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Ⅱ
しおりを挟む婚約をしてからライナル様とは月に何度かお茶をするようになった。
ほとんどは私がライナル様の元へ訪れてライナル様の時間が空いたときにお茶をするような感じだ。
ライナル様はほとんど話すことはしないけど、ときどき私の好きな花をプレゼントしてくれて、一緒にいると暖かい気持ちになった。
少なからず嫌悪はされていないと思う。
きっと初恋だった。
ライナル様は何も言わないけど、ずっとこのままの関係でいられるといいなと思っていた。
数年後、私達は王立学園に入学した。
ライナル様と近くにいられる時間が増えてすごく嬉しかった。
会える時間は今までと変わらなくても、距離が近くなるだけでこんなにも嬉しいものだったのだとわかった。
この頃には淡い恋心も芽を出し、確かな愛へと変化していた。
相変わらずライナル様は会話をほとんどしてくれないけど、それなりに大切にされているとは思う。
ライナル様も少なからず想ってくれていたらという淡い期待も少しはあった。
彼が学園で女生徒と笑いあっている姿を見るまでは。
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