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越後統一
黒滝城攻略
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「噂の弟君に助けられましたな。」
越後守護代 長尾晴景は面白くない顔をした。
先日の栃尾城の戦いから、しばらくして春日山城にも豪族が押し寄せてきたのを、景虎は後詰め急襲してこれを退けている。
「此度もですが、栃尾城では神掛かった戦をされたようで」
側近から聞かれた晴景は
「どこまで本当の話しかわからぬ」
と興味のない素振りをしたが、内心は複雑な心境であった。
先日の栃尾城の戦いでは…
左翼の部隊に奇襲をかけ、裏崩れを利用し、相手本陣に攻め込む。
状況だけを追えばそうなるが、果たして狙ってそのような戦略が立てられるのか?
今回の後詰め急襲もたまたまタイミングよく戦えただけで、晴景からしたら博打にしか思えず、たまたま上手くいったのでは?と思っている。
晴景は体が弱く、決断力もない為、戦場でのヤリ働きは出来ればしたくない。
しかし、景虎が活躍をすることで、そちらを担ぐ輩が出てくるのも面倒である。
(次から次に厄介事が出てくる…)
庭の縁側から外を見上げ、今後どうなっていくのか複雑な思いで空を見上げていた。
その頃、景虎一行はというと、春日山城へ凱旋帰城しており、その途端に訪問客で溢れていた。
先日の戦がきっかけとなり、いくつかの国人衆が恭順を申し出てきていたのである。
越後の国人衆は昔から独立色が強く、それぞれいがみ合い、まとまることがなかった。
守護の上杉定実に実権がなく、守護代の傀儡と化していて、またその守護代も統率力がないとなれば、各々降りかかる火の粉は払わねばならぬとなるのは道義であろう。
そんな中
「神掛かった戦をする」
というものが現れ、本庄実乃もすぐに恭順したとあっては、他の国人衆も考えねばならない。
「為景殿の三男坊が還俗して戦っておるそうな」
「為景殿に似てめっぽう戦に強いらしい」
など、色んな噂が流れ、次から次へと来城してきていた。
そんな中、琵琶島城主 宇佐美定満は今後のことについて思案していた。
(面白い戦をする者が現れたぞ)
智将として名高い宇佐美は今回の栃尾城の戦いに興味を持っていた。
(景虎は父に似て、戦上手かもしれぬな)
宇佐美は領主として一族の繁栄を望んではいるが、智将として
「自分が仕えるに値する主君を求めている」
という願望も持っていたので、栃尾城の戦いで景虎にその器があるのか?と興味を持ち、一度会ってみたいとも思っていた。
景虎としても宇佐美とは手を結びたい。
しかし、今までの経緯から廻りの側近からは反対されていた。
景虎の父、為景の時代には幾度となく戦火を交え、宇佐美定満の父を倒している。
また宇佐美が智将というところも
「油断ならない」
「何を考えているかわからない。」
などと言われて、本人たちの思いが簡単には通らず、話しがまとまらなかった。
もうひとり
越後一の猛将 柿崎景家は、今回の栃尾城の戦いで景虎に恭順したいと思っていた。
しかし、黒田秀忠の娘が妻の為、本人に恭順の思いがあっても、家中がまとまらない状態で、板挟みの状態であった。
そんな折、ついに黒田秀忠を討伐しろと守護代より知らせが届いた。
前回は規模の小さな戦であったが、今回の黒田秀忠の討伐は黒田の居城である黒滝城の攻略とあって、様々な国人衆にお触れがまわっていた。
黒田勢およそ800名
景虎勢およそ1,400名 規模の戦である
通常、攻城戦は守備側の5倍の兵が必要といわれており、攻城戦を踏まえてこの数では、物足らない。。。
というよりも、これではせん滅することは難しい戦いになる。
景虎陣営としては、日和見を決めた周りの国人衆を取り込むためになんとしても、この戦を勝ちたいと思っていたので、兵数のことで不満があるようであった。
「守護さまからの援軍はないのか?」
「守護さまがしっかりしておれば…」
など様々な不満の声が聞こえている中、景虎は余裕の表情である。
本庄は不思議に思い
「景虎さま、なにか妙案でもお持ちでしょうか?」と聞いて見た。
すると
「本庄殿、戦というのは準備が肝要でござる。出陣となった時に勝てる軍略がなくては心もとないではないか。すでに此度の戦は準備が整っておる。問題なく攻略できよう」
一緒に聞いていた小島弥太郎や、今回一緒に戦うことになった長尾房景、景信親子も感心し
「その通りにござる。今回も黒田勢を打ち負かして参りましょう」
と意気込んで、評定においても、活発な意見が出て士気が一気に上がったのだった。
(やはり、景虎さまは越後を任せるに足る人物だ)
と本庄は改めて思うのであった。
「いざ出陣」
10月の気持ちよく晴れた日に景虎は出陣をした。
待ち構える黒田勢にもすぐに伝令が駆け込んでいた
「お伝えします。長尾勢が本日出陣。その数500にて当領内へ向かっております」
「なに??500だとそんな数で出てきたのか?」
黒田は訝しんだ
「本庄どのの栃尾城からも、長尾房景どのの栖吉城からも兵が出ておりません。春日山城より、景虎率いる一軍のみです」
「とことん舐めくさりおって、その数でこの黒滝城を落とせるわけがない。我が領内の狼藉が目的であろう。こちらからも急いで出陣するぞ」
応戦するために黒田勢は守備に150ほどの兵を残し、650名にて景虎の軍勢を迎え撃った。
「思ったように黒田勢は野戦に出てまいりましたな」
今回一緒に参陣した小島は景虎に伝令の報告を伝えていた。
「650引き連れてきたようで、黒田勢もここで決着をつけるつもりのようですな」
「であるな。首尾に抜かりはない。この戦で一気に黒滝城を落とすぞ」
黒田秀忠の領国に近づいた時、相手の軍勢が目視できるところまでやってきた。
黒田勢は3つの部隊に分け、本陣をその後ろに置き、鶴翼の陣で待ち構えていた。
景虎も同じように3つの部隊に分け、こちらは魚鱗の陣で向かっていった。
お互い様子見などない
一気にかたをつけるつもりでぶつかっていった。
若干の兵数の差はあるものの、一進一退の攻防となり、どちらも決め手に欠けていた。
そのころ黒田秀忠は
(おかしい。手ごたえはあるが、正面から当たってくるとは、何かあるのか?)
前回の戦いでは、なすすべなく敗れているだけに、こうも”普通の”戦になると手ごたえを感じられず、なにか裏があるのでは?と疑い始めていた。
そんな時に
「ご注進。我が黒滝城が敵に攻められて、落城必須、すぐにご帰還ください!!」
「な、なんだと!! どこから参った?」
「攻めているのは栃尾城の本庄軍、栖吉城の長尾軍900になります」
「ば、ばかな、出陣していないのではなかったのか…」
この時、景虎は一瞬の出来事であったが、相手からの圧力が弱まった事に気が付いた。
「やっと、黒田勢にも伝わったようだな」
「一気に決着をつける。遊撃隊側面より突貫せよ。各陣はそのまま押し込め!!本陣も前へ押し出す」
景虎の号令の下、しゃにむに突撃を受けた黒田勢は這う這うの体で居城の黒滝城に戻っていった。
その頃、黒滝城では本庄、長尾房景、景信親子が黒滝城を包囲していた。
「景虎さまは、上手くいったようですな」
「城を包囲するだけで良い。と聞いたときはびっくりしましたが、此度も上手くいったようで、さすが景虎さまじゃ」
しばらくして黒田勢より降伏の使者が来着し、黒田秀忠は景虎の本陣に向かっていった。
「黒田殿、ご足労いただきました」
「ふん、なにがご足労じゃ。我が城はしっかり包囲されて戻ることすら出来なんだわ。」
黒田は戻ってもう一戦と思っていたが、景虎の軍勢を抜いて城内に入ることは無理と諦め、降伏開城を決めたのだった。
「聞きたいことがある。攻城しておる軍は出陣していないと聞いていたが?」
「そこは情報操作させていただいた。我が手勢500で出れば黒田殿なら応戦いただけると踏んでいました。」
「ふん。まんまとおぬしの策にハマったというわけか。ではなぜ我が城を攻城せん?領内においても略奪などなかったようだが?」
「黒田殿に降伏いただき、ご恭順していただきたい。父と一緒に戦場で駆け回っていたように、わが軍と一緒に戦ってほしいと思っております。」
(器が違う)
黒田は瞬時に悟った
「是が非もなし。この上は景虎殿に恭順いたす。なにとぞよろしくお頼み申す」
こうして黒滝城での攻城戦は景虎側の圧勝で終わった。
今回の戦も国人衆にはすぐに広まり
「景虎さまは軍神じゃ」と一躍武名が高まったのであった。
のちの話しになるが…
翌年の2月に再び、黒田秀忠は謀反を起こした。
その時、またも景虎に攻めたてられ敗れ、一族みな自刃することとなるのだった。
越後守護代 長尾晴景は面白くない顔をした。
先日の栃尾城の戦いから、しばらくして春日山城にも豪族が押し寄せてきたのを、景虎は後詰め急襲してこれを退けている。
「此度もですが、栃尾城では神掛かった戦をされたようで」
側近から聞かれた晴景は
「どこまで本当の話しかわからぬ」
と興味のない素振りをしたが、内心は複雑な心境であった。
先日の栃尾城の戦いでは…
左翼の部隊に奇襲をかけ、裏崩れを利用し、相手本陣に攻め込む。
状況だけを追えばそうなるが、果たして狙ってそのような戦略が立てられるのか?
今回の後詰め急襲もたまたまタイミングよく戦えただけで、晴景からしたら博打にしか思えず、たまたま上手くいったのでは?と思っている。
晴景は体が弱く、決断力もない為、戦場でのヤリ働きは出来ればしたくない。
しかし、景虎が活躍をすることで、そちらを担ぐ輩が出てくるのも面倒である。
(次から次に厄介事が出てくる…)
庭の縁側から外を見上げ、今後どうなっていくのか複雑な思いで空を見上げていた。
その頃、景虎一行はというと、春日山城へ凱旋帰城しており、その途端に訪問客で溢れていた。
先日の戦がきっかけとなり、いくつかの国人衆が恭順を申し出てきていたのである。
越後の国人衆は昔から独立色が強く、それぞれいがみ合い、まとまることがなかった。
守護の上杉定実に実権がなく、守護代の傀儡と化していて、またその守護代も統率力がないとなれば、各々降りかかる火の粉は払わねばならぬとなるのは道義であろう。
そんな中
「神掛かった戦をする」
というものが現れ、本庄実乃もすぐに恭順したとあっては、他の国人衆も考えねばならない。
「為景殿の三男坊が還俗して戦っておるそうな」
「為景殿に似てめっぽう戦に強いらしい」
など、色んな噂が流れ、次から次へと来城してきていた。
そんな中、琵琶島城主 宇佐美定満は今後のことについて思案していた。
(面白い戦をする者が現れたぞ)
智将として名高い宇佐美は今回の栃尾城の戦いに興味を持っていた。
(景虎は父に似て、戦上手かもしれぬな)
宇佐美は領主として一族の繁栄を望んではいるが、智将として
「自分が仕えるに値する主君を求めている」
という願望も持っていたので、栃尾城の戦いで景虎にその器があるのか?と興味を持ち、一度会ってみたいとも思っていた。
景虎としても宇佐美とは手を結びたい。
しかし、今までの経緯から廻りの側近からは反対されていた。
景虎の父、為景の時代には幾度となく戦火を交え、宇佐美定満の父を倒している。
また宇佐美が智将というところも
「油断ならない」
「何を考えているかわからない。」
などと言われて、本人たちの思いが簡単には通らず、話しがまとまらなかった。
もうひとり
越後一の猛将 柿崎景家は、今回の栃尾城の戦いで景虎に恭順したいと思っていた。
しかし、黒田秀忠の娘が妻の為、本人に恭順の思いがあっても、家中がまとまらない状態で、板挟みの状態であった。
そんな折、ついに黒田秀忠を討伐しろと守護代より知らせが届いた。
前回は規模の小さな戦であったが、今回の黒田秀忠の討伐は黒田の居城である黒滝城の攻略とあって、様々な国人衆にお触れがまわっていた。
黒田勢およそ800名
景虎勢およそ1,400名 規模の戦である
通常、攻城戦は守備側の5倍の兵が必要といわれており、攻城戦を踏まえてこの数では、物足らない。。。
というよりも、これではせん滅することは難しい戦いになる。
景虎陣営としては、日和見を決めた周りの国人衆を取り込むためになんとしても、この戦を勝ちたいと思っていたので、兵数のことで不満があるようであった。
「守護さまからの援軍はないのか?」
「守護さまがしっかりしておれば…」
など様々な不満の声が聞こえている中、景虎は余裕の表情である。
本庄は不思議に思い
「景虎さま、なにか妙案でもお持ちでしょうか?」と聞いて見た。
すると
「本庄殿、戦というのは準備が肝要でござる。出陣となった時に勝てる軍略がなくては心もとないではないか。すでに此度の戦は準備が整っておる。問題なく攻略できよう」
一緒に聞いていた小島弥太郎や、今回一緒に戦うことになった長尾房景、景信親子も感心し
「その通りにござる。今回も黒田勢を打ち負かして参りましょう」
と意気込んで、評定においても、活発な意見が出て士気が一気に上がったのだった。
(やはり、景虎さまは越後を任せるに足る人物だ)
と本庄は改めて思うのであった。
「いざ出陣」
10月の気持ちよく晴れた日に景虎は出陣をした。
待ち構える黒田勢にもすぐに伝令が駆け込んでいた
「お伝えします。長尾勢が本日出陣。その数500にて当領内へ向かっております」
「なに??500だとそんな数で出てきたのか?」
黒田は訝しんだ
「本庄どのの栃尾城からも、長尾房景どのの栖吉城からも兵が出ておりません。春日山城より、景虎率いる一軍のみです」
「とことん舐めくさりおって、その数でこの黒滝城を落とせるわけがない。我が領内の狼藉が目的であろう。こちらからも急いで出陣するぞ」
応戦するために黒田勢は守備に150ほどの兵を残し、650名にて景虎の軍勢を迎え撃った。
「思ったように黒田勢は野戦に出てまいりましたな」
今回一緒に参陣した小島は景虎に伝令の報告を伝えていた。
「650引き連れてきたようで、黒田勢もここで決着をつけるつもりのようですな」
「であるな。首尾に抜かりはない。この戦で一気に黒滝城を落とすぞ」
黒田秀忠の領国に近づいた時、相手の軍勢が目視できるところまでやってきた。
黒田勢は3つの部隊に分け、本陣をその後ろに置き、鶴翼の陣で待ち構えていた。
景虎も同じように3つの部隊に分け、こちらは魚鱗の陣で向かっていった。
お互い様子見などない
一気にかたをつけるつもりでぶつかっていった。
若干の兵数の差はあるものの、一進一退の攻防となり、どちらも決め手に欠けていた。
そのころ黒田秀忠は
(おかしい。手ごたえはあるが、正面から当たってくるとは、何かあるのか?)
前回の戦いでは、なすすべなく敗れているだけに、こうも”普通の”戦になると手ごたえを感じられず、なにか裏があるのでは?と疑い始めていた。
そんな時に
「ご注進。我が黒滝城が敵に攻められて、落城必須、すぐにご帰還ください!!」
「な、なんだと!! どこから参った?」
「攻めているのは栃尾城の本庄軍、栖吉城の長尾軍900になります」
「ば、ばかな、出陣していないのではなかったのか…」
この時、景虎は一瞬の出来事であったが、相手からの圧力が弱まった事に気が付いた。
「やっと、黒田勢にも伝わったようだな」
「一気に決着をつける。遊撃隊側面より突貫せよ。各陣はそのまま押し込め!!本陣も前へ押し出す」
景虎の号令の下、しゃにむに突撃を受けた黒田勢は這う這うの体で居城の黒滝城に戻っていった。
その頃、黒滝城では本庄、長尾房景、景信親子が黒滝城を包囲していた。
「景虎さまは、上手くいったようですな」
「城を包囲するだけで良い。と聞いたときはびっくりしましたが、此度も上手くいったようで、さすが景虎さまじゃ」
しばらくして黒田勢より降伏の使者が来着し、黒田秀忠は景虎の本陣に向かっていった。
「黒田殿、ご足労いただきました」
「ふん、なにがご足労じゃ。我が城はしっかり包囲されて戻ることすら出来なんだわ。」
黒田は戻ってもう一戦と思っていたが、景虎の軍勢を抜いて城内に入ることは無理と諦め、降伏開城を決めたのだった。
「聞きたいことがある。攻城しておる軍は出陣していないと聞いていたが?」
「そこは情報操作させていただいた。我が手勢500で出れば黒田殿なら応戦いただけると踏んでいました。」
「ふん。まんまとおぬしの策にハマったというわけか。ではなぜ我が城を攻城せん?領内においても略奪などなかったようだが?」
「黒田殿に降伏いただき、ご恭順していただきたい。父と一緒に戦場で駆け回っていたように、わが軍と一緒に戦ってほしいと思っております。」
(器が違う)
黒田は瞬時に悟った
「是が非もなし。この上は景虎殿に恭順いたす。なにとぞよろしくお頼み申す」
こうして黒滝城での攻城戦は景虎側の圧勝で終わった。
今回の戦も国人衆にはすぐに広まり
「景虎さまは軍神じゃ」と一躍武名が高まったのであった。
のちの話しになるが…
翌年の2月に再び、黒田秀忠は謀反を起こした。
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