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Main Story〜アルファな彼とオメガな僕。〜

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 お尻の谷間を左右へと広げられ孔が崇陽さんの眼前に曝される。挿入を待ち望んでいるソコはヒクヒクと動き崇陽さんを誘っている。
 僕のお尻にキスをすると『ヌプリ』と1本だけ指を挿れた。具合を確かめるように小さな動きで蠢くと直ぐに指を引き抜く。

 戸惑うように顔を上げて崇陽さんを見ると僕の視線に気づいたのか、身体を倒し耳の裏をねっとりと舐め上げて項に吸い付いた。

 「んんっ…あっ!!」

 身体を駆け巡った強すぎる快楽と安心感に声を抑える事ができなかった。そして、間を置かずに中指と薬指を揃えて挿れてきた。
 『ヌチュリ』とすんなり崇陽さんの指を受け入れたソコは締め付けるように動いている。

 「ぁああっ!!」
 「蒼は奥も好きだけど、ココを掻き混ぜられるのも好きだよな?」
 「ひっ…わ、わかんないっ!!…っ…だ、めっ…ン…!!」
 「そうか…けど凄く指を締め付けて離そうとしないぞ?」

 僕のイイトコロを掻き混ぜながら言ってくる。喘ぐ声を抑えられず、シーツにしがみつき噎び泣いた。
 掻き混ぜられると2度目の絶頂が直ぐそこまで来ていた。すると突然、刺激が止んだ。

 どうして良いのか分からずシーツから顔を上げて戸惑うようにすぐ背後におり密着している崇陽さんを見つめると項に舌を這わせ軽く歯を立ててきた。

 「んんっ!っ…ぁぁああー!!」

 指で後ろを掻き混ぜられたわけでもなく、ただ項を舐められ噛み付かれただけで仰け反りシーツに自分のペニスを擦り付けるようにして達してしまった。

 生理的に溢れた涙を優しく拭き取ると向かい合うように膝へ乗せられた。
 イッた直後に体勢を変えられるのは辛い。触られると凄く感じてしまう。女の子の甘えたような声が意図せず出てしまう。

 「んん…だめっ…ゃ…ン…」
 「その顔と声めちゃくちゃエロくて可愛い」

 触れてくる手に変な声が漏れ身を捩っていると口の端にキスを落とされ耳元でそう囁かれた。
 その少し掠れた声が妙にエロくてオメガの子宮がキュンキュン疼いた。

 「も、ほしい…」

 潤んだ瞳で見つめつつ、ギュッと崇陽さんの手を握って頬擦りしながらお願いをすると微かに目が開かれた。
 そして、僕が握っていた手を引いてそのまま自分の口元を隠すように持っていきスッと視線が僕から外れる。
 外された視線に悲しくなるが、それも一瞬で、直ぐに崇陽さんの目尻と耳がほんのり赤くなっている事に気が付いた。

 「蒼、それ反則…」

 そう言って視線を僕に戻すと僕の手の甲に啄むようなキスをしながら時々甘噛みをしつつ獲物を狩るような鋭い目つきで僕を見ている。
 その崇陽さんの瞳の奥にメラメラと欲望の炎が揺らめいているような気がした。

 
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