20 / 55
第2章 皇子の後宮と呪い
第15話 前世はむしろ
しおりを挟む
庭園の木々の間を縫ってきゃっきゃっと声を上げながら、ラーミウ殿下はルサードをつかまえようと走り回っている。その後ろにはラーミウ殿下の侍女たちが血相を抱えて後を追う。
侍女たちはラーミウ殿下が転んで怪我でもしたら大変だと、気が気でならないのだろう。
ルサードも手加減してあげればいいのに、本気でラーミウ殿下から逃げ回っている。
幼い子どもの無邪気で屈託のない笑顔は人を幸せな気持ちにさせるものだ。ラーミウ殿下を見ているうちに、いつの間にかこちらまで笑顔になった。
「もう気分は大丈夫か? リズワナ」
「はい、だいぶ気分が良くなってきました」
「そうか。あれはラーミウと言って、俺の弟。第二皇子だ」
「やはりそうですか。瞳の色がアーキルと同じです。可愛いらしいですね」
私たちは二人で並んで立ち、楽しそうなラーミウ殿下の姿を目で追った。
このアザリム国では、皇帝の代替わりの際に皇子たちは殺される運命だ。
第一皇子であるアーキルが即位すれば、弟皇子であるラーミウ殿下は無条件に命を奪われることになる。
(冷徹皇子と言われるアーキルが、こんなに優しい目でラーミウ殿下を見守っているというのに……)
あんな可愛らしい皇子が命を奪われてしまうなど、あってはならないことだ。
弟のことが可愛くて堪らないと言った様子のアーキルの顔を横目で見ながら、私は先ほどゴンドラの中で夢に出て来た前世の出来事を思い起こした。
前世でお仕えしたイシャーク・アザルヤード皇帝陛下は、兄弟皇子を殺すという悪しき慣例をなくそうと動いていらっしゃった。けれど、あれから数百年経った今でもその慣例は変わっていない。
数百年前のあの日、途切れている私の記憶の後には、一体何が起こったんだろうか。
あの時代にはまだ紙は貴重で一部にしか出回っていなかったから、イシャーク陛下の時代の歴史は今の時代には書物としてはほとんど伝わっていない。それこそルサードが語ってくれるような口頭伝承での昔話くらいしか、あの頃のことを知る術はない。
(あの日船上で何があったのか、せめてもう少し記憶が残っていれば……)
ようやくルサードに追いついて芝生の上でじゃれているラーミウ殿下を見て、私は眉をひそめた。
アーキルが本当にナジル・サーダの生まれ変わりなら、ラーミウ殿下のことはどう考えているのだろう。自らが帝位に就くためなら弟皇子の犠牲は仕方ない、とでも考えるだろうか。
愛する人を手に入れるために、弟皇子たちの命を守るのを諦めたナジルのように。
私の表情が暗くなったことに気付いたのか、アーキルが私の腕を引いた。
「ルサードは後から侍女に連れて来させよう。行くぞ、歩けるか?」
「あっ、はい。自分で歩けます」
「宮殿の中を案内する。お前もしばらく後宮で過ごしてもらうからな」
獲物を狙う蛇のような鋭い視線で私に目配せをすると、アーキルは庭園に背を向けて歩き始めた。私も急いで追いついて、アーキルの数歩後ろを続く。
いくつもの庭園の間を進むと、鮮やかな青色のタイルで作られた大きな建物が目の前に現れた。タイルで描かれた模様と飾り窓の組み合わせはとても美しい。こんな豪華な建物に住むなんて、何と言う贅沢だろうか。
「アーキル様。ハレムというのは、随分と広くて建物もたくさんあるのですね」
「これでも狭い方だ。皇帝陛下のハレムはこの五倍はある」
「ごっ、五倍?!」
青いタイル張りの建物の階段を昇りながら、私は思わず振り返ってハレム全体を見渡した。ゴンドラを降りた場所は随分と遠く、もはやここからでは点のようにしか見えない。
皇帝陛下のハレムはこの五倍だなんて。ハレム周辺の見張りだけでも想像を絶する人数の騎士が必要なのではないだろうか。
「陛下のハレムには妃も側女も山ほどいるから、五倍あっても足りないらしい。俺もそこで過ごして、十五になってこの離宮を与えられた」
「十五になるまではアーキルも皇帝陛下のハレムに……あれ、それではラーミウ殿下は? まだお小さいのになぜここに?」
「ラーミウの母は既に亡い。陛下のハレムにラーミウを一人残しておくのも危ないからな。ここで共に暮らすことにした」
二階の回廊の手すりに両腕を預けて、アーキルは庭園にいるラーミウ殿下の姿を目で追った。ラーミウ殿下のことを心配しているアーキルの瞳は、やはり優しさに満ちている。
わざわざラーミウ殿下を自分の離宮に連れて来るなんて……女同士の嫉妬渦巻くハレムに、大切な弟を残したままにするのが嫌だったのだろうか。
弟のことを大切に思っていると言うより、溺愛していると言った方が近いかもしれない。
(アーキルは本当にナジルの生まれ変わりなのかしら。それよりもむしろ……)
私の頭に、ナジルではない、別の御方――前世の私の主君であったイシャーク・アザルヤード陛下の御顔が浮かぶ。
アーキルはイシャーク様の生まれ変わりだと言われた方がしっくりくるかもしれない。
とそこまで考えて、私は首をぶんぶんと振って打ち消した。
イシャーク様は私が命をかけてお守りすると決めた絶対的君主。もしもアーキルがイシャーク様であるなら、こんな気安く会話できるような相手ではない。
毎晩イシャーク様と二人きり同じ部屋で過ごすことになるなんて、恐れ多くて絶対にお断りだ。
階段の踊り場から、アーキルの顔を見上げてみる。
午後の爽やかな風に吹かれて、アーキルの着崩した衣の間からは、獅子の形の痣が見え隠れしていた。
侍女たちはラーミウ殿下が転んで怪我でもしたら大変だと、気が気でならないのだろう。
ルサードも手加減してあげればいいのに、本気でラーミウ殿下から逃げ回っている。
幼い子どもの無邪気で屈託のない笑顔は人を幸せな気持ちにさせるものだ。ラーミウ殿下を見ているうちに、いつの間にかこちらまで笑顔になった。
「もう気分は大丈夫か? リズワナ」
「はい、だいぶ気分が良くなってきました」
「そうか。あれはラーミウと言って、俺の弟。第二皇子だ」
「やはりそうですか。瞳の色がアーキルと同じです。可愛いらしいですね」
私たちは二人で並んで立ち、楽しそうなラーミウ殿下の姿を目で追った。
このアザリム国では、皇帝の代替わりの際に皇子たちは殺される運命だ。
第一皇子であるアーキルが即位すれば、弟皇子であるラーミウ殿下は無条件に命を奪われることになる。
(冷徹皇子と言われるアーキルが、こんなに優しい目でラーミウ殿下を見守っているというのに……)
あんな可愛らしい皇子が命を奪われてしまうなど、あってはならないことだ。
弟のことが可愛くて堪らないと言った様子のアーキルの顔を横目で見ながら、私は先ほどゴンドラの中で夢に出て来た前世の出来事を思い起こした。
前世でお仕えしたイシャーク・アザルヤード皇帝陛下は、兄弟皇子を殺すという悪しき慣例をなくそうと動いていらっしゃった。けれど、あれから数百年経った今でもその慣例は変わっていない。
数百年前のあの日、途切れている私の記憶の後には、一体何が起こったんだろうか。
あの時代にはまだ紙は貴重で一部にしか出回っていなかったから、イシャーク陛下の時代の歴史は今の時代には書物としてはほとんど伝わっていない。それこそルサードが語ってくれるような口頭伝承での昔話くらいしか、あの頃のことを知る術はない。
(あの日船上で何があったのか、せめてもう少し記憶が残っていれば……)
ようやくルサードに追いついて芝生の上でじゃれているラーミウ殿下を見て、私は眉をひそめた。
アーキルが本当にナジル・サーダの生まれ変わりなら、ラーミウ殿下のことはどう考えているのだろう。自らが帝位に就くためなら弟皇子の犠牲は仕方ない、とでも考えるだろうか。
愛する人を手に入れるために、弟皇子たちの命を守るのを諦めたナジルのように。
私の表情が暗くなったことに気付いたのか、アーキルが私の腕を引いた。
「ルサードは後から侍女に連れて来させよう。行くぞ、歩けるか?」
「あっ、はい。自分で歩けます」
「宮殿の中を案内する。お前もしばらく後宮で過ごしてもらうからな」
獲物を狙う蛇のような鋭い視線で私に目配せをすると、アーキルは庭園に背を向けて歩き始めた。私も急いで追いついて、アーキルの数歩後ろを続く。
いくつもの庭園の間を進むと、鮮やかな青色のタイルで作られた大きな建物が目の前に現れた。タイルで描かれた模様と飾り窓の組み合わせはとても美しい。こんな豪華な建物に住むなんて、何と言う贅沢だろうか。
「アーキル様。ハレムというのは、随分と広くて建物もたくさんあるのですね」
「これでも狭い方だ。皇帝陛下のハレムはこの五倍はある」
「ごっ、五倍?!」
青いタイル張りの建物の階段を昇りながら、私は思わず振り返ってハレム全体を見渡した。ゴンドラを降りた場所は随分と遠く、もはやここからでは点のようにしか見えない。
皇帝陛下のハレムはこの五倍だなんて。ハレム周辺の見張りだけでも想像を絶する人数の騎士が必要なのではないだろうか。
「陛下のハレムには妃も側女も山ほどいるから、五倍あっても足りないらしい。俺もそこで過ごして、十五になってこの離宮を与えられた」
「十五になるまではアーキルも皇帝陛下のハレムに……あれ、それではラーミウ殿下は? まだお小さいのになぜここに?」
「ラーミウの母は既に亡い。陛下のハレムにラーミウを一人残しておくのも危ないからな。ここで共に暮らすことにした」
二階の回廊の手すりに両腕を預けて、アーキルは庭園にいるラーミウ殿下の姿を目で追った。ラーミウ殿下のことを心配しているアーキルの瞳は、やはり優しさに満ちている。
わざわざラーミウ殿下を自分の離宮に連れて来るなんて……女同士の嫉妬渦巻くハレムに、大切な弟を残したままにするのが嫌だったのだろうか。
弟のことを大切に思っていると言うより、溺愛していると言った方が近いかもしれない。
(アーキルは本当にナジルの生まれ変わりなのかしら。それよりもむしろ……)
私の頭に、ナジルではない、別の御方――前世の私の主君であったイシャーク・アザルヤード陛下の御顔が浮かぶ。
アーキルはイシャーク様の生まれ変わりだと言われた方がしっくりくるかもしれない。
とそこまで考えて、私は首をぶんぶんと振って打ち消した。
イシャーク様は私が命をかけてお守りすると決めた絶対的君主。もしもアーキルがイシャーク様であるなら、こんな気安く会話できるような相手ではない。
毎晩イシャーク様と二人きり同じ部屋で過ごすことになるなんて、恐れ多くて絶対にお断りだ。
階段の踊り場から、アーキルの顔を見上げてみる。
午後の爽やかな風に吹かれて、アーキルの着崩した衣の間からは、獅子の形の痣が見え隠れしていた。
1
お気に入りに追加
191
あなたにおすすめの小説
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
【完結】白い結婚で生まれた私は王族にはなりません〜光の精霊王と予言の王女〜
白崎りか
ファンタジー
「悪女オリヴィア! 白い結婚を神官が証明した。婚姻は無効だ! 私は愛するフローラを王妃にする!」
即位したばかりの国王が、宣言した。
真実の愛で結ばれた王とその恋人は、永遠の愛を誓いあう。
だが、そこには大きな秘密があった。
王に命じられた神官は、白い結婚を偽証していた。
この時、悪女オリヴィアは娘を身ごもっていたのだ。
そして、光の精霊王の契約者となる予言の王女を産むことになる。
第一部 貴族学園編
私の名前はレティシア。
政略結婚した王と元王妃の間にできた娘なのだけど、私の存在は、生まれる前に消された。
だから、いとこの双子の姉ってことになってる。
この世界の貴族は、5歳になったら貴族学園に通わないといけない。私と弟は、そこで、契約獣を得るためのハードな訓練をしている。
私の異母弟にも会った。彼は私に、「目玉をよこせ」なんて言う、わがままな王子だった。
第二部 魔法学校編
失ってしまったかけがえのない人。
復讐のために精霊王と契約する。
魔法学校で再会した貴族学園時代の同級生。
毒薬を送った犯人を捜すために、パーティに出席する。
修行を続け、勇者の遺産を手にいれる。
前半は、ほのぼのゆっくり進みます。
後半は、どろどろさくさくです。
小説家になろう様にも投稿してます。
転生王女は異世界でも美味しい生活がしたい!~モブですがヒロインを排除します~
ちゃんこ
ファンタジー
乙女ゲームの世界に転生した⁉
攻略対象である3人の王子は私の兄さまたちだ。
私は……名前も出てこないモブ王女だけど、兄さまたちを誑かすヒロインが嫌いなので色々回避したいと思います。
美味しいものをモグモグしながら(重要)兄さまたちも、お国の平和も、きっちりお守り致します。守ってみせます、守りたい、守れたらいいな。え~と……ひとりじゃ何もできない! 助けてMyファミリー、私の知識を形にして~!
【1章】飯テロ/スイーツテロ・局地戦争・飢饉回避
【2章】王国発展・vs.ヒロイン
【予定】全面戦争回避、婚約破棄、陰謀?、養い子の子育て、恋愛、ざまぁ、などなど。
※〈私〉=〈わたし〉と読んで頂きたいと存じます。
※恋愛相手とはまだ出会っていません(年の差)
ブログ https://tenseioujo.blogspot.com/
Pinterest https://www.pinterest.jp/chankoroom/
※作中のイラストは画像生成AIで作成したものです。
妹しか愛していない母親への仕返しに「わたくしはお母様が男に無理矢理に犯されてできた子」だと言ってやった。
ラララキヲ
ファンタジー
「貴女は次期当主なのだから」
そう言われて長女のアリーチェは育った。どれだけ寂しくてもどれだけツラくても、自分がこのエルカダ侯爵家を継がなければいけないのだからと我慢して頑張った。
長女と違って次女のルナリアは自由に育てられた。両親に愛され、勉強だって無理してしなくてもいいと甘やかされていた。
アリーチェはそれを羨ましいと思ったが、自分が長女で次期当主だから仕方がないと納得していて我慢した。
しかしアリーチェが18歳の時。
アリーチェの婚約者と恋仲になったルナリアを、両親は許し、二人を祝福しながら『次期当主をルナリアにする』と言い出したのだ。
それにはもうアリーチェは我慢ができなかった。
父は元々自分たち(子供)には無関心で、アリーチェに厳し過ぎる教育をしてきたのは母親だった。『次期当主だから』とあんなに言ってきた癖に、それを簡単に覆した母親をアリーチェは許せなかった。
そして両親はアリーチェを次期当主から下ろしておいて、アリーチェをルナリアの補佐に付けようとした。
そのどこまてもアリーチェの人格を否定する考え方にアリーチェの心は死んだ。
──自分を愛してくれないならこちらもあなたたちを愛さない──
アリーチェは行動を起こした。
もうあなたたちに情はない。
─────
◇これは『ざまぁ』の話です。
◇テンプレ [妹贔屓母]
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾もあるかも。
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング〔2位〕(4/19)☆ファンタジーランキング〔1位〕☆入り、ありがとうございます!!
お飾り妻は離縁されたい。「君を愛する事はできない」とおっしゃった筈の旦那様。なぜか聖女と呼んで溺愛してきます!!
友坂 悠
ファンタジー
この先はファンタジー色が強くなりすぎて恋愛ジャンルではどうかとの思いもあって完結させていましたが、ジャンルを移し連載再開することにしました。
よろしくお願いします。
「君を愛する事はできない」
新婚初夜に旦那様から聞かされたのはこんな台詞でした。
貴族同士の婚姻です。愛情も何もありませんでしたけれどそれでも結婚し妻となったからにはそれなりに責務を果たすつもりでした。
元々貧乏男爵家の次女のシルフィーナに、良縁など望むべくもないことはよく理解しているつもりで。
それでもまさかの侯爵家、それも騎士団総長を務めるサイラス様の伴侶として望んで頂けたと知った時には父も母も手放しで喜んで。
決定的だったのが、スタンフォード侯爵家から提示された結納金の金額でした。
それもあって本人の希望であるとかそういったものは全く考慮されることなく、年齢が倍以上も違うことにも目を瞑り、それこそ両親と同年代のサイラス様のもとに嫁ぐこととなったのです。
何かを期待をしていた訳では無いのです。
幸せとか、そんなものは二の次であったはずだったのです。
貴族女性の人生など、嫁ぎ先の為に使う物だと割り切っていたはずでした。
だから。縁談の話があったのも、ひとえに彼女のその魔力量を買われたのだと、
魔力的に優秀な子を望まれているとばかり。
それなのに。
「三年でいい。今から話す条件を守ってくれさえすれば、あとは君の好きにすればいい」
とこんなことを言われるとは思ってもいなくて。
まさか世継ぎを残す義務さえも課せられないとは、思ってもいなくって。
「それって要するに、ただのお飾り妻ってことですか!?」
「何故わたくしに白羽の矢が立ったのですか!? どうして!?」
事情もわからずただただやるせない気持ちになるシルフィーナでした。
それでも、侯爵夫人としての務めは果たそうと、頑張ろうと思うのでしたが……。
※本編完結済デス。番外編を開始しました。
※第二部開始しました。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
【完結】間違えたなら謝ってよね! ~悔しいので羨ましがられるほど幸せになります~
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
「こんな役立たずは要らん! 捨ててこい!!」
何が起きたのか分からず、茫然とする。要らない? 捨てる? きょとんとしたまま捨てられた私は、なぜか幼くなっていた。ハイキングに行って少し道に迷っただけなのに?
後に聖女召喚で間違われたと知るが、だったら責任取って育てるなり、元に戻すなりしてよ! 謝罪のひとつもないのは、納得できない!!
負けん気の強いサラは、見返すために幸せになることを誓う。途端に幸せが舞い込み続けて? いつも笑顔のサラの周りには、聖獣達が集った。
やっぱり聖女だから戻ってくれ? 絶対にお断りします(*´艸`*)
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2022/06/22……完結
2022/03/26……アルファポリス、HOT女性向け 11位
2022/03/19……小説家になろう、異世界転生/転移(ファンタジー)日間 26位
2022/03/18……エブリスタ、トレンド(ファンタジー)1位
侯爵令嬢に転生したからには、何がなんでも生き抜きたいと思います!
珂里
ファンタジー
侯爵令嬢に生まれた私。
3歳のある日、湖で溺れて前世の記憶を思い出す。
高校に入学した翌日、川で溺れていた子供を助けようとして逆に私が溺れてしまった。
これからハッピーライフを満喫しようと思っていたのに!!
転生したからには、2度目の人生何がなんでも生き抜いて、楽しみたいと思います!!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる