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最終話※
しおりを挟む秋になった。
アルベルト様は我が国最難関の大学に見事合格。
父親の跡を継ぐだけでなく、自分でも新規事業を始めたいらしく、アルベルト様は張り切っていた。
ちなみに、彼の婚約者になった私をあからさまにいじめてくる御令嬢たちは学園からはいなくなった。やっかみみたいなのは時々あるけど、教師の先生たちがかばってくれる。
女子寮を退所した私は、アルベルト様の屋敷から学園に通いつつ、花嫁修業をこなす毎日だ。
そうして夜は――。
「あっ、やっ、アルベルト様っ――」
「メアリー愛してる、俺の天使」
裸のまま抱きしめあった私達の結合部がぐちゃんぐちゃんと鳴り響く。
繋がった二人の身体が激しく揺れ動き、ベッドがぎしぎしと音を立てた。
両方の乳房も激しく揺さぶられる。
「あっ、あっ、そんなに子宮を揺らされたら、私、も、ダメです……」
「メアリー――俺も限界だ――」
「ああっ――!」
絶頂を迎えた私の胎内に、熱い精がばらまかれた。
汗ばむ身体がぴったりと密着する。
疲れた身体を抱きしめられながら、彼が甘く囁いてきた。
「俺の可愛いメアリー、今日も最高だったよ……」
「はあ……アルベルト様……」
彼の体力についていくので毎日必死だ。
「そういえば君の好物はチョコだけど、俺の好物が何かは知ってるかい?」
「え? えっと、肉料理ですか?」
「違うよ」
そうして彼は甘い声で囁いた。
「俺の好物は君だよ、愛しているメアリー」
――見事チョコに釣られた私は、チョコ以上に甘々なアルベルト様から離れられなくなってしまったのでした。
(おしまい)
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