を断ち切る為に家を解体した。素材は使うことはないと思うけど、組み立てられる状態にしておいた。

スピカの表情も暗かった…

俺やスピカって子供の頃から迷惑かけてた子供だったんだと初めて実感した時であった…







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