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後日談3※
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シトラスの爽やかな香りが鼻腔をついてくる。
背に逞しい胸板を感じた。
「まだ洋服は着させてあげない」
耳元で色香のある声音で告げられ、きゅうっと女性の芯が疼く。
「……ヒルデ……様」
伸びて来た指が、閉じていた私の両脚の間に差し入れられる。
秘裂に触れられると、ぐちゅんと音が鳴った。
「採寸してただけなんだけど、こんなに濡れちゃったの?」
「……あっ……それは……体が変で……」
否定が出来ない。
彼の指がぬるぬるの蜜池の上を動いた。
粘膜に触れられるだけで、蜜が溢れはじめ、彼の指や自身の脚、絨毯を汚す。
「ただ裸になって採寸しただけで、こんなにしちゃうなんて、エレナったらはしたないんだから……」
「あ、申し訳――」
つぷりと狭穴に、長い指が侵入してくる。
「ひゃあっ……」
「謝らなくて良いわ」
――その時。
ちょうど腰の辺りに王子の熱塊を感じた。
「アタシもおかしくなっちゃったみたいだから……ねえ、椅子に両手をついて」
言うがままに従う。
(執務室で私は何をやっているんだろう……)
羞恥で頭がおかしくなってしまいそうだ。
「ヒルデ様……ひあっ……」
「もう一本入れて試してみましょうか」
指がもう一本増える。
「ひあんっ……あ」
「あら、うっかり三本入れたけど……もう、エレナの受け入れ準備は万端なようね?」
しばらく、ぐちゅぐちゅとかき回された。
「あっ、そこはっ……ダメっ、何か来ちゃ……う」
異様に快感の強い場所を刺激され続けている内に、意識が遠のいていく。
「ああっ……――!」
吹き出した潮が、目の前の椅子と絨毯を汚してしまった。
肩で息をする私の首筋に、ヒルデ王子がちゅっと口づけてくる。
脚がガクガクした。
指を抜き去られた後、彼の雄根がますます大きくなっていることに気づく。
ふと、少しだけ振り返って、彼の様子を見る。
「アタシも昂って落ち着かないみたいね」
彼がさらりとした髪をかき上げた。
くつろげた下衣の中から、そそり立つ熱杭を取り出す。先走りが零れ始めているのが見えた。
「これだから、男はやなのよ……すぅぐ、大好きな女性を見ると反応しちゃうんだから……」
お尻の間にある割れ目の下を、ぬるぬると淫茎で刺激を与えられる。
しきりに陰核を擦られ、どんどん膨れ上がっていく。
「ひゃんっ、あっ、ああっ、あっ……」
まだ挿入前なのに、再び意識が遠のきかけた。
そんな中、先端が蜜口に触れてくる。
「ヒルデ、様……ああっ……」
もう何度目だろう、彼を受け入れるのは――。
背に逞しい胸板を感じた。
「まだ洋服は着させてあげない」
耳元で色香のある声音で告げられ、きゅうっと女性の芯が疼く。
「……ヒルデ……様」
伸びて来た指が、閉じていた私の両脚の間に差し入れられる。
秘裂に触れられると、ぐちゅんと音が鳴った。
「採寸してただけなんだけど、こんなに濡れちゃったの?」
「……あっ……それは……体が変で……」
否定が出来ない。
彼の指がぬるぬるの蜜池の上を動いた。
粘膜に触れられるだけで、蜜が溢れはじめ、彼の指や自身の脚、絨毯を汚す。
「ただ裸になって採寸しただけで、こんなにしちゃうなんて、エレナったらはしたないんだから……」
「あ、申し訳――」
つぷりと狭穴に、長い指が侵入してくる。
「ひゃあっ……」
「謝らなくて良いわ」
――その時。
ちょうど腰の辺りに王子の熱塊を感じた。
「アタシもおかしくなっちゃったみたいだから……ねえ、椅子に両手をついて」
言うがままに従う。
(執務室で私は何をやっているんだろう……)
羞恥で頭がおかしくなってしまいそうだ。
「ヒルデ様……ひあっ……」
「もう一本入れて試してみましょうか」
指がもう一本増える。
「ひあんっ……あ」
「あら、うっかり三本入れたけど……もう、エレナの受け入れ準備は万端なようね?」
しばらく、ぐちゅぐちゅとかき回された。
「あっ、そこはっ……ダメっ、何か来ちゃ……う」
異様に快感の強い場所を刺激され続けている内に、意識が遠のいていく。
「ああっ……――!」
吹き出した潮が、目の前の椅子と絨毯を汚してしまった。
肩で息をする私の首筋に、ヒルデ王子がちゅっと口づけてくる。
脚がガクガクした。
指を抜き去られた後、彼の雄根がますます大きくなっていることに気づく。
ふと、少しだけ振り返って、彼の様子を見る。
「アタシも昂って落ち着かないみたいね」
彼がさらりとした髪をかき上げた。
くつろげた下衣の中から、そそり立つ熱杭を取り出す。先走りが零れ始めているのが見えた。
「これだから、男はやなのよ……すぅぐ、大好きな女性を見ると反応しちゃうんだから……」
お尻の間にある割れ目の下を、ぬるぬると淫茎で刺激を与えられる。
しきりに陰核を擦られ、どんどん膨れ上がっていく。
「ひゃんっ、あっ、ああっ、あっ……」
まだ挿入前なのに、再び意識が遠のきかけた。
そんな中、先端が蜜口に触れてくる。
「ヒルデ、様……ああっ……」
もう何度目だろう、彼を受け入れるのは――。
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