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本とかの感想
わたなべまさこの「ばらの中のリザ」1.2巻をようやく読めた!
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先頃高階良子せんせいの話をしたけど、だいたい同じ頃だよな。
これは「小学四年生」に一年間連載されたものだったと思う。
ワタシが一年生で、兄貴が四年生。ええまあ一応「一年生」買ってもらっていたけど、夏には「なかよし」買ってもらい、兄貴の「チャンピオン」をも読むようになってしまうマセガキには「一年生」は読めたもんじゃない。
で、兄貴の「四年生」を愛読していた訳ですが!
そこで連載されていたんですわな。
内容は孤児院に居たリザが、同じ姓のジーンの身代わりとして「孫ではないか」と思われて引き取られたケルト家が滅茶苦茶大金持ちのお城住みの家で! だけどそのお城が夢で見たことがあるところだった!
そこにもう一人キャンドルという、やっぱり「孫と名乗る」少女がやってきてですな。
彼女はケルト家の弁護士ターナーの妻の妹・クリスチーナに連れられてくるんだけど。ただこのクリスチーナがやっぱり城と一緒に夢で出てくる「美しいひと」だったりするんだよな。
まあここで伏線はってあるんだわ。ついでに「ここにやってきた時に持っていたおもちゃのカギ」も。
で、このカギはひったくりに奪われるんだけど、それ何故かキャンドルが持ってた。何か判らないとケルト氏に言われて捨てられたとこをリザがその後ずっと持ってるんだけど。
そんでその後はしばらく「どっちが本当の孫か」話になって。
キャンドルは状況証拠というか、知識として色々知っている訳で。
一方リザは「ケルト家に伝わる子守歌」を知っている訳で。
まあしょーじき、前者は勉強すればいいだけの知識だな、後者はリザも知らないうちに記憶していたということで。ケルト氏もそれでどっちが孫か判らないということで同じ扱いで生活させることにするんだけど。
でもまあ「優しいヒロイン」リザは、野心的なキャンドルに騙されたり罠にかけられたりして、身をひこうとする訳だ。城で働く少年マイクとの淡い恋もあったり。……つかこの話、この子達が何歳なのか判らない造形なんだよな…… 時間経過はさして経っていないのに、妙に大きくなったり。
まあともかく出奔したリザ、何かもう色々辛くて自殺しようと湖に身を投げるんだけど、クリスチーナが助けるんだよな。ところが彼女が殺される! しかもリザが疑われ、それがラジオにも流れる(こういうとこで年齢がわからなくなるんだ)! マイクがとりあえずかくまっているんだけど。
ただクリスチーナが一生懸命助けるのは、リザの出自の問題で。
彼女が持っていたカギは、ケルト氏の行方不明の娘マリアが古道具屋に持ち込んだおもちゃの宝石箱のものだったんだわ。そんでその中にカセットテープが入っており。そこに入っていたのは何故かターナーの妻・ビアンカの遺言だった訳だ。
いやその時点でビアンカとリザの関係、つまりはターナー自身との関係を疑わないのか? なんだけど、そこでターナーは身をひいて、その後事故にあって記憶喪失。これは最終回で出てくるんだけど。
で、キャンドルが本当かどうか判らないけど消去法で養女にする、というお披露目のパーティの日に何と娘のマリアが戻ってくる訳だ。
しかもそこでマイクが「ママどうしたのこんなところに」だ。
つまり子どもの頃髪を長くしていた少年の後ろ姿を、こっそり見たケルト氏は少女と思い込んでいたんだわな。マリアは息子が金持ちに引き取られて甘やかされたらまずいと、素性を隠して働かせて信用を勝ち得ていたという。
しかもそこクリスチーナを殺したのはキャンドルの実の父親だという。で、彼女は退場。ただ、リザがジーンの居場所を教えて頼るとこがないなら、と手持ちのお金も一緒に渡して見送るという。
で、ジーンの家である肉屋で働いているうちに、ターナーさんが記憶喪失になってるのを見つけて引き取って、ある程度経ってからリザ達に知らせると。
記憶が戻ったターナーさん、キャンドルの父親の弁護をして良い結果に。
ということで、父親とも再会できたし良い友達もいるしリザはやっと幸せになりました、という。
だから何というか、「ガラスの城」の、やわらかショートバージョンなんだよな。
要素は同じようなものが多いんだけど、ガラスの城のマリサとイサドラほどにはリザとキャンドルは極端な関係ではないという。
長さも1/4程度だしね。ガラスの城は大河ドラマ的だもの。とりあえずこの話は数年…… 経っているのかどうか。
10歳~12歳くらいじゃないか、と思われるというか。ただ絵的に判らなくなるんだけど。
ともかく今一つ話がどーだったかなー、と思っていたのですっきりしたー。
こういう販売方法いいよな。ちな、一冊990円でした。
復刊ドットコムより安いし、たくさんの支持がなくとも一冊からできるというのはでかいと思うのよね。
これは「小学四年生」に一年間連載されたものだったと思う。
ワタシが一年生で、兄貴が四年生。ええまあ一応「一年生」買ってもらっていたけど、夏には「なかよし」買ってもらい、兄貴の「チャンピオン」をも読むようになってしまうマセガキには「一年生」は読めたもんじゃない。
で、兄貴の「四年生」を愛読していた訳ですが!
そこで連載されていたんですわな。
内容は孤児院に居たリザが、同じ姓のジーンの身代わりとして「孫ではないか」と思われて引き取られたケルト家が滅茶苦茶大金持ちのお城住みの家で! だけどそのお城が夢で見たことがあるところだった!
そこにもう一人キャンドルという、やっぱり「孫と名乗る」少女がやってきてですな。
彼女はケルト家の弁護士ターナーの妻の妹・クリスチーナに連れられてくるんだけど。ただこのクリスチーナがやっぱり城と一緒に夢で出てくる「美しいひと」だったりするんだよな。
まあここで伏線はってあるんだわ。ついでに「ここにやってきた時に持っていたおもちゃのカギ」も。
で、このカギはひったくりに奪われるんだけど、それ何故かキャンドルが持ってた。何か判らないとケルト氏に言われて捨てられたとこをリザがその後ずっと持ってるんだけど。
そんでその後はしばらく「どっちが本当の孫か」話になって。
キャンドルは状況証拠というか、知識として色々知っている訳で。
一方リザは「ケルト家に伝わる子守歌」を知っている訳で。
まあしょーじき、前者は勉強すればいいだけの知識だな、後者はリザも知らないうちに記憶していたということで。ケルト氏もそれでどっちが孫か判らないということで同じ扱いで生活させることにするんだけど。
でもまあ「優しいヒロイン」リザは、野心的なキャンドルに騙されたり罠にかけられたりして、身をひこうとする訳だ。城で働く少年マイクとの淡い恋もあったり。……つかこの話、この子達が何歳なのか判らない造形なんだよな…… 時間経過はさして経っていないのに、妙に大きくなったり。
まあともかく出奔したリザ、何かもう色々辛くて自殺しようと湖に身を投げるんだけど、クリスチーナが助けるんだよな。ところが彼女が殺される! しかもリザが疑われ、それがラジオにも流れる(こういうとこで年齢がわからなくなるんだ)! マイクがとりあえずかくまっているんだけど。
ただクリスチーナが一生懸命助けるのは、リザの出自の問題で。
彼女が持っていたカギは、ケルト氏の行方不明の娘マリアが古道具屋に持ち込んだおもちゃの宝石箱のものだったんだわ。そんでその中にカセットテープが入っており。そこに入っていたのは何故かターナーの妻・ビアンカの遺言だった訳だ。
いやその時点でビアンカとリザの関係、つまりはターナー自身との関係を疑わないのか? なんだけど、そこでターナーは身をひいて、その後事故にあって記憶喪失。これは最終回で出てくるんだけど。
で、キャンドルが本当かどうか判らないけど消去法で養女にする、というお披露目のパーティの日に何と娘のマリアが戻ってくる訳だ。
しかもそこでマイクが「ママどうしたのこんなところに」だ。
つまり子どもの頃髪を長くしていた少年の後ろ姿を、こっそり見たケルト氏は少女と思い込んでいたんだわな。マリアは息子が金持ちに引き取られて甘やかされたらまずいと、素性を隠して働かせて信用を勝ち得ていたという。
しかもそこクリスチーナを殺したのはキャンドルの実の父親だという。で、彼女は退場。ただ、リザがジーンの居場所を教えて頼るとこがないなら、と手持ちのお金も一緒に渡して見送るという。
で、ジーンの家である肉屋で働いているうちに、ターナーさんが記憶喪失になってるのを見つけて引き取って、ある程度経ってからリザ達に知らせると。
記憶が戻ったターナーさん、キャンドルの父親の弁護をして良い結果に。
ということで、父親とも再会できたし良い友達もいるしリザはやっと幸せになりました、という。
だから何というか、「ガラスの城」の、やわらかショートバージョンなんだよな。
要素は同じようなものが多いんだけど、ガラスの城のマリサとイサドラほどにはリザとキャンドルは極端な関係ではないという。
長さも1/4程度だしね。ガラスの城は大河ドラマ的だもの。とりあえずこの話は数年…… 経っているのかどうか。
10歳~12歳くらいじゃないか、と思われるというか。ただ絵的に判らなくなるんだけど。
ともかく今一つ話がどーだったかなー、と思っていたのですっきりしたー。
こういう販売方法いいよな。ちな、一冊990円でした。
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