手袋を買いに......きた子狐を掘った(直球)

 とある町で編み物屋を営んでいた僕。ある雪の降る寒い夜、微かに開いたドアから伸びてきたのは、小さくて愛らしい、ふるふると震える狐の子の手だった。

「手袋を下さい」

――ああ、いくつだって、あげるとも。その代わり君は、その身体を僕に捧げてくれ……。

 ガチホモケモナーに目醒めた男の、種族を越えた夜の遊戯が始まる――――。

※本小説は新美南吉作の「手袋を買いに」の二次創作です。
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