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僕の可愛いアルファ君。
06*
しおりを挟む口を塞いでいるのとは反対の手で勃ったソレを必死に隠している。僕はその手を上から覆うように自分の手を重ねた。
身長差があるからなのか…僕の手は千歳の手より少しだけ大きい。まぁ、僕と同じくらいの身長のアルファだったなら僕の手より大きいのだけど…。
千歳は身長的にこれで十分な大きさの手だ…。
「っ…ましゃき!」
なんて噛み噛みで言われても止めてやる気はない…。
「大丈夫だよ」
そう優しく耳元で囁くと、ビクビクっと身体が反応した。どうやら千歳は耳も弱いらしい…。
顔もオメガ顔負けのエロさである…。これで『止めろ』と言われても全く説得力がない…。皆無だ。
「ぁ…ンっ…だ、だめぇ…」
「ダメじゃないよね?ココ、勃ってるじゃん」
そう言って先端を親指の腹でグリグリしてみると、千歳はイヤイヤと首を横に振り、快楽を誤魔化そうとする。
「まってぇ…さき、ぐりぐりしないでぇ…」
「出しちゃえば楽になるから。出しちゃいなよ」
なんて言いながら、千歳の手ごとソレをしっかりと掴み、上下に優しく扱く…。強弱をつける事も忘れない。
「あぅ…だ、めっ…でるぅ…でるからぁ…」
「良いよ。出して。」
「まさきっ…」
「イキなよ」
そう言って空いている手で胸の頂きも弄り倒すと、千歳は身体を震わせて先端から白濁を飛ばした。
僕の指を汚し、浴室の床を汚した千歳は身体を震わせてイッた余韻に浸っている。
「んっ…はぁ…ぁ…」
「気持ち良かった?」
という僕の声で我に返ったのかー…ワナワナと震えて涙目で睨んでくるが…身長差で上目遣いになっている分、誘っているようにしか見えない。
ここまでシといてアレだけど…流石に番っていない者とは最後までする気はない…。
「はぁ…ン、やめてっていった…。」
「途中でストップはキツいと思ったんだけど?」
「まさきにしょりさせるっ…、つもりはなかったのに…」
なんて罪悪感に苛まれたような顔をする…。
いや、僕は千歳にブン殴られて罵倒されても仕方のない事をしたような気がするんだけど…。間違ってないよね?と心の中で自問自答をした。
思い返してもー…、そうだよね…。殴られても仕方ないよね。にしかならなかった。
この状況を見るに、千歳は僕の事を嫌っていないように見受けられる。
しかも、この期に及んでシュンとして「ごめん」なんて謝ってくる始末…。思わず心配になり、千歳の旋毛を凝視してしまった。
「いや、気にしなくて良いよ。僕もシてあげたくて、シただけだし…」
「でもー…嫌だっただろう?『番』でも何でもないアルファの陰部に触れるのなんて…」
そう言ってガッツリ落ち込んでいる…。『え、この子アホなの?大丈夫?』となってしまったのは仕方ないだろう…。
良からぬ輩にヤられてしまうような気がしてならない…。
「嫌ではなかったね。まぁ、アルファだからって誰にでも触れるってわけでもないけど…。」
そう言うと、あからさまにホッとしたような表情を浮かべていた。
いや、流石に僕もそこまでビッチではないんだけど…。別に飢えてないし…。
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