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第1章 幸運か不運か、それは神のみぞ知る
(12)思わぬ展開
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「疲労感の大半は、あの登場だ! どうしてメリアを縛り上げて、繋いでくるんだよ!?」
「だってメリアったら、往生際が悪すぎるんですもの。あれぐらいしないと職務放棄して、本当に逃亡してましたよ?」
大真面目にそんな事を言われてしまったカイルは、心配になってしまった。
「その……、メリアはそんなに兄上がお嫌いなのか?」
その表情を見て、シーラは噴き出しそうになるのを堪えながら言い聞かせる。
「殿下はまだまだ男女の機微というものが、分かっておられませんね。別に毛嫌いしてるなら、あんな罠に引っ掛かりませんって」
「なんだ、その罠って」
「これ以上は女同士の話と、プライベートの範疇なので」
「分かった。聞かない」
そこでカイルが即答すると、シーラが満足げに笑う。
「そんなカイル殿下を、私は好きですよ? あ、誤解しないように言っておくと、弟みたいにですけどね」
「うん、シーラははっきり言ってくれるから、すごく分かり易いな。じゃあ少し、書類の整理をしている。何かあったら呼んでくれ」
「はい、畏まりました、殿下。私はこのまま、こちらで待機しておりますので」
「ああ、頼んだ」
(今日ですんなり、誤解が解けたら良いんだがな)
一瞬、応接室のドアに目をやったカイルは、一抹の不安を抱えつつその場を離れた。
その後、それほど待たされることなく呼ばれたカイルは、再び書斎に戻った。すると微妙な表情のアスランが、控え目に謝罪してくる。
「カイル……、その、今回は気を遣わせてしまって、悪かったな」
「いえ……。別にそれほどでも。あの……」
本当に大丈夫だったのかと、カイルは少し離れた所に立っているメリアに目を向けた。彼女はさりげなく視線を逸らしたが、ここでアスランが言葉を重ねる。
「ああ……、うん。まあ、俺が少々誤解していたらしいことは分かった。心配しないでくれ」
「そうですか。それなら良かったです」
二人の間に安堵した空気が漂ったところで、唐突にシーラが問いを発した。
「すみません。質問をしても宜しいでしょうか?」
「シーラ? どうした」
「アスラン殿下はカイル殿下をお誘いになって、夕刻城下に食事に行かれるとのお話でしたが。その予定は変わりありませんか?」
その問いかけに、兄弟は一瞬顔を見合わせてから、アスランが答えた。
「ああ、そのつもりだが……。それが何か?」
「それなら、メリアと私を同行させてください」
「え? シーラ、何を言ってるの?」
いきなり名前を出されたメリアが戸惑った顔になる。しかしシーラは当然の如く話を続けた。
「だってメリア。どう考えても、あなたカイル殿下と同行するでしょう? メンタル的な殿下の母親だし」
「あのね……、私、六歳で子供を産んでないわ」
「だから、メンタル的って言ったでしょうが。そうなるとあんた、傍から見たら年上と年下を誑し込んで従えてる悪女よ? 私を一人混ぜ込んで、ダブルデートに見せかけた方が周囲からも浮きにくくて、狙われたりトラブルに巻き込まれる危険性が格段に下がるじゃない」
「なるほど……」
「一理あるな」
その主張に、カイルとアスランは頷く。しかしメリアは盛大に反論した。
「お二人とも、揃って丸め込まれないでください! シーラは単に憂さ晴らししつつ、美味しい料理を食べたいだけです!!」
「私はこの機会に、アスラン殿下の舌の肥え具合と、懐具合を確認させて貰いたいのですが、どうでしょう?」
「面と向かってたからないでよ! 殿下仕えの者達の評判にかかわるでしょうが!?」
本気で怒り始めたメリアを見て、一瞬驚いた表情になったものの、アスランはすぐに笑顔になって快諾した。
「その期待は裏切れないな。よし、分かった。四人で行こう。勿論、会計は全部私持ちだ。安心してくれ」
「ありがとうございます! じゃあ早速、城下に出ても目立たない服を出しておきますね。殿下、少々お待ちください。ほら、メリア。私達も着替えに行くわよ」
「分かったわよ……。それでは失礼します」
あっさりとアスランが了承してしまったことで、メリアは抵抗を諦め、溜め息を吐いて引き下がった。カイルも一応、フォローを入れる。
「兄上。お騒がせして、申し訳ありません。シーラは普段、ものすごく有能な侍女なのですが」
「いや、なかなか楽しい侍女じゃないか。もしかして彼女も、宰相閣下の養子なのか?」
「はい。というか、俺の側仕えの者達は、大叔父上の推薦で働き始めた彼の養子が大部分を占めています」
「そうだろうとは思っていたがな……。それでは一度部屋に戻って、着替えてくる。二時間後にこちらに来るから」
「はい、お待ちしています」
その言葉通り、アスランはきっかり2時間後に庶民の中に紛れ込める出立ちで現れ、同様の姿の三人と共に、これまでのお忍びでの外出時と同様、使用人の通行手形を使って通用門から城外へと抜け出した。
「私は前々から独り歩きしているが、カイル達も妙に慣れているな。しかも護衛を離れてつけている気配もないし……。これまで何度も手合わせして、カイルの腕前については問題ないと分かっているが、もしかして君達も、何か護身術の心得でもあるのか?」
使用人用の通行手形を予め準備していたのもそうだが、妙に着古された庶民向けの衣類を三人とも着込んでいた事実に、当初近衛騎士の隊長権限で門の通過をごり押ししようと考えていたカイルは、意外な顔つきでメリダ達に尋ねた。それにメリダは曖昧に頷き、シーラは明るく笑い飛ばす。
「ええ、まあ……。そんなところです」
「私達こう見えて、結構無敵だったりしますから。アスラン殿下は私達には構わず、カイル殿下の護衛をしてください」
「ちょっとシーラ。仮にも王子殿下に、面と向かって護衛しろだなんて言わないで」
そんなやり取りを聞いたアスランは、苦笑しながら応じる。
「構わないよ。だがカイルについても、それほど腕前については心配はしていないがね。二、三十人に囲まれたら、流石にちょっと困るが」
「ありがとうございます、兄上」
「ちょっとですか……」
「アスラン殿下が言うと大言壮語に聞こえないところが、さすがですよね」
三人三様の反応を返しながら、一同は賑やかな城下街を楽しげに歩いて行った。
「だってメリアったら、往生際が悪すぎるんですもの。あれぐらいしないと職務放棄して、本当に逃亡してましたよ?」
大真面目にそんな事を言われてしまったカイルは、心配になってしまった。
「その……、メリアはそんなに兄上がお嫌いなのか?」
その表情を見て、シーラは噴き出しそうになるのを堪えながら言い聞かせる。
「殿下はまだまだ男女の機微というものが、分かっておられませんね。別に毛嫌いしてるなら、あんな罠に引っ掛かりませんって」
「なんだ、その罠って」
「これ以上は女同士の話と、プライベートの範疇なので」
「分かった。聞かない」
そこでカイルが即答すると、シーラが満足げに笑う。
「そんなカイル殿下を、私は好きですよ? あ、誤解しないように言っておくと、弟みたいにですけどね」
「うん、シーラははっきり言ってくれるから、すごく分かり易いな。じゃあ少し、書類の整理をしている。何かあったら呼んでくれ」
「はい、畏まりました、殿下。私はこのまま、こちらで待機しておりますので」
「ああ、頼んだ」
(今日ですんなり、誤解が解けたら良いんだがな)
一瞬、応接室のドアに目をやったカイルは、一抹の不安を抱えつつその場を離れた。
その後、それほど待たされることなく呼ばれたカイルは、再び書斎に戻った。すると微妙な表情のアスランが、控え目に謝罪してくる。
「カイル……、その、今回は気を遣わせてしまって、悪かったな」
「いえ……。別にそれほどでも。あの……」
本当に大丈夫だったのかと、カイルは少し離れた所に立っているメリアに目を向けた。彼女はさりげなく視線を逸らしたが、ここでアスランが言葉を重ねる。
「ああ……、うん。まあ、俺が少々誤解していたらしいことは分かった。心配しないでくれ」
「そうですか。それなら良かったです」
二人の間に安堵した空気が漂ったところで、唐突にシーラが問いを発した。
「すみません。質問をしても宜しいでしょうか?」
「シーラ? どうした」
「アスラン殿下はカイル殿下をお誘いになって、夕刻城下に食事に行かれるとのお話でしたが。その予定は変わりありませんか?」
その問いかけに、兄弟は一瞬顔を見合わせてから、アスランが答えた。
「ああ、そのつもりだが……。それが何か?」
「それなら、メリアと私を同行させてください」
「え? シーラ、何を言ってるの?」
いきなり名前を出されたメリアが戸惑った顔になる。しかしシーラは当然の如く話を続けた。
「だってメリア。どう考えても、あなたカイル殿下と同行するでしょう? メンタル的な殿下の母親だし」
「あのね……、私、六歳で子供を産んでないわ」
「だから、メンタル的って言ったでしょうが。そうなるとあんた、傍から見たら年上と年下を誑し込んで従えてる悪女よ? 私を一人混ぜ込んで、ダブルデートに見せかけた方が周囲からも浮きにくくて、狙われたりトラブルに巻き込まれる危険性が格段に下がるじゃない」
「なるほど……」
「一理あるな」
その主張に、カイルとアスランは頷く。しかしメリアは盛大に反論した。
「お二人とも、揃って丸め込まれないでください! シーラは単に憂さ晴らししつつ、美味しい料理を食べたいだけです!!」
「私はこの機会に、アスラン殿下の舌の肥え具合と、懐具合を確認させて貰いたいのですが、どうでしょう?」
「面と向かってたからないでよ! 殿下仕えの者達の評判にかかわるでしょうが!?」
本気で怒り始めたメリアを見て、一瞬驚いた表情になったものの、アスランはすぐに笑顔になって快諾した。
「その期待は裏切れないな。よし、分かった。四人で行こう。勿論、会計は全部私持ちだ。安心してくれ」
「ありがとうございます! じゃあ早速、城下に出ても目立たない服を出しておきますね。殿下、少々お待ちください。ほら、メリア。私達も着替えに行くわよ」
「分かったわよ……。それでは失礼します」
あっさりとアスランが了承してしまったことで、メリアは抵抗を諦め、溜め息を吐いて引き下がった。カイルも一応、フォローを入れる。
「兄上。お騒がせして、申し訳ありません。シーラは普段、ものすごく有能な侍女なのですが」
「いや、なかなか楽しい侍女じゃないか。もしかして彼女も、宰相閣下の養子なのか?」
「はい。というか、俺の側仕えの者達は、大叔父上の推薦で働き始めた彼の養子が大部分を占めています」
「そうだろうとは思っていたがな……。それでは一度部屋に戻って、着替えてくる。二時間後にこちらに来るから」
「はい、お待ちしています」
その言葉通り、アスランはきっかり2時間後に庶民の中に紛れ込める出立ちで現れ、同様の姿の三人と共に、これまでのお忍びでの外出時と同様、使用人の通行手形を使って通用門から城外へと抜け出した。
「私は前々から独り歩きしているが、カイル達も妙に慣れているな。しかも護衛を離れてつけている気配もないし……。これまで何度も手合わせして、カイルの腕前については問題ないと分かっているが、もしかして君達も、何か護身術の心得でもあるのか?」
使用人用の通行手形を予め準備していたのもそうだが、妙に着古された庶民向けの衣類を三人とも着込んでいた事実に、当初近衛騎士の隊長権限で門の通過をごり押ししようと考えていたカイルは、意外な顔つきでメリダ達に尋ねた。それにメリダは曖昧に頷き、シーラは明るく笑い飛ばす。
「ええ、まあ……。そんなところです」
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「ちょっとシーラ。仮にも王子殿下に、面と向かって護衛しろだなんて言わないで」
そんなやり取りを聞いたアスランは、苦笑しながら応じる。
「構わないよ。だがカイルについても、それほど腕前については心配はしていないがね。二、三十人に囲まれたら、流石にちょっと困るが」
「ありがとうございます、兄上」
「ちょっとですか……」
「アスラン殿下が言うと大言壮語に聞こえないところが、さすがですよね」
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