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46.「俺はお前に判ってもらおうなんて思わない」
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例のソフトは全部で十種類あった。
だがとにかく持ち出せるもの、ということで、安岐はビデオテープは止した。アルバムとシングルのCDだけなら。それでもポケットに入れるには、三種類づつのそれは多い。膨れすぎないように、とサモンピンクのシングルと、透明な青のアルバムの二つを取った。
入ったところからそっと出ようとすると、気絶した警備員を別の警備員が助け起こしている所だった。
目は倉庫の方に向いていないようなので、安岐は背を向けている警備員の所へ近付き、落ちてましたよ、とわざとらしく鍵を渡す。
え? と後から来た警備員は目を丸くすると、ご丁寧にどうも、と敬礼までしてみせる。いえいえ、と間抜けな警備員に一礼すると安岐は足早に歩きだした。実際早かった。動きが「歩き」だったので警備員は気がつかなかったが……
だけどどうして壱岐はこれを取ってこいと言ったのだろう。
行動する時には意義だの何だの、下手な思考は邪魔になるので、考えないことにしている。
だがそれだけに、目的が達成された時、その思考は一気に押し寄せる。
安岐は近くに止めておいたスクーターに乗り、彼はまず「会社」に向かった。とにかく壱岐との約束は守っておかなければならない。「仕事」ができなくて逃げた、と見られるのは嫌だった。
制限時速を守っても、スクーターで走ればそう遠い場所ではない。彼はビルの前に横付けすると、明かりがついているビルの階段を駆け登った。さすがにまだ若い彼は、五階まで一段抜かしで走っても、息一つ切らさない。
暗い廊下を抜け、壱岐のいる筈の部屋の扉を開ける。
「……?」
そこには誰もいなかった。
おかしいな、と彼は思った。やや机から離れた位置で、あさっての方向を向いている椅子に手を触れる。完全に冷たくはなってはいなかった。
としたら、ちょっと買い物にでも出ているのかな。
待っていてもいい、と思った。だが、少し考えて安岐はそれは止すことにした。そしてポケットから青いアルバムCDとサモンピンクのシングルCDを取り出すと、机の上に置き…… 出て行こうとして、彼はサモンピンクの方をもう一度ポケットに入れた。
約束の場所に向かった。そこには朱夏が待っている筈だった。M城公園から戻る時、彼らは約束していた。「橋」の上で少しばかりの騒ぎを起こそう。そしてそのすきに。
ちゃちな考えであることは判っていた。だが、彼は期待していた。HALは見ているはずなのだ。
彼は何はともあれ、自分と朱夏が本当に動き出そうとしたなら、その背を押すはずである。
甘い憶測かもしれない。だから一応「騒ぎ」の方も彼は計画していた。ポケットには倉庫で気を引くために用意しておいた、やや勢いの強い爆竹がまだ残っていた。
スクーターに再び飛び乗る。約束は、その日開くはずの「橋」に最も近い地下鉄の駅の出口だった。
「安岐」
彼女は手を上げる。乗って、と安岐は後ろを指した。
「大丈夫なのか?」
「どうせ公安は今日は全部現地だよ」
それもそうだ、と朱夏は後部座席にまたがる。はい、と安岐は自分のヘルメットを取って彼女にかぶせる。
「お前のだろう? お前がした方がいい。お前のボディの方がやわじゃないか」
「うだうだ言わずにかぶってなさい」
安岐はそう言うと、ゆっくりと発進させた。普段二人乗りなどしないから、ややバランスが悪い。朱夏はバランスを崩させまい、となるべく彼の動きに合わせた。
月は中天にさしかかっていた。
*
「てきぱき進むねえ」
黒いボンネットの上からHALは声を投げる。
「当然だろ。俺が訓練したんだ」
「へえ。駄目人間にもいい所あったんだ」
軽口を叩く。朱明はしばらくその様子を撫然とした顔で見上げていたが、やがて帽子を取ると、暑いな、とつぶやいた。そしてただ伸ばしただけの長い髪のゴムを取ると、風を入れるかのようにばさばさとかき回した。
「長くなったね」
HALはそれを見てつぶやく。朱明は再びその髪をくくり直すと、車上のHALを見上げた。
「お前な、俺が気付かないと思ってるのかよ」
うめくような低い声を朱明は投げる。
「え?」
何を? とHALはにこやかに訊ねる。
「ごまかすな。今さっき、お前の気配が何度か薄れた。お前、何処行ってたんだ?」
え、とHALは思わず声を立てた。
「何のこと?」
「お前よく、俺が何でお前をよく見つけだすかって訊ねたよな」
「言ったね。俺はいつも不思議だった」
「あいにく俺はお前の気配は判るんだよ」
朱明は手を伸ばした。そして車上のHALを引きずり下ろし、ドアにその肩を押し付ける。
「乱暴だなあ…… 気配が判るなんてまるで忍者みたいだ。黒づくめだしちょうどいいかもね」
「茶化すな。確かにお前はこの都市全体だから、普段その気配は拡散してる。だけどその拡散している気配が、こういうふうにレプリカに入り込んでいる時は、凝縮してるんだ」
「難しいことを言うね」
「こないだも、そうだった。お前は寝てるふりして、何処かの、別の場所に居るレプリカに入り込んでいたな」
「……」
「本当に眠ってる時は、気配は固まったままだ。じっとそこで固まったまま、動かない。だけどあの時は、半分何処かへ抜ける気配がした。今もそうだ。お前はここでじっとしているフリをしながら、何処かへ行っていたろ」
「もしそうだとして、それが俺に何のメリットがあるっていうの?」
平然と彼は問い返す。
「ねえそうだろう朱明? そんなことをして俺に何の得があるっていうの? 俺はこの都市だよ? お前に言われなくたって、この都市は俺の好きなように動かせる。わざわざそんなことをレプリカを使ってやる意義がどこにあるっていうの?」
「それは……」
朱明には答えられない。そもそも彼は、どうしてHALがレプリカの身体を欲しがったのかすら、判らないのだ。
確かに話し相手がいないと退屈、という当時の言いぐさも判らなくはない。
だが、彼は夢の中…… ひいてはあの次元の狭間でそういう相手は手に入れられるはずなのだ。
「お前は何にも判ってない。俺はお前に判ってもらおうなんて思わない」
「そうだよな、いつもお前はそうだ。俺には言わないだろう。芳紫や藍地には言えることでも」
「そうだよ」
「からかって、楽しいか? お前は俺が何を考えているか判ろうと思えば判るはずだ」
「じゃあ、怒れば? 朱明にはその権利があるよ。少なくとも、俺に対しては」
一体何処まで言わせれば気が済むのだろう、と朱明は思う。話がまたずれかかっている。彼は強引に元に戻すことにした。
「もう一度聞く。お前今、何処で何をしてきた?」
「知りたい?」
ああ、と彼はうなづく。するとHALはやや自分の側にのしかかり気味な朱明の頭を抱えて、ぐっと引き寄せる。そして唇を合わせる。
「あいにくダズルはないけどね」
離れた唇は、平気でそんなことを言った。
「ダズル!」
黒の公安長官には、その意味がすぐに理解できた。
「朱明は俺にこんなこともあんなことをするより、警戒を強めた方がいいよ?」
「何を企んでやがる」
「お前は優秀な黒の公安の長官なんだろ?」
そこを動くな、と朱明はHALよりオクターヴ低いのではないかと思われる低音で言葉を投げつけ、近くの部下の車へと走って行った。
言われなくともHALは動く気はないようだった。ひらり、と再び彼はボンネットの上に飛び乗った。
だがとにかく持ち出せるもの、ということで、安岐はビデオテープは止した。アルバムとシングルのCDだけなら。それでもポケットに入れるには、三種類づつのそれは多い。膨れすぎないように、とサモンピンクのシングルと、透明な青のアルバムの二つを取った。
入ったところからそっと出ようとすると、気絶した警備員を別の警備員が助け起こしている所だった。
目は倉庫の方に向いていないようなので、安岐は背を向けている警備員の所へ近付き、落ちてましたよ、とわざとらしく鍵を渡す。
え? と後から来た警備員は目を丸くすると、ご丁寧にどうも、と敬礼までしてみせる。いえいえ、と間抜けな警備員に一礼すると安岐は足早に歩きだした。実際早かった。動きが「歩き」だったので警備員は気がつかなかったが……
だけどどうして壱岐はこれを取ってこいと言ったのだろう。
行動する時には意義だの何だの、下手な思考は邪魔になるので、考えないことにしている。
だがそれだけに、目的が達成された時、その思考は一気に押し寄せる。
安岐は近くに止めておいたスクーターに乗り、彼はまず「会社」に向かった。とにかく壱岐との約束は守っておかなければならない。「仕事」ができなくて逃げた、と見られるのは嫌だった。
制限時速を守っても、スクーターで走ればそう遠い場所ではない。彼はビルの前に横付けすると、明かりがついているビルの階段を駆け登った。さすがにまだ若い彼は、五階まで一段抜かしで走っても、息一つ切らさない。
暗い廊下を抜け、壱岐のいる筈の部屋の扉を開ける。
「……?」
そこには誰もいなかった。
おかしいな、と彼は思った。やや机から離れた位置で、あさっての方向を向いている椅子に手を触れる。完全に冷たくはなってはいなかった。
としたら、ちょっと買い物にでも出ているのかな。
待っていてもいい、と思った。だが、少し考えて安岐はそれは止すことにした。そしてポケットから青いアルバムCDとサモンピンクのシングルCDを取り出すと、机の上に置き…… 出て行こうとして、彼はサモンピンクの方をもう一度ポケットに入れた。
約束の場所に向かった。そこには朱夏が待っている筈だった。M城公園から戻る時、彼らは約束していた。「橋」の上で少しばかりの騒ぎを起こそう。そしてそのすきに。
ちゃちな考えであることは判っていた。だが、彼は期待していた。HALは見ているはずなのだ。
彼は何はともあれ、自分と朱夏が本当に動き出そうとしたなら、その背を押すはずである。
甘い憶測かもしれない。だから一応「騒ぎ」の方も彼は計画していた。ポケットには倉庫で気を引くために用意しておいた、やや勢いの強い爆竹がまだ残っていた。
スクーターに再び飛び乗る。約束は、その日開くはずの「橋」に最も近い地下鉄の駅の出口だった。
「安岐」
彼女は手を上げる。乗って、と安岐は後ろを指した。
「大丈夫なのか?」
「どうせ公安は今日は全部現地だよ」
それもそうだ、と朱夏は後部座席にまたがる。はい、と安岐は自分のヘルメットを取って彼女にかぶせる。
「お前のだろう? お前がした方がいい。お前のボディの方がやわじゃないか」
「うだうだ言わずにかぶってなさい」
安岐はそう言うと、ゆっくりと発進させた。普段二人乗りなどしないから、ややバランスが悪い。朱夏はバランスを崩させまい、となるべく彼の動きに合わせた。
月は中天にさしかかっていた。
*
「てきぱき進むねえ」
黒いボンネットの上からHALは声を投げる。
「当然だろ。俺が訓練したんだ」
「へえ。駄目人間にもいい所あったんだ」
軽口を叩く。朱明はしばらくその様子を撫然とした顔で見上げていたが、やがて帽子を取ると、暑いな、とつぶやいた。そしてただ伸ばしただけの長い髪のゴムを取ると、風を入れるかのようにばさばさとかき回した。
「長くなったね」
HALはそれを見てつぶやく。朱明は再びその髪をくくり直すと、車上のHALを見上げた。
「お前な、俺が気付かないと思ってるのかよ」
うめくような低い声を朱明は投げる。
「え?」
何を? とHALはにこやかに訊ねる。
「ごまかすな。今さっき、お前の気配が何度か薄れた。お前、何処行ってたんだ?」
え、とHALは思わず声を立てた。
「何のこと?」
「お前よく、俺が何でお前をよく見つけだすかって訊ねたよな」
「言ったね。俺はいつも不思議だった」
「あいにく俺はお前の気配は判るんだよ」
朱明は手を伸ばした。そして車上のHALを引きずり下ろし、ドアにその肩を押し付ける。
「乱暴だなあ…… 気配が判るなんてまるで忍者みたいだ。黒づくめだしちょうどいいかもね」
「茶化すな。確かにお前はこの都市全体だから、普段その気配は拡散してる。だけどその拡散している気配が、こういうふうにレプリカに入り込んでいる時は、凝縮してるんだ」
「難しいことを言うね」
「こないだも、そうだった。お前は寝てるふりして、何処かの、別の場所に居るレプリカに入り込んでいたな」
「……」
「本当に眠ってる時は、気配は固まったままだ。じっとそこで固まったまま、動かない。だけどあの時は、半分何処かへ抜ける気配がした。今もそうだ。お前はここでじっとしているフリをしながら、何処かへ行っていたろ」
「もしそうだとして、それが俺に何のメリットがあるっていうの?」
平然と彼は問い返す。
「ねえそうだろう朱明? そんなことをして俺に何の得があるっていうの? 俺はこの都市だよ? お前に言われなくたって、この都市は俺の好きなように動かせる。わざわざそんなことをレプリカを使ってやる意義がどこにあるっていうの?」
「それは……」
朱明には答えられない。そもそも彼は、どうしてHALがレプリカの身体を欲しがったのかすら、判らないのだ。
確かに話し相手がいないと退屈、という当時の言いぐさも判らなくはない。
だが、彼は夢の中…… ひいてはあの次元の狭間でそういう相手は手に入れられるはずなのだ。
「お前は何にも判ってない。俺はお前に判ってもらおうなんて思わない」
「そうだよな、いつもお前はそうだ。俺には言わないだろう。芳紫や藍地には言えることでも」
「そうだよ」
「からかって、楽しいか? お前は俺が何を考えているか判ろうと思えば判るはずだ」
「じゃあ、怒れば? 朱明にはその権利があるよ。少なくとも、俺に対しては」
一体何処まで言わせれば気が済むのだろう、と朱明は思う。話がまたずれかかっている。彼は強引に元に戻すことにした。
「もう一度聞く。お前今、何処で何をしてきた?」
「知りたい?」
ああ、と彼はうなづく。するとHALはやや自分の側にのしかかり気味な朱明の頭を抱えて、ぐっと引き寄せる。そして唇を合わせる。
「あいにくダズルはないけどね」
離れた唇は、平気でそんなことを言った。
「ダズル!」
黒の公安長官には、その意味がすぐに理解できた。
「朱明は俺にこんなこともあんなことをするより、警戒を強めた方がいいよ?」
「何を企んでやがる」
「お前は優秀な黒の公安の長官なんだろ?」
そこを動くな、と朱明はHALよりオクターヴ低いのではないかと思われる低音で言葉を投げつけ、近くの部下の車へと走って行った。
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