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11、お風呂でえっち

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「あ……智紀さん」

 智紀は敦美の首筋をゆっくりと舐め、舌は顎を移動して耳元へ。耳の形に沿って舌が這う、それが敦美の体をぞくぞくさせる。

「敦美……」
「んんぁ……」

 甘い声と吐息が耳元に触れ、体が反応する。おまけにラベンダーの香りに包まれた智紀が、なんだかエロい。湯船に浸かっているせいか、物凄く熱かった。

 浴槽の縁に腰掛けた敦美。智紀は赤く火照っている敦美の体に、キスをした。胸元、おへそ、内腿へ。キスされる毎に、敦美の体には赤い花が咲き乱れる。

 だんだんと体が疼いてきて、つうっと愛液が垂れてきた。

 ああ……智紀さんからの刺激が欲しい。

「股が勝手に開いてるよ、敦美……」
「へ?」

 無意識に開いてしまった股を閉じようとしたが、智紀に制される。

「もっと開いて」

 ぐいっと股を開かれて、浴槽の両縁へ足を置かされた。M字開脚させられて、敦美の秘所は丸見えだ。咄嗟に敦美は手で隠す。

「は、恥ずかしいです……見ちゃ、やだ……」
「隠さなくていいよ」

 そっと手を退けて、智紀はじっくり秘所を観察し始める。

「可愛いよ、敦美。ひくひくしてるね……」
「やあっ」

 股を閉じようとしても、智紀に阻止されて閉じることが出来ない。見ている智紀の視線がいやらしい。それに、見られていることがとてつもなく恥ずかしい。

 敦美の体が興奮してしまっているのだろうか、見られているだけなのに、どんどん蜜壷から液が溢れてくる。

「見られるだけでこんなにも濡らしちゃって……本当に可愛いんだから」

 指でそっと閉じている花弁を撫でられ、敦美の腰がよじれると同時に、蜜壷の口がくぱっと開かれた。智紀の熱い息がかかって体の芯からぞくぞくする。

「ん……」
「きれいなピンク色だね……可愛いよ、敦美」

 ぬるっとした感覚が蜜口を襲った。

「ひゃんっ」

 智紀に舐められたのだ、と分かるまで数秒かかったが、止まらない智紀の舌は愛液を舐め取るように動いている。

「そ、そんなとこ、舐めないで……っ」
「なんで? 美味しいよ、敦美」

 ぺろりと小さな二枚の花弁を覆うように舐め、開いて蜜口の周りを一周するように舐め上げる。そして円を描くように丁寧に舌で撫で回されて。足先から徐々に痺れだす。

 一旦舌の動きが止まって終わりかと思えば、今度は舌先で真っ赤な蕾を刺激された。体の奥底から弾けてしまいそうな感覚に、敦美は体をよじった。腰を智紀に固定されているので、動けない。動けないからか余計に感じてしまう。

「んあああっ。智紀さんっ」

 刺激はやがて敦美を快楽の世界へ誘ってゆく。がくがくがくと体が震えだし。

「だめっ。イクっ! あああっ……!」

 快感が体を突き抜けた。体を大きくびくつかせた敦美の秘所からは、とろりと大量に愛液が垂れてきていた。智紀はそれをじゅじゅっといやらしい音を立てて吸い上げる。

「やあああっ! 智紀さんっ!!」

 敏感になった体が更に刺激を感じてしまう。智紀は吸い上げた後、蜜口に舌をぐいっと入れ込んだ。

「んあ……っ」

 頻回に舌を出し入れされて、気持ちよくて体がおかしくなりそうだ。すると今度は同時に硬くなった蕾を指で刺激し始める。強烈な刺激に、敦美は一気に絶頂を迎えた。

「ああああっ!! だめえっ……!!」

 びくん、と背中を大きく反らせ、力なく風呂場の壁に寄りかかった。壁はひんやりしていて凄く気持ちがいい。

「はあっはあっ……智紀、さん……っ。はあっはあっ」
「敦美、かわいい」

 そっと優しいキスをされる。

「智紀、さん……」

 智紀の唇が離れたときに、敦美は智紀の股間へ視線を向けた。びんびんに立っている熱い塊は、敦美の中に入りたいと汁を出している。

 ああ、入れて欲しい。奥を、突いて欲しい……。

 そう思ったが、敦美はゆっくりと体を起こして、そっと智紀の熱い肉杭に触れた。

「敦美……っ!?」

 どくん、と揺れる。 

「私……智紀さんに、してもらってばっかりだから……智紀さんに何かしたいんです……」
「え? いやあ……でも……いいの?」

「はい」
「え……と、じゃあ、お願いしようかな」 

 少し困ったような、それでも嬉しそうな智紀の表情につられるように敦美は微笑んだ。
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