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後日談 魔王様の天使な養分

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 お父様に懇願されると拒絶することなんて不可能だ。

「はい、分かりました……」

「ああ、良い子だな、セラフィー」

 そっと彼の熱杭の先端を、自身の蜜口に宛がうと、くちゅりと精と液とが交じり合う音が鳴る。

「そのまま、ゆっくり腰を落としてみろ……」

「はい……あッ……あ――」

 彼の形に馴らされた蜜道は、じゅぶじゅぶと相手の巨塊も容易に飲み込んでいく。

「ふあ……あふ……あ……」

「セラフィー」

「は……あ……全部……入り、ました」

「ああ……締まるな……」

 彼の滾る象徴全てを飲み込んだかと思うと――。

「あ」

 彼の大きな漆黒の六翼に優しく覆われる。
まるでお父様に全身を抱っこされているような感覚になった。
 繋がり合うと、彼のトロリとした視線を受けて、心臓がドクンどくんと落ち着かなくなる。

「セラフィー」

「お父様」

 軽いキスを何度か交わし、軽く二人で甘噛みしあっていると、勝手に腰がよがってしまい、ぐちゅんと二人の結合部から淫らな水音が鳴った。
 蕩けてしまいそうな程の熱を下腹に感じていると、次第に中で膨張していく。

「ああ、セラフィー、動いて良いか……? お前が動いてくれても良いがな……」

「私が動く……?」

「ああ……ほら、動いてみてくれよ……」

「はい……んッ……」

 ぎゅうぎゅうに肉壁を押し広げてくる巨大な熱棒の間を上下に動くと、それだけで快感が駆け上がっていく。

「ああ、その調子だ。俺も気持ちが良いから、もっとやってくれよ」

「はい……!」

 褒められると嬉しくなって、不慣れながらも膝を使って何度か動いた。
 重力で腰が落ちると、肌同士がぶつかり合う音と、結合部から溢れる愛液との交じり合った水音がパチュンと鳴る。
 ちょっと動いてみただけだが、結構体力を消耗するもののようだ。

(お父様、いつもたくさん動いてて凄い……)

 そんな尊敬をしていると――。

「お前の媚態を見れて良かったよ――ほら、あとは俺が引き継ぐから――」

「はい……あッ……んッ……んんッ……!」

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