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第四話 ドレスを作ろう(1)
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さて、仮にも第二王子殿下の婚約者ご披露のためのドレスである。
当然ながら、製作は王室御用達のドレス工房が担当することに決まっているそうだ。
と、いうわけで。リゼットは日を改め、まず採寸の為に城へ招かれることになった。
当日迎えに来た馬車に揺られながら、小さくため息をつく。
「わざわざいるかな、馬車……」
「僕は歩いても良かったけど?」
リゼットの独り言に、向かいに座ったアルフレッドがくすりと笑った。軽口をたたくその顔をまたじっとりと睨んで、リゼットは再びため息をつく。
(なんでわざわざ迎えに来るわけ……?)
馬車だけで充分じゃなかろうか、とリゼットは思う。
王子が徒歩でお迎えに来る、なんていうのもやめてもらいたい。目立って仕方がないだろうし、今御者席に座っている従者のマクシムなどは胃を痛めてしまうのではないだろうか。
そう思ったのだけれども、アルフレッドは窓の外に目をやると、そうだなあ、と楽しげにつぶやいた。
「今度、一緒に出掛けようか」
「え?」
「街の中をさ、一緒に歩いてみたりしてみたい。どう?」
「ど、どうって……」
想像してみる。
(そもそも、アルフレッド様、買い物できるのかな……)
まず、そこからして想像に躓いた。お金の概念とか、知っているんだろうか……。いや、まさかそれくらいは知ってるだろう。
自分の世間知らずぶりを棚に上げ、リゼットはいろんなシチュエーションを考えては首を振る。
ううん、と唸っていると、またアルフレッドの笑い声が馬車の中に響いた。
「何考えてるかよくわかる。僕が街でどんなことをやらかすか、想像してただろ?」
「……い、いえ」
思いっきり当たりだが、リゼットは一応否定した。けれど、アルフレッドは笑った顔のまま小さく肩をすくめる。
「顔に出てるよ」
「そんなにわかりやすい顔してますかねえ!?」
叫び声を上げてから、リゼットは思わず口を押さえた。
どうも、アルフレッドといると調子が狂う。神殿で「王子様」をやっていた時は、こんな風じゃなかったのに。
けれど、なんだか――自分がこれまでどうしていたのか、だんだんわからなくなっている。格好よく、スマートに、と思うたびに、これまで読んできた恋愛小説のヒーローじゃなくて、アルフレッドの姿がちらつくからだ。
こんな時、彼ならどんな風だろう。
そう思ってしまうたび、リゼットの気持ちは重くなる。所詮、女の園の「王子様」は、本物には勝てないのだ、と突き付けられている気がして。
(そういえば……きっかけは、なんだったんだっけ……)
確かに、かわいいものが好きで、かわいい女の子たちがちやほやしてくれるのが楽しくて。それで続けてきた「王子様」だったけれど。
そもそも、なんで自分はそうなったんだろう。
別に、神殿に引き取られた六歳の頃は、こうではなかった気がする。
かわいい小物を集めるのが好きな、ただの普通の少女だった。前世の記憶がある以外は、たいして他の子たちと変わらなかったはずだ。
ただ、記憶の分だけ他の六歳の子どもよりも、多少大人びていたけれど。
前世の記憶があると言ったって、それがリゼットに及ぼす影響なんて微々たるものだ。ただ、その前世は――こことは全く違う文化を形成していた、異世界と呼んで差し支えない場所だというだけ。
それだって、神殿に来てようやく知ったことだ。
最初のうちは、その記憶に振り回されて、妙なことばかり口走る変な子どもだと思われていた。
父や母でさえも、リゼットのことをちょっと薄気味悪い子どもだと言っていたのを、幼心に覚えている。
(まあ……そんなのはもう、どうでもいいことよ……)
神殿から迎えが来た時、あからさまにホッとした顔をした両親の姿が脳裏に蘇り、リゼットは慌てて首を振った。
もう、忘れよう。何度もそう思ったはずだし、実際忘れられていたはずだ。
目を閉じて、リゼットは最初の疑問に立ち返る。
(きっかけ、かあ……)
それを思い出そうとしたところで、タイミングよく馬車が停まった。
「ついたよ、リゼット」
「え、あ……はい」
なんだか、アルフレッドのことを考えている時とはまた違ったモヤモヤ感が、頭の中を支配している。
けれど、それを振り払うようにして、リゼットは差し出された手を取った。
「まあ、まあ……あなたがリゼットちゃんね!」
連れてこられた部屋で出迎えたのは、ちょっとけばけばしい感じの美女だ。リゼットは、思わず目を丸くした。
だが、彼女は構わず、にこにこと笑うとリゼットに歩み寄ってくる。
「待ってたのよ! さぁさ、まずはお茶でも……」
「まあ、待ってください義母上。いきなりすぎますよ」
呆然として、手をひかれるままに歩き出そうとしていたリゼットは、その声にハッと我に返った。
振り返ると、ちょっと呆れた顔をしたアルフレッドが腕を組んでいる。
というか、今「義母上」って言わなかっただろうか。
慌ててもう一度振り返って、今度はその美女をまじまじと見る。豊かな赤毛に緑の瞳。ちょっと吊り目がちだけれど、生き生きとした光の宿る、明るい瞳だ。
(これが、ジョゼット妃……?)
アルフレッドが「義母上」と呼ぶからには、そうなのだろう。
けれど、若々しい顔立ちは、まだ三十代前半くらいに見える。でも――レナルド王子は確か二十歳だから……。
目を白黒させて、リゼットは必死に考えた。
しかし、どう見ても目の前の女性は二十歳の子どもがいるようには見えない。若い。
「うっそお……」
思わず、口から声が出た。ハッとして口を押さえたが、やっぱりもう遅い。
しっかり聞こえていたらしいジョゼットはくすくす笑っているし、アルフレッドに至っては笑いを堪えてヒイヒイ言っている。
思わずじとっとした目つきでにらむと、アルフレッドは目の端に涙まで浮かべながら、首を振った。
「そこまで笑います?」
「いや、ホント、ふふ、素直でいいよ、リゼットは」
ようやく笑いをおさめると、アルフレッドは満足げに頷き、改めてジョゼットを紹介してくれた。
「先日も話したと思うけど、義母――というのもおかしいんだけど、僕はそう呼ばせていただいてる。父の側室、ジョゼット妃だ」
「初めまして、リゼットちゃん。いやあ、突然ごめんなさいね? 話に聞いていたよりかわいい子だから、なんだか興奮しちゃって」
さすがは王の側室。気品にあふれた佇まい――なのだけれど、言っている内容が少しおかしい。
興奮しちゃった、って何なんだ。
そう思いはしたが、リゼットはすっと姿勢を正すと、流れるような仕草で一礼した。それから、いつも巫女たちにきゃあきゃあ言われている時用の、ちょっと気取った笑みを浮かべる。
ジョゼットは、あら、と小さく呟くと微笑みを返してきた。
よし、まだいけてる。心の中でガッツポーズを決めると、リゼットは改めて名乗った。
「お初にお目にかかります。リゼット・ソニエールでございます」
「僕との初対面の時と随分違うなあ……」
アルフレッドが隣でブツブツ言っているが、リゼットはそれを黙殺した。自分こそ、初対面で何を言ったのか思い出してほしい。
「アルフレッド、あなたどうせ何か失礼なことを言ったんでしょう」
「えぇ……そんな、ひどいな。言ってないよね、リゼット」
いいえ、言いました。
そう言いたいのを堪えて、彼に向けてにっこりとした微笑みを向けてやる。女性の前なら、やっぱりそれなりに格好をつけたくなってしまうのは習い性だ。
ようやく自分を取り戻せた気がして、リゼットの気持ちがふっと軽くなる。
(まあ、最初は度肝を抜かれちゃったけど……)
かわいい子もいいけど、美女もいい。
言ってしまえば、なんだか良い匂いがするし、柔らかそうだし――うん。
リゼットは、自分の中で新しい扉が開くのを感じた。
「ちょっと、リゼット……?」
ちょっとばかり焦ったようなアルフレッドの声が聞こえる。けれど、やっぱりそれを無視して、リゼットはすっと彼女の手を取るとにっこりと微笑みかける。
「お美しい妃殿下とお茶をいただけるとは光栄です」
「あらあらまあまあ……」
ジョゼットは一瞬目を丸くすると、再びにっこりと優雅な笑みを浮かべた。
当然ながら、製作は王室御用達のドレス工房が担当することに決まっているそうだ。
と、いうわけで。リゼットは日を改め、まず採寸の為に城へ招かれることになった。
当日迎えに来た馬車に揺られながら、小さくため息をつく。
「わざわざいるかな、馬車……」
「僕は歩いても良かったけど?」
リゼットの独り言に、向かいに座ったアルフレッドがくすりと笑った。軽口をたたくその顔をまたじっとりと睨んで、リゼットは再びため息をつく。
(なんでわざわざ迎えに来るわけ……?)
馬車だけで充分じゃなかろうか、とリゼットは思う。
王子が徒歩でお迎えに来る、なんていうのもやめてもらいたい。目立って仕方がないだろうし、今御者席に座っている従者のマクシムなどは胃を痛めてしまうのではないだろうか。
そう思ったのだけれども、アルフレッドは窓の外に目をやると、そうだなあ、と楽しげにつぶやいた。
「今度、一緒に出掛けようか」
「え?」
「街の中をさ、一緒に歩いてみたりしてみたい。どう?」
「ど、どうって……」
想像してみる。
(そもそも、アルフレッド様、買い物できるのかな……)
まず、そこからして想像に躓いた。お金の概念とか、知っているんだろうか……。いや、まさかそれくらいは知ってるだろう。
自分の世間知らずぶりを棚に上げ、リゼットはいろんなシチュエーションを考えては首を振る。
ううん、と唸っていると、またアルフレッドの笑い声が馬車の中に響いた。
「何考えてるかよくわかる。僕が街でどんなことをやらかすか、想像してただろ?」
「……い、いえ」
思いっきり当たりだが、リゼットは一応否定した。けれど、アルフレッドは笑った顔のまま小さく肩をすくめる。
「顔に出てるよ」
「そんなにわかりやすい顔してますかねえ!?」
叫び声を上げてから、リゼットは思わず口を押さえた。
どうも、アルフレッドといると調子が狂う。神殿で「王子様」をやっていた時は、こんな風じゃなかったのに。
けれど、なんだか――自分がこれまでどうしていたのか、だんだんわからなくなっている。格好よく、スマートに、と思うたびに、これまで読んできた恋愛小説のヒーローじゃなくて、アルフレッドの姿がちらつくからだ。
こんな時、彼ならどんな風だろう。
そう思ってしまうたび、リゼットの気持ちは重くなる。所詮、女の園の「王子様」は、本物には勝てないのだ、と突き付けられている気がして。
(そういえば……きっかけは、なんだったんだっけ……)
確かに、かわいいものが好きで、かわいい女の子たちがちやほやしてくれるのが楽しくて。それで続けてきた「王子様」だったけれど。
そもそも、なんで自分はそうなったんだろう。
別に、神殿に引き取られた六歳の頃は、こうではなかった気がする。
かわいい小物を集めるのが好きな、ただの普通の少女だった。前世の記憶がある以外は、たいして他の子たちと変わらなかったはずだ。
ただ、記憶の分だけ他の六歳の子どもよりも、多少大人びていたけれど。
前世の記憶があると言ったって、それがリゼットに及ぼす影響なんて微々たるものだ。ただ、その前世は――こことは全く違う文化を形成していた、異世界と呼んで差し支えない場所だというだけ。
それだって、神殿に来てようやく知ったことだ。
最初のうちは、その記憶に振り回されて、妙なことばかり口走る変な子どもだと思われていた。
父や母でさえも、リゼットのことをちょっと薄気味悪い子どもだと言っていたのを、幼心に覚えている。
(まあ……そんなのはもう、どうでもいいことよ……)
神殿から迎えが来た時、あからさまにホッとした顔をした両親の姿が脳裏に蘇り、リゼットは慌てて首を振った。
もう、忘れよう。何度もそう思ったはずだし、実際忘れられていたはずだ。
目を閉じて、リゼットは最初の疑問に立ち返る。
(きっかけ、かあ……)
それを思い出そうとしたところで、タイミングよく馬車が停まった。
「ついたよ、リゼット」
「え、あ……はい」
なんだか、アルフレッドのことを考えている時とはまた違ったモヤモヤ感が、頭の中を支配している。
けれど、それを振り払うようにして、リゼットは差し出された手を取った。
「まあ、まあ……あなたがリゼットちゃんね!」
連れてこられた部屋で出迎えたのは、ちょっとけばけばしい感じの美女だ。リゼットは、思わず目を丸くした。
だが、彼女は構わず、にこにこと笑うとリゼットに歩み寄ってくる。
「待ってたのよ! さぁさ、まずはお茶でも……」
「まあ、待ってください義母上。いきなりすぎますよ」
呆然として、手をひかれるままに歩き出そうとしていたリゼットは、その声にハッと我に返った。
振り返ると、ちょっと呆れた顔をしたアルフレッドが腕を組んでいる。
というか、今「義母上」って言わなかっただろうか。
慌ててもう一度振り返って、今度はその美女をまじまじと見る。豊かな赤毛に緑の瞳。ちょっと吊り目がちだけれど、生き生きとした光の宿る、明るい瞳だ。
(これが、ジョゼット妃……?)
アルフレッドが「義母上」と呼ぶからには、そうなのだろう。
けれど、若々しい顔立ちは、まだ三十代前半くらいに見える。でも――レナルド王子は確か二十歳だから……。
目を白黒させて、リゼットは必死に考えた。
しかし、どう見ても目の前の女性は二十歳の子どもがいるようには見えない。若い。
「うっそお……」
思わず、口から声が出た。ハッとして口を押さえたが、やっぱりもう遅い。
しっかり聞こえていたらしいジョゼットはくすくす笑っているし、アルフレッドに至っては笑いを堪えてヒイヒイ言っている。
思わずじとっとした目つきでにらむと、アルフレッドは目の端に涙まで浮かべながら、首を振った。
「そこまで笑います?」
「いや、ホント、ふふ、素直でいいよ、リゼットは」
ようやく笑いをおさめると、アルフレッドは満足げに頷き、改めてジョゼットを紹介してくれた。
「先日も話したと思うけど、義母――というのもおかしいんだけど、僕はそう呼ばせていただいてる。父の側室、ジョゼット妃だ」
「初めまして、リゼットちゃん。いやあ、突然ごめんなさいね? 話に聞いていたよりかわいい子だから、なんだか興奮しちゃって」
さすがは王の側室。気品にあふれた佇まい――なのだけれど、言っている内容が少しおかしい。
興奮しちゃった、って何なんだ。
そう思いはしたが、リゼットはすっと姿勢を正すと、流れるような仕草で一礼した。それから、いつも巫女たちにきゃあきゃあ言われている時用の、ちょっと気取った笑みを浮かべる。
ジョゼットは、あら、と小さく呟くと微笑みを返してきた。
よし、まだいけてる。心の中でガッツポーズを決めると、リゼットは改めて名乗った。
「お初にお目にかかります。リゼット・ソニエールでございます」
「僕との初対面の時と随分違うなあ……」
アルフレッドが隣でブツブツ言っているが、リゼットはそれを黙殺した。自分こそ、初対面で何を言ったのか思い出してほしい。
「アルフレッド、あなたどうせ何か失礼なことを言ったんでしょう」
「えぇ……そんな、ひどいな。言ってないよね、リゼット」
いいえ、言いました。
そう言いたいのを堪えて、彼に向けてにっこりとした微笑みを向けてやる。女性の前なら、やっぱりそれなりに格好をつけたくなってしまうのは習い性だ。
ようやく自分を取り戻せた気がして、リゼットの気持ちがふっと軽くなる。
(まあ、最初は度肝を抜かれちゃったけど……)
かわいい子もいいけど、美女もいい。
言ってしまえば、なんだか良い匂いがするし、柔らかそうだし――うん。
リゼットは、自分の中で新しい扉が開くのを感じた。
「ちょっと、リゼット……?」
ちょっとばかり焦ったようなアルフレッドの声が聞こえる。けれど、やっぱりそれを無視して、リゼットはすっと彼女の手を取るとにっこりと微笑みかける。
「お美しい妃殿下とお茶をいただけるとは光栄です」
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