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愛の巣篭、冬籠カウントダウン その7
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「では、行ってくる。留守の間よろしく頼むよ」
カルドはアザミの頬に軽くキスをすると肩を叩き、ゴライアス卿とともに馬車に乗り込んだ。
馬車の小窓を開けマリアンヌにゴライアスが言葉をかける。
「マリアンヌ様、それでは王都で婚姻誓約書を発行していただいて参ります。早ければ雪で閉ざされる前にこの領を出ることができますのでご準備をお願いいたします」
「・・・ゴリラスス卿、どうぞごゆっくり馬車の旅をおたのしみください」
「・・・君は最後までその変な呼び名で。。。まぁ、いい。帝都に行けば矯正されるだろう」
ほぼ婚姻は決まりと考えるようになったからか、ここ数日は傲慢な態度も垣間見えるようになったゴライアス卿。
ピシャリと閉められた小窓の向こうで父が小さく手を振っている。
父に尋ねるも、お前は心配ない、そのままでいろというばかりでどうなるのかもわからない。
そろそろ本当に覚悟を決めたほうがいいのかもしれないのか。
馬車が小さくなるまで見送り、大きなため息をついて屋敷の中へとマリアンヌは戻って行った。
貴族の婚姻には、王家または帝都中央が発行する婚姻誓約書が必要だ。
その誓約書は各家の当主が籍のある国で儀礼を通じて拝受する必要がある。
その後、籍をおく予定の国に双方提出すれば婚姻は成立する。
用紙の受け取りは必ず当主自らが行わなければならないが、貴族家の婚姻にはおよそ契約がつきもののためそのほかの契約書との齟齬のチェックもかねて信頼のおける第三者を立てることが通例である。
今回はファルマ男爵家がパンチャドラ王国で婚姻誓約書を拝受し、正式に記入したのちゴライアス家とともに帝国で提出を行う流れになる。
ファルマ男爵は婚姻誓約書の拝受以降は立ち会えないため、これ以降は信頼のおける第三者が必須となる。
さて、ファルマ領を出てから2週間と少し。
帝都とは異なる暴れた道にかなり疲弊したゴライアス卿にひたすら申し訳ないと頭を下げ続けたファルマ男爵。
王都につき、すぐに儀礼の申し込みを入れたがすぐに予約が取れるものでもなく1週間ほど先ということでお互い王都で休息を取ることにした。
儀礼当日、この王都にも少し肌寒さを感じさせる秋風が吹いていた。
儀礼を済ませ婚姻誓約書を受け取ったファルマ男爵は、王都に来たついでに用事を済ませる必要があるとし王宮の入り口で別れあとは信頼のおける第三者に託すと言う。
「ゴライアス卿、大変申し訳ないが街道の検分行脚と冬籠があるため契約に関してはこれ以降貴方にお任せすることになるがよいだろうか」
田舎者はお人好しで本当に心配になる、と腹の中で唱えてからゴライアス卿は人の良い笑顔でもちろん構いませんお任せくださいとファルマ男爵に答える。
「そこで相談なのだが、こちらの書類を預ける官吏を貴方に選別いただけないだろうか。
こちらは書類を預けるが、貴方も領で確認を官吏にしてもらったほうが安心ではないだろうか。
利害関係はあってもお互い他人のようなものだ。
公明正大に書類を預けられる官吏をお互い合意の元選んだほうが双方にとって都合が良いと思うのだが、どうだろう」
アデラール・ゴライアスはそのように言われ、正直なところこちらに分がありすぎないかとも思ったが人の良い義父になる人の顔を立てることも必要であると考えた。
それに、こちらの不利になることは今のところ見つかっていない。
「おっしゃるとおりですね、さすがファルマ男爵。・・・しかし私にはこちらの官吏に心当たりがないので、帝都の「そこでなんだが」」
ゴライアス卿の言葉に被せるようにファルマ男爵が案を出した。
「セドー一族のナオミ様はどうでしょう?」
ナオミ・セドー、その名を大陸中に響かせる才女だ。
もちろん古くから”知の一族”と名高いセドー家をしらぬ貴族は大陸には存在しないだろう。
「ナオミ・セドーに会えるのですか?!」
帝国で名を上げたアデラール・ゴライアスといえどもそう簡単に会うことの叶わぬ人物だ。
田舎貴族のマリアンヌ・ファルマにあたりをつけたのも彼女が直接指導したほどの才女だと聞いたからだった。
それなのに、あの女はろくに私の名前を呼べない阿呆であったが。
「はい、娘もですが私自身もナオミ様に少々ご縁がございまして。娘の婚姻について話をしましたら是非協力したいとおっしゃっていただけました」
「そ、そうなのですか!いや、それはこちらとしても願ってもない」
「もちろん、ナオミ様が自領に向かうわけにはいかないので、ナオミ様が選んだ官吏からゴライアス卿のお眼鏡に叶う方をお選びいただくことになります」
ナオミ・セドーとこの先懇意になることができれば帝国での自身の地位はより安泰になるはず。
そう考え是非お願いします、と未来の父に依頼することにした。
その後一人で事務本館に赴き、受付に行き名を告げるとこちらの名を確認し金髪巻毛の女性が「承っております」と応えた。
「アデラール・ゴリラスス様ですね、ナオミ・セドー様の下までご案内いたします。あちらの者とどうぞご移動ください」
と発した。やはり受付にはどの国も綺麗な女性を配置するんだな。
ん?ゴリラスス?聞き間違いか。
そして、案内をしている茶髪ボブの年若い女性についていくとフロアの奥で囲われた空間に行列ができている。
その彼らを横目に囲われた空間に取り付けられた扉を案内人の女性がノックする。
「セドー様、失礼致します。ご予約をされておりますアデラール・ゴリラスス様がおこしでございます」
ん?またか? というよりもしかしてこの王国ではゴライアスはゴリラススと発音するのか?
そんなことを思案していると中から応えが返る。
案内人の女性が扉を開け、「わたしはこちらで失礼します」と会釈し足早に去って行った。
彼女が帰路、「おぅっしっ!」と低音ボイスで一人ガッツポーズをとっていたのを誰も知らない。
書類だらけの狭い空間に用意された応接セットに座って待っていると、すぐに一人の年嵩の女性が現れた。
「遥々、帝都よりよくお越しくださいました。ナオミ・セドーです。」
「いえ、こちらこそお忙しいところお時間をいただき光栄です。帝国で宰相補佐をしておりますゴライアス侯爵家嫡男、アデラールです」
ありきたりな挨拶をすませ2人は席についた。
「早速で申し訳ないのですが、信頼のおける官吏をあなたに紹介するという話をファルマ男爵から聞いておりますがその件でお間違い無いでしょうか」
「はい、間違いございません。誓約書成立に関して第三者として立っていただける官吏の方をご紹介いただけると聞いてこちらに参りました」
「・・・そうですか、それでは多くはない選択肢ですが指折りの逸材を用意しました。2人とも私直属の部下です。オルソー、ネイト来てくれ」
呼ばれて現れたのは2人の男性だ。
一人は笑顔で非常に、、、大きく、もう一人は若く何故か睨みをきかせている。小柄なのを侮られないためだろうか。
「・・・こんなことを言って選民的ととられては心苦しいのですが、お二人には家名は?」
「ふむふむ、その点2人とも貴族家のものです。オルソーはデルソル子爵家、ネイトは新興の貴族ではありますがセテッティ男爵家です」
流石に大陸のハズレに位置するこの国の貴族名まで全ては記憶できておらず、両家とも覚えのない貴族家だったがセドー女史が謀るはずもなくゴライアスは信じることにした。
「そうですか、ではどちらの方でも十分な資格をおもちですね。
ファルマ領への道はなかなかに厳しいものだと思いますのでお若く見えるセテッティ様にお願いしたいのですがいかがでしょうか」
セテッティという男は恭しく頭を下げ「承知致しました、ゴリラスス様」と応えた。
他の2人の顔をみたが、良かったよかったとばかりにニコニコしている。
人の名前を誤って告げているというのに、セドー女史さえ訂正を入れない。
これはどういうことだろうか。
まぁ、いいだろう。やはりこの国は大陸の端ということなのだろう。
とにかく官吏を連れてファルマ領で書類を揃えてしまえば、こちらの思惑通りに全てが進むことになる。発音のおかしな田舎国の奴らなどその後どうということはないのだ。
そこにいた人々がそれぞれ腹に秘め事を抱えたまま笑顔で会談を終えた。
すでに旅装などの旅準備を整えていたネイト・セテッティを連れアデラール・ゴライアスはファルマ領へと急ぎ馬車で戻って行った。
カルドはアザミの頬に軽くキスをすると肩を叩き、ゴライアス卿とともに馬車に乗り込んだ。
馬車の小窓を開けマリアンヌにゴライアスが言葉をかける。
「マリアンヌ様、それでは王都で婚姻誓約書を発行していただいて参ります。早ければ雪で閉ざされる前にこの領を出ることができますのでご準備をお願いいたします」
「・・・ゴリラスス卿、どうぞごゆっくり馬車の旅をおたのしみください」
「・・・君は最後までその変な呼び名で。。。まぁ、いい。帝都に行けば矯正されるだろう」
ほぼ婚姻は決まりと考えるようになったからか、ここ数日は傲慢な態度も垣間見えるようになったゴライアス卿。
ピシャリと閉められた小窓の向こうで父が小さく手を振っている。
父に尋ねるも、お前は心配ない、そのままでいろというばかりでどうなるのかもわからない。
そろそろ本当に覚悟を決めたほうがいいのかもしれないのか。
馬車が小さくなるまで見送り、大きなため息をついて屋敷の中へとマリアンヌは戻って行った。
貴族の婚姻には、王家または帝都中央が発行する婚姻誓約書が必要だ。
その誓約書は各家の当主が籍のある国で儀礼を通じて拝受する必要がある。
その後、籍をおく予定の国に双方提出すれば婚姻は成立する。
用紙の受け取りは必ず当主自らが行わなければならないが、貴族家の婚姻にはおよそ契約がつきもののためそのほかの契約書との齟齬のチェックもかねて信頼のおける第三者を立てることが通例である。
今回はファルマ男爵家がパンチャドラ王国で婚姻誓約書を拝受し、正式に記入したのちゴライアス家とともに帝国で提出を行う流れになる。
ファルマ男爵は婚姻誓約書の拝受以降は立ち会えないため、これ以降は信頼のおける第三者が必須となる。
さて、ファルマ領を出てから2週間と少し。
帝都とは異なる暴れた道にかなり疲弊したゴライアス卿にひたすら申し訳ないと頭を下げ続けたファルマ男爵。
王都につき、すぐに儀礼の申し込みを入れたがすぐに予約が取れるものでもなく1週間ほど先ということでお互い王都で休息を取ることにした。
儀礼当日、この王都にも少し肌寒さを感じさせる秋風が吹いていた。
儀礼を済ませ婚姻誓約書を受け取ったファルマ男爵は、王都に来たついでに用事を済ませる必要があるとし王宮の入り口で別れあとは信頼のおける第三者に託すと言う。
「ゴライアス卿、大変申し訳ないが街道の検分行脚と冬籠があるため契約に関してはこれ以降貴方にお任せすることになるがよいだろうか」
田舎者はお人好しで本当に心配になる、と腹の中で唱えてからゴライアス卿は人の良い笑顔でもちろん構いませんお任せくださいとファルマ男爵に答える。
「そこで相談なのだが、こちらの書類を預ける官吏を貴方に選別いただけないだろうか。
こちらは書類を預けるが、貴方も領で確認を官吏にしてもらったほうが安心ではないだろうか。
利害関係はあってもお互い他人のようなものだ。
公明正大に書類を預けられる官吏をお互い合意の元選んだほうが双方にとって都合が良いと思うのだが、どうだろう」
アデラール・ゴライアスはそのように言われ、正直なところこちらに分がありすぎないかとも思ったが人の良い義父になる人の顔を立てることも必要であると考えた。
それに、こちらの不利になることは今のところ見つかっていない。
「おっしゃるとおりですね、さすがファルマ男爵。・・・しかし私にはこちらの官吏に心当たりがないので、帝都の「そこでなんだが」」
ゴライアス卿の言葉に被せるようにファルマ男爵が案を出した。
「セドー一族のナオミ様はどうでしょう?」
ナオミ・セドー、その名を大陸中に響かせる才女だ。
もちろん古くから”知の一族”と名高いセドー家をしらぬ貴族は大陸には存在しないだろう。
「ナオミ・セドーに会えるのですか?!」
帝国で名を上げたアデラール・ゴライアスといえどもそう簡単に会うことの叶わぬ人物だ。
田舎貴族のマリアンヌ・ファルマにあたりをつけたのも彼女が直接指導したほどの才女だと聞いたからだった。
それなのに、あの女はろくに私の名前を呼べない阿呆であったが。
「はい、娘もですが私自身もナオミ様に少々ご縁がございまして。娘の婚姻について話をしましたら是非協力したいとおっしゃっていただけました」
「そ、そうなのですか!いや、それはこちらとしても願ってもない」
「もちろん、ナオミ様が自領に向かうわけにはいかないので、ナオミ様が選んだ官吏からゴライアス卿のお眼鏡に叶う方をお選びいただくことになります」
ナオミ・セドーとこの先懇意になることができれば帝国での自身の地位はより安泰になるはず。
そう考え是非お願いします、と未来の父に依頼することにした。
その後一人で事務本館に赴き、受付に行き名を告げるとこちらの名を確認し金髪巻毛の女性が「承っております」と応えた。
「アデラール・ゴリラスス様ですね、ナオミ・セドー様の下までご案内いたします。あちらの者とどうぞご移動ください」
と発した。やはり受付にはどの国も綺麗な女性を配置するんだな。
ん?ゴリラスス?聞き間違いか。
そして、案内をしている茶髪ボブの年若い女性についていくとフロアの奥で囲われた空間に行列ができている。
その彼らを横目に囲われた空間に取り付けられた扉を案内人の女性がノックする。
「セドー様、失礼致します。ご予約をされておりますアデラール・ゴリラスス様がおこしでございます」
ん?またか? というよりもしかしてこの王国ではゴライアスはゴリラススと発音するのか?
そんなことを思案していると中から応えが返る。
案内人の女性が扉を開け、「わたしはこちらで失礼します」と会釈し足早に去って行った。
彼女が帰路、「おぅっしっ!」と低音ボイスで一人ガッツポーズをとっていたのを誰も知らない。
書類だらけの狭い空間に用意された応接セットに座って待っていると、すぐに一人の年嵩の女性が現れた。
「遥々、帝都よりよくお越しくださいました。ナオミ・セドーです。」
「いえ、こちらこそお忙しいところお時間をいただき光栄です。帝国で宰相補佐をしておりますゴライアス侯爵家嫡男、アデラールです」
ありきたりな挨拶をすませ2人は席についた。
「早速で申し訳ないのですが、信頼のおける官吏をあなたに紹介するという話をファルマ男爵から聞いておりますがその件でお間違い無いでしょうか」
「はい、間違いございません。誓約書成立に関して第三者として立っていただける官吏の方をご紹介いただけると聞いてこちらに参りました」
「・・・そうですか、それでは多くはない選択肢ですが指折りの逸材を用意しました。2人とも私直属の部下です。オルソー、ネイト来てくれ」
呼ばれて現れたのは2人の男性だ。
一人は笑顔で非常に、、、大きく、もう一人は若く何故か睨みをきかせている。小柄なのを侮られないためだろうか。
「・・・こんなことを言って選民的ととられては心苦しいのですが、お二人には家名は?」
「ふむふむ、その点2人とも貴族家のものです。オルソーはデルソル子爵家、ネイトは新興の貴族ではありますがセテッティ男爵家です」
流石に大陸のハズレに位置するこの国の貴族名まで全ては記憶できておらず、両家とも覚えのない貴族家だったがセドー女史が謀るはずもなくゴライアスは信じることにした。
「そうですか、ではどちらの方でも十分な資格をおもちですね。
ファルマ領への道はなかなかに厳しいものだと思いますのでお若く見えるセテッティ様にお願いしたいのですがいかがでしょうか」
セテッティという男は恭しく頭を下げ「承知致しました、ゴリラスス様」と応えた。
他の2人の顔をみたが、良かったよかったとばかりにニコニコしている。
人の名前を誤って告げているというのに、セドー女史さえ訂正を入れない。
これはどういうことだろうか。
まぁ、いいだろう。やはりこの国は大陸の端ということなのだろう。
とにかく官吏を連れてファルマ領で書類を揃えてしまえば、こちらの思惑通りに全てが進むことになる。発音のおかしな田舎国の奴らなどその後どうということはないのだ。
そこにいた人々がそれぞれ腹に秘め事を抱えたまま笑顔で会談を終えた。
すでに旅装などの旅準備を整えていたネイト・セテッティを連れアデラール・ゴライアスはファルマ領へと急ぎ馬車で戻って行った。
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