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二章 宝物捜索 編

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ほぼ同時に吐き出した欲を飲み込み、鈴口を軽く吸っていればシロは太股を撫でてから告げる

「 ほら、入れるのは出来るだろ? 」

『 ん、あぁ…出来るさ 』

もう少しこの体勢でフェラを楽しみたかったんだが、本人は物足りなくなったそうで
寝込んだまま告げた言葉に仕方無く、顔を上げ脚を動かし向きを戻す
シロの膨張した陰茎を掴み、太股辺りに座っていた腰を上げ、後孔へと自ら埋めるように片手を腹筋に置き腰を下ろす

『 はぁ、ンッ…… 』

ぬっぷりと空気の入る音と共に、埋まった陰茎は身体の内から焼け焦がすように熱く感じ
氷が溶けるように蒸気を立ち上げ、自分の制御出来なくなる感覚に息が詰まる

『 ごめん、くっ…… 』

「 っ、落ち着け、ゆっくり息を吐くんだ 」

『 はぁっ。ぁ…んっ、はぁ…… 』

俺が熱いと思って冷まそうとすれば、シロにとって寒くて仕方無いだろ
眉を寄せた彼の言葉に合わせて、深呼吸をするように努力し体重と共に深く埋まった肉棒を締め付け
気持ち的に落ち着けば、シロへと視線を落とす

「 いい子だな、おいで…… 」

『 はぁー…子供扱いだな…… 』

「 ふっ、すまん 」

落ち着きを取り戻してきた俺へと手を向けたのに合わせ、身体を前へと倒し胸板を密着すれば彼の片手は頭に触れ撫でてくる

「 このまま少し、俺の体温に慣れろ……熱いか? 」

『 滅茶苦茶熱いよ……。溶けそう…… 』

自分の身体が氷のように、熱を感じては溶けてしまいそうな感覚だが
繋がった部分である中央から、身体全身に広がる熱は心地いいとも思う

「 俺は、思っている以上に寒くはないがその分……御前の中が熱いんだろうな 」

顔を寄せ首元へと頬を当て、聞こえてくるゆっくりとして落ち着きのある心音や、頭を撫でる優しさに笑みは溢れる

『 だって、シロが熱いから…… 』

触れても熱があるのか分からない程に、只熱くて体温なのか謎だ
だが、汗をかいて無いのを見ると寒いのだろうと思える

俺は裸だけど、彼は服を着てても寒がっている
小刻みに震えては無いにしろ、きっとそうなんだろうなって思う

「 興奮してるのも有るがな…… 」 

『 風邪とか病気になってるときほど、本能的に子孫を残す本能が働いて…興奮するんだって 』

「 まさにそれだな 」

『 わっ……! 』

俺の腰を支えて繋がったまま、体位が正常位へと変わればシロの顔は目の前に来て、彼は脚を開かせ、奥へと挿入し直せば笑みを溢す

『 ぁ、はっ…… 』

「 御前に魔力を注ぐ……受け取ると同時に、御前も俺に魔力をくれ。耐性を付ける 」

『 んっ、耐性? 』

「 あぁ、氷耐性を付けたい。御前はその代わり雷耐性を付けろよ……痛いかもしれんが、慣れろ 」

耐性ってなれるもので出来るのだろうか
一瞬意味が理解できず幾つもの疑問符が浮かび、
それに態々肉体を重ねる必要があったのか、と思うが、
そう言えば魔力を合わせるなら深く繋がっていた方が手っ取り早いのを思い出す

マジか、自分とは無関係の耐性を得るためにこんなことをする必要が有るのかと知れば、彼は告げた

「 雷を直接浴びる痛みが走る…慣れたら耐性がつく… 」

それは首を落とされた一瞬のように痛むのか、其とも剣が突き刺さる鋭い痛みと麻痺する感覚を味わうのか、どれだろうかと考えていれば

承諾を得るように彼はもう一度告げた

「 血肉が繋がってるから、互いに痛む。いいか? 」

『 ……いいよ、覚悟は出来た 』

どんな痛みでも御互いに共有し合うなら、其でいい
覚悟を決めて頷けば、互いの額を当て同時に魔法を告げた

「 雷電竜らいでんりゅう 」

『 氷結凍ひょうけつとう 』

互いに繋いだ手先から凍り付き身体を氷らせていくのと合わせて、彼の身体から俺の方へと流れる電流の痛みに互いに眉を寄せ奥歯を噛み締めた

『 いっ……ぐっ!! 』

「 っ…… 」

感電死しそうな程に焼けるような痛みと、凍り付く身体の冷たさはまるで凍死しそうな程に寒い
こんなにも俺は寒いのかと思い、そしてシロの電流の強さに改めて実感する

息をすることさえままならず、涙を浮かべた俺に彼は頬に触れ唇を重ねた

『 んっ……!ンンッ……! 』

「 ンッ…… 」

痛くて、熱くて、寒くて、苦しいのに其でも感じる優しさや愛情に気付いた時には、片手を首に回して深く重ねていた

雷と氷が混ざり合い、痛覚が消えた時には耐性が付いたのだと気付いた

『 はぁ、っ…… 』

「 耐性習得したな…ん、御前に触れても寒くねぇな……。ほら、続きをする 」

耐性習得するのに、一度死にかけるぐらいの痛みを味わうなら、俺はもう他の耐性はいらない気がする

シロの身体に感じる電流の流れが下半身へと集まったるのを知れば、
本当……性欲だけは健全だな

俺は痛かったから萎えてるんだけど、なんて思っても
腰を揺らされ、沢山口付けされれば
簡単に興奮したから何も言えなくなった

雷耐性習得したら、雷落ちてきても大丈夫ってことか
人間の時に持ってたら最強だな……
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