十年目に咲く花

栗木 妙

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 それでも旅は、のんびりながらも思いのほか順調だった。
 季節も、晩夏とはいえまだまだ充分に夏の陽気だったから、寒さに凍えるということもなく、また、雨に見舞われることもなかったからズブ濡れになることもなく、屋根もない騎馬での道行きには充分すぎるほどの幸運だったと言えるだろう。
 それでも、最初のうちは、もうホント気が気じゃなかった。
 ――ここにいるのがシャルハ殿下だと、気付かれてしまわないかと。
 だって、この国にいる殿下は、ものすごく目立つのだ。美形だからというだけではなく、そもそもユリサナ人だから。
 このサンガルディアの国民の多くは、私がそうであるように、象牙色の肌に、茶系色の髪、茶系色の瞳、をしているのが普通である。だから、ユリサナ人特有の濃い褐色の肌は、ただでさえよく目立つ。それにシャルハ殿下の場合、この国では極めて珍しいとされている、金髪に緑色の瞳、なんていうものまで併せ持っているのだ。
 今や、殿下の持つその特徴的な色彩を知らぬ者は、この国には居ないだろう。
 金髪で緑瞳で褐色の肌をした大柄なイケメン、――とくれば、誰もがシャルハ殿下を連想する。
 そこは殿下も心得てはいたようで、頭に巻き布をし日除けの布も深く垂らし、予め髪と瞳はちゃんと隠していらっしゃったのだが……それでも、明らかにユリサナ人と判る褐色の肌ばかりは、隠しようも無い。
 おまけに私たちの着ているのは、共にユリサナの装束だ。私は、小姓の格好に毛が生えた程度とはいえ、ちゃんと旅装はしているが。殿下の場合、その逞しい体躯と併せてしまえば、どこからどう見てもユリサナの軍人としか見えない格好でいらっしゃるのだ。しかも帯剣までしているし。
 そもそもマルナラは、ユリサナとの交易の中継拠点。マルナラから王都へと至る道も交易路として街道が整備されており、行き交う人も荷馬車も多い。その街道沿いには、そう間隔をあけずに幾つもの宿場街が点在し、昼夜問わずに賑わいをみせている。
 旅をする側にとっては、道に迷う心配も野宿の心配もする必要が無くて、助かる限りというものだが……とはいえ、こんなにも人が多いのでは、いつ誰にそれを気付かれてしまうかわからないではないか。
 気付かれて面倒ごとにでもなってしまったら、カシム副官に申し訳が立たないことこのうえもない。
 ――なーんてビクビクしてたのは、ぶっちゃけ初日だけだった。
 最初の宿場街に着いて、すぐそれが判ったのだ。
 ――なんか……思いのほかユリサナ人て、多くない……?
 この国では目立つはずの褐色の肌が、目の届く到るところで見受けられるのには驚いた。また、明らかにサンガルディア人とわかる人間でも、私のようにユリサナ装束を纏っている者も少なくない。これなら、私たちも目立たず街の中に埋没してしまえそうだ。
 後からシャルハ殿下が教えてくれたことによれば、もともと、この王都―マルナラ間を結ぶ街道には、交易のために行き交うユリサナ商人が多いのだそうだ。それに加えて、我が国がユリサナの属国となったことで、この国に派兵されるユリサナ軍の軍人も増えているし、また、ユリサナからの観光客も増えている。それで、こと王都とマルナラに近いほど、特にユリサナ人が多い、ゆえに、この街道沿いに住むサンガルディア人もユリサナ人を迎合する気風が高い、――ということらしい。
 おそらくカシム副官も、それを知っていたからこそ、私を送るのに、このルートを選んでくれたのだろう。
 はーもうこれまでの私の気苦労を返せ! と思わず言いたくなるくらい、私の心配なんて、ただの取り越し苦労でしかなかった。
 髪と瞳を隠しただけで殿下は、それはそれはもう呆気ないくらい、景色の一部と化している。
 それがわかって肩の力が抜けた私は、ここにきてようやく、旅を満喫する余裕も生まれてきた。
 道行く景色を眺めて楽しむことも出来たし、何より殿下とたくさん話もできた。
 まあ二人しか居ないしね、話でもしてなきゃ気詰まりだしね、という事情もあるにはあったけど……というよりは、何より私にとっては見るもの全てが初めて尽くしで、何を見ても珍しくて面白くて、ことごとく興味を惹かれたものを指さしては、それを殿下が解説してくれる、てパターンでの会話がほとんどだったのだ。
 それで夜になれば、最寄りの宿場街に入って宿をとって、王宮にいた時と同じように一つ寝台でくっついて眠った。
 そこは、何でだよ! と思わないでもなかったけれど……とはいえ、もう慣れたことだし、宿代節約のためには仕方ない。そもそも一人旅のつもりだったから、二人分の旅費なんて持ってきていないのだ。幾ら何でも、そこまでシャルハ殿下に頼ってしまうわけにはいかないだろう。そもそも、この御方が纏まったお金自体を持って出てきたのかも謎だし。
 そんなわけで、二人一緒に寝台に入って、また眠りに落ちるまでの短い時間にも、やはり色々と話をした。――特に、誰に聞かれているかわからない外では話せないようなこととかを。


「――そういえば、ここに来るまでユリサナの人をたくさん見かけましたけど……皆さん、褐色の肌をしてらっしゃるのは同じですが、シャルハ様のような、金髪の方や緑の瞳の方って、見ませんよね」
 やっぱりユリサナでも珍しい色なんですか? と真正面からそれを訊いたら、珍しく殿下が、ふいっと視線を逸らした。
「…まあな」
 それを言う口調も、どことなく歯切れが悪い。
「純粋なユリサナ人は、黒髪黒瞳が普通だからな」
「ああ、そういえばカシム副官もそうですよね。黒髪黒瞳で」
 ――じゃあ、どうしてシャルハ様だけ、そんな珍しい色を持っていらっしゃるんです? と。
 それを訊いていいものか、迷ってしまった。
 しかし、私が逡巡している間に、殿下の方から先に言葉を継ぐ。
「私を産んだ母親は北の人間だからな。髪の色も瞳の色も、母方の血筋によるものだ」
 そういえば聞いたことがある。――我が国の北方に位置する国々では、人々の肌は雪のように白くて、また金糸のような髪と、青や緑の薄い色の瞳を持つのが普通、なのだと。
 我が国の三公爵家のうちの一つ、名門リュシェルフィーダ家も、その北方の血が混じっているがゆえに、彼の家に産まれる御方は色素の薄い者が多く、また青の瞳を持つ者も比較的多いのだとか。――そういえば、以前陛下にお目見えした際、その場に付き従っていた『リュシェルフィーダ』の名で呼ばれた近衛騎士も、青い瞳をしていたような気がする。彼こそ、まさにそのリュシェルフィーダ家に連なる者であるに違いないだろう。
 ――シャルハ殿下も、そのリュシェルフィーダ家と同じ、ということか……? それとも……、
「シャルハ様のお母上さまは、北方の国のいずれかからお輿入れされた、ということですか?」
「いや、売られてきたんだ。――奴隷として」
「は……?」
 その聞き慣れない言葉に、思わず耳を疑った。
「奴隷……ですか……?」
「――ああ、そういえばこの国では、奴隷というのは、そんなに良い印象のものではなかったな」
 言われる通り。この国で『奴隷』と聞けば、金銭によって売買された人間、という印象でしかない。そこからして既に人間としての権利を認められていないではないか。また、購入した人間によって強制的に過酷な労働を強いられるとも聞いている。強いてこの国で例えるならば、色街の娼館における娼婦の売買が、最もそれに近しいものだろうか。そんなもの到底、良い印象なんかであるはずもない。
「ユリサナでは、奴隷制はごく一般的な習慣だ。この国はわりと豊かだから、そう頻繁にあることでもないが、それでも貧しい地方では、口減らしのために子供や若い女を娼館に売ったりもするだろう? それと同じように、北には特に貧しい国が多いからな、そういう国では子供や女を売ることなど当然のように行われている。その売り先は、大抵がユリサナだ。そうやって売られてきた女子供が、ユリサナで商人により奴隷として売りに出される。まさに需要と供給の一致、というやつだな。それにユリサナでは、奴隷といっても、そう悪い扱いではないぞ。確かに、成金階層あたりでは、この国でまかり通っているような印象どおりの、非人道的な話も多いのだろうが……とはいえ、良識あるものは、そのようなことなど絶対にしない。我が国ユリサナは実力主義だ。いかに奴隷とはいえ、良き主人に恵まれれば、その者の能力と努力次第で幾らでも上へと上ってゆける。皇宮の高官にだって、奴隷出身者は何人もいるんだ」
 思いもよらない言葉に、目を丸くする。
 まさか、奴隷と呼ばれる存在が、高官にまで出世できるとは……そんなの考えてみたこともなかった。――さすが、国が違えば社会習慣までもが丸きり違うものなのだな……。
「特にそれが顕著なのは後宮だろう。この国でも王や貴族には一夫多妻制が許されているが、ユリサナでは桁が違う。なにせ皇帝の後宮は、宮殿丸々一個分の広さを誇り、そこには后妃のみならず、下女に至るまで千人以上の女が集められているんだ。その全てが皇帝のものであり、また集められた女は全て、皇帝の寝所に侍る権利を持つ。その大多数が奴隷だが、だとしても皇帝にまみえる機会を得、更には気に入られさえすれば、その頂点に立つことも夢ではない。そうなれば後は、富も地位も名声も、自動的に転がり込んでくる。むしろ皇帝の後宮に入れるほどの女であれば、男よりも出世が早いかもしれないぞ」
 ――うわ、すっご……もはや想像もつかないんだけど、そんな世界……!
「それに後宮を持つのは、なにも皇帝や皇族ばかりではない。地位の高い高官ほど、自分の邸に後宮を設けることが、まあ一種のステータスのようなものだな。そして、その後宮に美しい女を――特に、色の白い金髪の北の女を、どれだけ置くことが出来るかで、その権力の誇示ともなる。北の女は、美しければ美しいほど、特に高値がつくからな。彼らはこぞって北の女を買い、中でも特に美しい者を選び教育し、まさに賄賂の如く、皇帝や皇族へと献上するんだ。――私の母も、そうやって献上された奴隷の一人だった」
 それが今じゃ皇帝の寵妃だ、と……ククッと喉の奥で呻くように殿下が笑う。
「かつての父は、皇帝でも皇太子でも無かったが、それでも皇族の一人として、決して小さくはない規模の後宮を有していた。母が献上される以前からな。だから私には当然、兄も弟も多くいる。そんな父が皇帝になり、よりにもよって、この私が皇太子となれたのは……父の国政に対する理想を最もよく理解していたのが私だった、ということもあっただろうが、それよりも何よりも、母が父の一番の寵妃として後宮に君臨し続けてきたことが大きいのだろう。奴隷出身という身ながら正妃さえも押し退けて、な。同じような境遇の女たちが大勢で犇めき合い足を引っ張り合っている、そんな中で、その地位を自力で勝ち取ったんだ、どれだけの女かは推して知れよう。母の手元で育てられた私は、子供の頃からずっと後宮にいて、そんな女同士の醜い争いを、時には巻き込まれたりもしながら、常に目の当たりにしてきたんだ。いい加減ウンザリもするさ」
 そこで殿下が、小さく…でも深く一つ、タメ息を吐いた。
「この髪の色も瞳の色も、自分で見るたび、誰かに言われるたび、否応もなく母の存在を痛感させられる。どんなに綺麗な色だと褒めそやされようが、この私こそが、あの母が成り上がるために必要な駒だったのだと、それを突き付けてくるものでしかない。女というものの存在の疎ましさを、これでもかとばかりに思い起こさせる。だから面倒で、私自身、成人しても後宮は持たなかったんだ」
「でも……シャルハ皇太子殿下は既に本国にお妃もお子も居ると、うかがっておりましたが……?」
 ――だから私は『側妃として』、この国に居られる間の妻となってさしあげよ、と命じられたのだから。
 しかし殿下は、また更にタメ息を吐きながら、「それも形だけのものだ」などと、まさに吐き棄てるかのように呟く。
「立太子に際して妃を迎えるようにと、言われて仕方なく娶っただけのことだ。――第一、あんなものただの“契約”だ」
「そんな言い方って……」
「しかし事実だ。その証拠に、私は名も明かしてはいないのだから」
「名……?」
「ユリサナの皇族は、真の名――真名を、決して余人に明かしてはならないとされている。真名を知られることは、相手に隷属するに等しいとみなされているからだ」
「じゃあ、皆の知る『シャルハ』というお名前は……?」
「それは字名――便宜上つけられた呼び名みたいなものだな。私の真名を知るのは、名付けてくれた両親のみだ。ゆえに、真名を明かし、その名にかける誓いは、つまり肉親との繋がりほどに強く抗えない制約となるに等しい。だから本来ならば、正妻となる女性を迎えるにあたっては、その者に永遠の愛の誓いと共に真名を捧げなければならない。――それを、私はしていないのだ」
 あの女に永遠の愛を誓うことなんて到底できやしないからな、と、どことなく皮肉じみたもののようにさえ見える苦笑と共に、冷たく言う。
「私は、その妃候補の女に、前もって契約を持ちかけたんだ。――私は其方を決して愛することはない、真名も明かさない、その代わり、他に側妃を受け入れることもしない、皇太子妃として何不自由の無い生活を約束できる、いずれ私が皇帝になった暁には、其方を皇后として迎えることも約束する、その条件を飲めるなら妃として迎え入れよう、と」
 思わず目を見開いたまま絶句してしまった。
 ――言われてみれば、それは確かに“契約”だけど……仮にも、これから結婚しようって人に向かってそれって、人として一体どうなんだ。
「案の定、それでいいと返されたぞ。私の愛情なんかよりも、よっぽど皇后の地位の方が魅力的だったとみえる。これだから女は、即物的で扱い易い」
「でも、お子まで生されたのでしょう? ならば情くらい……」
「それも私の子ではないぞ」
「なんですって……?」
「その妃候補の女は、私の愛も名も要らないが、一人でいいから皇子だけは欲しいと、そんな条件を出してきた。皇后となるだけでは足りぬ、自分は国母となりたいのだ、と。どこまでも欲の深いことだと呆れもしたが、しかし、そのように分かり易い女であれば、こちらとしても都合はいい。私は快くその条件を飲んでやった。だから、その女を妃に迎えた後、そのまま父に差し出した。産まれた子供は、父の子だ。たとえ私の子でないとバレたところで、父の子であれば、いずれ皇帝ともなれよう。その“契約”にも破綻は無い」
「それを……そんなことを……そのお妃さまは、飲んだのですか……?」
「飲んだからこそ、皇太子妃として悠々自適の生活を送っているワケだからな。とはいえ今は子育てに夢中で、そんな暇さえも無いだろうが」
 再び私は絶句する。もはや言葉が出てこない。
 ――呆れたというか何というか……。
 やっていることは、どこまでもエゲツナイとしか思えなかったけど。
「いっそアレクが羨ましいよ。――あそこまで堂々と『妃など迎えない』と己の意志を貫くなんて、私には絶対に出来なかったことだからな……」
 しかし、ただ何よりも、そんなことまで呟いた殿下が可哀相だとしか感じられなかった。
 私には到底はかり知れない、横たわる深く暗い闇のようなものが、シャルハ殿下の育ってきた場所にはあったのだろうな、と……そう考えてしまったら、とても哀れで仕方なくて……。
「皇帝は……皇族は……そこに関わる御方々も……色々と大変なものなのですね……」
 ようやっと、かろうじて、それだけを言葉に出してみたところ。
 フッと息を抜くように軽く笑ったシャルハ殿下が、おもむろに私の頭を撫で、「もう寝ろ、明日も早いから」と、そう命じた。
「まだ知りたいことがあれば、また明日、話してやる」
「はい、殿下。おやすみなさい……」
 言ったそばから、唇がさらわれる。
「本当に、君は何度言ったら『殿下』呼びが抜けるんだろうな」
 ものすごく近い距離から苦笑する、そんな綺麗な顔に見つめられるのが堪えられなくて。
 真っ赤になった私は、即座に殿下に背を向けるや、頭から掛布に潜り込む。
 ――だから、もう……! 気軽にこういうことするから、ホントこのドスケベ殿下は……!
 そんな私の身体に、おもむろに逞しい腕が巻き付き、背中から温かなぬくもりが伝わる。
「おやすみ、アリー」
 耳元で囁かれる低い声に、心臓がどきどきと落ち着かない。
 それを隠すかのように、慌てて私は、ぶっきらぼうなまでに呟く。
「だから、それ、暑いんですけど……!」
 やはり当然ながら、都合よく聞こえないフリをされた。




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