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第9話
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キオスは群れの仲間といっしょに水を飲んでいた。正確にいうと、水を飲む振りをしていた。具体的にいうと、水に鼻先をつけ、水を吸い上げているように見せかけた。
すべて芝居だ。実際のところキオスは、他のサバンナゾウのように鼻で水を吸い上げたりすることはできない。それどころか、水を液体の状態で体に取り込むことすら、できない──というか、したことがないのだ。
元いた星では、水が液体として存在していなかった。場所によってガスとして漂うか、氷の粒や結晶となって漂うかのどちらかで、彼ら動物は水分を皮膚から常時吸収していたのだ。差し詰め地球の動物が大気を吸い込むのと同じように。
草や木の葉を食べるといきおい液体の水をも取り込むことにはなるが、もうそれだけで『お腹いっぱい』だ。液体の水をこんなに大量に摂取するとは、すごいことだとキオスは目を見張るのだった。彼らの細胞は、そんなに水を蓄えておけるものなのか?
実際キオスは地球に来てから、やたら頻尿になった。それもまた群れの仲間から『ちょっといびつな子』とみなされる要因になっている。仲間の振りをするため一生懸命草葉を食べた結果がこれだ。なかなか難しいものだ。
「また会ったね」話しかけられた。
その方を見ると、さきほどリーダーがやって来る前に話していたサバンナゾウだった。
「こんにちは」キオスは挨拶をした。
「体が乾いてるんじゃないか」サバンナゾウはそう言うとキオスの背中に鼻で水をかけてくれた。
「あ、どうも、ありがとう」キオスはそれが親切心からの行動だと今ではわかっているので、お礼を言った。「あの、そういえばさっきのことだけど」
「ん?」すべての水を出し切ったサバンナゾウは、鼻をくるんと巻きながら訊いた。「さっきのことって?」
「あの……最近、牙のない子が増えているって話」
「ああ」サバンナゾウは鼻をしゅるん、と伸ばした。
「ひどい目に遭わされたからだって、言ってたけど……」キオスは遠慮がちに訊ねた。「いったい、何があったの?」
「うん」サバンナゾウは鼻を下に垂らしてゆらゆらと揺らした。少しの間彼はそうしていたが、やがて静かな声で「宗教というものを、知っているかい?」と質問してきた。
「宗教?」キオスには初めて聞くものだった。「ううん、知らない……それは何?」
「それはね」サバンナゾウは鼻を持ち上げ、キオスの頭に触れた。「正しいものをたくさん作っているところなんだ」
「正しいものを?」キオスは訊き返した。それはどこまでも彼にとって初めて聞く話だった。「正しいものって、何?」
「それはね」ソバンナゾウは大きな耳をばふんとはためかせた。「食べ物だったり、飲み物だったり、体を飾るものだったり、昔話だったり、歌だったり、いろんなものがある。たとえば我々が食べる草や葉っぱにも、形や色が少しずつ違うものがいくつかあるだろう? あと水にも、少し味の違う水だなと思うことがある」
「──ああ」キオスは用心深く頷いた。正直なところ、まだ彼はそんなに多種類の葉や草を食べ分けてもいないし、味の違いがわかるほど大量の水を飲んだわけでもない。というか液体の水はほとんど飲んだことがない。
「それで、自分は一体何を食べればいいんだろう、何を飲めばいいんだろう、何を身につければ、何の話を聞けば、何の歌を聴いて歌えばいいんだろうと、自分ではわからなくなってしまう者たちがいるんだ」
「どこに?」
「どこにでもさ」サバンナゾウはキオスの頭から鼻先を離して空に向けた。「西にも東にも。北にも南にも。宗教は、そんな者たちに『ここに正しいものがあるよ』と呼びかけるんだ」
「へえ」宗教というのは、動物なのだろうか──キオスはそう思った。
「迷っていた者は皆、正しいものを手に入れることで安心する。ほっとして、穏やかで幸せな気持ちで生きていけるようになる」
「ふうん」キオスはがんばって鼻を少しだけ揺らした。「宗教って、ゾウなの?」
「──」サバンナゾウはすぐに答えなかった。空に向けていた鼻をまた下に垂らしたが、それはゆらゆらとせず、静かに垂れ下がった。
キオスは焦燥を覚えた。自分の不用意なひと言が、サバンナゾウを傷つけるか悲しませるかしたのではないか、そう思った。「あの、ごめ」
「宗教はゾウではないのだが」サバンナゾウは低く答えた。「何故か、ゾウの牙を正しいものだと決めつけているよ」
「あ」キオスは目をしばたたかせた。「そうなんだ。それって、すごいことなんじゃないの?」
「すごいこと、そうだな」サバンナゾウはもう一度鼻でキオスの頭に触れた。「そのため、牙を持つゾウたちが一斉に殺されたよ」
「えっ」キオスは今こそ頭の上から信じがたいほどの衝撃を受け、地に足がめり込むような感覚に襲われた。「そん、な」
「そう、ひどい目に遭った。そういうことさ」サバンゾウは遠くを見ながら静かに言った。「だから牙の生えない子どもが今、多くなっているんだ──そういう遺伝形質を持つ子たちが、生き延びているのさ」
夜になっても、キオスはどこか心が剥がれてしまったかのようにぼんやりしていた。
頭の中に、今まで知らなかったこと、今日初めて知ったこと──そしてそれらのことから受けた、とてつもなく大きな衝撃が、そうと気づかぬまま彼をすっぽり覆っていた。
宗教は、サバンナゾウの牙を正しいものとみなして──それでその牙を手に入れるためにたくさんのサバンナゾウを殺して──それはサバンナゾウを正しいものとみなしていることなのか? でもどうして?
ぼくたちのいた星には、ぼくたちをそっと守ってくれたり世話を焼いたりしてくれる、小さな存在がいる。もし彼らがぼくらを、何か手に入れるためと言って殺したりしたら、どうする──? まさか! そんなこと、考えたこともない! だって彼らは、彼らはぼくたちを、ぼくたちを──
「キオス!」
叫び声を聞いたのはそのときだった。キオスは大きく息を吸い込み声のした方を見た。
「ああ、無事でよかった!」声の主は続けて叫ぶ。「よく耐えたね、君、よく頑張ったな!」
「──レイヴン」キオスは茫然とその名を呼んだかと思うと、突然悲しみを励起する分子を大量に放出しはじめた。つまり彼は、泣き出したのだ。
「えっ」レイヴンは驚愕した。「キ、キオス? どうした? 一体どうしたっていうんだ」
「レイヴン、レイヴン」キオスはしゃくり上げた。「ぼく、うう、レイヴン」
「──キオス」レイヴンはまず自分を落ち着かせ、それから保護対象の体にそっと触手をつけた。何があったのか──いやもちろん何かがあったのだろうけれど、今すぐあれこれ聞き出そうとなんてしてはいけない。ともかくもキオスと出会うことができた事を喜び、そっと見守っていてやろう。そうするだけだ。ぼくにできるのは──
しばらくキオスは泣き続けていたが、やがて気持ちは静まった様子で、震えることもなくなった。
「レイヴン」改めて彼は呼んだ。「来てくれて、ありがとう」
「なんの、これしき」レイヴンは微笑んだ。「むしろ遅くなってしまって、申し訳ない」
「でもぼくがここにいるって事、どうやって知ったの?」
「それは」レイヴンは少しだけ言い淀んだが「シロアリに教えてもらった」と事実を述べた。
「シロアリに? すごいな」キオスは驚いた。
「ああ。彼は最初、ぼくが自分を食いに来たと思ったらしい」
「ええっ」キオスは再び驚いた後「あはははは」と笑い出した。
レイヴンはほっとした。「『君はネズミか?』って訊かれたよ」
「あはははは、レイヴンがネズミ? シロアリを食う? 想像できないよ」
「まあ彼もすぐに、そんな馬鹿な、と気づいてくれたようだったけれどね」
「うふふふ」キオスはもう少し笑った後「じゃあぼくは、ここから去ることになるんだね」と確認した。
「ああ、そうだね」レイヴンは大きく頷いた。
「リーダーに、挨拶してきてもいい?」
「リーダー? この群れの?」レイヴンは再びいささか驚いた。「親交があるのかい?」
「うん。リーダーのおかげでぼくはここにかくまってもらえた」キオスも大きく頷く。
「そうか。わかったよ、行っておいで」見送る素振りを見せながら、レイヴンはそっと、キオスの背中に触手を貼り付けついて行くことにした。
キオスによくしてくれた相手だからそんなことはないと思うが、万が一にもキオスに何らかの危害が加えられそうになったら、直ちにキオスを遺伝子分解して収容籠に入れ、後ろも見ずに飛び立つつもりだ。まあそんなことにはならないと信じているが──
すべて芝居だ。実際のところキオスは、他のサバンナゾウのように鼻で水を吸い上げたりすることはできない。それどころか、水を液体の状態で体に取り込むことすら、できない──というか、したことがないのだ。
元いた星では、水が液体として存在していなかった。場所によってガスとして漂うか、氷の粒や結晶となって漂うかのどちらかで、彼ら動物は水分を皮膚から常時吸収していたのだ。差し詰め地球の動物が大気を吸い込むのと同じように。
草や木の葉を食べるといきおい液体の水をも取り込むことにはなるが、もうそれだけで『お腹いっぱい』だ。液体の水をこんなに大量に摂取するとは、すごいことだとキオスは目を見張るのだった。彼らの細胞は、そんなに水を蓄えておけるものなのか?
実際キオスは地球に来てから、やたら頻尿になった。それもまた群れの仲間から『ちょっといびつな子』とみなされる要因になっている。仲間の振りをするため一生懸命草葉を食べた結果がこれだ。なかなか難しいものだ。
「また会ったね」話しかけられた。
その方を見ると、さきほどリーダーがやって来る前に話していたサバンナゾウだった。
「こんにちは」キオスは挨拶をした。
「体が乾いてるんじゃないか」サバンナゾウはそう言うとキオスの背中に鼻で水をかけてくれた。
「あ、どうも、ありがとう」キオスはそれが親切心からの行動だと今ではわかっているので、お礼を言った。「あの、そういえばさっきのことだけど」
「ん?」すべての水を出し切ったサバンナゾウは、鼻をくるんと巻きながら訊いた。「さっきのことって?」
「あの……最近、牙のない子が増えているって話」
「ああ」サバンナゾウは鼻をしゅるん、と伸ばした。
「ひどい目に遭わされたからだって、言ってたけど……」キオスは遠慮がちに訊ねた。「いったい、何があったの?」
「うん」サバンナゾウは鼻を下に垂らしてゆらゆらと揺らした。少しの間彼はそうしていたが、やがて静かな声で「宗教というものを、知っているかい?」と質問してきた。
「宗教?」キオスには初めて聞くものだった。「ううん、知らない……それは何?」
「それはね」サバンナゾウは鼻を持ち上げ、キオスの頭に触れた。「正しいものをたくさん作っているところなんだ」
「正しいものを?」キオスは訊き返した。それはどこまでも彼にとって初めて聞く話だった。「正しいものって、何?」
「それはね」ソバンナゾウは大きな耳をばふんとはためかせた。「食べ物だったり、飲み物だったり、体を飾るものだったり、昔話だったり、歌だったり、いろんなものがある。たとえば我々が食べる草や葉っぱにも、形や色が少しずつ違うものがいくつかあるだろう? あと水にも、少し味の違う水だなと思うことがある」
「──ああ」キオスは用心深く頷いた。正直なところ、まだ彼はそんなに多種類の葉や草を食べ分けてもいないし、味の違いがわかるほど大量の水を飲んだわけでもない。というか液体の水はほとんど飲んだことがない。
「それで、自分は一体何を食べればいいんだろう、何を飲めばいいんだろう、何を身につければ、何の話を聞けば、何の歌を聴いて歌えばいいんだろうと、自分ではわからなくなってしまう者たちがいるんだ」
「どこに?」
「どこにでもさ」サバンナゾウはキオスの頭から鼻先を離して空に向けた。「西にも東にも。北にも南にも。宗教は、そんな者たちに『ここに正しいものがあるよ』と呼びかけるんだ」
「へえ」宗教というのは、動物なのだろうか──キオスはそう思った。
「迷っていた者は皆、正しいものを手に入れることで安心する。ほっとして、穏やかで幸せな気持ちで生きていけるようになる」
「ふうん」キオスはがんばって鼻を少しだけ揺らした。「宗教って、ゾウなの?」
「──」サバンナゾウはすぐに答えなかった。空に向けていた鼻をまた下に垂らしたが、それはゆらゆらとせず、静かに垂れ下がった。
キオスは焦燥を覚えた。自分の不用意なひと言が、サバンナゾウを傷つけるか悲しませるかしたのではないか、そう思った。「あの、ごめ」
「宗教はゾウではないのだが」サバンナゾウは低く答えた。「何故か、ゾウの牙を正しいものだと決めつけているよ」
「あ」キオスは目をしばたたかせた。「そうなんだ。それって、すごいことなんじゃないの?」
「すごいこと、そうだな」サバンナゾウはもう一度鼻でキオスの頭に触れた。「そのため、牙を持つゾウたちが一斉に殺されたよ」
「えっ」キオスは今こそ頭の上から信じがたいほどの衝撃を受け、地に足がめり込むような感覚に襲われた。「そん、な」
「そう、ひどい目に遭った。そういうことさ」サバンゾウは遠くを見ながら静かに言った。「だから牙の生えない子どもが今、多くなっているんだ──そういう遺伝形質を持つ子たちが、生き延びているのさ」
夜になっても、キオスはどこか心が剥がれてしまったかのようにぼんやりしていた。
頭の中に、今まで知らなかったこと、今日初めて知ったこと──そしてそれらのことから受けた、とてつもなく大きな衝撃が、そうと気づかぬまま彼をすっぽり覆っていた。
宗教は、サバンナゾウの牙を正しいものとみなして──それでその牙を手に入れるためにたくさんのサバンナゾウを殺して──それはサバンナゾウを正しいものとみなしていることなのか? でもどうして?
ぼくたちのいた星には、ぼくたちをそっと守ってくれたり世話を焼いたりしてくれる、小さな存在がいる。もし彼らがぼくらを、何か手に入れるためと言って殺したりしたら、どうする──? まさか! そんなこと、考えたこともない! だって彼らは、彼らはぼくたちを、ぼくたちを──
「キオス!」
叫び声を聞いたのはそのときだった。キオスは大きく息を吸い込み声のした方を見た。
「ああ、無事でよかった!」声の主は続けて叫ぶ。「よく耐えたね、君、よく頑張ったな!」
「──レイヴン」キオスは茫然とその名を呼んだかと思うと、突然悲しみを励起する分子を大量に放出しはじめた。つまり彼は、泣き出したのだ。
「えっ」レイヴンは驚愕した。「キ、キオス? どうした? 一体どうしたっていうんだ」
「レイヴン、レイヴン」キオスはしゃくり上げた。「ぼく、うう、レイヴン」
「──キオス」レイヴンはまず自分を落ち着かせ、それから保護対象の体にそっと触手をつけた。何があったのか──いやもちろん何かがあったのだろうけれど、今すぐあれこれ聞き出そうとなんてしてはいけない。ともかくもキオスと出会うことができた事を喜び、そっと見守っていてやろう。そうするだけだ。ぼくにできるのは──
しばらくキオスは泣き続けていたが、やがて気持ちは静まった様子で、震えることもなくなった。
「レイヴン」改めて彼は呼んだ。「来てくれて、ありがとう」
「なんの、これしき」レイヴンは微笑んだ。「むしろ遅くなってしまって、申し訳ない」
「でもぼくがここにいるって事、どうやって知ったの?」
「それは」レイヴンは少しだけ言い淀んだが「シロアリに教えてもらった」と事実を述べた。
「シロアリに? すごいな」キオスは驚いた。
「ああ。彼は最初、ぼくが自分を食いに来たと思ったらしい」
「ええっ」キオスは再び驚いた後「あはははは」と笑い出した。
レイヴンはほっとした。「『君はネズミか?』って訊かれたよ」
「あはははは、レイヴンがネズミ? シロアリを食う? 想像できないよ」
「まあ彼もすぐに、そんな馬鹿な、と気づいてくれたようだったけれどね」
「うふふふ」キオスはもう少し笑った後「じゃあぼくは、ここから去ることになるんだね」と確認した。
「ああ、そうだね」レイヴンは大きく頷いた。
「リーダーに、挨拶してきてもいい?」
「リーダー? この群れの?」レイヴンは再びいささか驚いた。「親交があるのかい?」
「うん。リーダーのおかげでぼくはここにかくまってもらえた」キオスも大きく頷く。
「そうか。わかったよ、行っておいで」見送る素振りを見せながら、レイヴンはそっと、キオスの背中に触手を貼り付けついて行くことにした。
キオスによくしてくれた相手だからそんなことはないと思うが、万が一にもキオスに何らかの危害が加えられそうになったら、直ちにキオスを遺伝子分解して収容籠に入れ、後ろも見ずに飛び立つつもりだ。まあそんなことにはならないと信じているが──
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