こころのみちしるべ

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現世編

015.『彼が今日自殺をする理由』07

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 真琴、由衣、杏奈、悠樹、琢磨、それとクラスの他の四人の男女、計九名はその週の土曜に柳原市街のバッティングセンターに練習をしに行った。球技大会の練習は体育の時間にも行っていたが、そこは他のクラスも同じであり、そこからライバルに差をつけるためのものだった。またそれ以上にみなの親睦を深める意図が大きかった。
 女子は慣れないバッティングに苦戦したが、杏奈だけは男子に匹敵するほどの快音を響かせた。体の小さな由衣は特に金属バットの重さに悪戦苦闘したが、卓球のときと違い最初から全力で取り組んだ。真琴はそんな由衣に付きっきりで指導した。野球経験者の悠樹は自然と監督のような立ち位置になった。彼はベンチに腰掛けてみなのバッティングを見た。悠樹は特に真琴と由衣の二人に注視した。由衣は「脇をしめて小さくバットを振る」という真琴からのアドバイスをしっかりと守って練習し、最後にはそのコツを掴み、高い打球は打てないものの高確率でバットに球を当ててゴロの打球を打てるようになった。その日の練習は由衣の目を見張る進歩によって盛り上がりを見せた。最後はみなで牛丼を食べ「また一緒に練習しよう」と約束して帰った。
 月見が丘駅で解散し、真琴と悠樹は夕闇の中を二人で長い影を並べて旧山名町方面に歩いた。しばらく歩くと不意に悠樹は真琴にこんなことを言った。
「来週の土曜だけどさ」
「うん」
「由衣誕生日らしいぜ」
 真琴はやや戸惑いながらそれを聞いた。
「…そうなんだ」
「お前なんか誕生日とか祝ってもらったことある?」
 真琴は遠い目をした。
「ああ、…まあ昔は、何回か」
「だいぶ前じゃん」
「うん」
「由衣も多分そんな感じだと思うぜ」
「…かもな」
 悠樹はやや強い口調で言った。
「やばいでしょ」
 真琴は訝しそうに悠樹を見た。
「…何が?」
「いやそういうのはよくねえよ」
「…何で?」
 悠樹は「当然だろ」と言わんばかりに笑った。
「いやいや、何でじゃねえよ。普通祝うもんだろ、誕生日って」
「まあ、たしかに…」
 悠樹はさりげなく言った。
「お前祝ってやれよ」
 真琴は心底驚いた。
「は!?」
「いやいや、は? じゃなくて、マジで」
「…なんで?」
 悠樹は真琴を責めるように言った。
「いやなんでって、じゃあお前由衣が誕生日祝ってもらう喜びを知らずに大人になってもいいのかよ。かわいそうじゃねえのかよ」
「いやそりゃ…。でも今の親戚の家が祝ってくれるだろ」
 悠樹は大げさに残念そうな顔をした。
「いやお前わかってねえな。こういうときは友達が心の支えになるんだよ」
 友達に誕生日など祝ってもらったことのない真琴は率直な疑問を呈した。
「…そうかな」
「そうだよ」
「じゃまたみんなで集まる?」
 悠樹はさすがに少しイライラした。
「いやそれはねえだろ」
「なんで?」
「俺も琢磨も杏奈も家族からちゃんと祝ってもらってるし。お前と由衣くらいだろ誕生日に縁がねえの」
「…まあ、そうかも」
「じゃお前ら今までの分取り返さねえと。誕生日無縁コンビでお互い祝い合え」
「いや俺誕生日じゃねえし」
「いやだからお前がまず由衣を祝って、そしたらまたいつか…お前誕生日いつだっけ?」
「十二月」
「なんだよ終わってんじゃねえかよ馬鹿かよ」
「なんでだよ」
「まあいいわ。十二月に祝ってもらえよ」
「どういうことだよ」
 悠樹は急に「監督」の顔をして言った。
「お前今日由衣のバッティング見てどう思った?」
「まあ、頑張ってたしすげえ進化してたと思うよ」
「だろ? でもな、甘いんだよ」
「…」
「あれじゃまだちょっとダメだな」
 悠樹が人に批判的なものの言い方をするのを聞いたことがほとんどなかったため真琴は訝った。
「まあ、まだ少し練習した方がいいかもな」
「だろ? でさ、野球経験者の俺からしてやっぱり由衣には特別練習が必要だと思うんだよね」
「…」
「お前を由衣の特別コーチに任命する」
 コーチなら悠樹の方が適任だと思った真琴はそこでも率直に疑問を呈した。
「なんでだよ」
「いや、今日お前由衣に教えてたじゃん」
「うん」
「あれはうまいと思ったね」
「俺よりお前のがうまいだろ」
「いや俺野球やってたけど教えるのはうまくねえから。それに俺はみんなに教えなきゃいけないし。みんなの俺だから。みんなの監督」
「じゃ二人で教えようぜ」
 悠樹は再びイライラした。
「ダメだよ。俺用事あるし。いいからお前教えてやれ。誕生日に」
「…そんなの、向こうの都合もあるじゃん」
「知らねえよ、いいからとりあえず誘え」
 真琴は顔を赤らめた。
「は? マジかよ。女子と二人で出かけたこととかねえんだけど」
「じゃあ頑張れよ」
「なんだよその感じ」
 悠樹は大げさに驚いて真琴を見た。
「えっ? 何お前、キモっ! 何意識してんの?」
 悠樹にからかわれて真琴はうろたえた。
「は? 別に? 何が?」
「いやいやいや、お前今おかしかっただろ。女子と二人って何? 別にただの練習じゃん」
 真琴はむきになった。
「そうだよ? うん」
「じゃあいいじゃん。行ってこいよ練習。ただの友達なんだから」
「いや、全然いいけど」
「普通に誘ったらいいじゃん」
「いや普通に、うん…」
 このように悠樹の口車に乗せられて真琴は由衣を『特別練習』に誘うことになった。
 その日の晩、真琴は由衣をどうやって特別練習に誘えば良いか思案したが、一向にうまい手は思いつかなかった。真琴は由衣に嫌われることを恐れた。余計なアクションを起こすことで心の歪を生んで友達ですらいられなくなってしまうような気がした。しかしそれ以上に由衣に誕生日とソフトボールを楽しんでもらいたいとも思った。結局ほとんど眠れないまま月曜の朝が来て、真琴は週末までに積極的に話し掛けて会話の流れの中にチャンスがあればうまくその話しにもっていこうとだけ腹に決めた。
 しかしすべては杞憂に終わった。月曜の始業前に悠樹が話をつけてくれたのだ。緊張する真琴をよそに悠樹が由衣に声を掛けた。
「由衣」
「ん?」
 悠樹は急に声色を変えてコントのようなことを始めた。どうやら「野球監督と選手」という設定らしい。
「お前はもっとバッティングを練習する必要がある!」
 由衣もそのコントに乗った。
「はい!」
「よって特別練習を命ずる!」
「はい!」
「今週の土曜朝十一時、月見が丘駅に集合!」
「すいません、その日は家族とお出かけです!」
「じゃあ日曜ならどうだ!」
「空いてます!」
「じゃあ行ってこい!」
「はい!」
 そこへ杏奈が真顔で割り込んだ。
「監督、私も空いてます!」
「お前はうますぎるからそれ以上練習すんな! 俺の立つ瀬がなくなるだろ空気読め怪力メスゴリラ」
 杏奈は真顔のまま敬礼のポーズをした。
「はい!」
 由衣は「ひどい」と言いながら笑った。
「真琴!」
 悠樹は真琴を呼んだ。急に話をふられて真琴はうろたえた。
「はい!」
「お前が特別コーチだ! しっかりと指導してやれ!」
「は、はい!」
 こうしてなかば強引に日曜日に真琴と由衣とで『特別練習』が行われる運びとなった。
 その日の帰りに真琴は服屋に寄った。あまり服をもっていなかった真琴はいつも同じような服ばかり着ているのが恥ずかしかった。気心の知れた悠樹や杏奈や琢磨とならばともかく、由衣と出かけるとなるとさすがに先週と同じ服で姿を現すのがはばかられた。だが欲しい服はみな真琴が見積もっていたよりも値段が高く、週末にバッティングセンターで遊ぶお金、食事代、電車賃などを由衣の分まで負担することを考えると買うわけにはいかなかった。真琴は服屋で二時間近く迷った挙句何も買わずに店を出て、自転車にまたがり急いでペダルを漕ぎ、途中ドラッグストアで以前から気になっていた派手なケースに入った新しいヘアワックスだけを買って家に帰った。
 玄関で靴を脱ぐと母が買ってくれたバスケットシューズが目に入った。彼はそれを今でも土日に友達と会うときにだけ履いていた。しかし購入から五年以上が経ち、今その靴を履いている人はいなかった。真琴は汚れるたびにそれを洗っていたが、蓄積されて落ちない薄汚れが目立った。そうでなくてもソールはほとんどなくなり、靴の裏は真っ平らになっていた。
 いつも夕飯時には帰って来る真琴の遅い帰りを新しい家族は不思議そうな面持ちで迎えた。伯父が言った。
「珍しく寄り道か?」
「ちょっと服見てた」
「何かいいのあった?」
 真琴は微笑を浮かべ「いや、微妙だった」と答え、手を洗いに洗面所へ向かった。その後ろ姿と手に持ったドラッグストアのビニール袋を見ながら伯父が呟いた。
「そっか」
 真琴は夕食を一人で済ませたあと、自室の机に向かいテキストとノートを広げた。しかし勉強しようとすればするほど彼の思考は週末のことでいっぱいになった。彼は由衣と何を話せば良いだろうかと考えた。由衣とどんなふうに接すれば良いだろうかと考えた。どんな服を着れば良いのか、どんな顔を見せれば良いのか、真琴にはわからなかった。そこへドアをノックする音が聞こえた。
「真琴」
 伯父の声だった。
「入っていいか?」
「うん」
 外で煙草を買って来たとみえる伯父は上下揃いのスエットの上にダウンコートという格好だった。
「お、勉強中か、偉いな」
 真琴は苦笑いしながら答えた。
「ううん、全然やってなかった」
「そうか。まあ勉強なんてしなくたって人生なんとかなるよ」
 真琴はその言葉の意味を考えてみたがよくわからなかった。
「そうですか」
「そうだよ、勉強ばっかやってたら逆に馬鹿になるからな」
 真琴にはそれが冗談に聞こえて微笑した。
「真琴お前友達と遊んだりしてるのか」
「うん、こないだも球技大会の練習でバッティングセンター行ったし今週も行くし」
「そうか、遊ぶのも大事だしな」
「うん」
「そういえばこないだの小遣いそろそろなくなる頃だろ」
 そう言うと伯父はダウンコートのポケットから皺だらけの長財布を取り出し、それを広げた。真琴は慌てた。
「いや、いいんですよ! そんな…」
 伯父は紙幣の数を確かめながら笑った。
「いいから」
 伯父は真琴に一万円札を三枚差し出した。真琴はそれに手を伸ばすことができなかった。
「…」
「小遣いもないのにどうやって遊ぶんだよ。勉強も大事だけど人付き合いも大事だからな」
「…」
「これからどれだけの付き合いになるかわからないけど、うちにいる間は俺の子供だから。子供は親に甘えるもんだ。親の言うことをきくもんだ。悪いと思うならいつか恩返しに来い。今遠慮されるよりよっぽどそっちのが嬉しいから」
 真琴はおそるおそるその紙幣を指で掴んだ。
「ごめん、勉強の邪魔して悪かったな」
 そう言うと伯父は足早に部屋を出て行った。強烈な申し訳なさと嬉しさがない交ぜとなり、真琴を内側から圧迫した。彼は喜んで良いのか泣いて良いのかわからずにいた。



 翌日真琴はもらったお小遣いで帰りがけに新しい服を買った。靴は結局買い替えなかった。部屋でそのタグをハサミで切っているとノックをする音と伯父の声が聞こえた。
「入るぞ」
「うん」
 入って来た伯父は買ったばかりの服を見て笑顔を見せたが、それには触れずに本題に入った。
「お前今週何曜日遊びに行くの?」
「日曜」
「土曜は?」
「…土曜は…別に。何も」
「じゃあ土曜付き合え」
 真琴は戸惑った。
「…いいけど。何?」
「いや、あのな」
 伯父は真琴に半歩近づいて声のトーンを急に落とした。
「うち子供いないだろ? 親子で遊び行ったことないんだよ」
 真琴は伯父の真意が見えず続きを待った。
「だから何て言うか、子供と一緒に遊びたいんだよ。特に瑞穂は子供欲しがってたからな」
 真琴は自身を本当の子どものように扱ってくれる伯父夫婦に対する感謝の念が心の底から湧いてくるのを感じた。
「まあカラオケとかボウリングとかかな。ビリヤードとかダーツとか行ってもいいし。ゲーセンでもいいし。あと映画とか。俺も若いときいろいろ遊んだけどな。やっぱこの歳になって親子で行くってほら、一度はしてみたいだろ? まあ真琴にはまだわかんないだろうけど」
 そう言って伯父は笑った。神妙な面持ちになっていた真琴も釣られて少し笑った。
「お前お母さんとあんま遊び行ってないだろ?」
 実際特に離婚してからは家族で遊びに行く機会はほとんどなかった。
「…うん」
「じゃ行ってみないか? 受験生になってからじゃあれだし」
 真琴は素直に笑った。
「うん」
「あ、でも新しい服は日曜にとっとけよ。土曜はいつもの服でいいからな?」
 そう言って伯父は笑った。真琴もさらに顔をほころばせた。
「うん」
 土曜日は新しい家族と遊ぶ。日曜日は由衣と出かける。真琴はかつてないほど週末を楽しみにした。何を話せば良いだろう、どんな顔をすれば良いだろう、何を食べれば良いだろう、不安は山ほどあったが何となくすべてがうまくいくような気がした。



 だが木曜日に事件が起きた。それは午後の家庭科の調理実習の時間のことだった。じゃがいもの皮をむいていた由衣が包丁で指を切ったのだ。幸い傷は浅かった。だが日曜日にバットをしっかり握って力いっぱいスイングすることは難しいように思えた。保健室から戻って来た由衣に真琴は声を掛けた。
「由衣、また来週にしよう」
 由衣ははっと驚いて真琴を見た。
「え? なんで? 大丈夫だよ?」
 かえって真琴が驚いた。
「大丈夫? …なの?」
「うん平気」
 だが真琴は思い出した。由衣の指から滴り落ちる血を。痛みにうずくまり顔を顰める由衣の姿を。それを心配しざわつくクラスメイトの声を。平気なわけがない。真琴は言った。
「まだ傷がふさがったわけじゃないし、ふさがったとしてもバッティングなんてしたら開くでしょ」
 だがそれを聞いた由衣の顔は一息に曇った。そこへ悠樹監督がやって来た。
「お前らそんなネガティブなことでどうする!」
「「?」」
 真琴も由衣もそれを見守っていた杏奈や琢磨も悠樹の意図を理解しかねた。悠樹は続けた。
「野球でも試合に出れるほどの怪我かどうかは当日のコンディションで判断することがある。前日の夜ダメそうでも当日の朝回復してることもある。とりあえず時間通り集合してそのときの怪我の具合で判断すればいい。真琴、特別コーチのお前がそれをしっかりと見極めるべきだ」
 悠樹の意見はデタラメに聞こえた。またデタラメなことを言って無理矢理人を言いくるめようとする語調がそこにははっきりとあった。だがそれを後押しするように杏奈が言った。
「由衣ちゃん、治るといいね」
「うん」
 こうして当日土壇場で練習が流れるおそれを孕んだまま週末を迎えることとなった。
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