44 / 78
43.長距離バスで移動
しおりを挟む
「……誰その子」
イアサムは目を丸くした。宿に戻ってきたGの傍らには、イアサムとそう変わらないくらいの少年が居た。
「拾ったんだよ」
頬をかりかりとひっかきながら、Gはやや言い訳めいた口調になる。
なるほど、とイアサムはうなづく。少しばかりその表情に非難めいたものがあったのをGは見逃さなかった。しかしそこでどう言葉を繕ったところで、何が変わるという訳ではない。イアサムが事態を納得してくれるのを期待するしかないのだ。
「明日もう一枚、バスのチケットを調達してこなくちゃならないな」
「ふうん。連れてくの?」
「行きがかり上、仕方ないだろ?」
「そんなこと!」
連れてこられた少年が、顔を上げる。
「俺はそんなこと、してもらわなくても」
「行きがかり上だ、って言ったろ?」
一人連れてくも二人連れてくも、そう変わらない、とGは思っていた。
巻き毛の小柄な少年は、居心地悪そうに周囲を見渡す。イアサムは少しばかり眉を上げると、来いよ、と少年の手を引っ張った。
「彼がそう言うんだから、お前も一緒に行こう。何って言うの?」
「……?」
少年は首を傾げる。そしてその拍子に、イアサムはぱっと顔を上げた。
「こいつ……」
「だから、行きがかりと言ったろ?」
巻き毛の少年は首を傾げる。
亜熟果香の匂いが、服に染み込んでいた。
「基本的に、身体に影響は無いはずなんだけど……」
Gは厳しい顔になる。
「何処で拾ったの?」
イアサムは自分がその残り香に捕らわれないように、少しの距離を置きつつも、少年の肩に置いた手を放さない。少年はその手をじっと見ながら、言葉をそれ以上発しない。
「閉鎖した繁華街で、座り込んでた」
「……そう」
その状況を理解したのかどうか、イアサムはぐっと息を止めてから、少年を強く抱きしめた。
ぽんぽん、と何度かその背を叩く。少年は一瞬驚いた顔をしたが、やがて目を閉じた。気が抜けたのだろう、くたくたとその場に崩れ落ちる。
ふう、と息をついて、イアサムはその身体をGに渡す。残り香がきちんと消えないうちは、長い時間近くに寄れない。
「そういう風に、使われるんだ……」
「名前を、思い出せないと言ってた」
「じゃあ俺が、つけてもいい?」
「どんな?」
「どんなって」
そう問い返されるとは思ってもみなかったのか、イアサムは猫の瞳を大きく見開いた。
「考えておくよ!」
*
アウヴァールからワッシャードへは、砂漠を通る一本の道を行かなくてはならない。日によっては砂嵐が起きて、その道すら通れなくなる。
その時に使用されるのが、長距離バスだった。鉄道を敷く手間と資金がこの惑星の両政府には存在しなかったらしい。
そもそも決して仲の良い勢力ではない。どちらにも宇宙港が存在し、それなりに外との連絡も交易も取れていることから、互いの行き来は切実ではないのだ。それよりは、下手に道を通して対立状況になることの方が望ましくはない。
「……一応、明日の便には乗れそうだけど」
巻き毛の少年を自分のベッドに寝かせて、Gはカウチで足を組む。
「大丈夫?」
イアサムの問いに、どうかな、とGは首をかしげる。
二つの都市は、決して友好的とは言えなかったが、それでも一応観光客の出入りは自由という達前になっていた。
Gもイアサムも決して真っ当な観光客という訳ではなかったが、市民であるよりは動きが取れた。この名も判らない少年については、どうしたものか、と思ったが、観光客のふりでもう一枚くらいチケットを手に入れることはできるだろう。
その代わり、と言っては何だが、観光客は殺されても保証は無い。本当の観光客だったら、その籍のある場所や、自治政府から追及があるかもしれないが、徒手空拳の身には、そんな後押しは存在しない。
「昨日のニュースペイパー。何か、物騒だよ」
ばさ、とイアサムは宿の階下から取ってきたのだろう、新聞をGに投げ出す。
議会が荒れている、という記事が目に止まる。
アウヴァールでは現在、議会の半分を占める主流派と、それ以外との対立が深まっているらしい。そう言えば、と前にイェ・ホウと居た時に見た新聞記事の内容を思い出す。
その時の主流派と、イアサムが投げた新聞に載っている主流派では名前が異なっている。どうやらあの時間の間に、主流は入れ替わっていたのだろう。
いや、一度ならず、何度も何度も入れ替わっているのかもしれない。
そしてそのたびに、この物騒な惑星では、武装蜂起もされているらしい。
街角には常に、男の姿しか無い。女はたまに見かけることがあっても、黒い布に全身を覆われ、目くらいしか見せることが無い。
なるほどこんな中では、奧に居る方が安全だろうな、とGも思ったものである。
何処の街にでも見かけていた歓楽街というものも、ざっと歩き回っただけでは見あたらない。いや、あった形跡はあるのだが、その扉は閉ざされ、扉のネオンチューブはしばらく点けられた様子が無かった。巻き毛の少年を拾ったのも、そんな街の片隅だった。
「やっぱりまだワッシャードの方が大丈夫そうだな」
Gは2枚のバスのチケットをひらひらと手にしながらつぶやく。
「そうなの?」
「俺が知ってるところは、少なくとも、こんな騒動は起きてなかったからね」
ふうん、とイアサムはうなづく。
「色んなとこが、あるんだね」
ぽつりとつぶやく。そうだね、とGは新聞を畳みながらうなづいた。
だが行く先々で、亜熟果香の匂いが、何処かで絡み合っている。何故だろう、とGは考える。偶然だろうか。
「服」
イアサムの声に、Gは顔を上げる。
「この子の服、洗うなり変えるなりしなくちゃ。俺の身が保たないよ」
「ああ」
「俺、買ってこようか?」
イアサムはぽん、と座っていたベッドから飛び跳ねた。
「いや、外は危険だ」
「大丈夫だよ」
そう言って、この地に来る前にGに買ってもらったサングラスを取る。
「安く買って来るからさ」
するり、と少年はそのまま、扉を抜け出していった。
Gは閉じる扉を見ながらふう、と息をつく。実際、自分がいつまでこの時間のこの場所に居られるのか、自分でも判らないのだ。その時にはどんな状況であれ、イアサムには一人でやっていってもらわなくてはならない。保護者気取りしている余裕は無いのだ。
一時間としない間に、イアサムは戻ってきた。
確かに買い物上手だった様で、眠る少年に必要な一揃いを入れた大きな紙袋を自分のベッドに投げ出すと、はいお釣り、とGにいくばくかのコインを差し出した。
イアサムは目を丸くした。宿に戻ってきたGの傍らには、イアサムとそう変わらないくらいの少年が居た。
「拾ったんだよ」
頬をかりかりとひっかきながら、Gはやや言い訳めいた口調になる。
なるほど、とイアサムはうなづく。少しばかりその表情に非難めいたものがあったのをGは見逃さなかった。しかしそこでどう言葉を繕ったところで、何が変わるという訳ではない。イアサムが事態を納得してくれるのを期待するしかないのだ。
「明日もう一枚、バスのチケットを調達してこなくちゃならないな」
「ふうん。連れてくの?」
「行きがかり上、仕方ないだろ?」
「そんなこと!」
連れてこられた少年が、顔を上げる。
「俺はそんなこと、してもらわなくても」
「行きがかり上だ、って言ったろ?」
一人連れてくも二人連れてくも、そう変わらない、とGは思っていた。
巻き毛の小柄な少年は、居心地悪そうに周囲を見渡す。イアサムは少しばかり眉を上げると、来いよ、と少年の手を引っ張った。
「彼がそう言うんだから、お前も一緒に行こう。何って言うの?」
「……?」
少年は首を傾げる。そしてその拍子に、イアサムはぱっと顔を上げた。
「こいつ……」
「だから、行きがかりと言ったろ?」
巻き毛の少年は首を傾げる。
亜熟果香の匂いが、服に染み込んでいた。
「基本的に、身体に影響は無いはずなんだけど……」
Gは厳しい顔になる。
「何処で拾ったの?」
イアサムは自分がその残り香に捕らわれないように、少しの距離を置きつつも、少年の肩に置いた手を放さない。少年はその手をじっと見ながら、言葉をそれ以上発しない。
「閉鎖した繁華街で、座り込んでた」
「……そう」
その状況を理解したのかどうか、イアサムはぐっと息を止めてから、少年を強く抱きしめた。
ぽんぽん、と何度かその背を叩く。少年は一瞬驚いた顔をしたが、やがて目を閉じた。気が抜けたのだろう、くたくたとその場に崩れ落ちる。
ふう、と息をついて、イアサムはその身体をGに渡す。残り香がきちんと消えないうちは、長い時間近くに寄れない。
「そういう風に、使われるんだ……」
「名前を、思い出せないと言ってた」
「じゃあ俺が、つけてもいい?」
「どんな?」
「どんなって」
そう問い返されるとは思ってもみなかったのか、イアサムは猫の瞳を大きく見開いた。
「考えておくよ!」
*
アウヴァールからワッシャードへは、砂漠を通る一本の道を行かなくてはならない。日によっては砂嵐が起きて、その道すら通れなくなる。
その時に使用されるのが、長距離バスだった。鉄道を敷く手間と資金がこの惑星の両政府には存在しなかったらしい。
そもそも決して仲の良い勢力ではない。どちらにも宇宙港が存在し、それなりに外との連絡も交易も取れていることから、互いの行き来は切実ではないのだ。それよりは、下手に道を通して対立状況になることの方が望ましくはない。
「……一応、明日の便には乗れそうだけど」
巻き毛の少年を自分のベッドに寝かせて、Gはカウチで足を組む。
「大丈夫?」
イアサムの問いに、どうかな、とGは首をかしげる。
二つの都市は、決して友好的とは言えなかったが、それでも一応観光客の出入りは自由という達前になっていた。
Gもイアサムも決して真っ当な観光客という訳ではなかったが、市民であるよりは動きが取れた。この名も判らない少年については、どうしたものか、と思ったが、観光客のふりでもう一枚くらいチケットを手に入れることはできるだろう。
その代わり、と言っては何だが、観光客は殺されても保証は無い。本当の観光客だったら、その籍のある場所や、自治政府から追及があるかもしれないが、徒手空拳の身には、そんな後押しは存在しない。
「昨日のニュースペイパー。何か、物騒だよ」
ばさ、とイアサムは宿の階下から取ってきたのだろう、新聞をGに投げ出す。
議会が荒れている、という記事が目に止まる。
アウヴァールでは現在、議会の半分を占める主流派と、それ以外との対立が深まっているらしい。そう言えば、と前にイェ・ホウと居た時に見た新聞記事の内容を思い出す。
その時の主流派と、イアサムが投げた新聞に載っている主流派では名前が異なっている。どうやらあの時間の間に、主流は入れ替わっていたのだろう。
いや、一度ならず、何度も何度も入れ替わっているのかもしれない。
そしてそのたびに、この物騒な惑星では、武装蜂起もされているらしい。
街角には常に、男の姿しか無い。女はたまに見かけることがあっても、黒い布に全身を覆われ、目くらいしか見せることが無い。
なるほどこんな中では、奧に居る方が安全だろうな、とGも思ったものである。
何処の街にでも見かけていた歓楽街というものも、ざっと歩き回っただけでは見あたらない。いや、あった形跡はあるのだが、その扉は閉ざされ、扉のネオンチューブはしばらく点けられた様子が無かった。巻き毛の少年を拾ったのも、そんな街の片隅だった。
「やっぱりまだワッシャードの方が大丈夫そうだな」
Gは2枚のバスのチケットをひらひらと手にしながらつぶやく。
「そうなの?」
「俺が知ってるところは、少なくとも、こんな騒動は起きてなかったからね」
ふうん、とイアサムはうなづく。
「色んなとこが、あるんだね」
ぽつりとつぶやく。そうだね、とGは新聞を畳みながらうなづいた。
だが行く先々で、亜熟果香の匂いが、何処かで絡み合っている。何故だろう、とGは考える。偶然だろうか。
「服」
イアサムの声に、Gは顔を上げる。
「この子の服、洗うなり変えるなりしなくちゃ。俺の身が保たないよ」
「ああ」
「俺、買ってこようか?」
イアサムはぽん、と座っていたベッドから飛び跳ねた。
「いや、外は危険だ」
「大丈夫だよ」
そう言って、この地に来る前にGに買ってもらったサングラスを取る。
「安く買って来るからさ」
するり、と少年はそのまま、扉を抜け出していった。
Gは閉じる扉を見ながらふう、と息をつく。実際、自分がいつまでこの時間のこの場所に居られるのか、自分でも判らないのだ。その時にはどんな状況であれ、イアサムには一人でやっていってもらわなくてはならない。保護者気取りしている余裕は無いのだ。
一時間としない間に、イアサムは戻ってきた。
確かに買い物上手だった様で、眠る少年に必要な一揃いを入れた大きな紙袋を自分のベッドに投げ出すと、はいお釣り、とGにいくばくかのコインを差し出した。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
共鳴のヴァルキュリア (全話再編集完)
成瀬瑛理
SF
「少年は愛するものを守るべく、禁断の力を手にする。その時、運命の歯車は大きく回り始める――!」
※アザゼルの突然の襲撃に混乱する第6宇宙拠点基地ラケシスのコロニー。敵の放った最新型のドールアームズ、アークの襲来にアビスで抵抗するラケシスのパイロット達。激闘が繰り広げられる中、さらなる嵐が巻き起こる。
第1話〜第6話編集完了。→第7話編集中。
【完結】もふもふ獣人転生
*
BL
白い耳としっぽのもふもふ獣人に生まれ、強制労働で死にそうなところを助けてくれたのは、最愛の推しでした。
ちっちゃなもふもふ獣人と、攻略対象の凛々しい少年の、両片思い? な、いちゃらぶもふもふなお話です。
本編完結しました!
おまけをちょこちょこ更新しています。
第12回BL大賞、奨励賞をいただきました、読んでくださった方、応援してくださった方、投票してくださった方のおかげです、ほんとうにありがとうございました!
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
ありあまるほどの、幸せを
十時(如月皐)
BL
アシェルはオルシア大国に並ぶバーチェラ王国の侯爵令息で、フィアナ王妃の兄だ。しかし三男であるため爵位もなく、事故で足の自由を失った自分を社交界がすべてと言っても過言ではない貴族社会で求める者もいないだろうと、早々に退職を決意して田舎でのんびり過ごすことを夢見ていた。
しかし、そんなアシェルを凱旋した精鋭部隊の連隊長が褒美として欲しいと式典で言い出して……。
静かに諦めたアシェルと、にこやかに逃がす気の無いルイとの、静かな物語が幕を開ける。
「望んだものはただ、ひとつ」に出てきたバーチェラ王国フィアナ王妃の兄のお話です。
このお話単体でも全然読めると思います!
【完】あの、……どなたでしょうか?
桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー
爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」
見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は………
「あの、……どなたのことでしょうか?」
まさかの意味不明発言!!
今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!!
結末やいかに!!
*******************
執筆終了済みです。
銀河戦国記ノヴァルナ 第1章:天駆ける風雲児
潮崎 晶
SF
数多の星大名が覇権を目指し、群雄割拠する混迷のシグシーマ銀河系。
その中で、宙域国家オ・ワーリに生まれたノヴァルナ・ダン=ウォーダは、何を思い、何を掴み取る事が出来るのか。
日本の戦国時代をベースにした、架空の銀河が舞台の、宇宙艦隊やら、人型機動兵器やらの宇宙戦記SF、いわゆるスペースオペラです。
主人公は織田信長をモデルにし、その生涯を独自設定でアレンジして、オリジナルストーリーを加えてみました。
史実では男性だったキャラが女性になってたり、世代も改変してたり、そのうえ理系知識が苦手な筆者の書いた適当な作品ですので、歴史的・科学的に真面目なご指摘は勘弁いただいて(笑)、軽い気持ちで読んでやって下さい。
大事なのは勢いとノリ!あと読者さんの脳内補完!(笑)
※本作品は他サイト様にても公開させて頂いております。
電気羊は少女のユメを見るか?
チタン
SF
今より少しだけ未来、ロボットが少し身近になった時代。
子供向けロボット『電気羊-PKD2040』が発売された。
しかしこの『電気羊』、オモチャにしては明らかにオーバースペック。超高性能AI、赤外線カメラ、おまけにジェット推進機構までついている!
この『電気羊』をプレゼントされた少女・ミラ。
ミラは『電気羊』に「ウール」という名前を付け、ミラとウールは心を通わせていく。
そして2年が過ぎたころ、ウールは突然捨てられてしまう。
果たしてウールは主人の元へと帰ることはできるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる