ドリンクバーさえあれば、私たちは無限に語れるのです。

累卵の危うき 3

ブラウスのボタンが一つ、また一つ外されていく。
「ね、あの……あん……私、汗が」
布越しに先端を摘まれ、快感が脳に走った。自分から匠の唇を奪う。匠とのキスは、気持ち良過ぎてやめられない。
「汗？いいじゃん。汗かいたままってのもエロくていいじゃん」
「私が……良くないの……」
レースの生地をそのまま捲られ、露わになったそれに吸い付かれた。あられもない声が喉の奥から出た。
「澄麗の汗、甘いな」
「や……ねえ、シャワー浴びたい」
「シャワー？一緒に浴びる？」
「変態」
「俺にこんな格好させられてあんあん言ってる澄麗も変態じゃね？」
タイトスカートを捲られ、ストッキングを剥がしていた彼の手の動きが止まった。

「こんなエロいの履いてたの？俺に抱かれる気満々だったんだな」
「ちが、う……それは、たまたま……」
お尻を覆う面積は極端に少なく、両端を紐で結ぶタイプの下着を身につけていた。否定したけど、きっと今日は匠に抱かれる気がしていた。彼に見せるつもりで選んだのは否定できない。
「俺に解いて欲しかったんでしょ」
「ちが……」
焦らすように、覆われていないお尻を撫でまわされる。

「解いてって言わないと、解かないよ？」
「え……ん、んん……」
布越しにそこを撫でられ、ヒクついてるのが気付かれないか。気付かれたら恥ずかしいけど、でも気付かれたい。