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愛を育む日々 その3-1
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「では、いざっ!!」
胸の前でタオルを目一杯引っ張り棒状にするリオネル。
その様子を期待と不安で見つめるマリアンヌ。
薄掛けを羽織ったままこちらをじっとみつめるマリアンヌにリオネルのリオネルが痛いほど主張を始める。
(うぅーよくない状況だ、マリアンヌの肌色面積の多さだけで腰が震える)
もしかしたら、万が一のため、と毎回週末出かける日の朝は3回は白いものを大量に吐き出すルーティンをこなしていたが実物をいざ目の前にするだけで腰が震えて出てしまいそうになる。
うぅ、と一瞬震えて俯く様子をみたマリアンヌはリオネルも自分と同様緊張のあまり気分が悪くなってしまったのかと考えた。
「リオネル様、大丈夫ですか?お水を飲みますか?」
そういってベッド上で四つん這いになりはいはいしながらベッドサイドチェストに置いていた水差しから水を取ろうと移動していった。
(No! ダメ!それ、その格好だめぇぇぇっぇ)
リオネルから見るとマリアンヌの大きな可愛いお尻が掛布の隙間から丸見えである。あまりの淫らさにリオネルはタオルを放り投げ、股間を抑えた。
「うgっ、、、」
背後で苦悶の声が聞こえたため慌ててリオネルの下へ戻るマリアンヌは正座の状態から上半身を丸め苦しそうに唸る彼にどうしてあげたら良いかわからず体調の不良が良くなるようにと体の至る所を撫で始めた。
「緊張、わたしもすごいんです、でもリオネル様の方がひどそうですね。残念ですが、日を改めましy「ちがうんです!!!」」
自分を撫でてくれていたマリアンヌを吹き飛ばす勢いで起き上がるリオネル。
ベッドの上で膝立ちになるリオネルの眼下には体勢をを崩しころんと転がってしまったマリアンヌがいた。マリアンヌの目の先にはリオネルの下穿きをどーんっと持ち上げ主張する、何か。
マリアンヌを両手両膝で取り囲むように上から逃げられないようにすると、リオネルは顔をマリアンヌの肩に埋めて軽く呼吸をした。
そうしないと涙がこぼれそうになるからだった。
「泣いているんですか?」
「・・・はい、情けなくて」
「? 何がですか? 何も情けないところなどないではありませんか?」
マリアンヌの優しい心遣いの言葉に胸がさらに痛くなる。そこで顔をあげてしっかりマリアンヌと視線をあわせる。
「俺は、年上で、たとえ経験がなくてもあなたを優しくリードして不安なく僕と繋がってほしい」
見上げるマリアンヌの先には、影になって良くは見えないがメガネの向こうに薄く光る菫色が見えた。
「リオネル様、メガネ、外していいですか?」
「ぁ、、、そうですよね。でもこれがないとあまりよく見ることができなくて。でもその方がマリアンヌは安心しますか?」
「そうですね、あなたの瞳をよく見ながらキスがしたいです。そうしたら気持ち良くなれそうです」
そう言ってにっこり笑い、マリアンヌはそっとリオネルのメガネを外した。
外したメガネを枕元の上の方に押し込むと顔を戻してリオネルの顔をよく見た。
「もう少しお顔を寄せてくださいますか?」
両手をマリアンヌの顔の横についていたのを、両肘をつく形でマリアンヌに顔を寄せた。
すると、マリアンヌはリオネルの顔の周りに垂れていた銀色に光る髪を後ろに撫でつけた。
「きれい」
そのように言われるなど思ってもいなかったリオネルは固まってしまった。
「きれいな、すみれ色のおめめだったんですね。これからはたくさんこの色をわたしにだけ、見せてくださいね」
「うぅっ、、、はい、、、はい。あなたにだけしか見せません」
大粒の涙が溢れマリアンヌの顔に落ちていく。
「ふふ、いやだぁ、大雨です~」
2人は目を合わせ笑い出した。いつのまにかマリアンヌの瞳もうすく水の膜が張っている。
「なんだかね、とても心が温かいの。幸せって感じです」
「俺はどうしたらよいのでしょう、あなたを見ないようにタオルで顔を覆うべきなのか、それともあなたが見たいと言ってくれたこの瞳をあなたに捧げ続けたらいいのか。俺の女神は本当に可愛くてわがままで困る」
そういうと瞳を開いたまま、そーっと顔をおろしリオネルはマリアンヌの唇に自分のそれを合わせた。
一瞬、お互いの中の何かが光り輝くような、何か温かいものに包まれるような感覚が走った。
そっと離された唇の間には名残惜しさが見えない糸を引いているようだった。
マリアンヌは顔を横に背けた。その動作にリオネルはひどく不安にさせられた。
しかしその後続けられたマリアンヌの言葉にリオネルは感動する。
「わたし、メラの木にみられるのがはずかしかったんです。あなたにはたくさん見てほしい。
もう我慢ができないので、メラの木には見られても構いません。どうか私だけをみて、私だけに成人指定恋愛小説や乙女小説のようなことをしてくれませんか?」
リオネルはそのまま再び顔をおろしマリアンヌの唇を覆った。今度は長く深く。
胸の前でタオルを目一杯引っ張り棒状にするリオネル。
その様子を期待と不安で見つめるマリアンヌ。
薄掛けを羽織ったままこちらをじっとみつめるマリアンヌにリオネルのリオネルが痛いほど主張を始める。
(うぅーよくない状況だ、マリアンヌの肌色面積の多さだけで腰が震える)
もしかしたら、万が一のため、と毎回週末出かける日の朝は3回は白いものを大量に吐き出すルーティンをこなしていたが実物をいざ目の前にするだけで腰が震えて出てしまいそうになる。
うぅ、と一瞬震えて俯く様子をみたマリアンヌはリオネルも自分と同様緊張のあまり気分が悪くなってしまったのかと考えた。
「リオネル様、大丈夫ですか?お水を飲みますか?」
そういってベッド上で四つん這いになりはいはいしながらベッドサイドチェストに置いていた水差しから水を取ろうと移動していった。
(No! ダメ!それ、その格好だめぇぇぇっぇ)
リオネルから見るとマリアンヌの大きな可愛いお尻が掛布の隙間から丸見えである。あまりの淫らさにリオネルはタオルを放り投げ、股間を抑えた。
「うgっ、、、」
背後で苦悶の声が聞こえたため慌ててリオネルの下へ戻るマリアンヌは正座の状態から上半身を丸め苦しそうに唸る彼にどうしてあげたら良いかわからず体調の不良が良くなるようにと体の至る所を撫で始めた。
「緊張、わたしもすごいんです、でもリオネル様の方がひどそうですね。残念ですが、日を改めましy「ちがうんです!!!」」
自分を撫でてくれていたマリアンヌを吹き飛ばす勢いで起き上がるリオネル。
ベッドの上で膝立ちになるリオネルの眼下には体勢をを崩しころんと転がってしまったマリアンヌがいた。マリアンヌの目の先にはリオネルの下穿きをどーんっと持ち上げ主張する、何か。
マリアンヌを両手両膝で取り囲むように上から逃げられないようにすると、リオネルは顔をマリアンヌの肩に埋めて軽く呼吸をした。
そうしないと涙がこぼれそうになるからだった。
「泣いているんですか?」
「・・・はい、情けなくて」
「? 何がですか? 何も情けないところなどないではありませんか?」
マリアンヌの優しい心遣いの言葉に胸がさらに痛くなる。そこで顔をあげてしっかりマリアンヌと視線をあわせる。
「俺は、年上で、たとえ経験がなくてもあなたを優しくリードして不安なく僕と繋がってほしい」
見上げるマリアンヌの先には、影になって良くは見えないがメガネの向こうに薄く光る菫色が見えた。
「リオネル様、メガネ、外していいですか?」
「ぁ、、、そうですよね。でもこれがないとあまりよく見ることができなくて。でもその方がマリアンヌは安心しますか?」
「そうですね、あなたの瞳をよく見ながらキスがしたいです。そうしたら気持ち良くなれそうです」
そう言ってにっこり笑い、マリアンヌはそっとリオネルのメガネを外した。
外したメガネを枕元の上の方に押し込むと顔を戻してリオネルの顔をよく見た。
「もう少しお顔を寄せてくださいますか?」
両手をマリアンヌの顔の横についていたのを、両肘をつく形でマリアンヌに顔を寄せた。
すると、マリアンヌはリオネルの顔の周りに垂れていた銀色に光る髪を後ろに撫でつけた。
「きれい」
そのように言われるなど思ってもいなかったリオネルは固まってしまった。
「きれいな、すみれ色のおめめだったんですね。これからはたくさんこの色をわたしにだけ、見せてくださいね」
「うぅっ、、、はい、、、はい。あなたにだけしか見せません」
大粒の涙が溢れマリアンヌの顔に落ちていく。
「ふふ、いやだぁ、大雨です~」
2人は目を合わせ笑い出した。いつのまにかマリアンヌの瞳もうすく水の膜が張っている。
「なんだかね、とても心が温かいの。幸せって感じです」
「俺はどうしたらよいのでしょう、あなたを見ないようにタオルで顔を覆うべきなのか、それともあなたが見たいと言ってくれたこの瞳をあなたに捧げ続けたらいいのか。俺の女神は本当に可愛くてわがままで困る」
そういうと瞳を開いたまま、そーっと顔をおろしリオネルはマリアンヌの唇に自分のそれを合わせた。
一瞬、お互いの中の何かが光り輝くような、何か温かいものに包まれるような感覚が走った。
そっと離された唇の間には名残惜しさが見えない糸を引いているようだった。
マリアンヌは顔を横に背けた。その動作にリオネルはひどく不安にさせられた。
しかしその後続けられたマリアンヌの言葉にリオネルは感動する。
「わたし、メラの木にみられるのがはずかしかったんです。あなたにはたくさん見てほしい。
もう我慢ができないので、メラの木には見られても構いません。どうか私だけをみて、私だけに成人指定恋愛小説や乙女小説のようなことをしてくれませんか?」
リオネルはそのまま再び顔をおろしマリアンヌの唇を覆った。今度は長く深く。
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