【R18】奪われた令嬢は、蒼穹の騎士に焦愛される

第10話① 真の妻※

「あっ、んっ、ん――」

　彼の舌が指を這い、爪の間に粘膜が当たり、ぴくんぴくんと身体が揺れる。

　そうして、わたしの外出着のワンピースを、そっと彼が脱がしていく。
　
　露わになった白い肌に、彼が幾重にも口づけを落としていく。時々、彼の唇が柔らかく肌を吸っていった。赤い宝石のような跡が、全身にちりばめられていく。

「ルビーの肌に、触れたかったんだ、もう一生触れることは出来ないと思ってた」

　そうして、一度首筋に彼の唇が戻る。首筋から鎖骨を、彼の舌がゆっくりとなめていく。
　また口づけられた後に、彼が鎖骨を丁寧に愛撫してくる。

「あっ、ん、あ、あ……」

　優しい手つきに、下半身がきゅうっと疼いた。
　長くて綺麗な彼の指が、腰骨から太腿をなぞる。しばらくの間、太腿を撫でられて、堪らず喘ぐ。
　そうして、乳房の頂に触れるか触れないかぐらいの位置で、彼の両手が動く。先端が彼の手で擦れて、ぴくんぴくんと身体が揺れた。
　彼の唇が、赤い頂を食む。彼の口の中で、突起を転がされる。

「あっ…んっ…あ……アイゼン様ぁ……」

「ルビーの瞳みたいに、綺麗に赤く熟れていて可愛い」

　そう言いながら、彼の指が割れ目に伸びて、ゆっくりと前後に動き始めた。
　すでにぬるぬるに濡れてしまっている花弁の奥にある花壺に、彼の指がゆっくりと侵入する。そうして、淫らな水音を立てながら、長い指がじゅぽじゅぽと抜き差しを始めた。

「んっ……あっ、あっ……そこは……」

「指がどんどん、君の蜜で濡れていってる――」

　彼の綺麗な指を、淫らな蜜が汚していく様を想像してしまい、恥ずかしくてたまらない。

「ほぐれてきたね、そろそろ君の中に入っても大丈夫――？」