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第三章 赤ちゃんのデービッド編
⑲デービッドとアメリアとダミアン
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ダミアンは狭いステージの中を行ったり来たりしながら、そして立ち止まり頭を抱えて
「わかった!わかったから。私に話しかけるのをやめてくれないか。」
「え?君の名前は・・アメ・・アメリアと言うのか?」
公爵が呟いた。「やはり叔母上だったか。」
「うんうん。そうか・・そうだったのか。可哀想なアメリア。君は馬車に轢かれて死んだのか。」
「さぞ痛かっただろう。え?なんだって?君は・・そうか。そうだったのか。」
「アメリア。君は駆け落ちをしようとしていたのだね?」
大声で驚くダミアン。
「「「 なんだって? 」」」
涙を流して両膝を床につけ、両手を合わせて握りしめ遠くを見つめるように叫んだ。
「おお神よ!なぜあなたはアメリアにこんな酷い試練を与えたのですかーーーーーーーーっ!」
しーんとなる観客席。デービッドへ振り返り涙を拭いながら
「そうか。駆け落ちの相手は来なかったのか。君は約束の時間を過ぎても待っていたのに・・・彼はこなかったんだね・・・。」
「外は暗くなり、寒くなって来た。でも君は必ず彼が来てくれると信じていた。そうか・・うん。そうだね。君は諦めてその日は屋敷に戻ろうとした・・・・。」
「突然、君の目の前に・・彼が現れた?ええ?彼は他の女と腕を組んで歩いていただと?許せん!
なんて奴だ!」
「で?彼と腕を組んでいた女が?そんなことを?で?彼はなんていいましたか?そんな女は知らない。私にはおばさんの知り合いはいないと・・・。」
再び涙を流すダミアン。
「君はその場を急いで離れようとして道を横切ろうとした。」
「そこへ、馬車が来て・・。」
「君は馬車に轢かれて死んだ。」
「アメリア。もう君は十分苦しんだじゃないか。さあ、君の苦しみは、ここにいる人達がしっかりと聞いてくれたはずだ。」
「さあアメリア。もうデービッドに取り憑くのはやめて。さあ、
デービッドから出て来るんだ。さあ。勇気を出して。ほらアメリア。」
デービッドの目の前にアメリアが立っていた。
その時、天井に突然、明るい光が現れた。光の中から天使が現れてアメリアに手招きしている。アメリアはやがて光に誘われるように吸い込まれて行った。
玄関フロアに特設された会場は割れんばかりの歓声と拍手で一杯になった。
霊能者ダミアン・グリンスリーは深々と頭を下げ挨拶をした。公爵夫妻、カレンとロバートがダミアンに駆け寄り、感謝を述べた。そしてデービッドの元へ行って様子を伺った。
カレンがデービッドを抱き上げてあやしながら「デービッド、怖くなかった?大丈夫?」と聞いたがデービッドは反応しなかった。ロバートがデービッドに質問をした。「いいかい?いつものようにばう、とばうばう、で答えるんだよ?返事は?」
デービッドは返事をしなかった。
「あれ?」ロバートはもう一度質問をした。
「デービッドを養子に出す。」
「・・・。」返事はなかった。
普通の赤子のように、ただ笑っているだけだった。
ダミアン・グリンスリーの除霊から1週間経った。デービッドは普通の赤ちゃんに戻っていた。
「カレン。結局私たちの知っているデービッドもまた、このデービッドに憑依していたのかもしれないな。」
「そうね。きっとアメリアが一緒に連れて行ったのね。」
「ああ、たぶんね。」
ロバートはちょっと残念そうに
「あいつの殺された理由、聞いとけばよかったな。なんか気になって眠れないよ。」
「ホストだったんでしょう?きっと二股三股して女の争いに巻き込まれて殺されたのよ。」
「はは、なんかその通りみたいで笑えないよ。」
公爵の執務室
「ねえ、あなた。デービッドのことなんですけど。」
「うん?」
「デービッド。もう言葉を理解してないみたいよ。」
「ああ。」
「アメリア様が最初から、取り憑いていたのかもしれないわね。」
「そうだな。でも今のデービッドも可愛いのだが、前のデービッドはなんだか愛くるしくて憎めない可愛さがあったと思わないか?」
「ええ。あれは全てアメリア様だったのかもしれませんね。」
「ふふ。そうかもな。」
そしてそのアメリアは成仏の真似をするつもりだったのに、本当に天国からお迎えが来てしまい、一応天国の門の所まで行ったのだがダダをコネて人間界へ舞い戻ってきたのだ。
「アメリア様、どうして成仏しなかったんですか?」
「ダミアン、お前が気に入ったからだ。」
「えー、私のどこを?」
「全てだ。」
「ねえ、アメリア様?なんだか若返っていませんか?」
「わかるのか?」
「はい。」
「お前に恋をしているからだろう。」
「ほんとに?」
「まあちょっと・・その・・。」
「なんですか?」
「お前の魂からちょっとだけ栄養を貰っている。」
「え?まあいいですけど。これからアメリア様はどうするんですか?」
「お前と一緒に働くつもりだ。」
「えー。私はもう除霊はやめたんですけど。」
「いいじゃないかダミアン。やろう。私と組めば除霊は問題なくやれるぞ?」
「じゃあもう少しだけやりますか。あのう、アメリアさんの姿は私にしか見えないのですか?」
「まあな。よほどの霊能力でもない限り見えないから安心しろ。」
デービッドは目論見通りに事が進み、ほくそ笑んでいた。
〘アメリアは成仏したし、上手くいった。除霊のお陰で転生した私も、もういないことになっている。あとはほとぼりが冷めるまでジッとしていよう。本物のデービッド君にあとは任せることにして私はゆっくりと休むことにしよう。〙
そして時は流れて10年が経った。デービッドは10歳になり、王立学園初等部に通っていた。
ドンッ「うわっ!」ドシン!
デービッドはクラスメートのカイレンに突き飛ばされたのだ。
「なにするんだ!」
「邪魔なんだよ、おまえは。」
「なに!」
デービッドは立ち上がると、カイレンに向かっていった。だがカイレンはデービッドの顔を拳で思い切り殴った。デービッドは膝から崩れ落ちて地面に倒れたまま動かなくなった。
それを見ていたイザベラがデービッドに駆け寄り「デービッド!デービッド!」イザベラはカイレンを睨んで「この卑怯者!拳で殴るなんて酷いわ!」
「う、うるさい!お前は黙ってろ!」そう言ってカイレンはイザベラを押した。尻もちをついて少しスカートがめくれた。
「わーい、イザベラのパンツが丸見えだー。」
慌ててまくれたスカートを戻すイザベラ。
その時、デービッドがすっと立ち上がった。顔にズキズキと痛みが走った。頬をさすりながらカイレンを睨んで言った。
「痛いですね。私を殴ったのは君かな?」
「なに気取った言い方しているんだよ。デービッド!」
「うわー、君、典型的なイジメッ子の顔をしているねー。」
「なんだとう!」デービッドに殴り掛かるカイレン。
「「うっ!」」
デービッドの前蹴りがカイレンのお腹にめり込んでいた。
「あ、ごめんねー。子供相手につい本気になっちゃた。」
うずくまるカイレン。少し思案していたデービッドが言った。
「今度この子に手をあげたら、このくらいじゃすまないから。」
「わかりましたか!」
「わ、わかった。」
そう言うとカイレンは走って逃げて行った。
デービッドはイザベラを立ち上がらせて、汚れたところを手ではたいてあげた。イザベラが聞いた。
「あなた、ほんとにデービッドなの?」
デービッドはニッコリと笑って爽やかな笑顔で答えた。
「デービッドです。よろしく、お嬢様。」
顔を赤らめるイザベラがいた。
「わかった!わかったから。私に話しかけるのをやめてくれないか。」
「え?君の名前は・・アメ・・アメリアと言うのか?」
公爵が呟いた。「やはり叔母上だったか。」
「うんうん。そうか・・そうだったのか。可哀想なアメリア。君は馬車に轢かれて死んだのか。」
「さぞ痛かっただろう。え?なんだって?君は・・そうか。そうだったのか。」
「アメリア。君は駆け落ちをしようとしていたのだね?」
大声で驚くダミアン。
「「「 なんだって? 」」」
涙を流して両膝を床につけ、両手を合わせて握りしめ遠くを見つめるように叫んだ。
「おお神よ!なぜあなたはアメリアにこんな酷い試練を与えたのですかーーーーーーーーっ!」
しーんとなる観客席。デービッドへ振り返り涙を拭いながら
「そうか。駆け落ちの相手は来なかったのか。君は約束の時間を過ぎても待っていたのに・・・彼はこなかったんだね・・・。」
「外は暗くなり、寒くなって来た。でも君は必ず彼が来てくれると信じていた。そうか・・うん。そうだね。君は諦めてその日は屋敷に戻ろうとした・・・・。」
「突然、君の目の前に・・彼が現れた?ええ?彼は他の女と腕を組んで歩いていただと?許せん!
なんて奴だ!」
「で?彼と腕を組んでいた女が?そんなことを?で?彼はなんていいましたか?そんな女は知らない。私にはおばさんの知り合いはいないと・・・。」
再び涙を流すダミアン。
「君はその場を急いで離れようとして道を横切ろうとした。」
「そこへ、馬車が来て・・。」
「君は馬車に轢かれて死んだ。」
「アメリア。もう君は十分苦しんだじゃないか。さあ、君の苦しみは、ここにいる人達がしっかりと聞いてくれたはずだ。」
「さあアメリア。もうデービッドに取り憑くのはやめて。さあ、
デービッドから出て来るんだ。さあ。勇気を出して。ほらアメリア。」
デービッドの目の前にアメリアが立っていた。
その時、天井に突然、明るい光が現れた。光の中から天使が現れてアメリアに手招きしている。アメリアはやがて光に誘われるように吸い込まれて行った。
玄関フロアに特設された会場は割れんばかりの歓声と拍手で一杯になった。
霊能者ダミアン・グリンスリーは深々と頭を下げ挨拶をした。公爵夫妻、カレンとロバートがダミアンに駆け寄り、感謝を述べた。そしてデービッドの元へ行って様子を伺った。
カレンがデービッドを抱き上げてあやしながら「デービッド、怖くなかった?大丈夫?」と聞いたがデービッドは反応しなかった。ロバートがデービッドに質問をした。「いいかい?いつものようにばう、とばうばう、で答えるんだよ?返事は?」
デービッドは返事をしなかった。
「あれ?」ロバートはもう一度質問をした。
「デービッドを養子に出す。」
「・・・。」返事はなかった。
普通の赤子のように、ただ笑っているだけだった。
ダミアン・グリンスリーの除霊から1週間経った。デービッドは普通の赤ちゃんに戻っていた。
「カレン。結局私たちの知っているデービッドもまた、このデービッドに憑依していたのかもしれないな。」
「そうね。きっとアメリアが一緒に連れて行ったのね。」
「ああ、たぶんね。」
ロバートはちょっと残念そうに
「あいつの殺された理由、聞いとけばよかったな。なんか気になって眠れないよ。」
「ホストだったんでしょう?きっと二股三股して女の争いに巻き込まれて殺されたのよ。」
「はは、なんかその通りみたいで笑えないよ。」
公爵の執務室
「ねえ、あなた。デービッドのことなんですけど。」
「うん?」
「デービッド。もう言葉を理解してないみたいよ。」
「ああ。」
「アメリア様が最初から、取り憑いていたのかもしれないわね。」
「そうだな。でも今のデービッドも可愛いのだが、前のデービッドはなんだか愛くるしくて憎めない可愛さがあったと思わないか?」
「ええ。あれは全てアメリア様だったのかもしれませんね。」
「ふふ。そうかもな。」
そしてそのアメリアは成仏の真似をするつもりだったのに、本当に天国からお迎えが来てしまい、一応天国の門の所まで行ったのだがダダをコネて人間界へ舞い戻ってきたのだ。
「アメリア様、どうして成仏しなかったんですか?」
「ダミアン、お前が気に入ったからだ。」
「えー、私のどこを?」
「全てだ。」
「ねえ、アメリア様?なんだか若返っていませんか?」
「わかるのか?」
「はい。」
「お前に恋をしているからだろう。」
「ほんとに?」
「まあちょっと・・その・・。」
「なんですか?」
「お前の魂からちょっとだけ栄養を貰っている。」
「え?まあいいですけど。これからアメリア様はどうするんですか?」
「お前と一緒に働くつもりだ。」
「えー。私はもう除霊はやめたんですけど。」
「いいじゃないかダミアン。やろう。私と組めば除霊は問題なくやれるぞ?」
「じゃあもう少しだけやりますか。あのう、アメリアさんの姿は私にしか見えないのですか?」
「まあな。よほどの霊能力でもない限り見えないから安心しろ。」
デービッドは目論見通りに事が進み、ほくそ笑んでいた。
〘アメリアは成仏したし、上手くいった。除霊のお陰で転生した私も、もういないことになっている。あとはほとぼりが冷めるまでジッとしていよう。本物のデービッド君にあとは任せることにして私はゆっくりと休むことにしよう。〙
そして時は流れて10年が経った。デービッドは10歳になり、王立学園初等部に通っていた。
ドンッ「うわっ!」ドシン!
デービッドはクラスメートのカイレンに突き飛ばされたのだ。
「なにするんだ!」
「邪魔なんだよ、おまえは。」
「なに!」
デービッドは立ち上がると、カイレンに向かっていった。だがカイレンはデービッドの顔を拳で思い切り殴った。デービッドは膝から崩れ落ちて地面に倒れたまま動かなくなった。
それを見ていたイザベラがデービッドに駆け寄り「デービッド!デービッド!」イザベラはカイレンを睨んで「この卑怯者!拳で殴るなんて酷いわ!」
「う、うるさい!お前は黙ってろ!」そう言ってカイレンはイザベラを押した。尻もちをついて少しスカートがめくれた。
「わーい、イザベラのパンツが丸見えだー。」
慌ててまくれたスカートを戻すイザベラ。
その時、デービッドがすっと立ち上がった。顔にズキズキと痛みが走った。頬をさすりながらカイレンを睨んで言った。
「痛いですね。私を殴ったのは君かな?」
「なに気取った言い方しているんだよ。デービッド!」
「うわー、君、典型的なイジメッ子の顔をしているねー。」
「なんだとう!」デービッドに殴り掛かるカイレン。
「「うっ!」」
デービッドの前蹴りがカイレンのお腹にめり込んでいた。
「あ、ごめんねー。子供相手につい本気になっちゃた。」
うずくまるカイレン。少し思案していたデービッドが言った。
「今度この子に手をあげたら、このくらいじゃすまないから。」
「わかりましたか!」
「わ、わかった。」
そう言うとカイレンは走って逃げて行った。
デービッドはイザベラを立ち上がらせて、汚れたところを手ではたいてあげた。イザベラが聞いた。
「あなた、ほんとにデービッドなの?」
デービッドはニッコリと笑って爽やかな笑顔で答えた。
「デービッドです。よろしく、お嬢様。」
顔を赤らめるイザベラがいた。
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