CREATED WORLD

猫手水晶

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第3話

第3話 出発 (31)

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後方100メートルほど離れた巨大な壁にひびが入り、それはたちまちがれきとなって爆発的な速さでオレ達に迫ってくる。

先ほどまでなんとか追い詰めたすぃらーぜろぜろすりーっつーロボットも結局倒す事ができず、爆発のいざこざに紛れ逃げられてしまった。

オレ達は急いでその場から踵を返し、床を蹴って走り出した。

なんとか時間の流れは遅くできたので逃げ出す事ができたものの、もしこれが普通通りの時の流れだったらと思うと怖くて虫唾が走る。
そして時間の流れは元に戻った。
そして先ほどまで飛んでいたがれきがものすごい速さで動き出した。
先ほどまでスローモーションになっていたせいか、感じなかった衝撃が、今になってオレ達にうるさくこだました。がれきの崩れる音や巨大な何かが追いかけてくる音がする。
なんとか時間の流れが遅くなっているうちにがれきに追いつかれずに済み、がれきはそのまま下へと落ちたためぶつかる事は避ける事ができたが、その後ろからさらに恐ろしいものがあるのをオレはさとった。

オレ達が走っていると背後からゴォーという大きく嫌な音が聞こえた。

ミサイルだ。

だが、ここは一本道の橋で、このままつっきろうものなら下へとまっさかさまだ。
だがもう一か八かしかない。

オレはミサと共に下へと跳ぶ。
先ほどまでいた橋の上ではミサイルが爆散し、橋そのものを破壊し倒していく。

もうめちゃくちゃだ。
オレは空中でロボットの姿をがれきの向こうにみた。
さっき壁をぶっこわしたのはコイツだったんだなー。
それは全長7メートルほどはある巨大な機体を赤い外装で覆い、6本の脚をもち、長い首にはネックレスのような部品が浮いた状態でかかっており、それには先程ミサイルを発射させたとみられる2つの発射口をもつロボットだった。

不気味なその姿は、あきらかにそこら辺に廃棄として転がっていたり、放逐されたままにしてある量産系のロボットとはかけはなれた何かを感じさせた。
確かに外地にいる量産系のロボットや、放逐されたロボットはオレ達無法者にとって十分脅威になりうるが、今回きたのは明らかにヤバいとオレはさとった。

これにやられたら命はないだろう。
ロボットは再び空中のオレ達向けミサイルを放つ。
だが、ロボットの乱入によって空間が更に歪んだのか、その場から別の空間へと飛ぶことができた。
もうこの周りの空間はめちゃくちゃになっていて、周りの地形や機械の配置、重力の向きまでもがランダムに変わり続けている。

ワープした後は落ちていた方向が上へと変わり、再び橋の上へと着地した。
だが、その橋は大きな音とともに振動し、また傾き始める。
オレ達はまたその橋から飛び、3メートル下の広場へと降りる。

すると、上からアナウンスが聞こえてきた。

「逃走者を3人発見した。彼らを捕まえた囚人には我が軍に入る権利を与える。よって釈放が決まることになる。」

それはオレ達にとってとてつもなく不都合なことだった。
囚人達にとって今のオレ達は、釈放のための格好の餌なのだ。
囚人達は目を光らせ、オレ達に向かっていっせいに走りかかってくる。
そんな中通信機を通してリディグから伝言が来る。

ーーーーもう通信可能時間が切れてしまうのでこれだけ言います。ーーーー
間をおいて彼は言った。
ーーーこれから3分後、空を飛んで脱出してくださいーーー

???
オレは混乱のあまり走りながらぽかんとしてしまった。
「オイオイ...空を飛ぶってなんだよー...わかんねーよ...」
オレはやけくそになって通信機に向かって話しかけるも、すでに通信は切れてしまったのか、通信機からはザーザーという雑音しか聞こえなかった。
もうこうなったらやけくそだ。逃げまくって脱出するしかねーな。
まあミサもぽかんとしていたし混乱していないのがオレだけじゃなくて安心した。
巨大なロボットは囚人達をもろともせず進み続け、オレ達向かって走り、ミサイルを放ち続ける。
ロボットに追いつかれてしまった人々や、ミサイルに被弾した人々の事は、考えないほうが身のためだとオレは思った。無惨な事に気を使っていたらきりがないからなー。そこら中で資源をめぐる抗争や略奪、見せしめなんかがたびたび起こる無法者の世界では特にだ。オレのチームではできる限り残酷な事は起こらないよう努めてはいるが、そういう場面を避けられない事はしょっちゅうある。
囚人達や軍人は歪んだ空間、四方八方からオレ達めがけ走りかかる。
しかも周りの空間は歪みまくってもう先程まであった空間すらとどめず、もうオレ達はどこを走っているのかわからなくなってしまった。
走っていたら急に空中に放り投げられたり、先程まで走っていた空間が消え、下に向かって落ちそうになったりした。ていうかそもそも重力自体の方向が違うせいか、オレ達は天井や壁すらも走ったり、また普通ならありえない方向から追手がきたりする。
オレはなんとか跳び蹴りで追手をなんとかしようとするも、このままでは数で負けてしまう。
しかも要塞はミサイルの爆発によって、物理的にも空間的にも崩壊し始め、高台の橋が倒れたり、床が崩れ落ちたり、横からがれきが飛んできたりもしている。それに空間の歪みはオレ達の身体すらもむしばもうとしていた。
めまい、それに吐き気や倦怠感がオレ達を襲い、三半規管もおかしくなっているせいかもう上や下もわからなくなりそうだった。
オレはなんとかそれを振り切り、走り続ける事によって正気を保っていた。
止まったら物理的にも身体的にもやられるだろーからな

そんな時、ミサに異変が訪れる。
彼女は「すまない...私のことはいいから先に行っててくれ...」と苦しそうな声で言った後、膝を落とし、口を抑える。
その後、上半身も倒れてしまい。横になり倒れてしまった。
「おい!ミサ!大丈夫か!?」
オレは必死に彼女の頬をたたきながら叫ぶも、意識を失っているのか、応答はなかった。
「クソーッ...せめて命だけはやられるんじゃねーぞ...」
オレは彼女の息がある事を確認した後、ミサをおぶってオレは再び走り出した。

彼女には他の囚人達にみられる野蛮な感じや、無法者のようなやけくそで生きているような感じはなかった。
彼女はなんか悪いヤツじゃない感じがしたんだ。
足手まといに足を引っ張られてしまえば、この世界で生きるのはキツい。病で倒れればその時にロボットに襲われる事もありえるのだ。なので無法者の世界では無情にも無力なものは見捨てなければいけない。
なぜなら自分や他の仲間達すらも危険にさらされてしまうからだ。そんな中ならず者のリーダーとしてオレは、仲間達にとって最善の策をとらねばならなかった。
無力な者を守っている余裕も余力もこの世界、またオレ達にはない。

だが、オレは不思議にも彼女を守ろうと思ったのだ。

彼女は生きてなくてはならない。
今まで様々な仲間を断腸の思いで渋々見捨ててきたというのに、なんでオレは彼女にだけ甘いんだという思いもよぎったが、それより直感的に彼女を守りたくなったのだ。
オレはミサイルをよけ、爆撃をよけつつ横方向の重力に従い壁を走る。
そこからオレ達から見て2メートル上方向にある歪みに飛び込み、橋の上へと移動する。
今度は普通に下方向に重力が向かっているおかげで一瞬安心したが、後方が爆発によって燃え、橋が傾きはじめる。
そしてオレは橋の下にバイクに乗っている囚人をみかけた。
彼からバイクを奪えば、ミサをおぶった状態でも、なんとか逃げられるかもしれない。
オレは橋から飛び降り、空中でミサをおぶったまま囚人に向かって跳び蹴りをかます。
囚人はバイクから放り投げられ、どこかに飛んでいってしまった。
オレは空中でそのままバイクのハンドルを握り、飛び乗った。そしてスピードを上げ続けた。
その時オレは横に床が迫ろうとするのを感じ、恐怖を感じた。
落ちた勢いのまま空中で飛び乗ったせいか、バイクは床スレスレまで傾き、倒れようとしていたのだ。
オレはなんとかオレがおぶっているミサとオレ自身の体を傾いている方とは逆方向へ一気に体重移動を行い、なんとかバイクを通常の向きまで戻す事ができた。下手したらこのまま転倒し恐ろしい事になっていたので、なんとか姿勢を戻す事ができて一安心できた。

ていうか空中から飛び降りながら走っているバイクを奪い、それに乗るなんて荒技、やったことねーしこんな状況でもなけりゃ命知らずでしかねーからな...

空間の歪みへと飛び込み、そのまま横方向の重力に従い2メートル横の壁へと落ち、そのスピードのまま壁を走る。
そしてまた空間がゆがみ前方に壁が現れる。
オレは一気にハンドルを切り、ブレーキをかけながら急旋回する。
そしてまた空間の歪みへと飛び込んだ。
今度は空中にいた。そしてまた3メートルほど上方の天井へと落ちる。
もう上下、左右の方向さえもごちゃごちゃになり、重力の方向もおかしくなっているせいか、オレは歪んだ空間をオレ達視点で前方5メートルも空中で飛んだ後、そのまま上の方向へと落ちていった。
そしてまたオレ達めがけミサイルが飛んできた。
オレ達はまたそれを避け、爆風を追い風として、さらにスピードをあげる。
足場が後ろから崩れゆくなか、またオレ達はその勢いのままバイクを空中へと飛ばし、どこへ走るか、どんな方向へ落ちていくかわからない場所へ、バイクをフルスロットルで走らせていく。
そしてまた時空の歪みへと飛び込み、また次の空間で着地し、また飛ぶを繰り返している。
次にきた空間は一本道の狭い空間で、前のシャッターが手前から次々と閉じ続けようとしていた。
ロボットを止めるためのせめてもの抵抗かもしれないが、巨大なロボットはそんなものをもろともせず、積み木の城を崩す子供のごとく、それを無視して壊し続け進んでいる。
不幸中の幸いってやつなのかもしれねーが、後ろを振り向くとシャッターのとこで断念したのか、さっきまでオレ達を血眼になって追っていた他の囚人達や軍人達の姿は見当たらない。
だが、前方には今にも閉まろうとするシャッターがオレ達の前に立ちはだかっているという事はそれだけでヤバい。

進むしかねーなこれ...

スピードをあげながら姿勢を低くし、幾重にもあるシャッターをくぐり続ける。
オレ達の頭とシャッターとの距離は目と鼻の先であり、突き進むのにものすごい緊迫感に襲われた。
少しでも間に合わなければオレ達の命はないだろう。

最後のシャッターを抜け、その後まもなく完全に最後のシャッターが閉まった。
なんとかシャッターの連続する空間を抜けると、またオレ達はまた空中へと飛ばされる。
その先の空間には足場がなく、ただオレ達はただ落ちようとしていた。
だが、バイクのスピードは出ている。なんとかこの勢いのままどこか他の空間へ飛ばされる事を祈った。
また、その先100メートルほど向こうから、要塞の外から差しているであろう、一筋の光があることもわかった。
こんな絶望的な状況の中、なんとかしてそこまで辿り着きたいと願った。
すると10メートルほど向こうにがれきが飛んできて、オレはそれをめがけ飛ぶ。
すると空中で飛んでいたがれきとオレ達の乗るバイクのタイヤが接触し、奇跡的に足場として一瞬機能した。
そしてまた、そのがれきからその先前方5メートルほどにある空間の歪みへと飛び込む。
そして衝突するスレスレの距離で空中でパイプの隙間をくぐり、そして囚人達のいる広場へとワープする。
バイクのスピードをあげながら囚人達を押しのけて進み続け、そしてまた飛んできたミサイルをバイクの旋回によって避け、またその爆風を利用しバイクはスピードをあげつづける。
そして広場の壁にぶつかりそうになったとき、再び空間がゆがみ、先程いた足場のない空間へと飛ばされる。
そしてその勢いを利用しスピードを保ち続け、なんとか光にバイクが届くことを祈った。
だが、そうもいかなかった。
バイクの前方へ動くスピードがしだいに落ち始める。
このままではたどりつかない。
オレはこの命が終わるのを覚悟し、せめて彼女だけは無事でいてほしいと思い、ミサを光の差す方へと投げようとする。

その時だった。

バイクのスピードは依然として落ちているものの、周りの空気の流れが遅くなるのを感じた。
後ろを向くと、先程のロボットの速さも遅くなっている。
そして、オレの感覚ではバイクのスピードは落ち続けているが、周りの時の流れが遅くなっているせいか、周りの空間、そして時間の流れは更にオレ達の乗るバイクをさらに速く動かし続ける。
周りの時間の流れが遅くなった影響で、事実上のオレ達の速さは下がったどころかむしろスピードをさらに上げ続けいていた。

そういう事だったんだなー

やはりリディグにはすべて見えていたのだ。

バイクに乗ったオレ達は空中に放りなげられるも、周りの時間の流れが遅くなっているせいか、それに影響されたバイクは、空を飛ぶかのごとく、ゆっくりと宙を舞う。それに乗っているオレ達も同じであった。
これならゆっくりと、比較的安全に着地する事ができるだろう。オレ達は今、空を飛んでいるのだ。
オレ達はおそらく上空100メートルほどから落ちていっているが、その速度はゆっくりなのだ。

しばらく滑空した後、着地しようとするが、また一つ問題があるのがわかった。
バイクが落下に耐えられないのだ。バイクはオレ達とは違い、時間が遅くなっていないので、ゆっくり飛んだはいいものの、上空100メートルから落下した衝撃は依然として時間が遅くなる「前」の状態で受けることになる。バイクがぶっ壊れちまうのは確実だし。落ちどころが悪けりゃ引火し爆発するおそれだってある。
オレはミサをおぶったまま、地上から上方10メートルにさしかかったところで、バイクから飛び降り、5メートルほど下の少し高い工場の床めがけ、受け身の構えをとる。

そしてロボットもゆっくりと要塞を破壊しながら、がれきを飛ばしこちらへ追いかけてくる。
要塞の空間が歪んでいたせいか、高い所にいたので、ロボットも要塞の壁を破壊した後、こちらへ向かって跳び、宙を舞っているところであった。

ロボットは依然として追い続けているものの、オレ達は要塞を出られた。
脱獄成功だ。

だが、そんな安堵もつかの間で、オレはその後すぐに絶望に襲われる。

なんとか着地に成功し、再び走り出そうとすると、先程の症状がさらに強くなっていることに気付き、オレはただ恐怖を感じた。

しだいにまわりがどこかわからなくなり、自分がどこにいるのか、いや、自分がどうなっているのかすらもわからなくなり始める。
オレのまぶたは重くなり、先程までオレを襲っていためまいや平衡感覚の悪化がおこる。
このままではオレも気絶してしまう。いや、下手するとここで例の病に冒され、眠るように命が終わってしまうかもしれない。
いや、オレはこのまま走り続けなけりゃいけねーんだ
どうかミサの息の根を病が止めてしまう前に、オレが彼女をより遠くまで運ばなけりゃいけねーんだ。
まだだ...オレは...もっと...先へ...
走り続けようとするも、もうすでにオレの意識はどっかにいってしまっているのか、オレ自身が走っているのかすらわからない。
ここはどこなんだ、さっきまでオレ達を追っていたロボットはどうなったんだ?そもそもオレは前に向かって走れているのか?
オレは自身を無理やり正気に戻そうとするも、そうするほどどんどんおかしくなっていった。
するとオレの肩に衝撃が走る。
え?なんでぶつかったんだー...?
おそらくオレは知らぬ間に倒れてしまったのだろう。
倒れるわけにはいかない、走り続けろ、オレ。
立ち上がろうと床らしき所につかまろうとすると、その床が歪んで、立ち上がれなかった。
クソッ...どうすればいいんだ...
無法者のリーダーであるにも関わらず、オレはただ涙を流しながら何もできずにいた。走ろうとすると余計に悪化する。もういっそのことここで眠ってしまったほうがいいのかもしれない。
だが、オレがそんな事していいのか?ミサを救わなくていいのか?という疑問がよぎるも、そんな事を考えている余裕もなかった。だが、そもそも動けないので何も出来ない。それなのにオレはただ泣いている。

そんな中、さっそうとどこかへ走り続けるひとりの人物が目の前に見えた。
助けが来たという幻覚かもしれないそれは、オレを通り過ぎてどこかへ行ってしまった。
そしてオレは正気でいようという抵抗もむなしく、何もわからなくなってしまった。
ここが現実か、夢の中かすらわからなくなってしまった。
オレは眠ってしまったのだろうか。
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