上 下
3 / 26

3.ローズの過去話

しおりを挟む
 
 薬缶やかんに淹れたお茶はすっかり冷めているが、喉を潤すにはちょうどいい。畑仕事の途中で休憩するのはいつものこと。
 畝の隅に腰を下ろし、ローズはファティマに木製のコップを持たせ薬缶のお茶を注いだ。

「端的にはっきり言えば、──継母に疎まれて捨てられた。これに尽きるわねぇ」

「……継母に、捨てられた」

 オウム返しに呟くファティマの暗い表情に、ローズは自身の転生の話は割愛した方がよさそうだと判断した。
 なんだか、『親に捨てられた』というフレーズにショックを感じているようだったから。

 いらぬ心配をかける必要などない。

 もともと、ローズにとって『ファティマ』は好きなキャラクターだったのだ。そして実在する彼女は――少しばかり我が儘ではあるが――そんなもの児戯のようなもので、とても素直で明るく愛されるべき人格をもっていると感じた。
 そんな彼女に、これ以上の心理的不安はかけない方がよいだろう。
 そもそもこの国の宗教に『生まれ変わり』などという概念はない。『転生』やら『前世』など考えもしないだろう人間に、そんな話題はしない方がいい。

 そう思いつつ、ことばを繋ぐ。

「そう。加えてわたし……そうね、予言ができたの。子どもの頃、一時だけの話よ? 今はもう無理だけど。
 夢で、見ることができたのよ。我が公爵家の没落を予言しちゃった。そうしたら“不吉だ”とか“悪魔の子だ”とか言われてねぇ。ぽいっと修道院に入れられちゃったわ」

「……没落の予言?」

「ん。公爵領の中にとても栄えた港町があって……そこが海賊に襲われて一日で壊滅。人々は皆殺しになるって。それをきっかけに公爵家は没落するって……言っちゃったの。
 壊滅を防ぐためにちゃんとした警備隊、それも軍隊に近いそれを置いたほうがいいって父に提案したのだけど……なんせ7歳の子ども言うことだから真に受けて貰えなくて。
 義母に嫌われて。わたしが壊滅すると予言したサウスポートという港町にある女子修道院へ送られたわ」

 今でも目を閉じると鮮明に思い出すことができる。
 そら恐ろしいものを見る目で顔を歪め、自分を見下ろす血の繋がった父。
 義母は鬼の首を取ったように勝ち誇った笑顔で

『こんな不吉なことをいう娘は悪魔付きです! 神の御許みもとの修道院へ入れて矯正しなければなりません』

 と自分の夫に耳打ちしていた。
 一つ年下の義母妹――義母の連れ子だ――は、涙目になっておろおろとしていた。
 彼女はローズの身を心配していた……のではない。

『おねえさま、悪魔なの? 呪いができるの? こわい。リリーを呪わないで』

 と、我が身の心配ばかりしていた。当時6歳の幼女には致し方ない、とは思う。




「え? 港町の修道院へ? 最初からにいたのではなく?」

 ファティマの柔らかい声に現実に戻される。

「ここは、逃れ逃れて追手を振り切って、やっと辿り着いた地ね」

 そもそもこの地は王家の直轄領だ。ガーネット公爵家とはなんの関係もない。公爵令嬢だった当時のローズに来れる場所ではない。

「のがれ、のがれて? ……追手?」

 眉間に皺寄せた怪訝な表情のファティマに苦笑する。
 疑問に思うのも当然か。
 放逐されなんの権力も持たない7歳の……否、そのときにはもう12歳になっていたか。そんな少女に追手がつくなんて尋常ではない。
 ローズは手の中のコップを見つめる。水面には寂しそうに笑う自分が見えた。

「その港町はとても栄えていて、一大商業都市といってもいい規模だったわね……豪華客船も停泊したり、貨物船も沢山行き来してて……つまり、とても裕福な街だったの。その街を海賊が襲うって……わたしが12歳になったらその未来がくるって予言を人に話したのは、……まだわたしが10歳の頃だったかな。まずは、修道院の院長さまに相談したの。夢で守護天使さまのお告げを受けた、街に災厄がくる、と……」


 嘘だ。本当は予言なんかできないし、天使のお告げも受けていない。

 だが、蘇った漫画の記憶の中で該当するシーンがあった。
 悪役令嬢ローズ・ガーネットの断罪後、牢獄の中でガーネット公爵が語るシーンだ。
 海賊被害にあい領内の港町を再建する資金が必要だったと。
 その調達のために、さまざまな悪事に手を染めたと。
 なんとかガーネット公爵家を立て直したかったのだと。

 それらを逆算して考えたら、海賊襲来はローズが12歳のときの出来事だろうと推測できただけだ。


その街サウスポートの警備隊は、本当にお粗末なもので……。本来なら領主である父が手を加えなければならないところだけど、聞き入れてくれなかったから……」


 港町サウスポートの住人はほぼ皆殺しだった。生き残った女子どもは当然奴隷として連れ去られる。
 そんな惨状、防げるのなら防ぎたかった。


 子どもだったローズは、前世の記憶が戻ってすぐ婚約者である王子にそれを話してしまった。
 自分は悪役令嬢なのだと。あなたに断罪されるのだと。
 こちらもまだ子どもだった王子さまは、ローズの話をすんなりと信じてくれた。

 その後、少女漫画キミイチの詳細を思い出し父親に助言した。ガーネット公爵家の没落の原因になる海賊襲来を回避したかったのだ。
 備えさえあれば回避できる惨状だったのだから。
 王子さまがすぐに受け入れてくれた事実に、自分の父親もローズの言を聞き入れてくれるだろうと信じて疑わなかった。

 だが、父親は7歳の娘のことばより、再婚した若い後妻のことばに信を置いた。
 前妻の娘であるローズは彼にとって気味の悪い生き物になってしまった。



「よく、信じてもらえたね……だって、お父さんには、その……」

 ファティマの歯切れの悪いことばに苦笑以外のなにができるだろうと、ぼんやりローズは思う。

 血の繋がった父親に信頼されなかった経験から、修道院送りになったばかりのころのローズは慎重になった。
 時間をかけた。
 修道院で周りの信頼を勝ち取るため、従順で敬虔な信者になりきった。
 そのうえで、当時の院長に『夢で天使からお告げを受けた』と相談した。

 信頼を勝ちとり相談するまで、じつに三年間を費やした。そして――。



「信じてもらえたわよ。天使さまからの刻印があったから」

「刻印?」

「額にまるく、傷痕があるわ。今でも残っているかしら?」

 普段はシスターベールで隠されている額。
 少しだけ布地を避けてファティマに見せれば、彼女は真剣な瞳でじっくりと検分している。

「うっすらとだけど……おでこの中央に、まるく、輪の痕が……なにこれ」

 ファティマの細い指が、こわごわと額の中央に触れる。滑らかな額に、でこぼこした傷痕。

港町サウスポートの守護天使・タブリスさまからの刻印よ。夢の中で、誰も信じないならこれを見せろってガツンとやられたの。起きたら本当に傷がついていたわ」


 嘘である。
 まだだれも起きてこない早朝。形見として持っていた実母の指輪を額に押し当て痕をつけてから、自分で鏡を見つつナイフで傷つけたのだ。
 これはフランスのモンサンミシェル建設秘話をアレンジした。聖痕だと訴えればことばに説得力が増すだろうと。

 途轍もなく怖かったし痛かったが、周囲の大人の信頼を勝ち得るために強行した。

 ローズにとって(というよりその港町にとって)幸いなことに、彼女が相談した修道院の院長は理性的な人だった。そして敬虔な信徒であり、神のお告げを信じる人だった。彼女はローズのことばを頭から否定したりせず(額から血を流す10歳の少女を無視することもできなかったのだろう)、すぐに聖教会本部と連絡をとり、ローズのことばが真実なのか判定を委ねた。

 教会の枢機卿が複数人訪れローズの審査をした。
 彼女の出自はもとより、日頃の態度や言動に矛盾はないか調べ、額の傷跡を検分した。教会の秘宝である『真実をうつす水晶玉』を持ち出し、ローズに持たせ質問を繰り返した。
 これは嘘発見機のような作用をする。嘘を言えば、赤く光り、本当のことならば白っぽく光る。
 本人が本当だと思っていることは『本当』だと判定されるのだ。
 ローズは自分に言い聞かせた。『わたしはマヤ。役になりきるの。ローズは天使にお告げを受けた奇跡の子よ!』と。

 結果、彼女の言に嘘はないと判定された。
 同時にこの港町の管理のずさんさが王都に伝えられた。
 どうやら公爵は、インフラ整備や警備にかかる費用を一切捻出していなかったらしい。

 そして枢機卿は結論づけた。
 万全の準備をしたうえで、ローズが言うところの『海賊襲来』するその日まで様子を見守ろうと。

 ローズの審査をした枢機卿は、彼女の前に跪き『幼き聖女よ。この街を守り給え』と頭を垂れた。実質、教会から奇跡認定されたのと同義だった。


「教会側から『予言は本物』っていう認定が下りたから、隣の領のサウェスト辺境伯さまに、恥ずかしながらとわたしの身分を明かして頼ったわ。不甲斐ない父に代わってお願いします、この港町を守ってください。ですが、海賊が次に襲うのは辺境伯領こちらです、一緒に被害を受けますか? と予言を付け加えてね」


 漫画キミイチのとおりにことが進むのなら、ガーネット公爵領のサウス地方すべてがなし崩し的に壊滅する。隣接するサウェスト辺境伯領に被害がないなんて考えられない。だからちょっとだけ盛った。


「それは……脅したって言うんじゃないの?」

 ファティマがかわいい顔を顰めながら訊く。
 ローズは肩をすくめる。

「あら。人聞きの悪い。一蓮托生で野垂れ死ぬよりマシだと思ったから忠告の意味も込めたのだけどねぇ。あと、隣の領なのにわざわざ救ったとなれば、今後、この港町サウスポートの管轄はそちらに移譲されるでしょう、とも言ったわ。当然よね? 元々の領主は打ち捨てていたのだもの。ちゃんと管理できる者が管理するほうがいいわ。
 町の人も公爵家の名ばかりの庇護下から、もう離脱したいと訴えていたし」

「……つまり、海賊は来たのね。予言は成就した、と」

 なぜかファティマの瞳がキラキラと輝いている。そこはかとなく嬉しそうだ。『予言』を信じたらしい。

(単純な子で助かるというか、可愛らしいというべきかしら)




「そう、ね。……ファティマがもし、海賊で……街を襲撃するならいつにする? 一日のうち、何時ごろ?」

「え? ……そりゃあ、人のいない深夜? 月の無い夜とかに襲撃ってするんじゃないの?」

「逆よ。真っ昼間だったわ。救難信号旗を掲げて、表向きは普通の貨物船の顔をして。港のド真ん中に乗り込んできたわ。救難信号旗を掲げている船はね、それがどこの国籍の船でも救うの。それが海のルール。海賊はそれを悪用したの。港の中央にスピードも緩めず乗り込んで、桟橋やら諸々壊して、その後上陸。簒奪と殺戮をする予定だった」

 思い出したのが『漫画』だったから、当然、絵があるのだ。
 海賊襲撃のさまも絵として克明に思い出せた。

「……予定? それもローズが予言していて、防いだ……ってこと?」

 ファティマの疑問に頷くことで応えた。

「襲撃の日付は分からなかったけど、いつもは来ない他国籍の見慣れない形の船だということは視えていたから、注意喚起はできたわね」


しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

婚約解消して次期辺境伯に嫁いでみた

cyaru
恋愛
一目惚れで婚約を申し込まれたキュレット伯爵家のソシャリー。 お相手はボラツク侯爵家の次期当主ケイン。眉目秀麗でこれまで数多くの縁談が女性側から持ち込まれてきたがケインは女性には興味がないようで18歳になっても婚約者は今までいなかった。 婚約をした時は良かったのだが、問題は1か月に起きた。 過去にボラツク侯爵家から放逐された侯爵の妹が亡くなった。放っておけばいいのに侯爵は簡素な葬儀も行ったのだが、亡くなった妹の娘が牧師と共にやってきた。若い頃の妹にそっくりな娘はロザリア。 ボラツク侯爵家はロザリアを引き取り面倒を見ることを決定した。 婚約の時にはなかったがロザリアが独り立ちできる状態までが期間。 明らかにソシャリーが嫁げば、ロザリアがもれなくついてくる。 「マジか…」ソシャリーは心から遠慮したいと願う。 そして婚約者同士の距離を縮め、お互いの考えを語り合う場が月に数回設けられるようになったが、全てにもれなくロザリアがついてくる。 茶会に観劇、誕生日の贈り物もロザリアに買ったものを譲ってあげると謎の善意を押し売り。夜会もケインがエスコートしダンスを踊るのはロザリア。 幾度となく抗議を受け、ケインは考えを改めると誓ってくれたが本当に考えを改めたのか。改めていれば婚約は継続、そうでなければ解消だがソシャリーも年齢的に次を決めておかないと家のお荷物になってしまう。 「こちらは嫁いでくれるならそれに越したことはない」と父が用意をしてくれたのは「自分の責任なので面倒を見ている子の数は35」という次期辺境伯だった?! ★↑例の如く恐ろしく省略してます。 ★9月14日投稿開始、完結は9月16日です。 ★コメントの返信は遅いです。 ★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。 ♡注意事項~この話を読む前に~♡ ※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。 ※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。 ※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。 ※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります) ※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。 ※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません

消えた令息が見えるのは私だけのようです

gacchi
恋愛
公爵家の嫡子でもあるエルヴィラは婚約者である第三王子の振る舞いに悩まされていた。浮気相手のイザベラにからまれる毎日にうんざりし、どうにか婚約解消できないものかと思っていた。そんな時、幼馴染の公爵令息アロルドが行方不明に。一週間も行方がわからない初恋の相手を心配していたが、なぜかエルヴィラの部屋に現れた。「俺が見えるのはエルヴィラだけのようなんだ」消えてしまったアロルドは元に戻るのか?第三王子との婚約は無事に解消できるのか?

王太子様には優秀な妹の方がお似合いですから、いつまでも私にこだわる必要なんてありませんよ?

木山楽斗
恋愛
公爵令嬢であるラルリアは、優秀な妹に比べて平凡な人間であった。 これといって秀でた点がない彼女は、いつも妹と比較されて、時には罵倒されていたのである。 しかしそんなラルリアはある時、王太子の婚約者に選ばれた。 それに誰よりも驚いたのは、彼女自身である。仮に公爵家と王家の婚約がなされるとしても、その対象となるのは妹だと思っていたからだ。 事実として、社交界ではその婚約は非難されていた。 妹の方を王家に嫁がせる方が有益であると、有力者達は考えていたのだ。 故にラルリアも、婚約者である王太子アドルヴに婚約を変更するように進言した。しかし彼は、頑なにラルリアとの婚約を望んでいた。どうやらこの婚約自体、彼が提案したものであるようなのだ。

私とお母さんとお好み焼き

white love it
経済・企業
義理の母と二人暮らしの垣谷操。貧しいと思っていたが、義母、京子の経営手腕はなかなかのものだった。 シングルマザーの織りなす経営方法とは?

【完結】婚姻無効になったので新しい人生始めます~前世の記憶を思い出して家を出たら、愛も仕事も手に入れて幸せになりました~

Na20
恋愛
セレーナは嫁いで三年が経ってもいまだに旦那様と使用人達に受け入れられないでいた。 そんな時頭をぶつけたことで前世の記憶を思い出し、家を出ていくことを決意する。 「…そうだ、この結婚はなかったことにしよう」 ※ご都合主義、ふんわり設定です ※小説家になろう様にも掲載しています

婚約も結婚も計画的に。

cyaru
恋愛
長年の婚約者だったルカシュとの関係が学園に入学してからおかしくなった。 忙しい、時間がないと学園に入って5年間はゆっくりと時間を取ることも出来なくなっていた。 原因はスピカという一人の女学生。 少し早めに貰った誕生日のプレゼントの髪留めのお礼を言おうと思ったのだが…。 「あ、もういい。無理だわ」 ベルルカ伯爵家のエステル17歳は空から落ちてきた鳩の糞に気持ちが切り替わった。 ついでに運命も切り替わった‥‥はずなのだが…。 ルカシュは婚約破棄になると知るや「アレは言葉のあやだ」「心を入れ替える」「愛しているのはエステルだけだ」と言い出し、「会ってくれるまで通い続ける」と屋敷にやって来る。 「こんなに足繁く来られるのにこの5年はなんだったの?!」エステルはルカシュの行動に更にキレる。 もうルカシュには気持ちもなく、どちらかと居言えば気持ち悪いとすら思うようになったエステルは父親に新しい婚約者を選んでくれと急かすがなかなか話が進まない。 そんな中「うちの息子、どうでしょう?」と声がかかった。 ルカシュと早く離れたいエステルはその話に飛びついた。 しかし…学園を退学してまで婚約した男性は隣国でも問題視されている自己肯定感が地を這う引き籠り侯爵子息だった。 ★↑例の如く恐ろしく省略してます。 ★8月22日投稿開始、完結は8月25日です。初日2話、2日目以降2時間おき公開(10:10~) ★コメントの返信は遅いです。 ★タグが勝手すぎる!と思う方。ごめんなさい。検索してもヒットしないよう工夫してます。 ♡注意事項~この話を読む前に~♡ ※異世界を舞台にした創作話です。時代設定なし、史実に基づいた話ではありません。【妄想史であり世界史ではない】事をご理解ください。登場人物、場所全て架空です。 ※外道な作者の妄想で作られたガチなフィクションの上、ご都合主義なのでリアルな世界の常識と混同されないようお願いします。 ※心拍数や血圧の上昇、高血糖、アドレナリンの過剰分泌に責任はおえません。 ※価値観や言葉使いなど現実世界とは異なります(似てるモノ、同じものもあります) ※誤字脱字結構多い作者です(ごめんなさい)コメント欄より教えて頂けると非常に助かります。 ※話の基幹、伏線に関わる文言についてのご指摘は申し訳ないですが受けられません

婚約破棄された令嬢は魔法で仕返しいたします!

チーズたると
恋愛
理不尽な婚約破棄がマーガレットを襲った。 許すまじ…このままで済むと思うなよ王子――。 そんな復讐の炎に燃える体育会系の姫が紡ぎあげる、ポジティブなファンタジー復讐小説。

「自重知らずの異世界転生者-膨大な魔力を引っさげて異世界デビューしたら、規格外過ぎて自重を求められています-」

mitsuzoエンターテインメンツ
ファンタジー
 ネットでみつけた『異世界に行ったかもしれないスレ』に書いてあった『異世界に転生する方法』をやってみたら本当に異世界に転生された。  チート能力で豊富な魔力を持っていた俺だったが、目立つのが嫌だったので周囲となんら変わらないよう生活していたが「目立ち過ぎだ!」とか「加減という言葉の意味をもっと勉強して!」と周囲からはなぜか自重を求められた。  なんだよ? それじゃあまるで、俺が自重をどっかに捨ててきたみたいじゃないか!  こうして俺の理不尽で前途多難?な異世界生活が始まりました。  ※注:すべてわかった上で自重してません。

処理中です...