十年目に咲く花

栗木 妙

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「――荷物はこれだけですか? 忘れ物などは無いですか?」
「大丈夫です。本当に、何から何までありがとうございます!」
 そして、目の前に立つカシム副官に、私は深々と頭を下げた。
「旅費から何から、必要なもの全て用立ててくださって……本当に助かりました」
「いえいえ、主人の命ですから、お気になさらず」
 軽く微笑んでくれると、やおらカシム副官は私の傍らに置いていた荷物を取り上げる。
「では、王宮の外までお見送りいたしましょう」
「あ、荷物は自分で持てますから……」
「このくらいはさせてください。――あと、申し訳ないのですが……王宮内にいる間だけでいいですので、もっと帽子を目深に被って、顔を隠していただけませんか」
「ああ、そうか……ひょっとしたら私の顔を知っている者が気付いてしまうかもしれませんしね」
 すみません、と、慌てて被っていた帽子の鍔を引き下げたところ、その向こうから、「それもそうなのですが…」という、カシム副官の苦笑まじりの声が聞こえてくる。
「実は今、あなたは王宮内でちょっとした有名人なんですよ。あのシャルハ殿下がお気に入りの小姓を囲っているらしいという噂でもちきりでして、表に出てこないその者を、皆が皆、見たがっているんです」
 ここぞとばかりにコイツかとじろじろ見られますよ、とカシム副官は軽く笑っちゃってくれたのだが……当然、私は笑えない。
 ――ホントあの俺様殿下め、ロクなことしない……!
「万が一にでも、失踪したアリーシア嬢をシャルハ殿下が匿っていたと噂を立てられても面倒ですし、申し訳ないのですが、顔だけは隠しておいてくださいね」
「わかりました……気を付けます」
 また更に帽子の鍔を引き下げながら、そういえば…と、今さらながら思い出す。
「あの……そのシャルハ殿下は、どちらでしょうか? こんな朝早くから、もうご公務ですか?」
 あんな俺様殿下でも、お世話になったことには違いないし、出立の挨拶くらいはしておかないと寝覚めが悪い。
 問われたカシム副官が、そこで「ああ」と、やはり思い出したように笑みを見せた。
「『後から行く』と仰っておりましたから、そのうち顔を見せますよ」
「そうですか……」
「お気になさらずとも、おおかた拗ねて引き籠ってるだけですよ。お気に入りのあなたが、自分の手元を離れて『ユリサナへ行く』なんて言い出すものだから」
「『お気に入り』って……ただ珍しがられているだけで、そんなにいいものではないのですが」
 ――でも、まあ……理由は何であれ、気に入ってもらってることには違いないんだろうか……。
 なんだかんだと、あの晩の添い寝を許してしまって以来、殿下は毎晩のように私の寝台へ潜り込みに来ていたのだ。
 本当に寝に来るというだけで、何の手も出してくることは無い。一人で寝台に入ったはずなのに、朝起きたら隣にシャルハ殿下が寝ている、なんてこともあった。
 このお人は、つまり私のことを、抱き枕か何かと勘違いしているのではなかろうか。とはいえ、そんなに抱き心地が良いとは我ながら思えないのだけど。だって、こんなに肉の薄い身体では、抱き心地なんてあったもんじゃないでしょうに。
 その真意が分からなくて、思わずカシム副官に、『添い寝は小姓の仕事だと聞きましたが本当ですか?』と尋ねてしまって、びっくりされた。――返ってきた『まあ、命じられれば夜伽をすることも仕事のうちではありますが』という答えには、私の方が逆にびっくりさせられたが。
 咄嗟に『そこまでは命じられてません!』とアワ食って反論したのだが、『それだけ殿下に気に入られていらっしゃるんですねえ』と、なんだか妙に納得されて困ってもしまった。
『とにかく、これで判りました。あの殿下が、こう何日も夜伽の相手を召されなかったのは、あなたと過ごされていたからですか。お身体の具合でも悪いのかと、あやうく医者を手配するところでした』
『いや、だから、夜伽まではさせられてないですし……! ――てゆーか、殿下って、そんなに頻繁に夜伽の相手とか召されてらっしゃるんですか?』
『そうですね……三日に一度くらいの頻度でしょうか』
『スパン短かっ! つか、そんなにお気に入りのお相手がいるのでしたら、その方と添い寝でも何でもすれば……』
『いやいや、一度お召しになった者は、もう二度と呼ばれませんので』
『うわーなにその食っちゃ捨て……』
 ――そりゃーアレクセイ様じゃなくても釘くらい刺すわ……うん、刺す刺す。いっそ刺されてしまえばいいのに女の敵め。
『そんな御方が、なにも手を出す気にもなれない男のところなんかに、わざわざ添い寝に来る必要なんて無いでしょうに……』
『ちなみに殿下は、男だろうが女だろうが、どちらもイケる口ですよ』
『………なんだそれ』
 ますますワケがわからなくなりそうだ。
 なのにカシム副官が、やはり妙に納得顔で『ですから、それだけアリーシア様は殿下に好かれていらっしゃるということなのでしょう』とか言うもんだから、余計に混乱してしまった。
『そうかなあ……? 好いてるのなら、しかも、そこまで手の早いお人であれば尚更、普通に手とか出してくるもんじゃないのですか……?』
『意外に男心をわかってらっしゃいませんね、アリーシア様』
『まあ、生まれてこのかた二十五年間、女として生きてきましたからねえ……うち十年は引き籠もり生活でしたし……』
 そうか、そもそも対人スキル自体が無いんですね私! と唐突に気付いて言ってみたところ、即座に『それは存じてます』と返されて、改めて少しヘコんだ。――なにも、そうきっぱり言ってくれなくったって……。
『そういう、人に慣れていらっしゃらないアリーシア様だからこそ、殿下も愛しく思われたのではありませんか?』
『つまり、私は珍獣扱いですか! 珍しい玩具ですか! それならば、気に入られているというのも納得がいきます!』
『――どこまでも残念なくらいの自虐的っぷりですね、アリーシア様……』
 そのカシム副官の言葉の意味は捉えかねたけど、まあ自分なりに納得はしたので、それで毎晩の添い寝も甘んじて受けてきたわけだったが……、
「そもそもユリサナ行きを持ちかけてくださったのは殿下の方からですのに……私はそれに『はい』と言っただけで、そう勝手に拗ねられても困るんですが……」
「そこはアリーシア様が、何かれと条件を付けられたからでしょう?」
「条件……なんでしょうか、あれは」
「立派に条件だと思いますけどね。――少なくとも、あなたを自分の手の届く場所で手厚く保護しておきたかっただろう殿下にしてみたら、その厚意ごと拒否されたも同然なんですから」
 ユリサナに行きます、と言ったその口で、『でも保護までしていただく必要はありません』と私は告げたのだ。
 ――『もし君にその気持ちがあれば、私が責任をもってユリサナ行きを手配しよう。責任を持って、君の身柄も保護する』
 そのシャルハ殿下の言葉を覚えていたからだ。
 ぶっちゃけ、私ごときにそこまでしていただかなければならない必要などはないのだ。身の丈に合わぬ生活は、物質的には恵まれていようが、ただ窮屈で気詰まりなだけだ。――まさに現状のように。
 誰かに世話をやいてもらって恐縮しながら生活するくらいなら、全て自分でやるから放っておいて欲しい。
『お手数はおかけしてしまいますが、ユリサナに渡る手配だけしていただければ、あとは自分で何とかして生きていきますので大丈夫です』
 それには即座に目を瞠って何か反論しかけた殿下だったが、先んじて私が『この十年、そのためだけに生きてきました』とたたみかけたら、ぐっと口を噤み、それ以上なにを言われることもなかった。
 ただ『そうか』とのみ肯かれ、『君の意向はアレクにも伝えておく。後はカシムと話を進めておけ』とだけ言って、そのまま部屋から出ていってしまった。
 それ以来、この件についてシャルハ殿下とは全く話をしていない。
 カシム副官から報告が入っていないはずもないだろうに……毎晩のように添い寝には来るくせに、それについて何を言ってくることもなかった。
 陛下も陛下で、やはり私のやることだから何を言ってもムダだと最初から諦めていたらしく、『落ち着いたら居所だけでも知らせてくるように』という指示だけは寄越されたが、とりたてて反対もされなかった。
 だから私は心置きなく、カシム副官とユリサナ行きについての話を進めてきたのだ。
 海を挟んで南の大陸にあるユリサナ帝国へは、やはり海路となるため、我が国最南端のマルナラ港から船に乗せてもらう、ということに決まった。
 しかし当初、ユリサナへ渡るのに上級客船を用意するとか、マルナラまでの陸路も護衛付きの馬車を用意するとか、そういうとんでもない話をされてしまったので、もちろん全部却下させていただいた。――じゃないと、どこの貴人がやってきたのだと、着いた先で警戒されてしまうではないか。
 私はもう貴族でもないし、女でもないのだ。たかだか一平民の男を、そこまでの待遇で送り届ける必要など無いと説得し、マルナラまでの陸路については乗合馬車で行く、マルナラからの海路は商船にでも乗せてもらう、その道程にかかる諸費用だけ甘えさせてもらう、ということで話は付いた。
 あくまでもフラッと旅をしてきたかのように、ただの一平民として私はユリサナに降り立ちたいのだ。そこだけは、何としてもわかってもらわなければ困る。
 とはいえ最後まで『護衛くらいは付けないと…』と心配されまくったが、『護衛の付いてる平民の方が危ないです、金持ちだとみなされて襲われます』と理屈をこねくり回しては、何とか諦めてもらった。
 さらには、ユリサナに渡って現地の人とちゃんと意思疎通ができるようにと、憶えていた片言のユリサナ語についても指導してもらって、ここ数日で『だいぶ上達してきました』というお褒めの言葉までいただくレベルにまで到達している。
 ただの一平民としての、これからの私のユリサナでの人生に、これで今のところ、穴は無い。
 ――ただ……やはり、あのシャルハ殿下が何も言ってこないのだけが、気になるといえば気になるんだけど……。
 とはいえ、もう王宮前の広場から出る乗合馬車の出発時間が迫っている。そうここで悠長に時間を潰している暇はない。
 最後の最後までシャルハ殿下と顔を合わせられないことが残念ではあったものの、「じゃあ、そろそろ出ましょうか」というカシム副官の言葉に、素直に私は頷いた。


「では、どうぞお気を付けて」
 馬車の停車場所から少し離れたところで足を止めると、カシム副官が、言いながら私の荷物を差し出してくれる。
 それを受け取って、改めて「本当にありがとうございました」と、深々と頭を下げた。
「このご恩は、お返しはできませんけれど、一生忘れません」
「あはは、どこまでも正直な人ですね」
 あまり表情を動かさないカシム副官にしては珍しく声を立てての笑顔に、思わずつられて私も笑ってしまった。
「どうぞ、お元気で」
「そちらも。ユリサナで上手くいくことを願っています」
「ありがとうございます。――あと、シャルハ殿下にも、よろしくお伝えください」
「おかしいですね……少なくとも馬車が出る前までには顔を出すだろうと踏んでたんですけど……」
 もう馬車も出てしまいますね、と首を傾げるカシム副官に、「仕方ないですよ」と苦笑した。
「殿下も殿下で、とてもお忙しいのでしょうから」
「それは否定できませんが……でも、あの御方ほど手の抜きどころを心得ていらっしゃる方も、そうそう居ないはずなんですけどね」
「カシム副官……それ、殿下がサボリ上手だ、って言ってるように聞こえますが?」
「ええ、そう言ってますから」
 そこで互いに顔を見合わせてクスリと笑ってしまった、――ちょうどそんな時だった。
 さっきから、なぁんかパカラッパカラッと馬の駆ける音が響いてくるなあ…と思っていたら、それが次第に大きくなってきて、明らかにこちらの方へと向かってくるのがわかった。
 何気なく二人してそちらへと目を遣って……、
「――何やってんですか、殿下!」
 即座に目を丸くしたカシム副官が、隣りからそんな驚きの声を上げる。
 ――うん……本当に何やってんだアンタ……?
 わざわざ馬に乗ってこちらへと近寄って来たのは、その通り、シャルハ殿下で。
 殿下は並んで立つ私たちの真横で馬を止めると、「待たせたな」と、馬上から屈むや、唐突に私の腕を掴んだ。
「はいっ……!?」
 なんか腕持ち上げられて引っ張られた? ――と思ったら、気が付けば私自身がまるで荷物のように、馬上に座すシャルハ殿下の前に乗せられていた。
「な、なんっ……なにっ……!?」
「――そんなワケだから、後は任せたぞカシム!」
「はい!? だから、どういうことですか殿下!!」
「心配するな、ちょっとマルナラまで行ってくるだけだから。用が済んだら、すぐ帰る」
「ちょっと待ってください、殿下!! ――だから、殿下っ……!!」
 引き止めようとするカシム副官を振り切るかのように、既に馬は走り出しており。
 何がどうしてこうなったのか、わからないままに、とりあえず私は走る馬から振り落とされないよう、ただ鞍にしがみついていることしか出来ずにいた。
 勿論、落ちないようしっかり殿下の腕が私を抱えてくれてはいたけれど、それでも不安定な体勢の身体は馬の駆ける足並みに合わせて跳ねまくり、ちょっとでも口を開けたら舌を噛みそうで、迂闊に問い質すことも、ましてや、止めてだの下ろしてだのとお願いすることさえ、出来やしない。
 ――だから、もう……一体なんなんだよ、この俺様殿下めーーーーーっっ!!!!!
 とりあえず心の中だけで、目の前の軽快に馬を駆るシャルハ殿下を罵倒すること以外、ここで私に一体なにが出来たというのだろう―――。


「――よし、とりあえずここまで来れば大丈夫だろう」
 王都を抜けてから馬足を緩めた殿下は、そこでようやく、膝の上に抱えていた私を、自分の前に、馬に乗り易い姿勢で鞍の上へと座り直させてくれた。
「季節も悪くないことだし、のんびり行こうか」
「――て、なに考えてんですか殿下……!」
 唐突なまでに思い出したように込み上げてきた怒りに任せ、振り向きざまに睨み付けてしまったのだが、しかし殿下は、そんな私のことなど気にも止めてはくださりやがらず。
 あろうことか、即座に「これから『殿下』呼び、禁止」などと言って私の言葉を封じるや、額まで小突いてくる。
「正体がバレるのも面倒だからな、しばらくは名前で呼べ」
「つか、そもそも殿下……!」
「次にまた性懲りもなく『殿下』と呼んだら、ところ構わずちゅーしてやるから覚悟しろ?」
 そうまでして口を塞がれたいのなら別だけど? なんていう要らんことまで付け加えては、にんまりした笑みを浮かべる。
 ――そこまで言われてなお『殿下』と呼ぶ度胸など、私には無い。
 観念して、仕方なく「シャルハ様」と、改めて私は呼んだ。
「できるなら、その『様』も取ってもらいたいのだが……」
「そのくらい譲歩してください」
「せっかくのお忍びだというのに、窮屈なことだ……」
「だから、何でそんな勝手に『お忍び』なんかに出てくるんですか!」
 そもそも、そこに尽きる。
「とっとと王宮に戻ってください! アンタ、自分を何様だと思ってんですか!」
「そうだな……この国の王様なみにエライ、本国の皇子様?」
「わかってんなら、さっさと戻れよ! つか、なんで私までアンタの勝手に巻き込まれなきゃならないんだっつの!」
「ご挨拶だな。せっかく、私みずからで君を見送ってやろうと思って来たというのに」
「頼んでません! ありがた迷惑です! なので、お願いですから早急にお帰りください!」
「いやだね。せっかくこうやって出てきたのに、ただで戻るワケないだろう?」
「この、大馬鹿殿下め……!」
 ちったー他人の迷惑を考えやがれと、言いかけた言葉が、ふいに唇ごと塞がれた。――シャルハ殿下の唇で。
「言っただろう? 『殿下』呼び禁止だと」
「――だからって、本当にちゅーとかしやがりますか……!」
 思わずわなわなと震えてしまった私を、どこまでも面白そうに見下ろした殿下は、「私は出来ない約束などしない」と、何事でもないかのようにしゃーしゃーと、そんな的外れなことを仰ってまでくださりやがる。
 ――ああ、もう……やっぱ、この人とは話が通じない……!
 もう頭が痛くなりそうだ、と、咄嗟に深々としたタメ息を吐いて、気を静める。
「とにかく、どうせすぐカシム副官がお迎えを寄こしてくれるでしょうから。それが来たら、素直に帰ってくださいね……」
「来ないだろうな、そんなものは」
「は……?」
「やると言い出したら引かない私の性格は、カシムが最も良く知っているところだぞ」
「いや、それとこれとは話が別じゃ……」
「仕事のことなら心配するな、私がいなくてもカシムさえ居れば、大抵のことは何とかなる」
「だからといって、仮にもユリサナ皇太子である御方を一人で放り出すなんてことは……」
「ああ、君を一人で放り出すこともしないから安心していいぞ。どうせ、君には護衛を付けることになっていたんだ」
「なんですと……? それ、ちゃんと断りましたが……」
「断ったところで、あのアレクが納得するはずもないだろう。いい加減カシムも心配症だしな。だから君には知られぬよう、こっそり護衛を付けることになっていたんだ」
「はあ、そうだったんですか……」
「で、その護衛の役をぶん取って私が来たワケだから、ちゃんと責任を持って、君をマルナラまで送り届けるよ」
「――って、なに余計なことしくさってんですかアンタっっ……!!」
 こっそりでも護衛が付いてるんなら殿下の身も少しは安心、と一瞬でも思った私の心の平安を返しやがれコノヤロウっ……!!
「そういうワケだから、せっかくだし旅を楽しもうじゃないか」
 ほら今日はこんなにもいい天気なんだから、なんて……そんなこと気軽に言われても楽しめるハズなんてないじゃないか。
 ああもう青い空が目に痛いよ…と涙目になりつつ、こんな俺様皇子様と連れだって行かなければならない、馬車でも最短五日はかかるというマルナラまでの波乱の道行きを思い、私は深々とタメ息を吐いたのだった。




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