上 下
11 / 12
デート

11 番外編 ピクニック

しおりを挟む



 今日は天利と一緒にピクニックに来ました!と言うのも今は夏休みで一日ゆっくりしたい、だけど家に居るっていうのもデートっぽくない、かと言って遊園地は最近行ったばかりだしなぁ

  と悩んだ結果のんびりしながらデート気分を味わえるピクニックにしよう!ってことになりました。
 当日は大丈夫かなって心配はあったけどピクニック日和の快晴な空!幻想的に太陽の光が反射する池!大好きな天利と一緒と言うこともあってより最高の気分!
さらにさらに!玠お手製(一部水作)のお弁当でピクニックは大成功間違いなし!になるはずだった。そうなるはずだったしかし


 「あのぅ、お二人ですかぁ~?私達も2人なんですよぉ~♡良かったらご一緒していいですかぁ~♡」

 「ごめんね、今日は家族と一緒なんだ。いつか機会があったらその時にね」

「えぇ~♡でもぉ~」

 そうお察しの通りさっきからこんな感じで無駄に厚化粧した女の人たちがずっと無駄にクネクネして天利を誘ってくる!天利は僕の恋人なのに!
 今日は最高のデートになるはずだったのに!天利は天利でその女の人達にばっかり笑顔を振りまいて全然僕の相手をしてくれない

 こんな事になるなら大人しく家に居れば良かった。はぁ、拗ねてても仕方ないし、女の人達がいなくなるまで飲み物とかの準備しておこう
 そうなると位置的に天利達に背を向けることになるけどいいよね?

 はぁ、せっかく玠が作ってくれたのに申し訳ないよ、あっ!僕の好きな、玠特製のミニグラタン入ってる!嬉しい~
 ミニハンバーグとハムでチーズをまいたやつも!他にも僕の好きな物がいっぱい入ってる。
そうだ、お茶の準備もしなきゃ

何故か玠から天利用と僕用の水筒貰ったけどなんでだろ?まぁいっか!
 まずは僕用の水筒の蓋を開けて紙コップに出して見るとなんと香りから僕の好きなローズティーたった!

 と言うことは天利用のは……思った通り!同じように水筒から出してみたら天利用はミントティーだ
すごいなぁ、玠は僕たちの好みをすごく把握してくれてるんだよね
今度お礼に何かプレゼントしようと思うんだけど玠は遠慮しちゃうから何としても受け取って貰わないとね!

 「い………水!」
「へ?……わぁ!びっくりした」

さっきまで女の人と話してたはずなのにいつの間にか女の人が消えてすぐ目の前に天利の顔があってびっくりした。
一体いつの間に話し終わったんだろ?

「もう、何回呼んでも気づかないんだから」

「ごめんね、話してる間に準備してしまおうと思って」

「いいよ、水は相変わらず1つの事に集中しすぎちゃうんだから気をつけないとダメだよ
それと準備ありがとう」

「うん、そうだみてお弁当!」

相変わらず天利の笑顔はカッコよすぎるよ

「美味しそう、水が作ってくれたの?」

「違うよ、僕が作ったのはこのポテトサラダだけで他のは玠が作ってくれたのちなみに詰めたのも玠で僕が作り終わった頃にはほとんど完成しててびっくりしちゃった!」

「そっか、水も頑張ってくれたんだねありがとう」

 そう言って天利はポテトサラダを一口食べた。玠には大丈夫って言って貰えたけど天利に美味しいと思って貰えるかは確実じゃないから心配だったんだよね

「美味しい、水は料理上手だね」

「えへへそんな事ないよ、けどありがとう」

良かった、ちゃんと美味しいと思って貰えたみたい。
 その後はどういう訳かさっきまでのが嘘のように天利に近づく人はいなくて僕も天利も終始ご機嫌にデートは終わった

 嫌な事はあったけどやっぱり天利と一緒だと一日は一瞬だしずっと楽しい
天利も楽しそうってわかるから僕も余計嬉しくなる。デートが終わったあとはお礼を言いに玠の家に行ったよ

夕方だったから少ししか玠と話せなかったけどまた夏休み中に遊べるから今日話せなかった事は次会った時に話すことになった。
本当に玠には感謝ばっかりだ、いつもありがとう快
天利もいつもありがとう。2人とも大好き!












______________________







久しぶりに更新しました!最近スランプ(それほどすごい作者じゃないけど)で全然書けてなくて上手く書けてないかもです。
よろしければ見てください!
そういえばお気に入りしてくれる人が多くてびっくりしてます!まさかこんなに見てもらえるとは思ってなかったのでとても嬉しいです´・ᴗ・`
これからもよろしくお願いします


それではまた会える日まで


 𝒔𝒆𝒆 𝒚𝒐𝒖 𝒂𝒈𝒂𝒊𝒏𓂃 𓈒𓏸(*´︶`*)ノ
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ヤンデレBL作品集

みるきぃ
BL
主にヤンデレ攻めを中心としたBL作品集となっています。

嫌われ者の僕

みるきぃ
BL
学園イチの嫌われ者で、イジメにあっている佐藤あおい。気が弱くてネガティブな性格な上、容姿は瓶底眼鏡で地味。しかし本当の素顔は、幼なじみで人気者の新條ゆうが知っていて誰にも見せつけないようにしていた。学園生活で、あおいの健気な優しさに皆、惹かれていき…⁈学園イチの嫌われ者が総愛される話。嫌われからの愛されです。ヤンデレ注意。 ※他サイトで書いていたものを修正してこちらで書いてます。改行多めで読みにくいかもです。

悪役令嬢の双子の兄

みるきぃ
BL
『魅惑のプリンセス』というタイトルの乙女ゲームに転生した俺。転生したのはいいけど、悪役令嬢の双子の兄だった。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

超絶美形な悪役として生まれ変わりました

みるきぃ
BL
転生したのは人気アニメの序盤で消える超絶美形の悪役でした。

隠れヤンデレは自制しながら、鈍感幼なじみを溺愛する

知世
BL
大輝は悩んでいた。 完璧な幼なじみ―聖にとって、自分の存在は負担なんじゃないか。 自分に優しい…むしろ甘い聖は、俺のせいで、色んなことを我慢しているのでは? 自分は聖の邪魔なのでは? ネガティブな思考に陥った大輝は、ある日、決断する。 幼なじみ離れをしよう、と。 一方で、聖もまた、悩んでいた。 彼は狂おしいまでの愛情を抑え込み、大輝の隣にいる。 自制しがたい恋情を、暴走してしまいそうな心身を、理性でひたすら耐えていた。 心から愛する人を、大切にしたい、慈しみたい、その一心で。 大輝が望むなら、ずっと親友でいるよ。頼りになって、甘えられる、そんな幼なじみのままでいい。 だから、せめて、隣にいたい。一生。死ぬまで共にいよう、大輝。 それが叶わないなら、俺は…。俺は、大輝の望む、幼なじみで親友の聖、ではいられなくなるかもしれない。 小説未満、小ネタ以上、な短編です(スランプの時、思い付いたので書きました) 受けと攻め、交互に視点が変わります。 受けは現在、攻めは過去から現在の話です。 拙い文章ですが、少しでも楽しんで頂けたら幸いです。 宜しくお願い致します。

転生したら、ラスボス様が俺の婚約者だった!!

ミクリ21
BL
前世で、プレイしたことのあるRPGによく似た世界に転生したジオルド。 ゲームだったとしたら、ジオルドは所謂モブである。 ジオルドの婚約者は、このゲームのラスボスのシルビアだ。 笑顔で迫るヤンデレラスボスに、いろんな意味でドキドキしているよ。 「ジオルド、浮気したら………相手を拷問してから殺しちゃうぞ☆」

こっそりバウムクーヘンエンド小説を投稿したら相手に見つかって押し倒されてた件

神崎 ルナ
BL
バウムクーヘンエンド――片想いの相手の結婚式に招待されて引き出物のバウムクーヘンを手に失恋に浸るという、所謂アンハッピーエンド。 僕の幼なじみは天然が入ったぽんやりしたタイプでずっと目が離せなかった。 だけどその笑顔を見ていると自然と僕も口角が上がり。 子供の頃に勢いに任せて『光くん、好きっ!!』と言ってしまったのは黒歴史だが、そのすぐ後に白詰草の指輪を持って来て『うん、およめさんになってね』と来たのは反則だろう。   ぽやぽやした光のことだから、きっとよく意味が分かってなかったに違いない。 指輪も、僕の左手の中指に収めていたし。 あれから10年近く。 ずっと仲が良い幼なじみの範疇に留まる僕たちの関係は決して崩してはならない。 だけど想いを隠すのは苦しくて――。 こっそりとある小説サイトに想いを吐露してそれで何とか未練を断ち切ろうと思った。 なのにどうして――。 『ねぇ、この小説って海斗が書いたんだよね?』 えっ!?どうしてバレたっ!?というより何故この僕が押し倒されてるんだっ!?(※注 サブ垢にて公開済みの『バウムクーヘンエンド』をご覧になるとより一層楽しめるかもしれません)

処理中です...