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クリスマス・イブに浮気しやがって死ねば良いのにと叫んでいたら、私に意地悪ばかりしてくる天敵のはずの上司に喰われただけの話
2※
しおりを挟むそうして、私は夢を見た。
ゆっくりと羽織っていたトレンチコートとスーツを脱がされる。
ぷちんぷちんとブラウスの釦が外される音が聴こえたかと思うと、袖を通され、床に投げ捨てられてしまった。
勝負下着だと、クリスマスカラーのブラのホックを外されると、ふるりと両胸が解放される。
「ひゃんっ……あっ、あっ、あっ……」
膨らみの二つともを、ちょっとごつごつとした大きな手に包まれ、そのまま下から上に揉みしだかれる。
なんだか気持ちがよくて、そのまま快楽に身を委ねることにした。
ついでとばかりに、硬くなってしまった乳首を、ぬるりと誰かの口の中に咥えられ、そのまま吸われたり、転がされたりされる。
「ひあっ、あっ、そこ、気持ち良い」
「へえ、胸を弄られるのが好きなんだな」
どこかで聞いたことのあるような、低い声。
(浮気したあいつよりも、数倍上手……)
そんなことを思っていると、スーツのスカートをゆっくりと脱ぎ捨てられた。
黒い薄手のストッキングを、ぴりぴりと破られる。
裂けてしまって、脚の間に風が通って寒いなと思っていると、ショーツ越しに、溝を何度も弄られてしまった。
「んっ、あっ、ゃあっ……」
「ああ、すぐに濡れて、感度が高いんだな――」
なんだか褒められた気がする……なんて思っていると、紐で留めるタイプのショーツをするりと取り払われた。
「真面目な顔して、派手な下着だな」
勝負下着だと思って、とにかく気合を入れていたのだ。
しかし、酔い過ぎて、抵抗する気力もなかった。
狭穴にぬるりと長い指が差し込まれる。しばらく指でならされたかと思うと
――。
「きゃんっ……!」
ずぷりと熱い何かが狭穴を貫いてきた。
浮気した彼のものよりも巨大な何かが、身体の内側の粘膜をぬるぬると擦り上げてきて、なんだかかつてないほどに気持ちが良い。
「動いて良いか――?」
どうせ夢だと思って、頷いたら、巨根がずちゅずちゅと抽送されはじめた。
「あっ、あっ、やっ、あっ……!」
何度も何度も、巨大な陰茎が、奥を突いて来て、子宮を激しく揺さぶってくる。
(男の人とのセックスって、こんなにも気もちが良いものなの……?)
知らなかった。
夢とはいえども、あなどれない。
恥骨同士が何度もぶつかって、ぱちゅんぱちゅん、ぱんぱんと激しい音を鳴らした。
ぐちゅんぐちゅんと繋がり合った部分からも音が聴こえる。
「めちゃめちゃ締まりが良いな……これが名器か……」
「はっ、あっ、激しいっ……あっ、すご……ひあっ……!」
抜き差しの勢いが激しくて、盛りの動物にでも襲われているような感覚になってくる。
激しく腰をぶつけられて幾星霜――。
「出すぞ――」
そう言われた瞬間、下腹部が一気に熱くなる。きっと巨根から放たれた精子に違いない。ついでとばかりに、わたしの身体もびくびくと反応した。全身が痙攣する。
(これが噂の中イき――? すごい、気持ち良い……)
そうして、唇に、柔らかな何かが重なってきた。
「俺のものに耐えられる女は初めてだな――もう絶対に逃さない――」
何か不穏な言葉が聴こえた気がしたが、どうせ夢だからと思い、なんだかすごく気持ちが良い気分のまま眠りについたのだった。
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