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辺境の造船都市 クルトラカ
剣を手にして
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目が覚めた。
サティは隣でぐっすりと寝ている。
外は真っ暗だ、まだ夜中なのだろう。
もう一度寝ようとして、嫌な匂いに気が付いた。
匂いというより、気配か。
何かが腐ったような、そんな気配が肌にまとわりつく。
何かが起きている。
そう直感した。
俺は布団から出ると、窓から外を眺めてみた。
月明かりに照らされた畑は、別段変わった様子はない。
畑を荒らす者たちがこれから現れるのかもしれない。
俺は、そっと玄関へ向かった。
サティとオーリック婆さんを危険な目にあわせたくはない。
外は静かで、虫の音も聞こえなかった。
頭上で満月が輝く。
この世界の月も、俺の元いた世界と同じような月だ。
たまにはこうやって月を見上げるのも良いものかもしれない。
ーーーこのべっとりとした空気だけが、穏やかな夜を不穏なものにさせていた。
畑は家の周りを囲むように広がっている。一周すると数分はかかるだろうか。
ところどころの畑で、作物が無残に割れ、散らばっている。
闇に目を凝らしながら家の周りを歩いていると、畑の向こうで何かが動いた気がした。
なんだ?と思わず呟く。
腐敗臭が一層強くなり、鼻を刺激する。
月が雲に隠れ、闇が濃くなる。
何かはまだ見えない。
「ユーリ?」そのとき、家からサティの声が聞こえた。
俺は振り返った。
玄関の扉にもたれるように、サティは立っていた。
右手で目元を搔いている。
「サティ、危ないから家の中に戻っててくれ」
「いやだ。ユーリと一緒にいる」
雲が流され、月が出た。月明かりにサティの銀髪がきらりと光る。
そのとき、サティの顔が強張った。目を見開いて、俺の方を指さす。
とっさに畑の方を振り返ると、3体の骸骨が畑のすぐそばに立っていた。
腐敗臭の正体はこいつらだとわかる。
骸骨はそれぞれ、手に剣や槍などの武器を持っている。
汚く汚れているように見えるが、まともに斬りつけられれば大けがするだろう。
歩くたびにカラカラと骨と骨が当たる音がする。
「ユーリ!どうしよう!」
サティが慌てて声を上げる。
何か武器が欲しいと思い、あたりを見渡すが木の棒も見つからない。
「サティはそこから動くな!俺が守るから!」
自分を奮い立たせるために、強い言葉を使う。
骸骨たちは、俺を見た。
もちろん目玉はないから、目が合うこともない。
だが、眼球があるべき窪みに宿る暗い闇が、たしかに俺を捉えていた。
骸骨たちは、武器を構えて走りこんでくる。
畑の作物などお構いなしだ。
「ユーリ、これを使いな!」オーリック婆さんの声が聞こえた。
いつの間にか婆さんは、手に剣を持っている。
俺は急いで婆さんから剣を受け取った。
剣なんて初めて持つが、ずっしりとした重みはすぐに体に馴染んだ。
柄のひんやりとした感触が、心を落ち着かせる。
「息子のなんだ。こんな目に巻き込んですまないね」
「心配いらないよ、婆さん。ありがとう」
俺は骸骨たちと向き合った。
走る骸骨たちは、いよいよ畑を抜けて家の前にたどりつこうとしていた。
ここで俺が食い止めなければ。
剣を握る右手に力が入る。
深く息を吸って、ゆっくりと吐き出す。
1体の骸骨が先陣を切って向かってきた。
骨についた土や剣の錆が見える距離だ。
骸骨が振り下ろす剣を横に飛んでかわす。
腕の動きはあまり早くない。この程度であれば余裕だ。
骸骨の胴を狙って、袈裟に切り込む。
骨がボロボロと崩れ落ちた。
あまり手ごたえはない。
俺は残りの2体に狙いを定めた。
「まとめてかかってこい!」
俺の言葉がわかったのか、骸骨たちは1体目と同じように突っ込んできた。
手に持つ武器は槍と剣だ。
知能は低いのか、腕を振り上げて斬りつけるというワンパターンの動きしかしない。
俺は剣を持つ骸骨に狙いを定め、隙を見て切り込んだ。
さっきと同じように骨が崩れ落ちて、足元に転がった。
あと1体だ。
無表情の骸骨と向き合う。
骸骨が動き出すのを待っていたそのとき、サティの叫び声が聞こえた。
家を振り返ると、初めに倒したはずの骸骨が元通りに立ち上がり、サティに向かって突進していた。
「やめろ!」
俺は咄嗟に剣を投げつけた。
骸骨の背中に剣は当たり、骨がまた地面に散らばっていく。
「ユーリ、危ない!!」
サティが俺の後ろを見て叫んだ。
3体目の骸骨が持つ槍が、俺の腹をめがけて突き出される。
この距離では避けられない。
咄嗟のことに体も反応しない。
痛みを覚悟した瞬間、骸骨に火球が直撃した。
燃え上がる骸骨は、くぐもったような声を出して暴れている。
効いている。
「ユーリ、わたしは大丈夫だから!」
サティは右手を骸骨に向けて突き出していた。
「サティ、そんなことができたのか」
「ユーリを守らなきゃって思ったら、できたよ」
俺が守るなんて言いながら、逆に守られてしまうなんて。
少し恥ずかしいが、ほっとした。
さて、残り2体の骸骨をどうするか。
骨は自然と動き始め、人の形を取り始めている。
剣の攻撃は効かないが、炎は確実に効いている。
俺も炎を出すことができれば、と考えて閃いた。
俺は、サティの火を利用できる。できるということがわかる。
多分、風水師の才のおかげだろう。
自分で火を生み出すことはできないが、火の持つ自然のエネルギーを剣に纏えばいいんだ。
イメージができれば後は簡単だ。
まずは地面に落ちた剣を再び手にする。
焼け焦げた骸骨の、小さくなった火に意識を向ける。
赤く激しい炎のエネルギー。
剣と火を一直線に結ぶ。燃える糸で結ぶ。
赤い糸で剣をぐるぐると巻いていく。
右手に持つ剣から、火のエネルギーが感じられるようになってきた。
エネルギーは少しずつ溜まっていく。
そして、あふれそうになったとき、剣が一気に燃え上がった。
「すごいすごい!」サティが家の前でぴょんぴょん跳ねている。
本当にすごいのはサティだよ、と後で教えてあげよう。
今は残りの骸骨たちを倒すのが先だ。
骸骨たちはちょうど起き上がり始めた。
見た目は不気味だが、有効的な攻撃方法さえ分かれば、何のことはない。
骸骨たちの武器を躱して、斬りつける。燃え上がる剣で骨を焼く。
最後の骸骨を切り結んで、ほっと一息ついた。
終わった。
「終わった・・・」とオーリック婆さんの漏れるような声が聞こえてきた。
「ああ、終わったよ。畑は少し荒らされたけど、みんな無事だ」
「良かった。良かった」と言って婆さんは、サティを抱きしめた。
ひとつわかったことがある。
この世界で生きていくためには、やはり強さが必要だ。
今回のように、人外の存在と戦わなければならないことだってあるだろう。
それに、俺たちは、ほかの転生者と対峙することがきっとある。
俺もサティを守ることができるようにならないと。
剣の柄を握りしめて、俺は、サティとオーリック婆さんの元へ歩いて行った。
サティは隣でぐっすりと寝ている。
外は真っ暗だ、まだ夜中なのだろう。
もう一度寝ようとして、嫌な匂いに気が付いた。
匂いというより、気配か。
何かが腐ったような、そんな気配が肌にまとわりつく。
何かが起きている。
そう直感した。
俺は布団から出ると、窓から外を眺めてみた。
月明かりに照らされた畑は、別段変わった様子はない。
畑を荒らす者たちがこれから現れるのかもしれない。
俺は、そっと玄関へ向かった。
サティとオーリック婆さんを危険な目にあわせたくはない。
外は静かで、虫の音も聞こえなかった。
頭上で満月が輝く。
この世界の月も、俺の元いた世界と同じような月だ。
たまにはこうやって月を見上げるのも良いものかもしれない。
ーーーこのべっとりとした空気だけが、穏やかな夜を不穏なものにさせていた。
畑は家の周りを囲むように広がっている。一周すると数分はかかるだろうか。
ところどころの畑で、作物が無残に割れ、散らばっている。
闇に目を凝らしながら家の周りを歩いていると、畑の向こうで何かが動いた気がした。
なんだ?と思わず呟く。
腐敗臭が一層強くなり、鼻を刺激する。
月が雲に隠れ、闇が濃くなる。
何かはまだ見えない。
「ユーリ?」そのとき、家からサティの声が聞こえた。
俺は振り返った。
玄関の扉にもたれるように、サティは立っていた。
右手で目元を搔いている。
「サティ、危ないから家の中に戻っててくれ」
「いやだ。ユーリと一緒にいる」
雲が流され、月が出た。月明かりにサティの銀髪がきらりと光る。
そのとき、サティの顔が強張った。目を見開いて、俺の方を指さす。
とっさに畑の方を振り返ると、3体の骸骨が畑のすぐそばに立っていた。
腐敗臭の正体はこいつらだとわかる。
骸骨はそれぞれ、手に剣や槍などの武器を持っている。
汚く汚れているように見えるが、まともに斬りつけられれば大けがするだろう。
歩くたびにカラカラと骨と骨が当たる音がする。
「ユーリ!どうしよう!」
サティが慌てて声を上げる。
何か武器が欲しいと思い、あたりを見渡すが木の棒も見つからない。
「サティはそこから動くな!俺が守るから!」
自分を奮い立たせるために、強い言葉を使う。
骸骨たちは、俺を見た。
もちろん目玉はないから、目が合うこともない。
だが、眼球があるべき窪みに宿る暗い闇が、たしかに俺を捉えていた。
骸骨たちは、武器を構えて走りこんでくる。
畑の作物などお構いなしだ。
「ユーリ、これを使いな!」オーリック婆さんの声が聞こえた。
いつの間にか婆さんは、手に剣を持っている。
俺は急いで婆さんから剣を受け取った。
剣なんて初めて持つが、ずっしりとした重みはすぐに体に馴染んだ。
柄のひんやりとした感触が、心を落ち着かせる。
「息子のなんだ。こんな目に巻き込んですまないね」
「心配いらないよ、婆さん。ありがとう」
俺は骸骨たちと向き合った。
走る骸骨たちは、いよいよ畑を抜けて家の前にたどりつこうとしていた。
ここで俺が食い止めなければ。
剣を握る右手に力が入る。
深く息を吸って、ゆっくりと吐き出す。
1体の骸骨が先陣を切って向かってきた。
骨についた土や剣の錆が見える距離だ。
骸骨が振り下ろす剣を横に飛んでかわす。
腕の動きはあまり早くない。この程度であれば余裕だ。
骸骨の胴を狙って、袈裟に切り込む。
骨がボロボロと崩れ落ちた。
あまり手ごたえはない。
俺は残りの2体に狙いを定めた。
「まとめてかかってこい!」
俺の言葉がわかったのか、骸骨たちは1体目と同じように突っ込んできた。
手に持つ武器は槍と剣だ。
知能は低いのか、腕を振り上げて斬りつけるというワンパターンの動きしかしない。
俺は剣を持つ骸骨に狙いを定め、隙を見て切り込んだ。
さっきと同じように骨が崩れ落ちて、足元に転がった。
あと1体だ。
無表情の骸骨と向き合う。
骸骨が動き出すのを待っていたそのとき、サティの叫び声が聞こえた。
家を振り返ると、初めに倒したはずの骸骨が元通りに立ち上がり、サティに向かって突進していた。
「やめろ!」
俺は咄嗟に剣を投げつけた。
骸骨の背中に剣は当たり、骨がまた地面に散らばっていく。
「ユーリ、危ない!!」
サティが俺の後ろを見て叫んだ。
3体目の骸骨が持つ槍が、俺の腹をめがけて突き出される。
この距離では避けられない。
咄嗟のことに体も反応しない。
痛みを覚悟した瞬間、骸骨に火球が直撃した。
燃え上がる骸骨は、くぐもったような声を出して暴れている。
効いている。
「ユーリ、わたしは大丈夫だから!」
サティは右手を骸骨に向けて突き出していた。
「サティ、そんなことができたのか」
「ユーリを守らなきゃって思ったら、できたよ」
俺が守るなんて言いながら、逆に守られてしまうなんて。
少し恥ずかしいが、ほっとした。
さて、残り2体の骸骨をどうするか。
骨は自然と動き始め、人の形を取り始めている。
剣の攻撃は効かないが、炎は確実に効いている。
俺も炎を出すことができれば、と考えて閃いた。
俺は、サティの火を利用できる。できるということがわかる。
多分、風水師の才のおかげだろう。
自分で火を生み出すことはできないが、火の持つ自然のエネルギーを剣に纏えばいいんだ。
イメージができれば後は簡単だ。
まずは地面に落ちた剣を再び手にする。
焼け焦げた骸骨の、小さくなった火に意識を向ける。
赤く激しい炎のエネルギー。
剣と火を一直線に結ぶ。燃える糸で結ぶ。
赤い糸で剣をぐるぐると巻いていく。
右手に持つ剣から、火のエネルギーが感じられるようになってきた。
エネルギーは少しずつ溜まっていく。
そして、あふれそうになったとき、剣が一気に燃え上がった。
「すごいすごい!」サティが家の前でぴょんぴょん跳ねている。
本当にすごいのはサティだよ、と後で教えてあげよう。
今は残りの骸骨たちを倒すのが先だ。
骸骨たちはちょうど起き上がり始めた。
見た目は不気味だが、有効的な攻撃方法さえ分かれば、何のことはない。
骸骨たちの武器を躱して、斬りつける。燃え上がる剣で骨を焼く。
最後の骸骨を切り結んで、ほっと一息ついた。
終わった。
「終わった・・・」とオーリック婆さんの漏れるような声が聞こえてきた。
「ああ、終わったよ。畑は少し荒らされたけど、みんな無事だ」
「良かった。良かった」と言って婆さんは、サティを抱きしめた。
ひとつわかったことがある。
この世界で生きていくためには、やはり強さが必要だ。
今回のように、人外の存在と戦わなければならないことだってあるだろう。
それに、俺たちは、ほかの転生者と対峙することがきっとある。
俺もサティを守ることができるようにならないと。
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