しらぬ間に魔王を仲間に魔王退治の旅してた

来て早々命の危機

ﾞガタﾝｯガタンﾞ

「えーと？何でこうなったんだっけ」
どういう訳か僕は今捕まっている。

《2日前》

僕はまず食料を探しに森をさまよっていた、ステータスのお陰で使えそうな能力を使い、動物と言うか魔物を狩っていた

その日は火を起こし安全な場所で食事をして眠った

異世界転移から2日目に入り朝食を食べ神様がサポートとして授けてくれたマップを使い、街に向かい歩く。

その道中魔物や草を取りカバンに詰め込む

 このカバンもまた神様から頂いたもので他にも魔物の本や薬草などの本を貰った
 その本を参考に売れそうなものや使えそうなものをバッグに詰め込んでいた

 ようやく街につき身分証を無くしたと嘘をつき、身分証と通行許可証を発行してもらう
 まずはよくある定番のギルドに行き冒険者登録をして、途中で取ったものを売る
 この世界のものでどれがどのくらいの価値なのか分からず、普通そうなのを売ったところ最高でＳランクから最低でDランクのものばかりだった
 どうやらこの世界ではＳランクは貴重で滅多に取れないそうだ

まぁそんな物をバンバン大量に売れば当然目立つそして売ったものの金額がかなり大金だったらしく
 街を歩けば注目の的更には、人気がないところを歩けば金目的に追われる
 なんとかそれを回避しながら宿を探し歩き到着後宿泊の手続きをした
 街で必要なものを買い揃えていると夜になってしまったので宿に戻り眠りについた、そして冒頭に戻り

 現在目を覚ました僕は何故か盗賊らしき人物に縛られ捕まっている。
 話を聞くにこの馬車は奴隷をはこぶ馬車のようでこれから奴隷を売りに行くところだそうだ。

 僕をさらったのは、ギルドで売って手に入れ大金を奪い奴隷として売るためらしい
 馬車のことを教えてくれたのは奴隷として運ばれている女の子ウィズデリア･キーソン･メルリークル、3つの名がある人は貴族だそうで

 彼女はとある国の姫だったが隣国の国に裏切られ国は滅び
 その国の王子と仲の良かった彼女は、王子の父である国王に邪魔だからと奴隷商人に売られたそうだ
 僕を誘拐した理由は商人が話していたのを盗み聞いたからだ

レアアイテムを大量に探し出せる能力があれば高く売れると話していた
 馬車は薄暗く人が滅多に通らないような道を通り、森の奥深くに入って行く
 僕は脱出する手伝いをして欲しいと一緒に乗っている人達に頼んだ、だが皆捕まった時の罰を恐れ、手を貸してはくれなかった
 まぁ、当然かなとは思う

 ただ1人僕に色々教えてくれた彼女だけが手を貸してくれると言う、僕は感謝し作戦を考えたそれを聞いた彼女は僕に

「本当にその作戦は上手くいくの？」

と聞いてきただから僕は迷わず

「きっと上手くいく、僕を信じて」
「分かった、貴方にかけるわ」

しばらく話しているとどうやら馬車は目的地に着いたようで止まった
 馬車に乗っていた人全員が鎖を付けられ屋敷の地下に連れていかれ
 僕だけが別の、まるで拷問部屋のような部屋に連れていかれた。