天の街

いつかのどこか、人々は荒れ狂う地上を捨て、飛行船で暮らすようになった。
文明は発達し、空にできた飛行船の群れを人々は「天之国(アマノクニ)」と呼んだ。

国の南側を「蒼之国(ソウノクニ)」
西側を「朱之国(シュノクニ)」
東側を「翠之国(スイノクニ)」
そして北側を「夜之国(ヨルノクニ)」
と呼び、人々は生まれ、育ち、争い合う。

空に生まれた7人の少女の物語。
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