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第一章 家
第二話 ダイエット
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「なぁ、キティ」
「なあに?」
「…非常に言い辛いんだが…」
「…?」
「ダイエット…しないか?…あ、もちろん、俺と一緒に…」
「…ッッ!」
キティは少し傷ついたような顔をした後、少し照れたように
「いいわよ」
と、言った。
キティは身長はかなりあり、顔も超美顔だ。体格も素晴らしい。
しかし、お肉だけは少し出過ぎでは?と思っていた。そこでキティにダイエットの話を持ちかけたのだ。
ダイエットをすれば、絶対に神的美人になるからな。今ですら超美人なのだから。
「よし、何からするか…」
「ランニングとかは?」
「いきなり!?大丈夫か?すぐ辛くなるぞ」
「いいわ!耐えてみせる!」
「…じゃあ軽くここら辺走るか…」
*****
「ハァッハァッハァッハァッハァッハァッハァッハァッもう、ハァッハァッ無理ハァッハァッ」
「走り出してまだ二十分…良く持った方…なのか?…」
しかし、顔を赤くさせ本当に辛そうにしているとなんか申し訳なくなる。
でも、そこを踏ん張るってのが教える立場としての役目っていうのか…
と、初めて教えると言うことの難しさに気がついた。
「よし!休憩!」
「ハァッハァッ」
「大丈夫か?ほら、水、あと汗は拭いてやるから」
「ハァッハァッ、あ、ハァッハァッりがとう」
「…」
俺は、素直に感謝できる人間は凄いと思う。
だからキティには尊敬する。
「よし、息が整ったら、何する?俺は腹筋、腕立て、スクワット辺りが良いと思うが」
「そっ、そうね…腕立てにしようかしら…」
三十分後
「よし、腕立てするか」
「はい」
*****
「ハァッハァッ」
「よーし、三十秒休憩」
「ハァッハァッ」
「はい、始め!」
「ハァッハァッハァッハァッ」
これは、五秒腕立てと名付けた。
五秒間、ゆっくりと腕立てをし、それを十回行う。三十秒の休みを入れて三セット。
これが案外しんどい。
キティの体中を汗が伝う。胸がエロいな…
「よし!あと少しだ」
「ハァァァ!」
「終わり!」
*****
「次は腹筋か…」
「よし、腹筋は五十回で良いだろう」
「えぇーっ」
「大丈夫だ。五十回って案外楽だぞ」
「そうか…」
*****
俺はキティの脚を押さえる。
「始め」
「ふっうっっ」
キティはその金髪を汗でびしょびしょにしてもなお美人である。
「…ッッ!」
その時俺は、途轍もない物を発見してしまう。
(こっ、これは!?)
今、キティの着ている下半身の服、それはジャージだ。
しかし、あまりの汗でジャージが透けている!(上も同様)
「っおお」
そのパンツの食い込みが、色が、はっきりと見える。
お母さん、僕を生んでくれて、ありがとう。
僕は今、幸せです…
「ん?」
(ぶっふぉあ!?)
上には魔王がいた。
何だあれは!?二つの揺れる巨峰があったぞ!
しかも、しかも、なんかピンクの小さい丸いやつが見えてしまったんだが!?
腹筋をする度に、ムニュリとその双山は変形する。その感じがまたたまらない。
そして、こいつ…
(ノーブラじゃねぇぇか!!)
そのせいで、色んなモノが見えてるぞ!
おっほぉ!生のおっぱいを(透けているとはいえ)初めて見たぞぉ!記念日だ!
「はぁ!?ラフォーレティーナ…今って、何回?」
「あっ?え?」
やべぇぇ、数数えるの忘れてたぁ!
「あー、四十回だよ」
「そう、私の記憶では三十二回なのだけれど」
「…」
「何を見ていたのかは、後できつく聞くわね」
…
(げぇっ!?)
*****
「次はスクワットかな」
「ええ」
*****
「ふっ、ふっ」
「いち、に」
よし、今度はちゃんと数えてるし、色々見てもばれないだろう。
「ろく、なな」
っていうか!エロっ!
体がむちむちだぜ…
透け透けと相まって、破壊力高すぎ…
「じゅうご、じゅうろく」
ちなみにスクワットは百回だ。
数をこなすとだんだんと辛くなっていく系だからな。
「ふっ、ふっ」
スクワットする度にぶるんと胸が震える。
そのせいで透けている乳首が、どんな風になってるのかはっきりと分かる。
「変」であんな風に描かれたのも分かる気がする…
こりゃあ乳首が線を描くぜ…
「さんじゅう~」
「ふっふっ」
*****
「よし!今日のところはこれで終わりだ!」
「ふぅ」
「よし、それじゃあ俺はここで…」
「ちょっと待ちなさい」
あ、このパターンは…
「貴方の分のダイエットと説教が残ってるわ」
まさかここで秘技を使うはめになるとはな…
秘技っ!!
「キティ、自分の服をよく見てみろ」
「…?」
「胸だよ」
「……!!(カァァアァア)」
よし!今だぁ!!
俺は、逃走に成功した。
訳では無く、その後、キティが泣いてしまったので、ずっと慰めていた。
いや、本当に何やってんだろ、俺…
*****
「って事があってさ、一昨日」
「で、どうなったの?結局」
田原はまた働くための本、を読んでいる。
「え、あ。結局仲直りしたよ…」
「あー、そ。あ!」
「ラフォーレティーナ!行くわよ!」
後からキティが腕を引く。
「今日もダイエットか?」
「まぁな」
「そうよ!」
田原は思った。
仲直りってより、仲良くなってるな…と。
「つーか、アレじゃあカップルじゃねーか」
田原は傍観していた。
田原総一は、彼女がすごく欲しい人間なのだ。
「…ぁあ。でもあれは」
煌めいているなぁ…と。
そう思うくらい、二人は輝いていた。
「いや、でもやっぱエロに頼るのは無いわぁ」
「なあに?」
「…非常に言い辛いんだが…」
「…?」
「ダイエット…しないか?…あ、もちろん、俺と一緒に…」
「…ッッ!」
キティは少し傷ついたような顔をした後、少し照れたように
「いいわよ」
と、言った。
キティは身長はかなりあり、顔も超美顔だ。体格も素晴らしい。
しかし、お肉だけは少し出過ぎでは?と思っていた。そこでキティにダイエットの話を持ちかけたのだ。
ダイエットをすれば、絶対に神的美人になるからな。今ですら超美人なのだから。
「よし、何からするか…」
「ランニングとかは?」
「いきなり!?大丈夫か?すぐ辛くなるぞ」
「いいわ!耐えてみせる!」
「…じゃあ軽くここら辺走るか…」
*****
「ハァッハァッハァッハァッハァッハァッハァッハァッもう、ハァッハァッ無理ハァッハァッ」
「走り出してまだ二十分…良く持った方…なのか?…」
しかし、顔を赤くさせ本当に辛そうにしているとなんか申し訳なくなる。
でも、そこを踏ん張るってのが教える立場としての役目っていうのか…
と、初めて教えると言うことの難しさに気がついた。
「よし!休憩!」
「ハァッハァッ」
「大丈夫か?ほら、水、あと汗は拭いてやるから」
「ハァッハァッ、あ、ハァッハァッりがとう」
「…」
俺は、素直に感謝できる人間は凄いと思う。
だからキティには尊敬する。
「よし、息が整ったら、何する?俺は腹筋、腕立て、スクワット辺りが良いと思うが」
「そっ、そうね…腕立てにしようかしら…」
三十分後
「よし、腕立てするか」
「はい」
*****
「ハァッハァッ」
「よーし、三十秒休憩」
「ハァッハァッ」
「はい、始め!」
「ハァッハァッハァッハァッ」
これは、五秒腕立てと名付けた。
五秒間、ゆっくりと腕立てをし、それを十回行う。三十秒の休みを入れて三セット。
これが案外しんどい。
キティの体中を汗が伝う。胸がエロいな…
「よし!あと少しだ」
「ハァァァ!」
「終わり!」
*****
「次は腹筋か…」
「よし、腹筋は五十回で良いだろう」
「えぇーっ」
「大丈夫だ。五十回って案外楽だぞ」
「そうか…」
*****
俺はキティの脚を押さえる。
「始め」
「ふっうっっ」
キティはその金髪を汗でびしょびしょにしてもなお美人である。
「…ッッ!」
その時俺は、途轍もない物を発見してしまう。
(こっ、これは!?)
今、キティの着ている下半身の服、それはジャージだ。
しかし、あまりの汗でジャージが透けている!(上も同様)
「っおお」
そのパンツの食い込みが、色が、はっきりと見える。
お母さん、僕を生んでくれて、ありがとう。
僕は今、幸せです…
「ん?」
(ぶっふぉあ!?)
上には魔王がいた。
何だあれは!?二つの揺れる巨峰があったぞ!
しかも、しかも、なんかピンクの小さい丸いやつが見えてしまったんだが!?
腹筋をする度に、ムニュリとその双山は変形する。その感じがまたたまらない。
そして、こいつ…
(ノーブラじゃねぇぇか!!)
そのせいで、色んなモノが見えてるぞ!
おっほぉ!生のおっぱいを(透けているとはいえ)初めて見たぞぉ!記念日だ!
「はぁ!?ラフォーレティーナ…今って、何回?」
「あっ?え?」
やべぇぇ、数数えるの忘れてたぁ!
「あー、四十回だよ」
「そう、私の記憶では三十二回なのだけれど」
「…」
「何を見ていたのかは、後できつく聞くわね」
…
(げぇっ!?)
*****
「次はスクワットかな」
「ええ」
*****
「ふっ、ふっ」
「いち、に」
よし、今度はちゃんと数えてるし、色々見てもばれないだろう。
「ろく、なな」
っていうか!エロっ!
体がむちむちだぜ…
透け透けと相まって、破壊力高すぎ…
「じゅうご、じゅうろく」
ちなみにスクワットは百回だ。
数をこなすとだんだんと辛くなっていく系だからな。
「ふっ、ふっ」
スクワットする度にぶるんと胸が震える。
そのせいで透けている乳首が、どんな風になってるのかはっきりと分かる。
「変」であんな風に描かれたのも分かる気がする…
こりゃあ乳首が線を描くぜ…
「さんじゅう~」
「ふっふっ」
*****
「よし!今日のところはこれで終わりだ!」
「ふぅ」
「よし、それじゃあ俺はここで…」
「ちょっと待ちなさい」
あ、このパターンは…
「貴方の分のダイエットと説教が残ってるわ」
まさかここで秘技を使うはめになるとはな…
秘技っ!!
「キティ、自分の服をよく見てみろ」
「…?」
「胸だよ」
「……!!(カァァアァア)」
よし!今だぁ!!
俺は、逃走に成功した。
訳では無く、その後、キティが泣いてしまったので、ずっと慰めていた。
いや、本当に何やってんだろ、俺…
*****
「って事があってさ、一昨日」
「で、どうなったの?結局」
田原はまた働くための本、を読んでいる。
「え、あ。結局仲直りしたよ…」
「あー、そ。あ!」
「ラフォーレティーナ!行くわよ!」
後からキティが腕を引く。
「今日もダイエットか?」
「まぁな」
「そうよ!」
田原は思った。
仲直りってより、仲良くなってるな…と。
「つーか、アレじゃあカップルじゃねーか」
田原は傍観していた。
田原総一は、彼女がすごく欲しい人間なのだ。
「…ぁあ。でもあれは」
煌めいているなぁ…と。
そう思うくらい、二人は輝いていた。
「いや、でもやっぱエロに頼るのは無いわぁ」
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