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おまけ

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 敦美が逆上せて意識を失っていたために、智紀が寝巻き着せてくれたようだ。ボタンを留めるタイプの寝巻きを着させるのは恐らく大変だっただろう。ちなみに、この寝巻きは今日買ってもらった物だ。

 って、あれ? なんか……お尻、スースーする気がする……。

 トイレに行こうと立ち上がった敦美は、いつもと違う違和感を感じながら、自分のズボンを引っ張ってチラッとお尻を見た。

 少し体を捻っただけで下着は見えるはずなのに、見えない。見えているのは下着ではなく、お尻だ。

 え?? もしかして履いてない!? って、まあそうよね。

 下着を履かせるのは難しかったのかもしれない。だから後で新しく買った下着でも履いておこうかな。そう思っていたら。

 え、ちょっと待って……。

 腰のほうにはフリルが見える。

 ……このフリル……見たことある。

 そのフリルの正体が何か分かった敦美は、バッと顔を上げて智紀の方を見た。

「智紀さん!!」
「え? 何?」

 智紀はテレビをつけようとリモコンに手を伸ばしていたが、名を呼ばれて敦美のほうを見た。彼の顔はきょとん、としているが、敦美の顔は真っ赤だ。

「Tバック!! いつの間に履かせたんですか!!」
「え? ああ!」

 智紀は思い出したようにくすくすと笑い出す。

「いやあ、寝てる間に?」

 何ということだろうか! 履いていないのではない。敦美はTバックをきちんと履いていたのだ。

 下着を見られている訳ではないのに凄く恥ずかしくなった敦美は、見えもしないのにお尻を隠す。

「……その下着、いや?」

 智紀が近づいてきて、敦美の頬にすっと手を添える。ゆっくりと顔を上げられて、視線がぶつかった。彼の瞳に見つめられたら、嫌だなんて言えない。

「え、あ……」

 戸惑う敦美。すると、ズボンに手をかけられた。

「わかった。じゃあ、脱ごっか?」
「へ!? 今!? いや、大丈夫です!! 嫌じゃないです!!」

 何だか楽しそうに微笑む智紀。嫌な予感がする。すると、案の定。

「あ、そう? じゃあ、履いてるところをしっかり俺に見せて?」
「え?」

 慌てふためく敦美をよそに、ズボンは抵抗虚しくするすると脱がされてしまい、あっという間にお尻が露わになった。申し訳程度の布には星の刺繍とレースがふんだんにあしらわれ、腰骨からお尻の割れ目へと続くフリルが敦美のお尻をセクシーに魅せる。

 下着を履いているのに、大部分が丸見え。敦美は必死に隠そうとするが、手で隠し切れるわけがない。

「ちょ、ちょっと、智紀さんっ!」
「かわいいよ、敦美」

 腰を捉えられて、もう身動きが取れない。お尻をよく見ようと智紀は自分の方へ向けた。

「はっ恥ずかしい!!」
「お尻、綺麗だね」
 
 いやらしく撫でられて、お尻にキスされる。

「ひゃあっ!! も、もうっ! 智紀さんってば! 意地悪!」
「俺は意地悪じゃないよ。敦美が可愛すぎるのがいけないんだよ」

 もう一度キスされ、それからお尻をこれでもかと言うほど眺められて――その後でたっぷりと体も愛でられたのは、言うまでもない。
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