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背を向け必死に俺の攻めに耐えようと全身で受け入れてくれる颯さんが愛らしく、無我夢中で腰を打ち付け直腸を満たすよう精子を注ぎ込み、彼が何度空達しをして震えても止めることが出来なかった

『 あ"ぁ、もう、ごわれる、っ!いっ、く....!! 』

「 はぁっ、っ....! 」

何度達したか分からないほど俺の頭も熱が出ように朦朧とし、クラクラと感じる絶頂感に中へと欲を注ぎ入れ、堪能するよう腰を揺らしてからゆっくりと引き抜く

萎えた肉棒は下がり、颯さんは自らベットに横たわるよう身体を動かせば息を荒くし告げる

『 もう、むり....体力、ねぇ.... 』

掠れた声もメイクが崩れ涙で濡れた頬も全てが愛しく感じる

「 ん....寝ましょう、颯さん.... 」

『 はぁ、風呂は....起きてから、な.... 』

「 えぇ....おやすみなさい 」

頬に触れ涙を拭き、そのままそっと髪を撫でれば限界だった彼は目を閉じ眠り始めた
その寝顔は心地好さそうで長い睫毛とふっくらとした柔らかい唇を見れば、そっと額に口付けを落とした

「 ...... 」

自らも落ち着き彼の裸を見れば強く抱いた部分は痣も出来き、尻の穴からは精子は漏れ、全体的に残るキスマークや咬み後を見て今更罪悪感に染まる

「 ....医者が淫らな行為をしてしまった 」

相手を傷付けるなんてどうかしてると頭を抱えるも、不意に頬を撫でていればクスリと笑った彼に眉は下がる

「 狡いですよ....颯さん。貴方が可愛いから、沢山ヤってしまった 」

年上とは思えないほど可愛くて求めるほどに返してしまった
寝顔を眺めながら、寒そうな身体に寄せていた上布団を掴み包むよう被せてから身体の熱い俺はその横に倒れ腰に腕を乗せ、クリーム色の髪へと鼻先を当て眠りにつく

明日一緒に御風呂に入りましょう....


そう思っていたのだが、聞こえてくるシャワーの音にうっすらと思考は浮上し
目の前には颯さんの姿がないことに気付けば、ゆっくりと起き上がる

「 っ、頭....いて.... 」

ズキッと感じる頭痛に眉を寄せ、頭を抑えながら辺りを見ればシャワーの音は止まり脱衣場に戻ってきた彼はドライヤーを使い始めた

動く気力がない事にベットにもう一度横たわろうか考えたが、此所はラブホテルを思い出し
出る時間も有るだろうと、フラフラとした足取りで脱衣場へといく

「 おはよう....なんで、女装、してるんですか.... 」

頭が痛む中で挨拶をした俺は、鏡の前に立つ美人な颯さんに疑問になる
折角脱がしたのにまたリップやらつけてることにクエスチョンマークが浮かべば彼はメイクをしながら答えた

『 そりゃ、服が此れしか無いからだ。ほら、風呂に入ってこい 』

「 ....抱き締めていいですか 」

『 遠慮する、きれいになったらいい 』

「 チッ.... 」

そりゃ俺の身体は貴方の汗やら精子でカピカピだろうけど、朝起きてのぎゅーぐらい良いだろうと自然と漏れた舌打ちをし風呂場へと向かう

『 おまっ、寝起きの性格悪くね!? 』

「 低血圧....自覚してます.... 」

パッと起きれるときと起きれない時の差は激しいんだと、思いながら風呂に行けばふっと溜まってある湯をみて溜めてくれたんだと思う

「 身体洗ってから、入ろう.... 」

折角、入浴剤も入ってるような香りのいい湯気がたつ風呂だからとのそのそと頭からシャワー浴び、頭を洗い身体を洗っていく

「( 同棲したら、いつもこんなのかな.... )」

颯さんと同棲したいなと思いながら、全身洗って湯に浸かる

「 いい湯だな....バスタブ、こんな広さなら脚が伸ばせる.... 」

借り家にあるのはちょっと小さいんだと思うからそうやって伸ばせることに感動さえ覚える

もう少し早く起きてたら颯さんと入れたのかと考えると残念だと思い、身体の芯まで暖かくなれば風呂から上がる

『 御前、今日は仕事は? 』

「 日曜は大半夜勤なので夕方までは平気だが.... 」 

『 なら、デート行くか? 』

「 !!行きます!! 」

『 忠犬かよ 』

女装してる颯さんとだけど、
行きたいと願えば彼は小さく笑ってから早く準備しろと呟いた

デートとか言われたら頭痛なんて忘れ去るほど楽しみだ


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