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繫殖場 *(BL、ロリあり)

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「ではここに書いている呪文を唱えると魔法が使えるようになるわけですね」

「ああ、だが今は使うなよ、ここの数値魔力が空になると気を失う」

俺はステータスプレートの使い方を、簡単に隆に父親に教えていた。
プレートを横に持ち下側の淵を二度こすり、魔法項目に触れると呪文が出てくる。



これはステータスプレートの裏技だ隠し機能だ

ここ奴らが騎士この機能の説明しなかったことを見ると忘れていたのか、まだこいつら奴隷勇者にはまだ教えたくなかったかのどちらかだろう。
この隆と言う男は日本ではそこそこ肉体労働をしていたらしく、多少は筋肉がついてはいるみたいだが、格闘技どころか運動さえもしたことがないと言っているので、これから多少鍛えたところで戦力にはならないだろう。

「はい竹中さん」

いやしかし年上のオッサンに懐かれてしまった。年上のオッサンに懐かれても、困るのだけどもな。

「とりあえず俺はここを出る。ついて来たいなら娘を背負ってついてこい。それと最初にいた部屋を案内してくれ」

いつまでもここにはいられない。
ここに居る奴らをすべて殺して、ダンジョンに向かおう。

「はい!」

隆は嬉しそうに応える。
チッ、長い事日本で生活して、雄馬の性格が身についてしまった。

昔ならこんなオッサンは鬱陶しいから、とっとと殺して希美を強姦ぐらいはしていただろうが、今は全く思わない。
さっきの姉妹にもかけた慰めの言葉も、昔の俺なら言わないはずだ。
それはレベルが低いせいなのか、無意味な性欲は湧いてこない。
これは単に雄馬との約束を、守っているだけだと思いたい。
同じ魂とはいえ、雄馬とは全く正反対の性格をしていた。日本での雄馬は自分の事より他人を気にする奴だった。
……俺がこの世界で培った性格の真逆だったから、無意識にそんな性格になったのかもしれない。
だが、再びこの世界に来たのならそんなことは言ってはられない。
とりあえずは、俺をここに呼び寄せた奴らは皆殺してやる。

そのためにはまずはダンジョンに行って魔物を倒し、レベルを上げないといけない。
このままではレベルが低すぎて複数を同時に相手するとなると、倒すのがきついだろう。
ここが城からどのくらい離れているかわからないが、近くではないはずだ。
転送の門を使わずにここに来るとなると、気づくまでの少しのタイムラグあるとしても、追手の者がここに来るそれまでには奴らを駆逐ができるぐらいまでに、レベルを上げないといけない。




「ここです」

隆が部屋を指し示す。

「わかった、他の部屋を探って欲しい。監禁されている人と服を探してくれ。倉庫みたいにところに服があるはずだ」

「でももし……あいつらに襲われたら……」

不安そうな顔で俺を見つめる。

「その時は逃げるかどこかに隠れてくれればいい。俺はこれから召喚された人達を解放をする。助ける人を探すためには人手がいるので……隆さん頼みます」

最後に少し見つめてから、名前呼びをする。

「わっわかりました」

こいつ隆は単純だ。
これだけで満面の笑みを浮かべて、嬉しそうに他の部屋を調べにいった。



さて……俺はまたキランの姿に化けて扉を開ける。
中に入ると小学生高学年ぐらいの男の子と女の子が、水色と紫色と赤色の髪の男達騎士達に犯されいた。

「あっああっいやっやめて」

「おらっもっとよがれ」

バックの体制で手で尻を開くようにして、女の子のマンコにチンコを突っ込んでいる。
紫色の髪の男が、血がにじむぐらいに尻を掴んでいる。
可愛い顔をした白人の女の子でその顔には涙と悔しさを浮かべていた。

「ほれ舐めろ!噛んだら殺すぞ!」

水色の男が女の子の髪を掴み、無理矢理にチンコを咥えさせる。

「うんんっんん」

喉の奥にまで突っ込まれたチンコを苦しそうに舐めていく。抵抗はしたら殺されると分かっているから必死に苦しそうに舐める。

「いやっだぁぁああ痛い痛いよー助けて」

隣で犯されている男の子が、泣いて助けを呼ぶ。

「ハハハハハもっとよがれよがれ」

赤い髪の男は少年の足を掴み、胸まで押し付けて二つ折りにすると、無理矢理にアナルに怒張したチンコをねじ込んでいる。
そのせいか少年のアナルは裂けて、股間からは血が垂れている。

そして部屋の端には女達と子供達がその行為を恐れるように見ていた。
なるほどなんとなくわかった。

少しでも戦闘が出来そうな男たちならばダンジョンに直接連れていくか、闘技場で戦わせる訓練してからダンジョンでレベルを上げる。
そして魔法や能力が使えない者や、戦闘力が無い女と子供はここで犯して楽しむ。

この部屋は繫殖場で、女を種付し妊娠させて新たな奴隷を繫殖させる。男の子を犯しているのは単に楽しむためだ。

……こいつらは変わらないな。
何人かは首輪の色も変わっている。
……つまりは一度は殺している。そしてどうやって殺したかは大体想像はつく。
そして部屋の端には何人かの女と子供の全裸の姿で、首輪の魔石が赤色になって倒れていた。

「あれキラン騎士長?どうしました」

女の子を犯していた紫色の髪の男が、こちらを見る。

「向こうが終わってな、奴は飽きたから俺も混ぜてくれ」

俺がゆっくりと3人に近づく。

「キラン騎士長は好きもんですよね、俺たちは3巡しましたがまだまだ楽しめますよ」

水色の男が嬉しそうに言う。

「……誰だお前? 」

隣にいる少年を犯していた赤色の男が、素早く立ち上がり剣を掴む。

「おっおっどうしたマック」

紫色の男は、キョトンとした顔をする。

「ロイド、ウィン、剣を取れこいつは偽物だ」

ちっ気付いたか!?
俺は素早く持っている剣を抜く。

「えっ?どういうことだ」

ロイドとウィンと呼ばれた男は戸惑いながらも少女を犯すを止め、立ち上がり剣をとる。

「こいつはキランと違うぞ……このガキの鑑定能力で分かったぞ!」

くそっタイミングが悪かった。
少年が鑑定能力持ちで、無意識のうちに俺を鑑定してしまったのか!
セックスして肉体が粘膜で繋がっている時は、能力を伝えやすいからな!

「何者だ!」

マックが俺に剣を向けて言う。
仕方がない、俺は隠蔽工作解く。

「貴様は……外れの者だな!」

水色の男が怒鳴る。

「ロイド本当か!」

茶髪の男叫ぶ。

「ああ、ウィン……見たから覚えている、キラン騎士長がネムが気に入っているから犯すって言っていた」

「キラン騎士長は?まさか……許さんぞ貴様!」

マックが憎しみを持って俺を睨む。
そして3人は素早く戦闘モードになる。ちょっとこいつら厄介だな……。
ここで戦いになると、さっきみたいに近くにいる女や子供を人質を取るかも知れないし、3人同時はきつい。

だからと言って3人相手では逃げることもできないだろう。

3人が同時に俺に襲い掛かってきた。この3人は戦いに慣れているためか、絶妙なコンビネーションで俺に斬りかかる。
マックが左から、ウィンが右から、そしてロイドが真ん中からの攻撃だ。
俺の逃げ場が確実になく、反撃すら与えないようにする攻撃だ。

仕方がない、使うか!

「止まれ!」

俺に剣が当たる直前で、周りの音が無くなる。
マックとウィンが左右から同時に切りつけ、そしてロイドが脳天から剣を振り下ろそうとしている。
だがしかし、その3人が空中で、動きを止めている。

そう俺の『時間操作能力』で時間を止めたのだ。
瞬時に風魔法で空気を取り除く。それをするのは空気が重いからだ。それはまるで水の中を動くようなものと思ってくれていい。
時間が止まるということは、空気の動きも止まるという事だ。

俺は素早く3人の首を剣ではねる。
この能力を使うと呼吸も出来ないし、一秒ほどで魔力が100ほども減るのだ。
だから多用はできない。

「動け!」

時間が動きだす。
すると俺がいた場所に剣が振られるが、すでに俺はその場にはいない。
そして3人の男たちの首が、ずれて地面に落ちていく。
身体だけがその場を狂ったように、暴れながら倒れていった。
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