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縁とゆかりのあるオトコ、運命に出会う その2
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彼の不運はまだ続いていた。
学生寮から荷を運んできた帆馬車に乗り込み、研究所の寮に向かった。
天候が悪くなると言う予報に備え、早めに引越しを終えようと向かった先で問題が発生した。
本日の入寮予定はないと、門のところで荷とともにリオネル・デ・オリウスは足止めをされていた。
帆馬車の人足たちは次の予定があるからと、荷物を門のところで次々と下ろしていく。
人を呼び寮管理者と話をすることができたが、その男ハリー・ウィトワはオロオロするばかりで話にならない。
必要最低限のことしか口を開かない性質のリオネルと相性は最悪である。
相手の出方を見ているリオネルに対し、どうしよう、こまったと言うばかりでなにもしないハリー。
ハリーはリオネルに話しかけ動いてもらおうとするがその手には乗らないぞとこちらも頑なに無言をつらぬく。男たちの不毛な争いがそこにあった。
ハリーはどうしよう、あーどうしようと芝居じみた大声でうろうろオロオロしている。
が、それに付き合う筋合いはない、と とうとう目を瞑り腕組み仁王立ちするリオネルは伯爵ではあるがこの研究所では新参者。
貴族であることをカサに着る男でもないのだが納得しなければ自分から動かない男なのだ。
しかし、空の様子が怪しくなってきた。このままでは埒も開かない。
その時だった。
ハリーの大声一人芝居を聞きつけたマリアンヌがリオネルに話しかけた。
<<以下、リオネル青年の心の声が流れます、気持ち悪がらずにお聴きください。>>
「あら、C棟へ入寮される方なのね。はじめまして、私はC棟の管理役のファルマと申します。
この週末入寮されるお話は聞いておりませんので何かの不手際があったと思います。大変申し訳ございません」
(詫びているが、自分たちの不手際の限りではないという話ぶりだ。
悪くない。この女性は多少頭が働くようだ。それに、なんというかハキハキとしている様子とは対照的に、こう、なんだ、地味なんだが可愛らしいと言うか、その。。。ん?なんだ可愛らしい?私はいま女性に対して可愛らしいと思ったのか???)
「あの、大丈夫ですか?」
(い、いかん。おかしなことを考えていた。しかしこの女性なんだかついつい見つめてしまいたくなる。見ていると今度は頭がふわふわしてくる。いったいなんなのか?新手の催眠術師か何かか?)
「わっ、大変だ荷物濡れちゃうぞ」
「寮の裏に荷車があるわ、とってくるからそこの門番さんの小屋に入って雨避け布をそこのお荷物にかけておいて」
(他人事のように大事な荷物が濡れてしまう、などと言い放つ無責任なこの男とは違い、この女性は颯爽と私のために行動を起こしてくれるのだな。あぁ、それに私のために彼女はスカートが翻るのも気にせず、更にはブーツの編み上げ上部が見えるのも気にしない様子であっという間に走り去ってしまった。 なんという女性だろうか・・・
可愛らしく、優しくさらに行動力もあるとは。あのような女性を見たことがない。平民の女性だろうか、いや貴族の独身寮の管理役なのだから貴族令嬢だろう。ん?確かファルマと名乗っていなかったか?まさかあのファルマ家か!?)
「オリソン様~、申し訳ございませんがお手伝いいただいてもよろしいですか~?」
呑気な声でリオネルに声をかけるハリーのことなどほとんどいないものと認定したリオネル。
(そうだ、大切な本が濡れてしまっては困る。彼女の気遣いを無駄にしないためにも急ぎ雨避け布を被せていかなくてはならない。)
門番の詰める建屋に行き雨避け布と呼ばれる大判の布を受け取る。
「いやぁ、オルソン様力持ちですね。全部お一人で持ち運べてしまうなんて素晴らしい」
雨避け布とよばれる大判の布はこの研究所が発明した品で、雨などの水を弾く性質をもつ特殊な布で屋外で雨天の下作業しなくてはならない労働者用の特別な上着や野営天幕の素材にと汎用性が高い。
発明を報告した新聞では特集が組まれるほどのものだった。
しかし、その新聞とは専門家向けの特別なもので一般の人間にはあまり知られていない。
(あの女性はこの布の性能を理解して使用するよう指定していたようだった。可愛い、優しい、行動力も備えている上に情報通、いや頭も良いのか。素晴らしい、なんて素敵な女性だ)
リオネルの作業も終わる頃に、マリアンヌが荷車と共に戻ってきた。
「おまたせしました!ハリー、これにどんどん積んでいって」
(なに?なぜその男の方を先に呼ぶ?!なぜ私の名を呼ばない!天使よ!)
だって、まだ名乗ってないですもの、リオネルさん。
それに勝手にマリアンヌを昇天させないでくれないでしょうか。
話がおわってしまいます。
(はっ、彼女がこちらを怪訝そうに見ている。あの男がファルマ嬢と共同作業をしている!!いかん阻止せねばっ)
持ち前の頭脳と体力をもってして、器用に積み上げていく荷物。それぞれの荷の大きさや重さ、重心を考え最高のバランスで荷をつみあげたことに満足し誇らしげに胸を張る少年の心を忘れない伯爵リオネル・デ・オリウス。
「ハリー、がたがたしちゃうから荷車抑えててっ」
(またその男を先に呼ぶなんて!私の方がシゴできだぞっ)
ハリーが荷車の持ち手側に回ったのでリオネルは荷台側急いで周り支えた。
(天使が何かしようとしてくれている、なんだろう?)
「あ、ありがとうございます。2人で押さえてもらえれば私が上の方も布を被せるわ」
濡れては困る本などは重いためリオネルは下の方に積んでいた。そのため、雨避け布は下の側だけ被せるように置いていた。
マリアンヌはそれをみて、荷の上の方に置かれている革製の高級そうなトランクも濡れては困ると雨避け布を被せようとしていたのだった。
(はわわわ、なんと気の利く女性だ!
がっ、しかし、目、目の毒だ・・・
目の前にスケスケお尻がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ)
上の荷に布をかけようとバランスを取るため、膝立ちのマリアンヌは体の前面を荷物に押し当てながら腰を注ぎ出すような格好になっていた。そしてその、お尻が運悪く?リオネル青年の前に突き出される形となってしまった。
さらに最悪なことに本日着用中の簡素な木綿のワンピースは雨に濡れて中の下着が透けてしまうほどマリアンヌの大きなお尻に張り付いていた。
「さあ、おまたせしました。このままC棟の荷受け場所まで運びましょう、ほらほら急いで~」
荷台から軽やかに降りたマリエンヌは荷車を目的地へと誘導すべく掛け声をかけながら走り出した。
「さて、では僕が荷を引きますのでオリウス様は後ろから・・・ってえ?いない??」
荷車の前方にひらりと身を翻し陣取り、持ち手を握るとマリエンヌ目掛けてリオネルは走り出した。えっ、荷物結構重いよね?大丈夫なの、伯爵様・・・
(あぁ、天使が呼んでいる、私を呼んでいる~♪)
雨の中駆ける18歳の、本日急遽天使となった少女を20歳の変態伯爵が追いかけます。
数分走ったところで、マリアンヌと荷車とリオネルが屋根のあるC棟の荷受所に到着した。
「さてここまで来れば大丈夫ね。いろいろとお手を煩わせてしまい本当に申し訳ございませんでした。荷はここでお預かりして、お部屋については週明けに担当に確認させます。お部屋の空きはあるのですが準備などもあるので今日明日はゲストルームをお使いください。細かいことはハリー・ウィトワよりお伝えしますが何かわからないことありますか?」
(いや、お部屋はあなたのもとにぜひ、、、っていや結婚前の男女がそのような。いや婚約してしまえば同室でも良いのか?それともファミリー居住区にいっそのこと引っ越せばいいのか?
何?ハリー・ウィトワ、の名をまた呼ぶのか?ファーストネームを呼び合うとは、あいつとはどんな関係なんだ???まさか、婚約者とかっ!?)
盛大に妄想を暴走させている濡れた巨人と18歳となってもまだあどけなさの残るマリアンヌのもとにハリーが到着する。
「いやぁ、2人とも速いな。僕は走るの苦手なんだよねえ」
「ちょうどよかったわよ、ハリー。こちらの方にゲストルームに滞在してもらうことをお話ししたところなの。このまま案内お願いしても良い?」
(やはり、婚約者なのか!?そうなのか!?)
「いやだ、ハリーったらびしょ濡れよ」
マリアンヌが自身のハンカチをポケットから取り出しハリーに近づくのを見て自然と体がそちらへむかってしまうリオネル青年はマリアンヌがハンカチを持つ手を捕まえた。
(いやだ、いやだ、俺の前で他の男に触れないでくれっ!それがたとえ婚約者だとしても、俺の前ではやめてくれっ!)
その様子を見たハリー・ウィトワは気づいてしまった。目の前のこの無口な紳士は、仲良しの管理役友のマリアンヌに恋に落ちたに違いない!!
→ここだけハリーの内心です: トゥンク、ヤダァ、トキメキ~
ハリー・ウィトワは女姉妹と婚約者の影響で大の恋愛小説好きなのであった。
学生寮から荷を運んできた帆馬車に乗り込み、研究所の寮に向かった。
天候が悪くなると言う予報に備え、早めに引越しを終えようと向かった先で問題が発生した。
本日の入寮予定はないと、門のところで荷とともにリオネル・デ・オリウスは足止めをされていた。
帆馬車の人足たちは次の予定があるからと、荷物を門のところで次々と下ろしていく。
人を呼び寮管理者と話をすることができたが、その男ハリー・ウィトワはオロオロするばかりで話にならない。
必要最低限のことしか口を開かない性質のリオネルと相性は最悪である。
相手の出方を見ているリオネルに対し、どうしよう、こまったと言うばかりでなにもしないハリー。
ハリーはリオネルに話しかけ動いてもらおうとするがその手には乗らないぞとこちらも頑なに無言をつらぬく。男たちの不毛な争いがそこにあった。
ハリーはどうしよう、あーどうしようと芝居じみた大声でうろうろオロオロしている。
が、それに付き合う筋合いはない、と とうとう目を瞑り腕組み仁王立ちするリオネルは伯爵ではあるがこの研究所では新参者。
貴族であることをカサに着る男でもないのだが納得しなければ自分から動かない男なのだ。
しかし、空の様子が怪しくなってきた。このままでは埒も開かない。
その時だった。
ハリーの大声一人芝居を聞きつけたマリアンヌがリオネルに話しかけた。
<<以下、リオネル青年の心の声が流れます、気持ち悪がらずにお聴きください。>>
「あら、C棟へ入寮される方なのね。はじめまして、私はC棟の管理役のファルマと申します。
この週末入寮されるお話は聞いておりませんので何かの不手際があったと思います。大変申し訳ございません」
(詫びているが、自分たちの不手際の限りではないという話ぶりだ。
悪くない。この女性は多少頭が働くようだ。それに、なんというかハキハキとしている様子とは対照的に、こう、なんだ、地味なんだが可愛らしいと言うか、その。。。ん?なんだ可愛らしい?私はいま女性に対して可愛らしいと思ったのか???)
「あの、大丈夫ですか?」
(い、いかん。おかしなことを考えていた。しかしこの女性なんだかついつい見つめてしまいたくなる。見ていると今度は頭がふわふわしてくる。いったいなんなのか?新手の催眠術師か何かか?)
「わっ、大変だ荷物濡れちゃうぞ」
「寮の裏に荷車があるわ、とってくるからそこの門番さんの小屋に入って雨避け布をそこのお荷物にかけておいて」
(他人事のように大事な荷物が濡れてしまう、などと言い放つ無責任なこの男とは違い、この女性は颯爽と私のために行動を起こしてくれるのだな。あぁ、それに私のために彼女はスカートが翻るのも気にせず、更にはブーツの編み上げ上部が見えるのも気にしない様子であっという間に走り去ってしまった。 なんという女性だろうか・・・
可愛らしく、優しくさらに行動力もあるとは。あのような女性を見たことがない。平民の女性だろうか、いや貴族の独身寮の管理役なのだから貴族令嬢だろう。ん?確かファルマと名乗っていなかったか?まさかあのファルマ家か!?)
「オリソン様~、申し訳ございませんがお手伝いいただいてもよろしいですか~?」
呑気な声でリオネルに声をかけるハリーのことなどほとんどいないものと認定したリオネル。
(そうだ、大切な本が濡れてしまっては困る。彼女の気遣いを無駄にしないためにも急ぎ雨避け布を被せていかなくてはならない。)
門番の詰める建屋に行き雨避け布と呼ばれる大判の布を受け取る。
「いやぁ、オルソン様力持ちですね。全部お一人で持ち運べてしまうなんて素晴らしい」
雨避け布とよばれる大判の布はこの研究所が発明した品で、雨などの水を弾く性質をもつ特殊な布で屋外で雨天の下作業しなくてはならない労働者用の特別な上着や野営天幕の素材にと汎用性が高い。
発明を報告した新聞では特集が組まれるほどのものだった。
しかし、その新聞とは専門家向けの特別なもので一般の人間にはあまり知られていない。
(あの女性はこの布の性能を理解して使用するよう指定していたようだった。可愛い、優しい、行動力も備えている上に情報通、いや頭も良いのか。素晴らしい、なんて素敵な女性だ)
リオネルの作業も終わる頃に、マリアンヌが荷車と共に戻ってきた。
「おまたせしました!ハリー、これにどんどん積んでいって」
(なに?なぜその男の方を先に呼ぶ?!なぜ私の名を呼ばない!天使よ!)
だって、まだ名乗ってないですもの、リオネルさん。
それに勝手にマリアンヌを昇天させないでくれないでしょうか。
話がおわってしまいます。
(はっ、彼女がこちらを怪訝そうに見ている。あの男がファルマ嬢と共同作業をしている!!いかん阻止せねばっ)
持ち前の頭脳と体力をもってして、器用に積み上げていく荷物。それぞれの荷の大きさや重さ、重心を考え最高のバランスで荷をつみあげたことに満足し誇らしげに胸を張る少年の心を忘れない伯爵リオネル・デ・オリウス。
「ハリー、がたがたしちゃうから荷車抑えててっ」
(またその男を先に呼ぶなんて!私の方がシゴできだぞっ)
ハリーが荷車の持ち手側に回ったのでリオネルは荷台側急いで周り支えた。
(天使が何かしようとしてくれている、なんだろう?)
「あ、ありがとうございます。2人で押さえてもらえれば私が上の方も布を被せるわ」
濡れては困る本などは重いためリオネルは下の方に積んでいた。そのため、雨避け布は下の側だけ被せるように置いていた。
マリアンヌはそれをみて、荷の上の方に置かれている革製の高級そうなトランクも濡れては困ると雨避け布を被せようとしていたのだった。
(はわわわ、なんと気の利く女性だ!
がっ、しかし、目、目の毒だ・・・
目の前にスケスケお尻がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ)
上の荷に布をかけようとバランスを取るため、膝立ちのマリアンヌは体の前面を荷物に押し当てながら腰を注ぎ出すような格好になっていた。そしてその、お尻が運悪く?リオネル青年の前に突き出される形となってしまった。
さらに最悪なことに本日着用中の簡素な木綿のワンピースは雨に濡れて中の下着が透けてしまうほどマリアンヌの大きなお尻に張り付いていた。
「さあ、おまたせしました。このままC棟の荷受け場所まで運びましょう、ほらほら急いで~」
荷台から軽やかに降りたマリエンヌは荷車を目的地へと誘導すべく掛け声をかけながら走り出した。
「さて、では僕が荷を引きますのでオリウス様は後ろから・・・ってえ?いない??」
荷車の前方にひらりと身を翻し陣取り、持ち手を握るとマリエンヌ目掛けてリオネルは走り出した。えっ、荷物結構重いよね?大丈夫なの、伯爵様・・・
(あぁ、天使が呼んでいる、私を呼んでいる~♪)
雨の中駆ける18歳の、本日急遽天使となった少女を20歳の変態伯爵が追いかけます。
数分走ったところで、マリアンヌと荷車とリオネルが屋根のあるC棟の荷受所に到着した。
「さてここまで来れば大丈夫ね。いろいろとお手を煩わせてしまい本当に申し訳ございませんでした。荷はここでお預かりして、お部屋については週明けに担当に確認させます。お部屋の空きはあるのですが準備などもあるので今日明日はゲストルームをお使いください。細かいことはハリー・ウィトワよりお伝えしますが何かわからないことありますか?」
(いや、お部屋はあなたのもとにぜひ、、、っていや結婚前の男女がそのような。いや婚約してしまえば同室でも良いのか?それともファミリー居住区にいっそのこと引っ越せばいいのか?
何?ハリー・ウィトワ、の名をまた呼ぶのか?ファーストネームを呼び合うとは、あいつとはどんな関係なんだ???まさか、婚約者とかっ!?)
盛大に妄想を暴走させている濡れた巨人と18歳となってもまだあどけなさの残るマリアンヌのもとにハリーが到着する。
「いやぁ、2人とも速いな。僕は走るの苦手なんだよねえ」
「ちょうどよかったわよ、ハリー。こちらの方にゲストルームに滞在してもらうことをお話ししたところなの。このまま案内お願いしても良い?」
(やはり、婚約者なのか!?そうなのか!?)
「いやだ、ハリーったらびしょ濡れよ」
マリアンヌが自身のハンカチをポケットから取り出しハリーに近づくのを見て自然と体がそちらへむかってしまうリオネル青年はマリアンヌがハンカチを持つ手を捕まえた。
(いやだ、いやだ、俺の前で他の男に触れないでくれっ!それがたとえ婚約者だとしても、俺の前ではやめてくれっ!)
その様子を見たハリー・ウィトワは気づいてしまった。目の前のこの無口な紳士は、仲良しの管理役友のマリアンヌに恋に落ちたに違いない!!
→ここだけハリーの内心です: トゥンク、ヤダァ、トキメキ~
ハリー・ウィトワは女姉妹と婚約者の影響で大の恋愛小説好きなのであった。
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