上 下
10 / 39

九話 体調不良が続き

しおりを挟む
~ 隆一 視点 ~


上層部からの批判の声や、TVで俺が一般女性と婚姻届を出したニュースは流れていた
唯一、このビルの下にマスコミが集まっても中まで入って来られないのが救いだ

何も知らなくて、只俺を愛そうとしてくれたルイに女達の事は聞かせたく無かった

今の問題は、愛しい者が妊娠して本当に辛そうにする現状を見て俺は深く考えず" 子供を産め "と言った事に後悔している

多少辛いと言うことは知ってたのだが、此処までとは……

「 もう四日は飯をまともに食ってない。水や炭酸水は飲ませてるが… 」

家に居られる時間は朝と夜だけ、昼間はずっと寝てたりしてるのは分かるのだが、日に日に顔色も良くないし食うことすら拒絶し始めた

仕事が終わり、別のオフィスで仕事してる蓮を連れ共にマンションへと帰る

「 今日食わなかったら、五日目になる 」

「 俺が行って、何か変わりますかね…… 」

「 それでも、俺には分からない原因が分かるかもしれないだろ 」

二人で見れば見えなかったルイの気持ちが分かるかもしれない
そう思い、蓮を連れ部屋に行き玄関を開けて中に入る

「 まぁ……そうですね…… 」

「 ただいま、ルイ 」

帰って倒れていたらどうすればいいんだ
その不安を抱えて少しだけ会うのが怖くて、ルイが寝ている寝室へと行く
枕元に有る容器には胃液が入ってるのを見れば、胃が空なんだろ
吐くものすら無いのに、胃液を吐くのは喉や咥内を悪くする

「 ルイ……ただいま 」

『 ……隆ちゃん…おかえり… 』

弱々しく顔を向けたルイの髪に触れ、優しく頬を撫でればほんの五日で此処まで顔色が悪くなり、窶れるなんてな……

「 ん…大丈夫か?今日はトマトのそうめんでも作ろうと思うが……頑張ってみないか? 」

『 ……やだ…隆ちゃんの作る…料理、吐きたくない…… 』

「 別にいい。少しでも何か口に入れないか 」

出来れば消化して栄養にして欲しい
そう思うのに、嫌そうに顔を埋めた彼女を見れば眉を下げ、少し離れ寝室の入り口で眺めていた蓮の元へと行く

その場で話すことなく、キッチンへと行き買ってきた材料とレシピの載ったスマホを置きエプロンを着ける

「 ……精神的でも堪えてますね 」

「 かなりな…… 」

匂いが少なくて、さっぱりした物を選び先に鍋に火をかけ、沸騰するのを待ちその間にトマトを洗い切っていく

「 一つ考えれるのは共感者が居ないのも、原因かと… 」

「 共感者? 」

「 余り他人に会わせるのは嫌だと思いますが……一度、母親に会わせたらどうですか?母親は経験してますし…… 」

「 あぁ、そうか……考えてなかった 」

男やマスコミと接触させない事ばかり考えて、ルイの母親の事なんて忘れていた
シェパードさんの一件があり、五十嵐グループを毛嫌いしてる為に、名字は同じだが関係の無い者として会っていた
もし、知ればどんな顔をするだろうか……
俺がまだ小さい頃に亡くなったと言えど、その原因となった社長の顔は見たこと有る

ルイにも父親と接触してた事を最近まで黙っていたのにな

「 気晴らしをさせてあげるのもいいかなと…… 」

食べやすいようそうめんを真ん中で折り、鍋に入れ軽く長箸で動かしては押していたタイマーを見て、つゆの準備をする
他にもつわりにいいと書いてあったレシピのおにぎりを作る

「 そうだな、聞いてみる 」

そうめんを茹で終わり、冷水で冷やしてから薄味にしためんつゆと共に先に盛り付ければ、ルイを呼びに行く

「 ルイ……飯を食おう 」

『 ん…… 』

ゆっくりと布団から出て来て、容器を持って来たルイから容器を受け取り、キッチンで洗えば座っている蓮へと視線を向けた

『 蓮さんだ……なんか、座ってるの新鮮 』

「 今日は一緒晩御飯食べさせて貰いますね 」

『 うん……是非…… 』

元気さは無いにしろ、人前だからなのかちょっとだけ笑顔を向けようとしてるルイに胸は痛くなる
椅子に座ったのを見て三人分の料理をテーブルに並べていく

『 ……トマト、好き 』

「 そうだろ?無理せず食べてな 」

蓮と並び、座れば両手を合わせた彼女と共に合掌する

『 いただきます… 』

「「 いただきます 」」

彩りも大葉やらネギを乗せてみたが、どうだろうかと食べる前に見ていれば、ルイは先にトマトを口に入れゆっくりと咀嚼して飲み込んだ

『 ……冷たくてさっぱりしてる 』

「 少し冷やした、ゆっくり食べな 」

「 ん……これは夏バテの時に食べたいですね 」

早々に食べてる蓮を他所に、俺も一口食べて薄味だが、このぐらいの酸味が良いのかと理解し飲み込む
噛みやすいそうめんに、久々にルイは自然な笑みを溢す

『 おいしい……これなら、食べれる 』

「 そうか、ならいい……続けても大丈夫か? 」

『 大丈夫!明日も、食べたい 』

やっと笑ってくれたことに一息付き、自分の分を食べ進めていれば、おにぎりを手にしたルイはその匂いに眉を寄せ、口に含むことなくテーブルに置き直す

『 こっちは……ムリかも…… 』

「 嗚呼、いい。俺が食う 」

『 ん、ありがとう 』 

皿を受け取り手前に寄せ、箸でつまんで食えば分かる
ご飯の独特な匂いがダメなんだ…… 
めんつゆ系や酸味が良いのかと思っていれば、蓮は言葉を挟む

「 ルイさん……母親に会いたくないですか? 」

『 えっ……お母さんに?会えるの? 』

「 嗚呼、連れていくさ 」

『 やった、会いたい! 』

嬉しそうな様子にやっぱり、会いたかったんだなって思い
蓮と顔を会わせてから、まだ時間も遅すぎない為に此れから行くことにした

そうめんは完食したルイにほっとして、皿をセットし終わり服を着替え寒くないように着せ、車へと行く

俺の隣に座っては外を眺める、ルイはいつもよりウキウキだ
 
『 ふふん……楽しみ 』

もし帰りたくなったらどうすればいい
数日限定で家に帰らせるか?
それもルイが望めば、考えてもいいと一人思っていれば母親に与えた新しい家へと行く
荷物は殆ど移動させたらしいが、思い出として箱の中から出してないだろ
どんな内装になったか検討がつかないが、まぁいい

「 着きました、新しい星乃家です 」

『 ……引っ越されてた 』

ポカーンとするのは無理無い
小さめの一軒家としても、ルイから見たら驚くだろ
先に連絡して行くことを伝えていた為に、車の音に気付いた母親は玄関を開けた

「 ルイ、おかえり 」

『 ただいま、お母さん!! 』

早々に駆け寄って抱き締めるルイに、相当会いたかったんだな…
俺の見てる範囲で連れてくれば良かったと思いながら母親に招かれるまま家に上がる

そこまで与えたときと変わってないが、写真はあちこちに飾られていた
どれも綺麗に撮られた写真は姉妹のみ

『 お母さん、あのね、聞いて! 』

「 ん、なに? 」

母親には伝えてあったんだが、ルイにはそれを教えてなかった
まるでドッキリとばかりに照れたように笑えば、腹下へと触れて答える

『 隆一さんとの、赤ちゃんできたの! 』

「 まぁ!!ルイ、おめでとう!! 」 

『 へへっ、ありがとう~ 』

流石母親だとごく普通に喜んだ様子に、俺も笑みが溢れれば軽く頭を下げた

「 母子共に大切にします…… 」

「 此方こそ、宜しくお願いします 」

「 マジで、ルイ。おめでた?私と一緒じゃん! 」

『 えっ、ルカちゃんも? 』

二階からやって来たルカと一瞬目が合うも、完全に無視をされ二人はハイタッチをした

「 いえーい!いとこ宜しく! 」

『 うん!何月? 』

「 十一月~! 」

『 私、十二月だよ! 』

『「 いえーい!! 」』

姉妹、いとこになるってことに嬉しいのだろ何度もハイタッチをしていれば、ルカも座ったところで妊娠中の話になった
男二人はそれを聞くことしか出来ない

『 つわり?酷いんだけど……ルカちゃんはどう? 』

「 私ぜーんぜん、ガンガン食べてるよ 」

『 えぇ……食べれる?匂いで…アウトなんだけど 』

「 酷いタイプなんだろうねぇ…。私は食べまくって吐き気を抑えてるかな…お腹すくと気分悪くなるし。お母さんの時ってどうだった? 」

やっぱりつわりでも人其々症状は違うのか
ルイみたいに酷いタイプもいるんだなって思えば、ルカの問に母親はちょっと驚く素振りを見せたあとに眉を下げた

「 折角、皆集まってるし言うね…… 」

「『 うん? 』」

それは俺が、ルイと許嫁だったと言うことより驚くことだろ
此処にいる全員の思考と身体が停止した

「 実は……二人を産んでないの。貴女達はお父さんの連れ子だから……妊娠経験なくて…… 」

「『 えぇぇぇえ!!? 』」

俺は何故あの日、アランさんは居ても母親が居ない理由が分かった
彼の連れ子だから連れてきたのであって、血の繋がってない彼女は招待され無かったのか

血の繋がりを気にする上層部が多いために、納得は出来るが、黙ってたのか

「 私、子供が出来ない体質みたいでね…アラン…貴女達のお父さんが二人子供いて、子育てしたいなって話してたら……意気投合して、結婚したの 」

母親は馴れ初めを話した
まだ四歳と二歳の子を連れた、シェパードさんと出会いスピード結婚した事
亡くなるのも早かったけど、大切な人の子供を育てようと思い、娘達の成長を見守って感動してることを……

どんなに血の繋がりが無くとも、母親には変わり無い事に姉妹は涙を浮かべる

「 ちょっと待ってて、アルバム有るわ…… 」

席を離して探りに行った母親を見て、姉妹は顔を合わせた

「 まぁ、お母さんと似てないもんね……納得したよ 」

『 普通にお父さん似ってだけかと思ってた…… 』

「 まぁ、それは分かるよね 」

俺達も頷けば、母親は丁度よく戻ってくればテーブルの上に古い色褪せた薄いアルバムを置き、一頁目を捲る

「 これがお父さんだわ。このアルバムは…貴女達三人しか載ってないの…… 」
 
『 お父さん、イケメン!! 』

「 爽やか美形過ぎて惚れそ…… 」

確かに爽やかでかっこ良かったな
ヘラヘラとしてたけど、ルイの世話をする様子は見ていて優しいと思うほど
懐かしいとルイの隣で肘を付き同じく見ていれば、俺の背後に立ち覗く蓮もアルバムを見る

「( ルイ、可愛すぎる…… )」

アルバムの写真が欲しいぐらいに、可愛かった

色々話を終え、ルイは母親よりルカとの話でつわりの改善方法を聞いてどこかスッキリした顔をしていた

『 今日はありがとうー!驚いたけど、楽しかった! 』 

「  それはよかった。また連れてくる 」

『 ルカちゃんと話す方が嬉しいかも、なんせいとこになるって! 』

「 嗚呼……そうみたいだな 」 

凄く手を出すのが早い、みたいに睨まれたけど別にいいだろ
子供は最初から欲しかったことだ

「 蓮、ありがとうな……ルイも元気になったようでよかった 」

「 いいえ、何事も気分転換が大切なので……ではまた明日 」

「 嗚呼……また明日 」

自分の腕の中だけでなんとかなる、なんて思っても無理な時は無理なんだな
少し経験になったと思い部屋に戻る

なにより、その日はルイは吐かなかった事が一番嬉しいもんだ
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

【完結】誰にも相手にされない壁の華、イケメン騎士にお持ち帰りされる。

三園 七詩
恋愛
独身の貴族が集められる、今で言う婚活パーティーそこに地味で地位も下のソフィアも参加することに…しかし誰にも話しかけらない壁の華とかしたソフィア。 それなのに気がつけば裸でベッドに寝ていた…隣にはイケメン騎士でパーティーの花形の男性が隣にいる。 頭を抱えるソフィアはその前の出来事を思い出した。 短編恋愛になってます。

イケボな宰相と逃げる女騎士

ほのじー
恋愛
イケボな宰相×腰がくだけないよう踏ん張る女騎士 【Hotランキング2位ありがとうございます!!】 生真面目なジュリアは王妃の女騎士となり、二年が経った。22歳となり行き遅れとなった彼女はもう結婚も諦め一生王妃に仕えると心で誓っていた。 真面目で仕事中感情を乱さない彼女にも苦手な人物がいる。それは誰もが恐れる“氷の宰相”サイラスだ。なぜなら彼の中性的な声が腰にくるからで・・・ サイラス:「ジュリア殿、この書類間違ってませんかね」 ジュリア:「っ・・・もう一度確認しておきます!失礼します!!」 ーバタンー ジュリア:「はぅぅ・・」(耳元で話しかけないでー!!) ※本編はR15程度です。番外編にてR18表現が入ってきます

貞操観念逆転世界におけるニートの日常

猫丸
恋愛
男女比1:100。 女性の価値が著しく低下した世界へやってきた【大鳥奏】という一人の少年。 夢のような世界で彼が望んだのは、ラブコメでも、ハーレムでもなく、男の希少性を利用した引き籠り生活だった。 ネトゲは楽しいし、一人は気楽だし、学校行かなくてもいいとか最高だし。 しかし、男女の比率が大きく偏った逆転世界は、そんな彼を放っておくはずもなく…… 『カナデさんってもしかして男なんじゃ……?』 『ないでしょw』 『ないと思うけど……え、マジ?』 これは貞操観念逆転世界にやってきた大鳥奏という少年が世界との関わりを断ち自宅からほとんど出ない物語。 貞操観念逆転世界のハーレム主人公を拒んだ一人のネットゲーマーの引き籠り譚である。

腹黒王子は、食べ頃を待っている

月密
恋愛
侯爵令嬢のアリシア・ヴェルネがまだ五歳の時、自国の王太子であるリーンハルトと出会った。そしてその僅か一秒後ーー彼から跪かれ結婚を申し込まれる。幼いアリシアは思わず頷いてしまい、それから十三年間彼からの溺愛ならぬ執愛が止まらない。「ハンカチを拾って頂いただけなんです!」それなのに浮気だと言われてしまいーー「悪い子にはお仕置きをしないとね」また今日も彼から淫らなお仕置きをされてーー……。

年上の許嫁女教師は大胆な帰国子女

naomikoryo
恋愛
里崎亨は、高校生活を送る普通の男子高校生。 彼の幼馴染であり、3歳年上の美咲は、アメリカに移住してから数年後に帰国した。 彼女は英語、数学、体育の教員免許を持つ優秀な帰国子女であり、学校で臨時の英語教師として教壇に立つことになった。 久しぶりの再会に胸を躍らせる亨だが、彼女の存在は彼にとって特別なものであり、心の奥に秘めた思いが浮かび上がる。 美咲は大胆でサバサバした性格であり、教室内での彼女の存在感は抜群。亨は、彼女の教え方や魅力に惹かれ、授業中も彼女のことばかり考えてしまう。しかし、彼女が何気なく送るウインクや、思わず触れた手が心に残り、彼の心は高鳴るばかりだ。 ある日、美咲が亨の家庭を訪れ、二人は楽しい時間を過ごす。 その中で、彼女の過去の経験やアメリカでの生活について話が弾む。 気づけば、彼女との距離が徐々に縮まり、思いがけないキスを交わすことに。 亨は彼女に対する想いが募り、年上の彼女が実は自分の許嫁であることに気づく。 二人の関係は、幼馴染から年上の許嫁へと発展し、甘く、時には困難な恋愛模様が描かれていく。 果たして、亨は美咲との関係を深められるのか。 彼女の大胆さと優しさに触れながら、彼自身も成長していく姿が描かれる青春ラブストーリー。

【R18】十六歳の誕生日、許嫁のハイスペお兄さんを私から解放します。

どん丸
恋愛
菖蒲(あやめ)にはイケメンで優しくて、将来を確約されている年上のかっこいい許嫁がいる。一方菖蒲は特別なことは何もないごく普通の高校生。許嫁に恋をしてしまった菖蒲は、許嫁の為に、十六歳の誕生日に彼を自分から解放することを決める。 婚約破棄ならぬ許嫁解消。 外面爽やか内面激重お兄さんのヤンデレっぷりを知らないヒロインが地雷原の上をタップダンスする話です。 ※成人男性が未成年女性を無理矢理手込めにします。 R18はマーク付きのみ。

フツメンを選んだ筈ですが。

イセヤ レキ
恋愛
※R18作品、エロからスタートします、ご注意ください※ 私、戸枝キララは顔や見た目が派手なだけで「普通」をこよなく愛する女だ。 この度、理想的な「普通」である、大学時代から続く彼氏の山田良さんと無事にゴールインして、幸せな新婚生活が始まると思いきや、入籍後から彼の様子がおかしくて――? ※こちらの作品は、以前掲載した5千字程の短編を大幅に加筆修正した連載版となります。 出会い編→もだもだ片思いを楽しみたい方へ。 カップル編→もだもだABCを楽しみたい方へ。 純粋なハッピーエンドがお好きな方はここでストップが吉です。 新婚編→調教系エロしかありません。メリバ寄りになりますので、ご注意下さい。 ほのぼの/ダーク/女主人公/男目線あり/現代/日常/ヤンデレ/メリバ風味/中出し/らぶえっち/いちゃいちゃ/快楽堕ち/アナル/クンニ/溺愛/ヤンデレ/腹黒/囲い込み/言葉責め/R18/調教/大学生/社会人/結婚/新婚/強制フェラ/手錠/バイブ/自慰/緊縛

処理中です...