鬼の宴

スメラギ

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葉月之書

3.まぁ、そういう奴だよな!うん、分かってた!

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 話を聞いた数ヶ月後の事である…
 夕飯を食べてソファーでくつろぎながらテレビを見ていると…
 隣に座っていた葉月がおもむろに口を開いた。

 「ねぇ、累」

 その物言いに何か親近感がわいた。

 「何だよ?」
 「俺、美幸アレとのつがいを解消するから」

 葉月の言葉に驚きすぎて思わずテレビから葉月へ顔ごと振り向いた。そんな俺の様子を見て目を細めているが、特に気にした様子もない。
 葉月にとってつがいとのつがい解消は瑣末事のようだ。
 あれだけ嫌っていたのに…もう少し何かあっても良いだろうと思わなくもない…

 「えっ!?まだその時じゃないって―…」
 「うん。言ってたね。」

 その時が来たんだよ。と笑みを浮かべて更に言葉を続ける。

 「ほーんと漸くだよ。前に言ったよね?『神木かみき』のつがいいろいろ・・・・と狙われているって」
 「あーうん。そんな話、あったな。」

 俺には関係ないな~と思っていたので、話し半分で聞き流してたなんて言えない…
 葉月は気づいているのか、いないのか、別段気にした様子もなく言葉を続ける。

 「アレ、強い鬼の伴侶はんりょも同時に狙われていたんだよ。」
 「マジ?」
 「うん。マジだよ。それで、時期を見極めてたんだけど…漸く問題が解決してね…その問題に便乗して邪魔者を一掃できたんだ。」

 素晴らしい成果だと思うけど?なんて言いながら笑みを浮かべている。
 何も知らないヤツから見れば王子様スマイルに見えて、ときめくところだろうが…
 生憎、俺は知らないヤツには当てはまらないので、その笑みにときめくどころか戦慄する…。

 「じ、邪魔者?」
 「あぁ、そう、邪魔者。俺たち・・の障害になりそうな奴らの事ね。現つがいも邪魔者だね。美幸クソ女とのつがい解消はそれの総仕上げみたいなモノだよ。」

 なんて事はない風に言っているが…この口振りからするに徹底的にやったんだろう事は容易く想像できた。
 しかも、クソ女って…心の声が出てますよ~っと内心半目になっていたが…アレ?っとなった。

 ん?聞き逃しそうになったけど…今、『俺たち』って言った?

 「なーに百面相してるの?面白いんだけど…」
 「う、うるさいな…それより今、俺たち・・・って言った?」
 「フフ…うん。言ったよ。累の口は素直じゃないからねぇ、外堀から埋めてみたわけ…後顧こうこの憂いがなかったら断り辛いでしょ?」
 「はぁ?話が全く分からん」

 断り辛いって何だよと首を傾げてウンウン唸っていると、葉月は面白そうに俺を見ながら口を開く。

 「フフ…表情は素直だよ。分かりやすくて可愛いーね」
 「褒めてないだろ。」
 「褒めてるよ。俺なりにだけど…ま、その話は置いといて、今はちゃーんと俺の話を聞いてよね。」

 先程までのチャラけた雰囲気が消えた。今までの経験から、これは真面目に聞かないとヤバいヤツだと瞬時に理解して、姿勢を正して葉月を見た。

 「累、俺は君に自分の紋章を刻みたい。他の誰でもなく、累…君にだよ。」
 「っ…それって…」
 「累とつがいたい。俺のつがいになってほしいって意味なんだけど…」

 青天の霹靂とは正にこの事…驚きすぎて思考がストップした。
 頭の中で何回も葉月の台詞を繰り返し、理解すると…一気に顔に熱が集まり赤面した。

 「君を害するものは事前に排除するし…と言っても後はアレと解消して終わりなんだけどね…」

 若干、騒がしくなるかもしれないけど、直ぐに落ち着くでしょ。と言いながら俺を見ている…

 緊張なのか何なのか、カラカラに乾いた喉を潤すために唾液を数回飲み下して、漸く出た言葉は「マジで言ってんの?」だった。

 「こーんな、くだらない冗談なんて言うわけないでしょーが。真面目な話だよ。」

 俺のそんな様子を見かねてなのか、おかしそうに笑いながら俺に飲み物をくれる。
 
 しかも、聞けばその美幸オメガは俺の隠れ蓑だったのだと、問題が落ち着くまで待っていたのだと言われた。

 ちなみに俺の存在は全く気づかれていないらしい。それぐらい徹底的に隠し通していたようだ。
 ある意味凄いわ…この部屋に入り浸っていたのに隠し通す事ができていたとは…

 もしかしたら『神木かみき』という鬼は気づいていて知らないフリをしているだけかもしれないが、自分の庇護鬼以外には全く知られていないらしい。

 驚きすぎて何に驚いて良いのかもう、わかんねーわ…という状態である。

 「それで累、君の返事は?まぁ、顔を見れば返事なんて分かりきっているんだけどね。」
 「じゃあ、聞くなよ」
 「えっ…聞かなくて良いの?後悔しない?聞かなくて良いなら―…押し倒すけど本当に・・・良いの?」
 「お、おまっ…お前なぁ!押し倒すとか言うな!へ、変態!破廉恥だぞ!」
 「はいはい。変態でも何でも良いよ。そんなはぐらかしなんて要らないから―…"承諾はい"か"拒否いいえ"だけ言ってくれる?」

 その真剣な鋭い眼差しに、葉月の顔を直接見ることが出来なくなった。
 しかし、そんな事は許さないと言わんばかりに俺の顎を人差し指と親指で掴むと上を向かされる。
 その視線から逃れるように目を游がせる事しか出来ないでいた。

 「ほ~ら、言ってごらん」なんて小さい子に言い聞かせるかのように優しい声音こわねで言ってくる。

 「何、恥ずかしいの?あーんなキスした仲なのに?」という台詞にあの時のキスを思い出してしまった。

 「俺の勘違いではないなら―…累も俺に気があるはずなんだけど?どーなの?」
 「っ…」
 「フフ…ほーんと、表情は素直だね。俺は君の口から肯定の台詞を聞きたいんだけど?」

 少し困ったように目尻を下げた葉月に視線を戻すと、震える唇を1回だけ噛み締めてから口を開いた。

 「俺、素直じゃないよ。」
 「俺からすれば十分、素直だよ。」
 「可愛気ないし。」
 「フフ…ほーんと、分かってないなぁ。俺はどんな君でも受け入れられるし、愛せるよ。」
 「っ…な、何で恥ずかしげもなく言えるんだよ!あ、愛せるとか!」
 「累は恥ずかしがり屋さんだもんね~」

 そう言って葉月は俺を抱き上げて向かい合わせになるように膝に座らせた。
 腰はガッチリとホールドされていて近い上に逃げ場がない…
 こんな至近距離で見つめられて、心に余裕があるはずもなく、何故か泣きたくなった。

 「顔、真っ赤…」
 「っ…だ、誰のせいだと思ってるんだ!」
 「フフ…」

 何笑ってんだよ!と睨み付ければ、「誘ってるの?そんな顔して睨んでも恐くないよ」なんて言いやがる。

 「誘ってない!」
 「あー、もう、逃げようとしないでくれる?あまり焦らすなら―…返事はベッドの中で聞いてあげても良いんだよ?」

 その方が幾分か素直になれるでしょ?と言って服の中に手を入れようとしてきたので、慌てて制した。

 「なっ…ま、て…待って!言うから!ちゃんと言うから!」

 その物言いに嘗てないくらい身の危険を感じた。
 貞操の危機だ。葉月こいつマジだ。
 ビクビクしている俺とは裏腹に葉月は手を止めてこちらを見ている。

 俺がその視線に耐えきれるはずもなく……かといって逃げる事も出来ないので、最後の悪足掻きとして目の前の葉月コイツに抱きついて耳元で言った。
 
 「好き」
 「………。」

 なけなしの勇気を掻き集めて頑張って伝えたのに、言えと言った張本人が何のリアクションもしない。
 「何か言えよ!」と文句を言ってやろうと思い、首に回していた腕を緩めた瞬間、顔に影が落ちた。

「んんっ…ちょっ…はぁっ…ん」

 ワンテンポ遅れてキスされているのに気づいた。

 あー!俺のセカンドキス!もう少しソフトにいこうぜ!葉月さんや!という心の叫びが目の前のこの葉月に聞こえるはずもなく、されるがままに咥内を貪られたのだった。

 どれくらい経ったのか分からないが、漸く解放された頃、俺は酸欠でクタリと葉月にもたれかかることしか出来なくなっていた。
 凭れかかった俺の背中を優しい手付きで擦っている。
 
 「つがいになってくれるって事で良いんだね?」と最終確認だとでも言いたげに聞いてきた葉月に返せた言葉「もぅ、勝手にしろよ!ばかぁ」だった。

 「フフ…腰砕けるくらい気持ちよかったんだ~。」
 「っ…くそ、最悪…」

 悪態をついていると、葉月は俺の首もとに顔を埋めて、愛撫するかのように絶妙な力加減で甘噛をしてきた。
 途端に漏れ出る鼻から抜けたような甘ったるい自分の声に羞恥心が増す。

 「感度イイね」なんて言いながら首もとを入念に愛撫する。

 デリカシーはないのか!思ってても口に出すな!という意味を込めて「バカ!」と罵倒したが、全く気にした様子もない…が、次の瞬間、項に激痛が走った。

 思わず「い゛っ…!?」と大きな声が出て、反射で葉月を引き剥がそうと手で顔を押すが微動だにしないので離れてくれない。
 あまりの痛さに涙が滲んだ。藻掻くように手を動かして、葉月の背中を掻いていると、満足したのか葉月は顔を上げた。
 
 口元は俺の血で真っ赤に染まっており、物語に出てくる吸血鬼のようであった。

 そこで俺は意識を手放した。





 目覚めるとベッドの上に転がされており、葉月はいなかった。何かヤり逃げされた気分である…
 しかし、まだ行為セックスには至っていないらしい。
 首以外はどこも痛くないのだ…一応、そういう良心は持っていたらしい…睡姦すいかんとか笑えないと思っていたからこれで良かったのかもしれない…

 でも何か釈然としないが、取り敢えず顔を洗おうと洗面所に行くと首にはしっかりと・・・・・頑丈に包帯が巻かれており、『うわぁ』と首もとを捲ってみると、鎖骨やら胸やらに蚊やらダニに噛まれたのか!?と思うくらい赤い斑点が散っていた…

 何だコレは!とマジマジとソレを見て指でなぞっていると、いつの間に来たのか葉月と鏡越しに目があった。

 「キスマークなぞっちゃって、そんなに嬉しいの?」可愛いね~なんて言いながら背後から抱き締められる。

 何だ!この甘い雰囲気は!?

 「フフ…熱は下がったみたいだね。何か食べておいた方が良いね」
 「は?え?熱?」
 「そ、熱。あったんだよ?まぁ、気絶してから3日間目覚めなかったからね~」

 鬼の伴侶はんりょとして身体が変化するようで、その反動で高熱を出し、意識が戻らなかったようだ…
 項を噛まれ鬼の体液を受け入れると大体3日3晩は高熱で意識が戻らないんだと…
 伴侶はんりょになったΩオメガが通る道らしい…

 「包帯はもう暫くしておいた方が良いよ」
 「え、あ~うん。分かった。何時ぐらいに外せる?」
 「そーだねぇ…後4日間は外さない方が良いよ」

 その言葉を聞いて、風呂はどうするんだ!と問えば、「包帯ソレ、水を弾く特注品だから」と返ってきた。
 なんでも、つばさという『神木かみき』の庇護鬼仲間が手掛けたものらしい。

 鬼やその伴侶はんりょ専門医療のスペシャリストなのだとか…
 専用の抑制剤なども手掛けているらしい。高性能でありながら副作用もない素晴らしいものなんだと…

 首に鬼が噛んだ後がない一般人のΩオメガの薬は効かなくなるので、今までの抑制剤は飲めないらしく「今日からこっちの薬を飲むんだよ。」と目の前に錠剤の入った袋を置かれた。

 しかも、聞けば発情状態の時に噛まれていたら首に痛みはなかったらしい…
 「俺は激痛が走ったんだ!」と怒れば、「あ~、アレね。わざと痛くしたんだよ。」と笑っている。
 そして、続いた言葉は「だってほら、破廉恥な変態なんでしょ?」だった。どうやら根に持っていたらしい…

 「まぁ、でも、泣き顔も可愛がったよ。」なんて笑っている葉月に再び戦慄した瞬間だった。

 「初夜は発情期にしようね~。まぁ、俺は今からでも全然良いよ~」なんて食えない笑みを浮かべているので、思わず殴りたくなったのも仕方ないといえよう…

 しなかった俺は偉いと思う。後が恐い…

 咄嗟とはいえ「発情期の時でオ願イシマス。」と片言でお願いしてしまった事にたいして既に後悔の念に駆られている…
 なんて事を言ってしまったんだと…自分を殴りたくなったくらいである。





 首の包帯が取れた頃…首にはくっきり・・・・と葉月の紋章が刻まれていた。
 項には噛み跡…もう、痛みはなくなっていた。

 「外に出るときは必ず・・つけておいて」と渡されたのは艶やかに光る高級な革の保護具…見るからに一級品だとわかるモノ。

 葉月の瞳の色とお揃いで作られており、美しい紺碧の色の革に紋章は金色で描かれていた。
 つがいは必ず首に保護具が贈られる。刻んだ鬼以外の者が噛み跡付近に触れると拒絶反応が起こるらしい。

 聞いた話によると…伴侶はんりょとなった者は一目でわかる所、もしくは直ぐに見せれる場所へその鬼の紋章が描かれた何かを身につけておかないといけないという暗黙のルールがあるんだとか…

 俺には保護具の他にピアスが贈られた。これまた紺碧の色に金色で紋章が描かれていた。その精妙な出来に感服した。
 しかも、このピアス…革特有の光沢ではなく、宝石の輝きである…

 聞けば、その宝石はアウィナイトと呼ばれるモノのようだ…調べてないので、相場が幾らなのか分からないが…決して安くはないだろう事は分かった。

 ピアスの穴なんて開けてないと言えば、返ってきた答えは「あ~、それならねぇ、寝込んでる間に開けちゃった~」だった。
 寝込んでる間に傷物にされていたらしい。恐ろしい奴だ。

 眩しいくらいの笑みを浮かべながらご丁寧に手鏡を手渡してきたので、引ったくるように奪い取り確認すると、耳にピアスの穴がキレイに開いていた。

 マジだったー。と目を隠すように手を当てて上を向いてしまったのは仕方ないと思う。
 葉月はそのピアスをさっさと俺に着けた。防水加工を施してあり、金属アレルギーであった場合の事も考慮して作ってあるようで、生涯・・外さなくても大丈夫のようにしてあるのだとか…

 鬼ならでは・・・・つがいに対する独占欲のようなモノらしい…これくらい普通だと言っていた。

 が、『神木かみき』という鬼がここまでするヤツではないと、結構良心的であると知るのはもう少し後の事だった…
 庇護鬼仲間の中にはコレより凄い鬼も居るんだとか…想像が出来ん。

 そして、極めつけに『家族カード』なる物を手渡された。これを発行したのは初めてらしい…それと、葉月名義・・・・の通帳のカードだった。

 家族カードと一緒に使うと面倒な手続きをしなくても直ぐに引き出せるらしい。
 家族カードを使えば他の手続きも同じように面倒な行程をすっ飛ばせられるんだと…

 ちなみに葉月名義方は全く手をつけていないらしい。上から支給される通帳とは完全に別物なんだとか…

 あぁ、俺は葉月の特別になったんだと実感した。むず痒い気もするが、嬉しいとも思う。

 「使わなくても良いけど、こちらも一応、渡しておくよ。一応ね。」と言って上から支給されている通帳とカードを手渡された。引き出し方は葉月名義のものと同じで良いんだと…

 必要な事を一気に話されて、少し落ち着いた頃…
 思い出したかのように葉月は徐に口を開いた。

 「あ、今日から俺、正式に咲島さきじま 葉月はづきになったからね~。これから末永~く・・・・ヨロシクね~」

 『末永く・・・』を強調しながら笑みを浮かべて言っていた葉月の顔を忘れる事はないだろう。

 だって、凄く恐かった。コクコクと頷く他なかった。
 恐らく、葉月自分から離れる事は許さないという事だろう。

 葉月曰く、家族カードを発行したのは初めてらしい…
 前のつがいは面倒な手続きの一切を行っていたようだ。強欲の賜物である…
 発行の際に余分な手間が省けて良かったと言っていた…

 その後の細かい説明を受けた後、頃合いを見計らい3日間寝込んでいた間の事を聞いてみた。

 教えてくれる事に期待はしていなかったが―…
 葉月自身、別に話しても大丈夫であり、特に問題ないといった返事が返ってきたので詳しく聞く事にした。
 



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