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2日目
40※
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巨根に穿たれた狭穴がみちみちと外側に向かって押し広げられていく。
催淫効果のせいか、確かに痛みよりも互いが擦れあう感覚の方が強かった。
相手の肌に爪が食い込んでいたが、だんだんと指先に力が入らなくなっていく。
下腹に圧倒的な熱を感じて、ヒルダの頭がどんどん白んでいく。
「あ……あぅっ……」
「ああ、ごめんね、途中で引っかかっちゃったや……ぎゅうぎゅうに君が締め付けてくるもんだから……」
熱塊が膜を破ると、大腿部に温かな何かが溢れていくのを感じる。
熱剣によって下腹が炙られたかのように熱い。
ヒルダは力の入らない指で、懸命にジークフリートの背にしがみついた。
ものすごい質量で自分自身が壊れてしまわないか心配になるほどだ。
「……っあっ……ああっ……」
「ああ、想像以上に気持ちが良いな……惜しむらくは強姦魔扱いなことぐらい……ああ、軽口ばっかりでごめんね。もう少し、根元まで……」
ジークフリートの表情が一瞬だけ苦悶に満ちた。
ヒルダはぎゅっと瞼を瞑る。
「……っ」
そうして、両脚の間、相手の下腹がぶつかってきたのが分かる。
ジークフリートが息を吐いた。
「あ……」
「ほら、ヒルダ……全部入ったよ」
あれだけ嫌だ嫌だと騒いでいたが――
結ばれると、なぜだかほっとして涙が溢れてきた。
「私は……ジークと繋がって……」
長くて優美な指が、彼女の涙を拭う。
同時に流れて行った跡を、彼の唇が這うと、なんだかくすぐったく感じた。
下腹全体が熱剣によって支配され、満ち満ちた感覚に陥る。
「ああ、結ばれてしまったんだな……」
そうは言ったものの、本当はずっとこうなりたかったのだという思いが、胸の底から湧き上がってくるようだった・
「ヒルダ、そんなに悲しそうにされると、俺としてもショックだなあ……」
相手の身体がヒルダの身体を潰さないようにゆっくりと沈み込んでくると、心地よい重みを感じる。
全身が汗でびっしょり濡れており、互いの肌が艶めかしく張り付きあった。
甘く蕩けるような声が、鼓膜を震わせてくる。
「まあ、俺は幸せいっぱいだけどね……君の中を全部俺で満たしてるなんて、最高じゃないか、ずっとこの瞬間を待っていたんだ――最高に幸せだ」
そんな風に言われると、緊急事態だということも忘れて、心が弾みそうになる。
「いやな……わけじゃあ……」
だけど、言葉でどう表現して良いか分からずに、それ以上言葉を伝えることが出来なくなった。
(流されたわけじゃなくって……なんだろう、身体の深い部分が相手を求めているというか……やっぱり流されているのだろうか……!?)
羞恥心が高まってしまい。相手を直視できそうになくて視線を反らす。
「この二日間の強気な君も素敵だし、侵入している間、悩ましいというか苦しそうな君の顔も可愛かったけれど、今そうやって恥ずかしがってるところも、可愛くて仕方がないな」
「ジーク……」
そうして、ヒルダはジークフリートを振り仰いだ。
すると、彼が彼女の頬に何度も何度も口づけを落とす。
幸福感が胸いっぱいに広がっていくのが分かって、なんだかとても気恥ずかしかった。
だけど――
(このままだと、この人は消滅してしまって……)
胸の中にどうしてもしこりが残る。
「さて、君の願いを叶える時が来た。聖女でも魔王でもない、ただの一人の女性に戻るんだ、ヒルダ」
少しだけ軽口だった彼の顔がキリリと引き締まる。
「愛しているよ、ヒルダ、俺の最愛――俺の力の全てを君に託そう……」
ジークフリートの身体が淡く発光しはじめる。
「ジーク、待っ……!」
彼が腰を揺らして最奥を突いた。
瞬間、ヒルダの意識が爆ぜたのだった。
催淫効果のせいか、確かに痛みよりも互いが擦れあう感覚の方が強かった。
相手の肌に爪が食い込んでいたが、だんだんと指先に力が入らなくなっていく。
下腹に圧倒的な熱を感じて、ヒルダの頭がどんどん白んでいく。
「あ……あぅっ……」
「ああ、ごめんね、途中で引っかかっちゃったや……ぎゅうぎゅうに君が締め付けてくるもんだから……」
熱塊が膜を破ると、大腿部に温かな何かが溢れていくのを感じる。
熱剣によって下腹が炙られたかのように熱い。
ヒルダは力の入らない指で、懸命にジークフリートの背にしがみついた。
ものすごい質量で自分自身が壊れてしまわないか心配になるほどだ。
「……っあっ……ああっ……」
「ああ、想像以上に気持ちが良いな……惜しむらくは強姦魔扱いなことぐらい……ああ、軽口ばっかりでごめんね。もう少し、根元まで……」
ジークフリートの表情が一瞬だけ苦悶に満ちた。
ヒルダはぎゅっと瞼を瞑る。
「……っ」
そうして、両脚の間、相手の下腹がぶつかってきたのが分かる。
ジークフリートが息を吐いた。
「あ……」
「ほら、ヒルダ……全部入ったよ」
あれだけ嫌だ嫌だと騒いでいたが――
結ばれると、なぜだかほっとして涙が溢れてきた。
「私は……ジークと繋がって……」
長くて優美な指が、彼女の涙を拭う。
同時に流れて行った跡を、彼の唇が這うと、なんだかくすぐったく感じた。
下腹全体が熱剣によって支配され、満ち満ちた感覚に陥る。
「ああ、結ばれてしまったんだな……」
そうは言ったものの、本当はずっとこうなりたかったのだという思いが、胸の底から湧き上がってくるようだった・
「ヒルダ、そんなに悲しそうにされると、俺としてもショックだなあ……」
相手の身体がヒルダの身体を潰さないようにゆっくりと沈み込んでくると、心地よい重みを感じる。
全身が汗でびっしょり濡れており、互いの肌が艶めかしく張り付きあった。
甘く蕩けるような声が、鼓膜を震わせてくる。
「まあ、俺は幸せいっぱいだけどね……君の中を全部俺で満たしてるなんて、最高じゃないか、ずっとこの瞬間を待っていたんだ――最高に幸せだ」
そんな風に言われると、緊急事態だということも忘れて、心が弾みそうになる。
「いやな……わけじゃあ……」
だけど、言葉でどう表現して良いか分からずに、それ以上言葉を伝えることが出来なくなった。
(流されたわけじゃなくって……なんだろう、身体の深い部分が相手を求めているというか……やっぱり流されているのだろうか……!?)
羞恥心が高まってしまい。相手を直視できそうになくて視線を反らす。
「この二日間の強気な君も素敵だし、侵入している間、悩ましいというか苦しそうな君の顔も可愛かったけれど、今そうやって恥ずかしがってるところも、可愛くて仕方がないな」
「ジーク……」
そうして、ヒルダはジークフリートを振り仰いだ。
すると、彼が彼女の頬に何度も何度も口づけを落とす。
幸福感が胸いっぱいに広がっていくのが分かって、なんだかとても気恥ずかしかった。
だけど――
(このままだと、この人は消滅してしまって……)
胸の中にどうしてもしこりが残る。
「さて、君の願いを叶える時が来た。聖女でも魔王でもない、ただの一人の女性に戻るんだ、ヒルダ」
少しだけ軽口だった彼の顔がキリリと引き締まる。
「愛しているよ、ヒルダ、俺の最愛――俺の力の全てを君に託そう……」
ジークフリートの身体が淡く発光しはじめる。
「ジーク、待っ……!」
彼が腰を揺らして最奥を突いた。
瞬間、ヒルダの意識が爆ぜたのだった。
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