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番外編
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~ 一蓮 視点 ~
当時のお母さんは、毎日のように嘔吐をし
匂いだけで気分を悪くしていた
僕や、真二に食べさせるために料理を作ろうとするが尽く、失敗してトイレに篭ってるから
結局はデリバリーが増えていた
お母さんが心配で、気にしていた時期が一番、弟か妹が来るのが嫌だった
「 ママが、こんなに…苦しいなら……。ぼくは、ぼくはきょうだいなんていらない!! 」
妊娠発覚から3ヶ月程度で脱水症状と栄養失調で気を失って倒れたお母さんは、直ぐに蓮さんによって病院へと運ばれた
お父さんは仕事で来れないと察してたから、電話番号を知ってた蓮さんに泣き泣き電話した
直ぐに意識を取り戻し、点滴してるお母さんの前で言っては言えない事を伝えたんだ
『 一蓮…… 』
真二が生まれる前の記憶は余り無い
生まれてから大好きなお母さんを独り占めされて、妬いていた記憶はあるが、
倒れるほど調子を崩していたのは初めて知ったから、尚更…この時は理解に苦しんだ
『 ママを、心配してくれてありがとうね… 』
細くなった手を伸ばし、そっと手を掴もうとしたお母さんに、兄らしく振舞おうとした気持ちは今だけ無かった
「 うぅ、ママ!! 」
母親っ子だと今でも思うぐらい、お母さんが大好きで、泣き泣きその胸へと飛び付いた
驚きながらも、そっと抱き締めて何度も頭を撫でて来た
『 ママ、身体弱いけど……。赤ちゃんは欲しいな。一蓮を心配させないよう…強くならなきゃね 』
「 んん…… 」
強くなる必要はない、弱くていい
だけど、何も出来ない自分が悔しかった
泣き止むまで撫でてくれたお母さんは、
その日から、一週間ほど入院することになった
栄養のあるものと、点滴をするために……
「 ……俺が悪いんだ、子を望んだから…… 」
「 でも、ママはよろこんでたよ? 」
「 そうだな、でも……辛いママを見てるのは御前も辛いだろう 」
「 ん…… 」
お父さんは一人悩んでる事が多かった
仕事でいないときにお母さんが倒れたことで、妊娠させてしまったことや、多忙なことを気にした
お母さんは、育児休暇は生まれてからでいいって言ったらしく
お父さんはまだ休めないでいるから、尚更…心配だったのだろう
僕の頭を撫でるその手は、寂しそうだった
そんな事もあり、お母さんの身体を心配しながら真二の面倒を見ていると、酷い悪阻の期間が終えた後は、とても元気だった
「 うごいた! 」
『 今回はね…産まれるまで性別は調べないの 』
「 そうなの? 」
『 うん、だから…産まれてからのお楽しみね 』
ふっくらとしてきたお腹に耳を当てるのが好きだった
動く感覚が分かって、中に弟か妹がいるんだなって理解してた
お父さんも、俺達がいない時にお母さんの隣を独占してお腹を優しく撫でては、イチャイチャしてた
「 ママとげーむ…… 」
「 今は僕とあそぼう?ママとパパはシーだよ 」
「 うん? 」
キスが激しい感じがしたら、真二を連れて子供部屋に行って遊んでいた
それで二人の仲が良いなら息子として、他に望むことはない
子供が出来てから、両親は仲良かったし喧嘩が無かった
やっぱり、赤ちゃんいるときって温厚なんだな…お父さんが特に……
小学2年生に上がり、7月が訪れた
お母さんのお腹はとても大きくなったし
動くのが辛そうにすることが増えた
そして、予定日と言われる3日前からお母さんは入院した
その間は、お父さんとは別にホームヘルパーさんが俺達の面倒を見てくれた
殆ど、ご飯を作ってくれた程度だけど……
「 一蓮、真二!!直ぐに着替えろ!! 」
「「 えっ? 」」
「 ママが赤ちゃん産まれそうって 」
急に帰って来たお父さんに驚くも、言われた通りに外出できる服に着替えて、必要な荷物をカバンに纏めてから、車へと乗った
お父さんの運転で五十嵐グループの病院へと行き、産婦人科へと走る
「 一蓮と、真二はママの側に行くか?辛いかもしれないぞ 」
「「 いく! 」」
「 分かった。ママが最初で最後になると思うから、経験させていいって…… 」
お母さんは俺達に、付き添う許可を出していたらしい
看護師さん達に防寒着のような服を着せて貰い、アルコール消毒をしっかりしてから
中へと入った
「 一蓮、カメラ持っててくれ。ママを撮ってて 」
「 う、うん! 」
顔のみが映るように、カメラを持たされて
お父さんは背を向けない側に行き、お母さんの手を握った
『 っ!!はっ…… 』
「 ルイ、皆が応援してる。頑張れ…… 」
「 ママ、がんばって 」
「 うぅ、がんばれ…… 」
母親が苦しんでる事に、真二は釣られたように涙を流して僕の服を掴み、震えていた
僕もまた、辛そうにしてるのを見て泣きそうになって、何度も涙を拭きながら見ていた
『 ぅ、ぁ!!っ!!いっ、ぐっ、っ!! 』
「 ルイさん、頑張って!ひっひっふー!ですよ、いきんで!! 」
僕達がいるからか、声を上げないように必死に堪えてるお母さんは、汗を滲ませ身体に力を込めた
緊張感がある中で、突然と赤ちゃんの産声が聞こえた
「 産まれましたよ!ルイさん、女の子ですよ 」
『 はぁ…… 』
「 女の子……女の子って、ルイ!!そうか、良かったな……よく頑張ったな 」
「 おんなこ…いもうと…… 」
「 ママ~、おめでとう!! 」
歓喜の余りに泣いたお父さんは、お母さんの手や額に口付けを落とした
カメラを持ったまま片手で涙を拭く僕と、抱きつきながら告げる真二は只、嬉しかった
こんなにも妹が出来る事が、辛くて大変なんだと幼心に学んだ
「 はい、一番最初はママに抱っこさせてあげて。元気な女の子ですよ 」
父親と同じ紺色の髪をした、赤くてしわくちゃな猿みたいな妹
お母さんの腕へと置かれ、微笑んだ様子を見ていれば他の看護師さんは、僕の元に来た
「 ほら、記念撮影するから。パパの元に並んで 」
「「 うん!!」」
動画を一旦止めて、デジカメの方にしてから妹を含めた、初めての5人での撮影をした
写真が保存されたか確認してから、お母さんは休む為に病室に行き
妹も一旦、検査へと向かった
「 一蓮、動画を撮るのを頑張ったんだな…ブレが少ない 」
「 へへっ! 」
いや、どちらかと言えば…
真二が強く抱き着いてくれてたおかげで動かなくて済んだと言ったほうがいいぐらい、動けなかったんだ
駆け寄ろうにも、応援しようにも、真二に防がれてるんじゃないか?って思うぐらいだった
まぁ、その結果…上手く撮れたなら良かった
「 ママ、もう大丈夫? 」
『 大丈夫だよ。二人ともおいで……側にいてくれたから頑張れたよ 』
「 うん!ママ、がんばったねー 」
「 オレも、がんばった…… 」
『 そうね、よく泣かないで頑張ったね 』
泣いてたけどギャン泣きしなかった真二はちょっとだけ大人になったかも知れないな
両手で抱き締められて、お母さんの温かさと強さを知った
「 娘の名前はなにするんだ? 」
「 みーちゃん!! 」
「 ん?なんでだ? 」
「 みっつ!みっつのみーちゃん! 」
真二は指を三本出して、名前を言えば
二人は優しげに笑った
『 じゃ、三、って数字をいれて…一蓮は、なのがいい? 』
「 はっぱ…… 」
『 葉っぱ? 』
「 はなになる、まえ……ちっちゃな、はっぱだから 」
大きくなくて小さな、小さな妹だった
両親は平均より重いなんて話してたけど、僕にとっては小さかったから
両手で花を作るように手をすれば、父さんは告げた
「 なら、みつは…にしよう。三つの葉。と書いて…三葉、どうだろうか? 」
『 うん、いいね。三葉 』
「 みーちゃん! 」
「 みつはちゃん!! 」
家族みんな、というか殆ど真二と僕が決めたけど
それでも二人は頷いて、その名前に決まったんだ
三人目の子供であり、まだ若葉のように小さな葉っぱ……三葉
いつか、美しい花になるように…
そう、願いを込めた
それから数年後
「 お兄ちゃん、外にパパラッチいなかった!? 」
「 いた…かな?どうだろう。あまり気にしてなかった 」
父親と共に仕事を終えて家に帰れば、リビングでカーテンを開いて外をチラチラ覗く三葉がいた
紺色のストレートの髪を揺らし、ブルーの瞳を僕の方へと向ける
「 ちょっとは気にして!なんか!真二が彼氏とか言われたんだよ!?あの人達、絶対に、家族って信じてない! 」
「 くくっ…いいじゃないか。なぁ、ルイ 」
『 そうだね、三葉が美人になったからそう言うネタが欲しいのね 』
「 嬉しくなーい!! 」
三葉はその外見からモデルになり、女優としても活躍していた
だからか、パパラッチに追われてるからちょっと普段は引きこもりな部分がある
綺麗な顔で、父親似なのに…お母さんのような美しさを持っていた
「 お母さん、手伝うよ 」
『 ありがとう、一蓮 』
「 あーちぃ……ただいまーマッスル。おっ、引きこもりがいるじゃん 」
「 引きこもり言うな! 」
家族が揃うのも後、何年なんだろうな
僕は家から出るつもりはないと言ってるが、
真二はチームを作るとかで出るし、
三葉も一人暮らしを始める準備をしていた
ふっと、お母さんを見ればちょっとだけ寂しそうな表情を見せる
『 三人とも 』
「「 ん? 」」
『 ママ、孫を楽しみにしてるね! 』
「 おっ、そうだな。誰が早いだろうな?俺がヨボヨボで死ぬ前に孫を見せてくれよ 」
真二と三葉の顔は、僕を向いたが首を振っておいた
そんな相手はいないとキッパリと言えば其々に笑い合う
孫…と言うことは、僕達の子供か……
一番、早く結婚したのは真二であり、子供も早かった
その後に、俺、三葉となった
両親はいつまでも仲が良くて
俺達兄妹もまた…悪友のように仲が良く
何かしら会っていた
まるで、お母さんとルカさん、
お父さんと蓮さんのように……
~ スター特典3 完結 ~
当時のお母さんは、毎日のように嘔吐をし
匂いだけで気分を悪くしていた
僕や、真二に食べさせるために料理を作ろうとするが尽く、失敗してトイレに篭ってるから
結局はデリバリーが増えていた
お母さんが心配で、気にしていた時期が一番、弟か妹が来るのが嫌だった
「 ママが、こんなに…苦しいなら……。ぼくは、ぼくはきょうだいなんていらない!! 」
妊娠発覚から3ヶ月程度で脱水症状と栄養失調で気を失って倒れたお母さんは、直ぐに蓮さんによって病院へと運ばれた
お父さんは仕事で来れないと察してたから、電話番号を知ってた蓮さんに泣き泣き電話した
直ぐに意識を取り戻し、点滴してるお母さんの前で言っては言えない事を伝えたんだ
『 一蓮…… 』
真二が生まれる前の記憶は余り無い
生まれてから大好きなお母さんを独り占めされて、妬いていた記憶はあるが、
倒れるほど調子を崩していたのは初めて知ったから、尚更…この時は理解に苦しんだ
『 ママを、心配してくれてありがとうね… 』
細くなった手を伸ばし、そっと手を掴もうとしたお母さんに、兄らしく振舞おうとした気持ちは今だけ無かった
「 うぅ、ママ!! 」
母親っ子だと今でも思うぐらい、お母さんが大好きで、泣き泣きその胸へと飛び付いた
驚きながらも、そっと抱き締めて何度も頭を撫でて来た
『 ママ、身体弱いけど……。赤ちゃんは欲しいな。一蓮を心配させないよう…強くならなきゃね 』
「 んん…… 」
強くなる必要はない、弱くていい
だけど、何も出来ない自分が悔しかった
泣き止むまで撫でてくれたお母さんは、
その日から、一週間ほど入院することになった
栄養のあるものと、点滴をするために……
「 ……俺が悪いんだ、子を望んだから…… 」
「 でも、ママはよろこんでたよ? 」
「 そうだな、でも……辛いママを見てるのは御前も辛いだろう 」
「 ん…… 」
お父さんは一人悩んでる事が多かった
仕事でいないときにお母さんが倒れたことで、妊娠させてしまったことや、多忙なことを気にした
お母さんは、育児休暇は生まれてからでいいって言ったらしく
お父さんはまだ休めないでいるから、尚更…心配だったのだろう
僕の頭を撫でるその手は、寂しそうだった
そんな事もあり、お母さんの身体を心配しながら真二の面倒を見ていると、酷い悪阻の期間が終えた後は、とても元気だった
「 うごいた! 」
『 今回はね…産まれるまで性別は調べないの 』
「 そうなの? 」
『 うん、だから…産まれてからのお楽しみね 』
ふっくらとしてきたお腹に耳を当てるのが好きだった
動く感覚が分かって、中に弟か妹がいるんだなって理解してた
お父さんも、俺達がいない時にお母さんの隣を独占してお腹を優しく撫でては、イチャイチャしてた
「 ママとげーむ…… 」
「 今は僕とあそぼう?ママとパパはシーだよ 」
「 うん? 」
キスが激しい感じがしたら、真二を連れて子供部屋に行って遊んでいた
それで二人の仲が良いなら息子として、他に望むことはない
子供が出来てから、両親は仲良かったし喧嘩が無かった
やっぱり、赤ちゃんいるときって温厚なんだな…お父さんが特に……
小学2年生に上がり、7月が訪れた
お母さんのお腹はとても大きくなったし
動くのが辛そうにすることが増えた
そして、予定日と言われる3日前からお母さんは入院した
その間は、お父さんとは別にホームヘルパーさんが俺達の面倒を見てくれた
殆ど、ご飯を作ってくれた程度だけど……
「 一蓮、真二!!直ぐに着替えろ!! 」
「「 えっ? 」」
「 ママが赤ちゃん産まれそうって 」
急に帰って来たお父さんに驚くも、言われた通りに外出できる服に着替えて、必要な荷物をカバンに纏めてから、車へと乗った
お父さんの運転で五十嵐グループの病院へと行き、産婦人科へと走る
「 一蓮と、真二はママの側に行くか?辛いかもしれないぞ 」
「「 いく! 」」
「 分かった。ママが最初で最後になると思うから、経験させていいって…… 」
お母さんは俺達に、付き添う許可を出していたらしい
看護師さん達に防寒着のような服を着せて貰い、アルコール消毒をしっかりしてから
中へと入った
「 一蓮、カメラ持っててくれ。ママを撮ってて 」
「 う、うん! 」
顔のみが映るように、カメラを持たされて
お父さんは背を向けない側に行き、お母さんの手を握った
『 っ!!はっ…… 』
「 ルイ、皆が応援してる。頑張れ…… 」
「 ママ、がんばって 」
「 うぅ、がんばれ…… 」
母親が苦しんでる事に、真二は釣られたように涙を流して僕の服を掴み、震えていた
僕もまた、辛そうにしてるのを見て泣きそうになって、何度も涙を拭きながら見ていた
『 ぅ、ぁ!!っ!!いっ、ぐっ、っ!! 』
「 ルイさん、頑張って!ひっひっふー!ですよ、いきんで!! 」
僕達がいるからか、声を上げないように必死に堪えてるお母さんは、汗を滲ませ身体に力を込めた
緊張感がある中で、突然と赤ちゃんの産声が聞こえた
「 産まれましたよ!ルイさん、女の子ですよ 」
『 はぁ…… 』
「 女の子……女の子って、ルイ!!そうか、良かったな……よく頑張ったな 」
「 おんなこ…いもうと…… 」
「 ママ~、おめでとう!! 」
歓喜の余りに泣いたお父さんは、お母さんの手や額に口付けを落とした
カメラを持ったまま片手で涙を拭く僕と、抱きつきながら告げる真二は只、嬉しかった
こんなにも妹が出来る事が、辛くて大変なんだと幼心に学んだ
「 はい、一番最初はママに抱っこさせてあげて。元気な女の子ですよ 」
父親と同じ紺色の髪をした、赤くてしわくちゃな猿みたいな妹
お母さんの腕へと置かれ、微笑んだ様子を見ていれば他の看護師さんは、僕の元に来た
「 ほら、記念撮影するから。パパの元に並んで 」
「「 うん!!」」
動画を一旦止めて、デジカメの方にしてから妹を含めた、初めての5人での撮影をした
写真が保存されたか確認してから、お母さんは休む為に病室に行き
妹も一旦、検査へと向かった
「 一蓮、動画を撮るのを頑張ったんだな…ブレが少ない 」
「 へへっ! 」
いや、どちらかと言えば…
真二が強く抱き着いてくれてたおかげで動かなくて済んだと言ったほうがいいぐらい、動けなかったんだ
駆け寄ろうにも、応援しようにも、真二に防がれてるんじゃないか?って思うぐらいだった
まぁ、その結果…上手く撮れたなら良かった
「 ママ、もう大丈夫? 」
『 大丈夫だよ。二人ともおいで……側にいてくれたから頑張れたよ 』
「 うん!ママ、がんばったねー 」
「 オレも、がんばった…… 」
『 そうね、よく泣かないで頑張ったね 』
泣いてたけどギャン泣きしなかった真二はちょっとだけ大人になったかも知れないな
両手で抱き締められて、お母さんの温かさと強さを知った
「 娘の名前はなにするんだ? 」
「 みーちゃん!! 」
「 ん?なんでだ? 」
「 みっつ!みっつのみーちゃん! 」
真二は指を三本出して、名前を言えば
二人は優しげに笑った
『 じゃ、三、って数字をいれて…一蓮は、なのがいい? 』
「 はっぱ…… 」
『 葉っぱ? 』
「 はなになる、まえ……ちっちゃな、はっぱだから 」
大きくなくて小さな、小さな妹だった
両親は平均より重いなんて話してたけど、僕にとっては小さかったから
両手で花を作るように手をすれば、父さんは告げた
「 なら、みつは…にしよう。三つの葉。と書いて…三葉、どうだろうか? 」
『 うん、いいね。三葉 』
「 みーちゃん! 」
「 みつはちゃん!! 」
家族みんな、というか殆ど真二と僕が決めたけど
それでも二人は頷いて、その名前に決まったんだ
三人目の子供であり、まだ若葉のように小さな葉っぱ……三葉
いつか、美しい花になるように…
そう、願いを込めた
それから数年後
「 お兄ちゃん、外にパパラッチいなかった!? 」
「 いた…かな?どうだろう。あまり気にしてなかった 」
父親と共に仕事を終えて家に帰れば、リビングでカーテンを開いて外をチラチラ覗く三葉がいた
紺色のストレートの髪を揺らし、ブルーの瞳を僕の方へと向ける
「 ちょっとは気にして!なんか!真二が彼氏とか言われたんだよ!?あの人達、絶対に、家族って信じてない! 」
「 くくっ…いいじゃないか。なぁ、ルイ 」
『 そうだね、三葉が美人になったからそう言うネタが欲しいのね 』
「 嬉しくなーい!! 」
三葉はその外見からモデルになり、女優としても活躍していた
だからか、パパラッチに追われてるからちょっと普段は引きこもりな部分がある
綺麗な顔で、父親似なのに…お母さんのような美しさを持っていた
「 お母さん、手伝うよ 」
『 ありがとう、一蓮 』
「 あーちぃ……ただいまーマッスル。おっ、引きこもりがいるじゃん 」
「 引きこもり言うな! 」
家族が揃うのも後、何年なんだろうな
僕は家から出るつもりはないと言ってるが、
真二はチームを作るとかで出るし、
三葉も一人暮らしを始める準備をしていた
ふっと、お母さんを見ればちょっとだけ寂しそうな表情を見せる
『 三人とも 』
「「 ん? 」」
『 ママ、孫を楽しみにしてるね! 』
「 おっ、そうだな。誰が早いだろうな?俺がヨボヨボで死ぬ前に孫を見せてくれよ 」
真二と三葉の顔は、僕を向いたが首を振っておいた
そんな相手はいないとキッパリと言えば其々に笑い合う
孫…と言うことは、僕達の子供か……
一番、早く結婚したのは真二であり、子供も早かった
その後に、俺、三葉となった
両親はいつまでも仲が良くて
俺達兄妹もまた…悪友のように仲が良く
何かしら会っていた
まるで、お母さんとルカさん、
お父さんと蓮さんのように……
~ スター特典3 完結 ~
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