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(レボルト幹部目線)
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RRR...
「(非通知かよ)........」
「御堂にお前のオモチャは預かったと伝えろ。返して欲しいなら1人で△□ビルに来い。」
「あ"?!?んだとこらぁっ!!」
プッツーツーツー
非通知の電話があり、その後写真も送られてきた。
なんだこの普通の男子高校生は?
拘束されてるので、人質のつもりなんだろうが.....
俺らの総長がそんなの気にするわけないだろ.....
と思いながらも一応報告に行くことにする。
俺は、海道。ここらの地域をまとめるレボルトの副総長だ。
元々あるチームの総長だったが、御堂さんの、同じ人間とは思えないような強さに吸い寄せられて、自分のチームも率いて御堂さんを総長に祭り上げてレボルトを新設した。
審査をして精鋭を揃えているつもりだが、今では100名近くになっている。
御堂さんが決して望んだわけではなく、彼はただ暴力をストレス発散にしているくらいの位置付けで、総会などにも気まぐれでしか来ない。総長とは言え、手の届かないカリスマのような存在だ。
だが、無慈悲さ、残虐さ、強さ、何をとっても人を征服する側の人間なので、皆彼がトップであることを誇りに思っている。
チームに対しても情など感じたことはないが、戦術など指示は全て的確である。
基本喜怒哀楽など感情が動いているのを見た記憶はない。強者としては圧倒的だが、情というものを生まれる時に置いてきたような人だ。
彼女という特定の存在は見たことがないが、整いすぎた顔なので、中身はともかく外見だけで女はひっきりなしに寄ってくる。気が向くときは相手にしているようだ。
一度きりの関係として割り切れず、女が勘違いして追ってきても『お前だれ?』で終了だ。
人質なんて最も効果がない人である。
今日はたまたま集会所に御堂さんが来ているとメンバーから連絡がきたので、一応伝えるか。
「御堂さん、今日おそらくタイミング的に天狼の奴らから連絡がありまして。スルーでいいかと思ったんですが御堂さんのオモチャを人質に取ったと...写真まで送られてきまして。」
『...見せろ』
え?絶対写真も見ずにほっとけで終了かと思ったが意外だ。
「こちらになります。」
スマホを渡して、写真を御堂さんが確認した。
『....くく。牢に入れてでも...か、確かに父親からの唯一の学びだな。』
こんな気味が悪い笑いは初めて見た...御堂さんの雰囲気が一気に鋭いものになり、呼吸が浅くなる気がするほどの殺気が一気に漂う。
これほどまでの御堂さんの圧はどんな大きな抗争でも感じたことがない。
『どこ?』
「△□ビルです」
『行ってくるわー』
「え?!ただのガキじゃないんすか?」
『ただの...?』
さらなる殺気だ。発言を間違ったことだけは分かる。
「すんませんっ!!」
『俺のだから。返してもらうわ。』
と言って本当に1人で向かってしまった...だが俺は1人で行ってしまったことの心配よりも本当に死人が出るんじゃないかと天狼の奴らの方が心配になる。
周りにいた他の幹部も何を見たのかわからないのかポカンと間抜けづらを晒している。
御堂さんをここまで動かす人がこの世に存在するなんて....何者なんだ....
てか...え?俺のスマホにヒビ入ってませんかね....
--------------------------------
※気づけば1000近くの...信じられず何度も見返しております(´;ω;`)エールもご感想もお気に入りも頑張ろうという支えになっております...!!本当にありがとうございます!引き続きお楽しみくださいませっ
「(非通知かよ)........」
「御堂にお前のオモチャは預かったと伝えろ。返して欲しいなら1人で△□ビルに来い。」
「あ"?!?んだとこらぁっ!!」
プッツーツーツー
非通知の電話があり、その後写真も送られてきた。
なんだこの普通の男子高校生は?
拘束されてるので、人質のつもりなんだろうが.....
俺らの総長がそんなの気にするわけないだろ.....
と思いながらも一応報告に行くことにする。
俺は、海道。ここらの地域をまとめるレボルトの副総長だ。
元々あるチームの総長だったが、御堂さんの、同じ人間とは思えないような強さに吸い寄せられて、自分のチームも率いて御堂さんを総長に祭り上げてレボルトを新設した。
審査をして精鋭を揃えているつもりだが、今では100名近くになっている。
御堂さんが決して望んだわけではなく、彼はただ暴力をストレス発散にしているくらいの位置付けで、総会などにも気まぐれでしか来ない。総長とは言え、手の届かないカリスマのような存在だ。
だが、無慈悲さ、残虐さ、強さ、何をとっても人を征服する側の人間なので、皆彼がトップであることを誇りに思っている。
チームに対しても情など感じたことはないが、戦術など指示は全て的確である。
基本喜怒哀楽など感情が動いているのを見た記憶はない。強者としては圧倒的だが、情というものを生まれる時に置いてきたような人だ。
彼女という特定の存在は見たことがないが、整いすぎた顔なので、中身はともかく外見だけで女はひっきりなしに寄ってくる。気が向くときは相手にしているようだ。
一度きりの関係として割り切れず、女が勘違いして追ってきても『お前だれ?』で終了だ。
人質なんて最も効果がない人である。
今日はたまたま集会所に御堂さんが来ているとメンバーから連絡がきたので、一応伝えるか。
「御堂さん、今日おそらくタイミング的に天狼の奴らから連絡がありまして。スルーでいいかと思ったんですが御堂さんのオモチャを人質に取ったと...写真まで送られてきまして。」
『...見せろ』
え?絶対写真も見ずにほっとけで終了かと思ったが意外だ。
「こちらになります。」
スマホを渡して、写真を御堂さんが確認した。
『....くく。牢に入れてでも...か、確かに父親からの唯一の学びだな。』
こんな気味が悪い笑いは初めて見た...御堂さんの雰囲気が一気に鋭いものになり、呼吸が浅くなる気がするほどの殺気が一気に漂う。
これほどまでの御堂さんの圧はどんな大きな抗争でも感じたことがない。
『どこ?』
「△□ビルです」
『行ってくるわー』
「え?!ただのガキじゃないんすか?」
『ただの...?』
さらなる殺気だ。発言を間違ったことだけは分かる。
「すんませんっ!!」
『俺のだから。返してもらうわ。』
と言って本当に1人で向かってしまった...だが俺は1人で行ってしまったことの心配よりも本当に死人が出るんじゃないかと天狼の奴らの方が心配になる。
周りにいた他の幹部も何を見たのかわからないのかポカンと間抜けづらを晒している。
御堂さんをここまで動かす人がこの世に存在するなんて....何者なんだ....
てか...え?俺のスマホにヒビ入ってませんかね....
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※気づけば1000近くの...信じられず何度も見返しております(´;ω;`)エールもご感想もお気に入りも頑張ろうという支えになっております...!!本当にありがとうございます!引き続きお楽しみくださいませっ
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