県学園!

こんぶ

文字の大きさ
上 下
11 / 11

唐突なる最終回

しおりを挟む
「ふぁ~眠い」

「なぁ、西尾」

「はい?」

「…あの、俺ちらっと聞いちゃったんだけどさ」

「?あぁ」

「…なんでも、この小説、この回で終わりらしいぞ」

「…」

「…」

「──────────へ?」

「…」

「…」

「…」

「「えええええええええええ!?」」

「…どういうことだ!」

「…お、岡崎くん…」

「‥よし、こうなったら」

俺達は、一様に頷いた。

「「「作者のところに行くしかない!」」」

作者「…いや、どうなったらそんな思考回路になる…」

「出やがったな!作者め!」

作者「いや、俺は悪役か!ラスボスみたいな扱いしやがって…」

「まぁ、ラスボスみたいなものでしょ?」

作者「…否定はしないけどね(ニチャア)」

「うわっ、きもっ」

作者「ひどっ!」

「…て言うか、なんで最終回なんだ?というか、碧南はどこでそれ聞いたんだよ?イジメは?」

「イジメはもうなんとかなったよ。あれからいろいろあってさ。でもさ、最終回はよく分かんねぇよな…」

作者「理由は結構単純なんだなぁ」

「────!?」

「単純…?」

「俺達の学園生活がかかってんだぞ!」

作者「百も承知よ。理由はな…」

「ゴクリ」

作者「人気が無かったからだ」

「…」

…沈黙。

作者「…どうした?」

「たしかに、人気は必要だな!」

作者「だろ?」

「…だがな」

作者「おう」

「…それはダメだぁぁああ!!!」

作者「何がぁ!?」

「人気ないだけで、投稿をやめるのはないだろ!」

作者「いやだって、別の作品書きたいしさぁ」

「もしかしたらこの作品を待ちわびてる人もいるかも知れないだろ!」

作者「…ふぅ。だからと言って、なんだ?人気がないから待つ人もいないに決まってるだろ」

「…!!」

一同ははっとした表情になる。

作者「…ほら、最終回なんだし、なんか、読者に向けて言ったら?」

「…あのー、なんていうか、まぁ、これでこの話はおわりなんすけど、なんか、続きが気になる!って方がいたら、是非お気に入りとかしてもらえると幸いです」

「だけど、そんなに見られないから、お気に入りして貰えないと思うけど。別に大して面白くもない」

「いや、辛辣っ!」

「たしかに、続きは気にならんな…」

「ってことで、マジで最終回だけど!続きが気になる!続きが気にならない!面白い、面白くない!そう思った方は、是非お気に入り!を、よろしくおねがいします」

「まぁ、そこまで多数の人は見ないだろうからねぇ…いい、最終回だった」

「ウンウン」


しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

宵どれ月衛の事件帖

Jem
キャラ文芸
 舞台は大正時代。旧制高等学校高等科3年生の穂村烈生(ほむら・れつお 20歳)と神之屋月衛(かみのや・つきえ 21歳)の結成するミステリー研究会にはさまざまな怪奇事件が持ち込まれる。ある夏の日に持ち込まれたのは「髪が伸びる日本人形」。相談者は元の人形の持ち主である妹の身に何かあったのではないかと訴える。一見、ありきたりな謎のようだったが、翌日、相談者の妹から助けを求める電報が届き…!?  神社の息子で始祖の巫女を降ろして魔を斬る月衛と剣術の達人である烈生が、禁断の愛に悩みながら怪奇事件に挑みます。 登場人物 神之屋月衛(かみのや・つきえ 21歳):ある離島の神社の長男。始祖の巫女・ミノの依代として魔を斬る能力を持つ。白蛇の精を思わせる優婉な美貌に似合わぬ毒舌家で、富士ヶ嶺高等学校ミステリー研究会の頭脳。書生として身を寄せる穂村子爵家の嫡男である烈生との禁断の愛に悩む。 穂村烈生(ほむら・れつお 20歳):斜陽華族である穂村子爵家の嫡男。文武両道の爽やかな熱血漢で人望がある。紅毛に鳶色の瞳の美丈夫で、富士ヶ嶺高等学校ミステリー研究会の部長。書生の月衛を、身分を越えて熱愛する。 猿飛銀螺(さるとび・ぎんら 23歳):富士ヶ嶺高等学校高等科に留年を繰り返して居座る、伝説の3年生。逞しい長身に白皙の美貌を誇る発展家。ミステリー研究会に部員でもないのに昼寝しに押しかけてくる。育ちの良い烈生や潔癖な月衛の気付かない視点から、推理のヒントをくれることもなくはない。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

「カクヨム」「エブリスタ」「小説家になろう」「アルファポリス」「ハーメルン」の比較と考察(サイト比較エッセイシリーズ③連載)

源公子
エッセイ・ノンフィクション
カクヨム・エブリスタ・小説家になろう・アルファポリス・ハーメルン。五つのサイトに全ての(一部載せられなかった作品あり)作品を掲載して比較した。各サイトは、私のホームズさんをどう評価したのか?そして各サイトの光と闇。これから新しいサイトを開拓したい方向け。

骨董品鑑定士ハリエットと「呪い」の指環

雲井咲穂(くもいさほ)
キャラ文芸
家族と共に小さな骨董品店を営むハリエット・マルグレーンの元に、「霊媒師」を自称する青年アルフレッドが訪れる。彼はハリエットの「とある能力」を見込んで一つの依頼を持ち掛けた。伯爵家の「ガーネットの指環」にかけられた「呪い」の正体を暴き出し、隠された真実を見つけ出して欲しいということなのだが…。 胡散臭い厄介ごとに関わりたくないと一度は断るものの、差し迫った事情――トラブルメーカーな兄が作った多額の「賠償金」の肩代わりを条件に、ハリエットはしぶしぶアルフレッドに協力することになるのだが…。次から次に押し寄せる、「不可解な現象」から逃げ出さず、依頼を完遂することはできるのだろうか――?

ドS編集M男と少し売れてる漫画家A子

北条丈太郎
キャラ文芸
不器用で短気な編集M男と面倒くさい少女漫画家A子の仕事以上恋愛未満な物語

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

邪気眼先輩

なすここ
キャラ文芸
†††厨ニ病††† 誰しも一度は通る道と言っても過言ではない、The黒歴史。 そんな黒歴史の真っ只中を最高に楽しんでいる奴らの他愛ない日常の1話完結型の物語。 ※この作品は色々な媒体の方に楽しんで頂くため、Novelism様、小説家になろう様、カクヨム様、ノベルアップ様、NOVEL DAYS様にも掲載しております。

処理中です...