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嫉妬
10 番外編 《玠side》
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中学1年の入学式、水と天利はものすごく目立っていた。
最初はただ人づてに見た目が地味な奴がありえないぐらいの超絶美形なイケメンな男と常に一緒にいると聞いただけで特になんとも思ってはいなかった。
2人は常に話題の人物で聞いてもいないのにいつだって噂は俺の耳に届いていた。
クラスが違うことから関わることなどなかったはずなのに知り合いどころか赤の他人そんな関係が変わったのは本当にたまたまだった。
⋆ ・⋆ ・⋆ ・⋆⋆ ・⋆ ・⋆ ・⋆⋆ ・⋆ ・⋆ ・⋆
「じゃーな玠」
「おう、じゃーな」
入学から4ヶ月がすぎたある日の放課後担任に頼まれてその日の放課後は別館にある選択3の教室にある荷物を取ってくるよう頼まれていた。
何故わざわざあんな所に荷物を置いていたのかいささか疑問だが俺は仕方ないという態度を隠さず1人その教室へ向かっていた
別館へ渡るための廊下を通ろうとした時誰もいないはずの近くの教室から゙ガタッ゙と言う音が聞こえた。
気のせいかと思ったが念の為、音のなった教室に近づくと誰かが言い争っている声が聞こえ俺は教室に近づきバレないように中をのぞいた
そこには噂の地味な奴がいてどうやら絡まれているようだった。
ドアを静かに開け中に入るが2人とも言い争って居て俺には気づかない
「なにしてんの」
その言葉に2人はようやく俺に気づいた。地味な方は俺に助けを求めるような視線と同時に警戒の滲んだ視線を送ってきた。
言い争っていた相手からは邪魔そうな視線を貰った
「お前には関係ないだろ、オレはこいつに用があるんだよ関係ないやつはどっか行け」
奴は俺を睨みつけてそう言い放つ。チラリと地味な男の方を見てから相手を見ると俺は口を開いた
「お前は用があるようだがそっちの奴は嫌がってるようだけど?どう見ても平穏な話し合いには見えないが?」
「あぁ?お前に関係ねぇって言ってんだろうが!」
もう一度地味な男の方を見ると声には出さず唇だけで「助けて」と口にした。
それを見た俺は素早く2人の間に割り込み地味な男の腕を掴んでいた男の手を離し距離をとった
「何すんだ!そいつをよこせ!」
「嫌がってるのを見てそうやすやすと渡すと思ってんのか?」
「うるさい!」
そう叫ぶや否や奴は俺に向かって殴りかかってきた。俺は冷静にその腕を掴み顔面に1発殴り込むそれだけで奴は怯んで逃げていった
「お、おぼえてやがれ!」
「なんで覚えとかなきゃ行けないんだよぜってぇやだ」
逃げていった奴を見送り俺は男を振り返った
「大丈夫か?」
「う、うん、ありがとう」
少し青い顔をして素直に感謝の言葉を発すると同時に無理にほんのりと微笑んだ顔に俺は落ちた。
そうここは普通恋に落ちたと言うべきだろうがしかし違う
「お前名前なんて言うんだ」
「あ、ご、ごめんね、僕は水華、花畑 水華だよ」
「俺は玠、鬼邪毋玠だよろしくな」
「よ、よろしく」
こうして出会ったこの日から俺は水の世話をやくようになった。
俺は恋に落ちたのでは無く水の可愛さに母性と庇護欲が目覚めていた。
どういう訳か初対面の時から天利は俺に警戒心を抱く事無く逆に自分がいない間は変わりに水を守ってくれと頼まれた。
そこだけはちょっとよく分からないがまぁ、言われるまでもなく守るつもりだ
そして俺は水の世話をやくと同時に何故か今では天利の世話までしている
周りからは水と天利のお母さんと呼ばれ(解せない)ているが
まぁ、水に甘えられるとついついなんでも許して世話をやいてしまうし
そのついでに天利を世話してるのだがまぁ、不満もないしそれで上手くやれているのだから。ま、いいかってなるんだよなぁ
「玠~帰んないの~?」
高校に入って水と天利はようやく付き合いだしたにも関わらず相変わらず3人で帰っている
1度天利にこっそり2人で帰らないのか聞いたが心底不思議そうな顔で理解出来ないと言いたげに何故と聞かれたがこっちがなぜと言いたい!
一体2人の中で俺はなんのポジションにいるのやら、はぁ
そして今日もまた2人の世話をしながらきっとこの先も幸せそうな2人を見て世話をずっとするのだろうなぁと
何となくそれが嬉しくて幸せに感じてる俺も一体なんのポジションで2人を見ているのやら
______________________
久しぶりの投稿です!
番外編にて登場した玠と水の出会いでなんやなんや端折ったり言葉足らずな所もありますが追追その後の番外編などで書いていきたいと思います!
今の時代色々大変ですがBLや漫画アニメをみたりして気分転換しましょう!
こんな時代だからこそ暗くなるより楽しい事をいっぱい見つけましょう!
それじゃまたいつか会う日まで!
see you next tiem ( ^_^)/~~~
最初はただ人づてに見た目が地味な奴がありえないぐらいの超絶美形なイケメンな男と常に一緒にいると聞いただけで特になんとも思ってはいなかった。
2人は常に話題の人物で聞いてもいないのにいつだって噂は俺の耳に届いていた。
クラスが違うことから関わることなどなかったはずなのに知り合いどころか赤の他人そんな関係が変わったのは本当にたまたまだった。
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「じゃーな玠」
「おう、じゃーな」
入学から4ヶ月がすぎたある日の放課後担任に頼まれてその日の放課後は別館にある選択3の教室にある荷物を取ってくるよう頼まれていた。
何故わざわざあんな所に荷物を置いていたのかいささか疑問だが俺は仕方ないという態度を隠さず1人その教室へ向かっていた
別館へ渡るための廊下を通ろうとした時誰もいないはずの近くの教室から゙ガタッ゙と言う音が聞こえた。
気のせいかと思ったが念の為、音のなった教室に近づくと誰かが言い争っている声が聞こえ俺は教室に近づきバレないように中をのぞいた
そこには噂の地味な奴がいてどうやら絡まれているようだった。
ドアを静かに開け中に入るが2人とも言い争って居て俺には気づかない
「なにしてんの」
その言葉に2人はようやく俺に気づいた。地味な方は俺に助けを求めるような視線と同時に警戒の滲んだ視線を送ってきた。
言い争っていた相手からは邪魔そうな視線を貰った
「お前には関係ないだろ、オレはこいつに用があるんだよ関係ないやつはどっか行け」
奴は俺を睨みつけてそう言い放つ。チラリと地味な男の方を見てから相手を見ると俺は口を開いた
「お前は用があるようだがそっちの奴は嫌がってるようだけど?どう見ても平穏な話し合いには見えないが?」
「あぁ?お前に関係ねぇって言ってんだろうが!」
もう一度地味な男の方を見ると声には出さず唇だけで「助けて」と口にした。
それを見た俺は素早く2人の間に割り込み地味な男の腕を掴んでいた男の手を離し距離をとった
「何すんだ!そいつをよこせ!」
「嫌がってるのを見てそうやすやすと渡すと思ってんのか?」
「うるさい!」
そう叫ぶや否や奴は俺に向かって殴りかかってきた。俺は冷静にその腕を掴み顔面に1発殴り込むそれだけで奴は怯んで逃げていった
「お、おぼえてやがれ!」
「なんで覚えとかなきゃ行けないんだよぜってぇやだ」
逃げていった奴を見送り俺は男を振り返った
「大丈夫か?」
「う、うん、ありがとう」
少し青い顔をして素直に感謝の言葉を発すると同時に無理にほんのりと微笑んだ顔に俺は落ちた。
そうここは普通恋に落ちたと言うべきだろうがしかし違う
「お前名前なんて言うんだ」
「あ、ご、ごめんね、僕は水華、花畑 水華だよ」
「俺は玠、鬼邪毋玠だよろしくな」
「よ、よろしく」
こうして出会ったこの日から俺は水の世話をやくようになった。
俺は恋に落ちたのでは無く水の可愛さに母性と庇護欲が目覚めていた。
どういう訳か初対面の時から天利は俺に警戒心を抱く事無く逆に自分がいない間は変わりに水を守ってくれと頼まれた。
そこだけはちょっとよく分からないがまぁ、言われるまでもなく守るつもりだ
そして俺は水の世話をやくと同時に何故か今では天利の世話までしている
周りからは水と天利のお母さんと呼ばれ(解せない)ているが
まぁ、水に甘えられるとついついなんでも許して世話をやいてしまうし
そのついでに天利を世話してるのだがまぁ、不満もないしそれで上手くやれているのだから。ま、いいかってなるんだよなぁ
「玠~帰んないの~?」
高校に入って水と天利はようやく付き合いだしたにも関わらず相変わらず3人で帰っている
1度天利にこっそり2人で帰らないのか聞いたが心底不思議そうな顔で理解出来ないと言いたげに何故と聞かれたがこっちがなぜと言いたい!
一体2人の中で俺はなんのポジションにいるのやら、はぁ
そして今日もまた2人の世話をしながらきっとこの先も幸せそうな2人を見て世話をずっとするのだろうなぁと
何となくそれが嬉しくて幸せに感じてる俺も一体なんのポジションで2人を見ているのやら
______________________
久しぶりの投稿です!
番外編にて登場した玠と水の出会いでなんやなんや端折ったり言葉足らずな所もありますが追追その後の番外編などで書いていきたいと思います!
今の時代色々大変ですがBLや漫画アニメをみたりして気分転換しましょう!
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